アリスのキャンディルージュ / 非募集

アリスのキャンディルージュ / 非募集

赤の女王  2018-03-04 13:31:36 
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蕩けるようなルージュは解けない魔法、
甘いだけじゃないスパイスも大事。


>ブロンドの髪と色めくメイクのアリスだけが、コスメボックスの鍵を持つ



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  • No.41 by 帽子屋  2018-03-08 19:17:52 



モチロン、喜んで。__次に買いに行くときは前以て誘いの手紙を送るわ(ハキハキとした喋り口で伝えられれば男所帯のこの屋敷で化粧品について話が出来るとは思っておらず、嬉しさに笑みを浮かべたまま約束を取り付ければ「コスメが好きなら沢山連れて来たいお店が有るから、リストアップしておくね」約束を取り付ければパっと浮かぶだけでも多くのショップが頭をよぎり、アハハと楽しそうに笑い声を零しつつ告げて。楽しかったと告げていた眠り鼠に、迷惑を掛けたと述べる彼女、元より世話好きの性分の彼を思えばそれも又楽しいの一つだったのだろうと想像が付いて、迎えにと言う言葉が有れば眉を持ち上げてから「もしかして約束してた?、後で叩き起こすから許してやって」少しばかり普段よりも瞳を大きく開いて、一度寝てしまえば中々起きない同居人にやれやれと頭を抱えて見せて。扉越しに待っていれば許可の言葉では無いその呼びかけに「入るわよ」と先ずは確認の一声を置いて、それから扉を開けば後はチャックを上げるだけと言うその状態に対面し。自身の業種としても仕事にプライベートを挟まないからか下心が無く「動いちゃ駄目だよ、折角綺麗な髪なのに挟んじゃうから」と髪をはさんでしまわないように片手で抑えながら注意を置いて背中を閉じて。似合うだろうと踏んでいたドレスは思っていた以上に彼女に合っていて、満足するように口元に笑みを浮かべれば「うん、良く似合う」全身鏡を引っ張り出して彼女へ披露をしては、矢張り物言わぬ個性のないトルソーとは違い人が来てくれれば一気にイメージが湧くと言う物で。ウンウンと頷けば既に作り終えていた白い花にゴールドのリボンが付けられたコサージュを胸元に沿えれば「着てくれてアリガト、やっぱりモデルに着てもらった方がイメージが付き易くて助かるんだ」差し色が入る事でよりメリハリのついたドレスを満足げに見れば「アンタに良く似合うしね」とウインクをばちんと添えながら付け加え)

  • No.42 by クロエ・ルイス  2018-03-09 00:17:37 



あんまり待ちくたびれたら、こっちからドアを叩きに来ちゃうから!(相手が楽しげな笑い声を上げながらこちらの誘いに乗ってくれることがとても嬉しくて、両手でしっかりと帽子屋の手を握り締めて。「約束してたわけじゃないの。ただ、アノコの お気に入り を預かってるから。……でもま、寝てるなら無くても支障無いだろうし、のんびり待ってるわよ」叩き起こすという相手の言葉にケタケタ笑いながらも、問題ないと言うように首を横に振った。__扉を開けて入ってきた相手に背を向けると、片方の肩に掛けて避けていただけの髪を軽く抑えられながらファスナーが上げられる。さっき手を握っていた時にも思ったけれど、髪越しに触れる骨張った手の形は、細身だけれど男性特有のものだった。今更どこか恥ずかしさを感じて俯くが、相手の慣れた手つきはやはり仕立て屋としての仕事の動きだということを感じさせられる。なんの動揺もしない相手が纏う空気は穏やかで落ち着いていて、姉が居たらこんなだっただろうかと思わされる。「すごい……! トルソーに飾られてる時も思ったけど、しっかりフィットしてるのに柔らかくて、シンプルなのにしっかり存在感があって……」ファスナーを上げてもらった礼を言うのも飛んでしまうほど、鏡に映った自分の姿は素敵だった。常に美しく、存在感のある人でありたい。そう思って着飾っていたけれど、このドレスの前ではそんな努力は不要だと言われているようだった。更に胸元に添えられたコサージュは、美しさと華やかさを与えてくれた。「こんなに素敵な仕事があるなんてね。夢でも見てるみたいだわ」ただでさえ未知の出来事が起きているこの国で、ただ素敵なドレスを身につけることの方が夢のように感じられるなんて。鏡を見ながらくるりと回ってみたり、レースの手触りを楽しむように触れてみたりとドレスを堪能し。「ねぇ、作った服はどこかの店に出してたりしないの?」ここへ来てから、服は城のメイドに用意してもらったものか自分が最初に身に付けていたワンピースくらいしか持っていなかった。もし、こんなに素敵なドレスを仕立てる帽子屋の服を普段着として着ることができるなら、嫌いな仕事だって頑張れるような気がする。鏡越しに相手の顔を見つめながらそんな問いを投げ掛けて)


