お願いお狐様  ( 〆 ) 

  お願いお狐様  ( 〆 ) 

ようかいさん  2018-07-31 20:21:27 
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迷い込んだ >23697 様専用











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  • No.1 by 迷い込んだ男  2018-07-31 21:51:41 







( / 背後から失礼します。 お相手していただけるようで大変嬉しいです…!、 これからどうぞよろしくお願い致します。 もしこれ以降なにか相性不一致などありましたら、お気軽に仰って下さい。 こちらのpffですが、割とオッさんな感じにしてしまいましたが如何でしょうか。 添削はいくらでも致しますので、何か萌え萎え等あれば何なりと仰って下さい。 )








  • No.2 by ようかいさん  2018-07-31 22:14:34 








( / 改めて、この度はお声かけ下さりありがとうございます。また、移動もありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします!募集時にも記載しましたが年齢や性格などは自由なので大丈夫ですよ。寧ろオッさんは大歓迎です!一先ずpfを拝見したいです。こちらも考えたのですが、人間を避けていた理由を二項のうちどちらが貴方様が進めやすいか決めていただきたいです。)

1:遠い昔、言葉が喋ることが出来る狐だと人間に捕まり見世物にされていた。一部の人間はそれを不気味がって挙句の果てに粗末な社に封印されてしまう。その封印を偶然迷い込んだ貴方がこれまた偶然に解いて、約何百年ぶりに陽の光に当たり…。
2:傷付くことが怖くて何かあったわけではないが人間を避けていた。人間の姿にもなれるのに一度も森から降りたことはない。この身をもってから今までずっと深い森に住んでいて…。








  • No.3 by 迷い込んだ男  2018-07-31 23:16:21 








( / よろしくお願いします!、 ありがとうございます、それでは下にpfを貼っておきますのでなにか質問等あれば何なりと…!、 そうですね…どちらも素晴らしい理由で選びがたいですが、1がこちらの想像していたイメージと合うかと思います。 )



迷い込んだ男 / 早乙女 秀 さおとめ しゅう
年齢 / 30代以上

容姿 / 身長185cm。鍛えていた為ガタイも良いが温厚で柔らかい雰囲気。今まで染めたことのない柔らかい色の黒髪で、カジュアルなショートカットヘア。 垂れ目で茶色がかった瞳。 良家出身で身なりは整っていて、装飾物はなくシンプルな服装を好む。あごひげは生えやすいが毎朝剃っている。

性格 / 老若男女誰にでも分け隔てなく接する人当たりのいい人間。 よく甘えられたり頼られたりするが大体断れない。心の許した人には頬を撫でる等触れる事が多く、天然誑し。 あまり自分から恋はした事はないが、好きになれば一途。

備考 / 家に縛られるのを好まず、早々に一人暮らしを始めた為生活力があり、料理も得意。 幼い頃から人ではないものが見える体質で家からも友人からも遠のかれ独りであった過去があるが、物心ついて早々にそれは周りの人間と同じではないと気付くと今の今まで隠し通す。他人に忌み嫌われる事を恐れた故の人当たりの良さ。







  • No.4 by ようかいさん  2018-08-01 08:18:11 








( / pfをありがとうございます。お声掛けしていただいた際の簡単なpfから想像していた以上の素敵なキャラで心躍ります!削り箇所など全く問題ありません!
では、1を前提に進めさせていただきますね。此方もpfを貼っておきましたので、何か付け加えてほしい点や削ってほしい点等がありましたら遠慮なく仰ってください!)


■ 狐の姿
□ 人間の姿

名前 / 無し
年齢 ■ 数えるのはとっくの昔に止めた。
年齢 □ 見た目年齢は20代後半〜30代前半

容姿 ■ 四足歩行だが、立てば170センチほど。汚れを知らないような真っ白な毛並みは絡まることなくサラサラ。身体と同じくらいのとても大きな一本の尻尾は先だけ黄色でグラデーション。吸い込まれるような真っ黒な瞳も尻尾と同じく黄色のグラデーション。
容姿 □ 透き通るような白い肌、艶のある唇はルージュを引いたように朱、真っ黒で癖のないサラサラな黒髪は長くもなく短くもなく。つり目である瞳の色は狐の時と同様。身長は176センチ。服装は一輪の菊だけが描かれた白色の浴衣でなんとも言えぬ不気味感。下は一本歯下駄。

性格 ■ 人間をずっと避けてきたし、山奥で仲間もいないため言葉数も少なくて疑い深い。特に人間に対しては警戒心剥き出し。本当は喋ることも笑うことも大好き故に慣れるとお喋り。長い間山奥に住んでいたので世間知らずで、更に少し抜けている部分も。黙っていれば美人なのに喋ると残念。だが言葉使いも仕草も流石と言うべきか上品。
性格 □ 狐の時と同様。新しいものが大好きで特に食文化に興味津々。その割には機械に弱いしカタカタにも弱い。

参考 ■ 狐の姿をしている時も言葉を喋ることが可能 / 遠い昔、言葉が喋ることが出来る狐だと人間に捕まり見世物にされていた。一部の人間はそれを不気味がって挙句の果てに粗末な社に封印されてしまう。そのこともあって人間に対する偏見が激しい。








  • No.5 by 迷い込んだ男  2018-08-01 09:44:50 









( / お褒めの言葉ありがとうございます…!、 狐様のpfもじっくり拝見させていただきました、とても美しい狐様で…!、想像以上です、添削なんて必要ありません、素晴らしいです。 これから物語を紡いでいくのが楽しみで仕方ありません…!、 ところで、世界観について質問なのですが、時間軸は現代と想像していましたが、背後様はどうでしょうか。 こちらはあまり地雷はなく臨機応変に対応できるかと思われます。 )








  • No.6 by ようかいさん  2018-08-01 10:37:32 










( / そう言っていただけて嬉しいです。ありがとうございます!説明不足で申し訳ありません。時間軸は此方も現代を考えていました。封印が解かれてからは貴方様の好きなように、成り行きで進めていただいて大丈夫です。また、まだ人間慣れしていない最初の頃ですが人間に対して恐怖心や敵意剥き出しの為、少々冷たくて面倒臭い性格だと思います。把握お願い致します。他に何か質問等ありますか?)









  • No.7 by 迷い込んだ男  2018-08-01 18:16:22 








( / 了解致しました!、 全然構いません、冷たい対応から打ち解けていけるのが楽しみで仕方ありませんので…!、 成り行きでの進行、把握しました。 その他何か不都合等あれば気軽にお声掛けください。今のところ質問はありません。 こちらが先レスで構わないのですが、こちらの事情で今少し忙しいので、夜には出せると思います。 少々お待ちいただければ…!、 )








  • No.8 by ようかいさん  2018-08-01 19:07:06 









( / ありがとうございます。此方も今から物語を進めるのがとても楽しみです!同じく、何か不都合等あれば気軽に仰ってください。承知致しました。貴方様が先レスの方が話が進めやすいと思いますので、夜になっても構いませんので先レスお願い致します。本体はこの辺りで下がりますので、また何かありましたら!改めてこれから宜しくお願い致します!)








  • No.9 by 早乙女 秀  2018-08-02 09:16:07 







…参ったな、 ( 休日に少し遠出をと思い都会から少しばかり離れたところに気分転換に来てみれば、いつのまにか周りには誰もおらず、日々の疲れをマイナスイオンで癒そうかなんて考えが間違いだったのだろうか、一人歩く足取りは重くなる一方で。普段から見て見ぬふりをしている小さな見えざるものたちがこちらの様子を伺っている気がするが、普段通り見て見ぬふりをし昼か夜かも分からないくらい生い茂った森の中を歩く。 すると、ちりん、と鈴の音が響いた。 誰かいるのか、と思うが、霊感というか自分の直感的にこれは人の気配ではないとすぐに気付いて。 あたりはたちまち霧に囲まれ進む足が止まる。 ひやりと背筋が凍りごくりと喉を鳴らすなか、霧の中から薄っすら見えてきたのはぽつりと佇む小さな社。 恐る恐る近付き、その社を覗き込むとおもむろに垂れ下がる古びたしめ縄に触れ。 )








  • No.10 by 狐  2018-08-02 18:13:55 








___ …何故人間がこんな所に?
( 誰かが封印してあるしめ縄に触れたのだろうか。辺り一面の霧が濃くなり、その霧が消えると社の前に大きな身体を据え。何百年、いや何千年振りに出た外の世界。久しく動かしていない身体を解すために首を高々と伸ばす。耳がひょこり、毛並みがさわわと風により優雅に靡き。少しずつ少しずつ目を開け、目覚めて一番に見た物は可憐な花でもなく、小さく可愛げのある小鳥でもなく、自分を勝手な事情で封印した憎くて堪らない人間。こんなに森の奥深くにこの人間は何の為に来たのだろうかと頭に浮かんだ疑問をそのまま問いかける。もし迷っている等なら自分の封印を解いてくれたこの人間にお礼をしてやってもいいと思ったが、自分は何よりも人間が嫌いだ。走り去ってもらう為に少し驚かさてやろうかと思い、顔を一気に相手の前まで近付け、自慢の大きな尻尾を相手の身体の後に回して擽るように背中を包み。人間の言葉を話す大きな狐を前にして逃げない強者は居ないだろうと、怖がらせることに畳み掛けるように鋭く睨んで。 )









  • No.11 by 早乙女 秀  2018-08-02 22:05:56 








–––…ッ!、 … 美しいな、 君は …、
( しめ縄に触れた瞬間、辺り一面自分とこの社を囲うように立ち込めていた霧が晴れる。 一瞬何が起こったか理解ができずぱっと顔をあげ辺りを見回すと、目に入ったのは美しい毛並みを持った、大きな狐。風に靡く白い毛並みと、凛と立つその姿は見惚れるに値して、思わず目が丸くなり息を呑んでその大きな狐を見つめて。 するとその美しい狐と目が合い、近付いてきたかと思うとふわりと尾に包まれ身動きは取れなくなり。 頬や手擽ぐる風に靡いた毛並みは心地よく、目の前にした瞳は吸い込まれそうで、すっかり狐に心を奪われてしまう。 心を奪われたまま無意識に口を開くと、思わず美しいと呟いていて。美しさへの驚きの方が大きく、狐が人の言葉を喋っていることに何も不思議に思わずにいて。 美しい狐が人間を憎んでいるなんぞ露知らず、その毛並みに触れて見たいとゆっくり手を伸ばし。 )








  • No.12 by 狐  2018-08-02 23:06:10 








… 汚らわしい手で触れないでくれないか。
( 今までの人間なら自分が少し睨んで尻尾で擽れば青白い顔をして逃げて行った。いや、自分が人の言葉を発した時点で虚を衝かれたように慌て逃げて行く。然しこの人間は驚いていたのは一瞬。そこからは驚くどころか物珍しくながめて魅入られたように茫然と恍惚と眺め入っていたように見え。妖怪である自分が言うのも変だが、その摩訶不思議で変わった男から発せられた言葉に驚かす側の自分が逆に驚かされ。人の言葉を話す大きな狐を前にして美しいなんて暢気な言葉を口にするのか。相手が驚かせてきたのはそれだけではなく、自ら自分に触れようと手を伸ばしてきて。先程まで雅趣に靡いていた尻尾で今度は厳しくその伸びてきた手を振り払う。人間なんて心の汚い者に触られては自分までもが汚れてしまう気がし。驚かす最終手段として霧を纏って人間の姿に化けて自分よりも背の高い相手に対して、冷たく鋭い瞳で憎悪と侮蔑に満ちた目線を送る。 )







  • No.13 by 早乙女 秀  2018-08-03 00:04:55 








っと…すまない、触れるのは好まな、いか、 … 君は人の姿にもなれるんだな、
( 視える体質であると色んなものを見てきていているが、流石にこれほど美しく気高い、人の言葉を喋る狐とは出会ったことはなく興味本位で触れようとしてしまったが、これまた美しい尾で遮られてしまう。 無慈悲に振り払われた手を見つめ、今まで視えてはいたが関わらないようにするために触れるなどはしてこなかったせいだろうか応じ方が分からず戸惑いが表情に出る。 手を見つめていた視線を美しい狐に戻そうとすると、先程まで輝いていた白い毛並みは霧に包まれ、自分を囲んでいた気配が消え、ふと瞬きをする間に目の前には人の姿が。 どこか艶めかしく、人間離れした雰囲気をもつ人の目を見ると、先程まで見ていた狐と同じ瞳をしていて、すぐにこの人の姿をしているのが狐だと気付き、ため息混じり呟く。 しかし、先程からこちらを見上げる目は鋭く突き刺さる視線で、それは生半可なものではないと感じると息を呑み。 )
––– 君は、この森の主なのか?、 何か不快な事をしてしまったなら謝ろう、
( しばらくその瞳に宿った憎悪から目が離せないままでいて、やっと絞り出した言葉は相手の気高い容姿を見て辿り着いた問いで。 ここまで憎悪の篭った瞳で見つめられてしまうとは、自分が何か気に障ることをしてしまったのだろう、ならば謝罪しなければとゆっくり言葉を紡ぎ。 )








  • No.14 by 狐  2018-08-03 15:21:21 








その質問に答えるのは、まずお前が私の質問に答えてから。
( 驚かせるつもりで人に化けたのにも関わらず、相手は寧ろ未知の世界への止みがたい歩みを続けるように関心や興味といった類の言葉を零し、また目線を送られ。これでは調子が狂う。若しかしたらこの男は人間ではなく同じ妖怪なのではないかという疑いすら生まれる。然し人間と妖怪の区別がつかなくなる程に自分の妖力は落魄れたとは思わない、否思いたくない。そんな事を考えていれば一つの問いかけが。未だに答えてもらっていない、何故こんな所に人間が一人で居るのかという問い、つまり自分の問いには答えていないのに自分に対して問いかけをしてくる無礼さに眉間に皺を寄せる。久しぶりに外の世界に出て一番妖力の使う人に化けることをしたからか三半規管がぐるりと動いたように眩暈が。視界に広がる霧を掻き分けるように首を横に振れば、まるで酒を飲んだように覚束無い足取りで一本後に下がり社の隣にある苔が一面に広がる大きな岩に腰掛け。さあ早く答えろと言わんばかりに相手の瞳を未だ疑いと不快さを含んだ瞳でじいっと体を突き通すほど鋭く見つめ。 )








  • No.15 by 早乙女 秀  2018-08-04 12:09:36 








質問…、 あ、ああ、俺はただこの森に迷い込んでしまって、
( 美しい狐、もとい大きな狐が姿を変えた美しい人のこちらを見る瞳の色は変わる事なくこちらを見据えていて、それに加え眉を顰められれば一層凄みが増し言葉を詰まらせる。 質問、と言われ相手の開口一番の自分への問いかけを思い出す。何故人間がここに、と言っていたことに迷い込んでしまった旨を話す。 が、話の途中で相手がふらりと覚束ない足で歩き出したかと思うと岩に腰をかけていて。 体調が優れないのだろうか、相手の前に膝をつき様子を窺おうとするが鋭い視線を向けられてしまえば、相手に向けて伸ばしかけた手は止まり。 )
… 本当に迷い込んでしまっただけなんだ、 そちら側に干渉する気もなかった。 …だから気を悪くしないでくれないだろうか、
( 未だに相手の視線は突き刺さり、自分は相手に危害を加えるつもりも人ではないものたちに干渉する気もないことを伝えたくて、声色を落とし、真っ直ぐと相手を見据え相手の問いに改めて応えて。ただ相手に干渉する気が本気でないのであれば相手に触れようともしなかったので、何故自分が今まで避けて来た人ではないものに触れようとしたのか自分の中に疑問が湧いていて。 )







  • No.16 by 狐  2018-08-04 14:28:59 








迷い込んだねぇ … なんとも人間らしい情けない理由だ。
( 人に化けることと人の言葉を喋ること以外に特出した能力はないが一応は妖怪。人間を脅かしたり怖がらせることが本能なので、言葉を詰まられている姿を見るのは本能が燻られて満更でもない。過去の経験から人間に対して酷い偏見がある故に迷い込んだと知ればこれだから人間は、と野卑と揶揄と嘲笑に満ちた文章で見下す。腕を口元へと運び袖で口元を隠して意地悪そうに目を細めてくつくつと侮辱の笑い声を針のように刺し。 )
まぁいい。封印を解いてもらった礼をしよう。森への抜け道を案内する。その時にでもお前の質問に答えよう。
( 人間は確かに大嫌いだ。然しこの人間には封印を解いてもらった大きな借りがある。座っていた岩の上に軽やかにジャンプをして飛び乗れば出口へと案内すると。相手に質問の答えを要求して自分は相手の質問に答えないなんてそこまで意地悪い性格ではない。ふうっと辺りに一息吹けば濃い霧が一気に晴れ。今まで見えなかった綺麗な小川、苔が一面に広がる大きな岩々、若葉の山腹が西日を受けて野の只中に金屏風を立てたように見える茜色の夕陽、不気味な程に冷たい風。早く人間と二人きりという状況から抜け出したくて、返事を聞く前に高い一本歯下駄にも関わらずまるでスキップをするような軽やかな足取りで岩から岩へと次々飛び進む。早く来いというように真っ白な手で手招きを。 )








  • No.17 by 早乙女 秀  2018-08-05 00:20:50 








情けない、か。 まぁ確かにこの歳で迷うのは、情けないな。
( 相手の刺々しい言葉の節々から、人間に対して並々ならない思いがあるように感じ。 何故こんなにも美しい人がここまで嫌うほどに人間を憎む必要があるのか。 自分は一目見て惚れ惚れしてしまったというのに。こちらを嘲笑う姿でさえもどこか様になっているとさえ思ってしまう。とはいえまさかこの年齢になって迷ってしまうとは情けない。 頭の後ろを手でかいては自分に呆れたように苦笑いを浮かべて。 )
封印…?、 俺は君の封印を解いたのか?、君は誰かに封印されていたのか?、
( 彼は確かに封印と言っていたし、どうやら自分がその封印とやらを解いたようであるが思い当たる節がなく首を傾け、興味津々に問いを繰り出して。 答えが返って来る前に相手は霧を晴らし、身軽にひょいと岩を飛び既に離れて言ってしまい。 霧に包まれていた辺り一帯の景色は美しく、その中を身軽に飛び跳ねる相手は一層煌めいて見え見惚れてしまう。手招きをされるとはっと我に帰り相手の後を追いかけ。








  • No.18 by 狐  2018-08-05 15:19:01 









しめ縄。あれが取れたことによって私の封印が解かれた。そして私を何百年も何千年も封印していたのはお前達人間だ。
( 相手の様子を見る限りあのしめ縄を取ったのは偶然だと思われる。どんな理由にせよ封印を解いてもらったことには人間とはいっても感謝をしているつもりで。先程相手に宣言したように質問には淡々と答え。真っ直ぐに前だけを見据えて歩いていたが、封印したのを人間だと言う時には一度立ち止まり振り返っては再び険悪の念を抑えきれない瞳で相手を鋭く睨みつける。それだけを告げると再び岩々を進み始め。やっと岩々を超えれば先程までの不思議とも何とも形容の出来ない神秘的且つすーっと神経が凝結したような気味悪さの気配は消えて、すっかり元通りの山に。超えた頃には既に星が降ってくるような、手を伸ばせば星に届いてしまいそうな圧巻の夜空が空一面に広がっていて。生い茂った木々は自分が通る道を導くように開いていき、一本歯下駄を気味悪く響かせながら只管に歩き。都会が近いことを示すように空の星々は歩くにつれて姿を消していく。星の姿が一つも見えなくなると同時に森を抜け、黙って自分は再び森へと戻ろうとした時、無理してずっと人間の姿でいたのが失敗だったのか重心を失ったかの如くその場に倒れて遠くなる意識に別れを告げ。 )








  • No.19 by 早乙女 秀  2018-08-06 15:07:00 








あれが封印だったのか…、…人間か、 そうか。 何千年も経った後では何の意味もないかもしれないが、すまない。
( 軽々しく身体を動かし進んでいく相手を見失わないように、背中を追いかけていると、振り返った相手の口からは、封印したのは自分と同じ人間だという。その嫌悪の含んだ視線を真っ向に受け、何故だか幼い頃に四方から視える力を持った自分の向けられた視線を思い出す。 もちろん意図が違うことはわかっているのだが、相手の視線の痛さがちくりと胸に残っていて。 封印していたのは自分と同じ人間で、ここまで嫌悪しているのはきっと人間の身勝手な理由でだからだろう、見つかった言葉は申し訳程度の小さな情。 どんどん進んでいってしまう背中を追いかけていると、森の雰囲気が変化しここを訪れた時のような感覚が戻ってきた気がし、自分がつい先程まで人間が入るようなところではなかったというのを思い知らされる。 ふと顔をあげると都会に住んでいたら絶対に見えないだろう美しい夜空が広がっていて、思わず、おお、と声を漏らしてしまう。 空を見上げていると当然足も遅くなり、すたすたと歩いて行ってしまう相手が遠くなってしまうと、駆け足で追いかけ。 だんだんと景色が見慣れたものに変わっていき、やっとの思いで森を抜け見知った道へ出ると振り返り、礼を一つ言おうかと思えば不意に相手がその場で倒れこむ。 )
おい、おい大丈夫か、… どうすりゃいいんだ、
( すぐに駆け寄り、半身を起こして身体を揺するが、何度呼びかけてもその瞼が開くことはなく、何故倒れたかも人ではないものをどう治したらいいかも分からず唇を噛みしめる。 どうにかしないと、と焦りはするも、手段がない。 だが思うより先に身体は動いていて、相手の身体を抱き上げると足は乗ってきた車の方へ。 しばらく公道を歩き見えてきた自分の車の後部席に相手を寝かせ、車を走らせる。着いた先は一人暮らしの自宅で、駐車場に車を停めるとまた抱き上げ、自宅へと運び。一人暮らしにしては広めの自宅に着くと、すぐにベッドルームへ行き、一人暮らしだが寛げるようにと買ったツインサイズほどのベッドに横たわらせて。 シーツをかけてやり、熱がないか、呼吸はちゃんとしているのかを確認し、どちらも確認はできたが妖の狐である相手に必要であろうかは分からず不安は拭えないまま。 どうしたものか、と頭をがしがし掻き、その場に座り込みため息をついて。 改めて相手の顔を見てみれば寝てるといえどその美しさは健在で、真っ白な肌に真っ赤な唇が良く映えるなぁ、なんて少し近付いて見つつも、山を登ったり降りたりで流石に疲れたのかうとうとし始め、その場で眠りに落ちてしまい。 )








  • No.20 by 狐  2018-08-06 19:33:52 








___ ん、ここは …… 。ッおい、お前っ !
( 目が覚めると見知らぬ天井。それに自分を包み込むような柔らかな地面。昨晩の事を思い出すが、倒れてしまってからの記憶は勿論ない。まさかあの後再び人間に見つかって封印されたのではないかと思うが、封印されていた時のような冷たく寂しい雰囲気は不思議とこの場所には漂っていない。眠っている間に元の姿に戻っていて狐の姿だが、柔らかな地面は自慢の尻尾とは違うもっと形容しがたい経験したことのないような柔らかさ。少し身体を動かせば地面が反発してきて、立ち上がろうにもその摩訶不思議な時空に足が縺れ。森の中とは違うギラギラとした光に目を細め、ここが何処なのかとこなれ切れない言葉や世界を前にして頭の中が発熱したようになる。ふと目線を下に向ければ昨日の人間の姿。キャパシティをとっくに超えた脳はフリーズ寸前。こんなにも不思議な状況下にいるのに、不思議と危機感は一切感じなかった。一先ずはこの何も分からない場所に居るという不安感を消したいがために、気持ちよさそうにの眠っているまだ名も知らぬ人間を呼び、更に大きな尻尾で相手の頬を擽って起こさせようと。 )









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