  • No.43 by 帽子屋  2018-03-09 00:35:28 


買いたいものは沢山あるんだ、だからソー待たせないよ。(確りと握られる手へ視線の先を送り、両肩を少し持ち上げれば「もしアタシが買い過ぎてたら止めてね、向こう行ったら買う気じゃ無いのもつい買っちゃうんだ」ふざける様に舌先をちろりと少し覗かせ前以て注意を伝え。伝えられるドレスの感想をリアルタイムで聞くことが出来れば、今後の作品に活かすことが出来る為何よりも有りがたい。細身の彼女の身体に確りと合うデザインは、正に彼女の為に誂えたかのような錯覚を与える程で、問いかけられたその疑問に対して「オーダーメイドを受けて作る事も有るし、今こうやって作ってるのは依頼品じゃ無くてまとめた量が出来たら城に売りにいくんだ。」とは言え、今こう押して此処までこのドレスを着こなしている姿を見てしまえば他の誰かが着る姿が逆に想像できず「ねぇ、これは取引なんだけどさ。……アタシはこのドレスを無償でアンタに渡すから、アンタは代わりにドレスの宣伝を兼ねて色んな所にそのドレスを連れて行く。__なんて、どう?」赤いポリッシュの乗る爪をすう、と伸ばせば人差し指を立てつつ文字通り取引の提案を行って。どちらにしても悪い話じゃない、と言うのを伝えつつも今まで彼女が着ていた物だってとても似合っていたのだから無理強いは出来ずに返事を待って)

  • No.44 by クロエ・ルイス  2018-03-09 07:47:08 



(茶目っ気たっぷりに舌先を覗かせる姿はとても可愛らしくて、しっかり者の姉のような一面もあれば可愛らしい妹のような一面も持ち合わせている。そんな相手に ふふ、と笑みをこぼしてから、任せてちょーだい、と親指を立ててみせる。「城に? そうなの」くるくると回りながら、少し裾を揺らしてみたり、スリットから足を覗かせてみたり。城に売っているということは、そこに住んでいる自分も買うことができるのだろうか。それとも、城に住む特別な……位の高い人とか、そういう者のために売られているのだろうか。それを尋ねようとして振り返った刹那、断る理由など一つも見当たらない相手の提案にぽかんと口を開く。「……い、良いの? こんなに素敵なドレスを? 絶対に大切にするわ!」ようやく口を動かし、発した言葉は僅かに震えていた。お金を払って買うとしたら、どんなに高価なものなんだろう。だけど、そんなことを気にするよりもこのドレスを貰うことができるというのがとにかく嬉しくて、こくこくと数回頷いて見せる。「でも、これは薔薇の刺で痛めたりしたくないから、特別な所へ行くときに着たいな。それでもいい?」もう一度鏡へ視線を戻して、このドレスが自分のものになったのだと胸に刻む。とは言え、普段着にしたしまうのは勿体ない。初めて着た帽子屋のドレス、それは自分にとって特別なものだから、それ相応の時に合わせたい、そう思った。「普段用の服は、しっかり自分でお金を貯めて注文しに来るわ! その時も、これに負けないくらい素敵なのを作ってよね! ……あと、アンタと買い物に行く時はこれを着ていく。特別な時だから」振り返って びし と相手に人差し指の先を向け告げてから、先程の約束が果たされる時のことを想像しては嬉しそうに目を細め)


  • No.45 by 帽子屋  2018-03-09 15:52:06 



(仕立て屋として働く中で何よりも嬉しいのはこうして作ったものを喜んで貰えることである、増してや大事にしたいから特別な時に着たいのだと前以て言われたと有ればそのいじらしさに胸を震わせない他は無く、少しばかり照れ臭さを含みながら眼を細めて「アンタ以上にこの服を着こなしてくれる人が見つかるとは思えないもんね」白い肌に映える様な黒のコントラストはそれだけで見る者の目を奪うだろう、細身の身体付きに合うようなスリットは彼女の魅力のお蔭でより一層と輝くのが見える。つい、我慢する事が出来ずに笑い声を綻ばせれば「誰に言ってるの、その時は最高にアンタに似合う服を作ってあげる」凛と強気な眼差しで彼女に目を向ければ口角を吊り上げて約束を、今こうして彼女が服を纏ってくれた事により似た形状のドレスには何が似合うと言う連鎖的なイメージも湧きあがり、矢張り実際に誰かが纏ってみてくれると言う事の重要性をひしひしと感じて「ドレス、着替えたらさ持って帰れるように用意してあげる。__ねぇ、此れっきりなんて言わないでまた手伝いに来てよ。」最後に目に焼き付けるように良く似合うその姿を見詰めては、大切にしてくれることが伺えるからこそ丁寧に持ち運びができるようにと注意を抱き、着替えのために再び席をはずそうと扉の元まで向かえば"あ!"と短く声を上げてからちゃかりと後者の言葉を添えて「アンタ、美人だしスタイル良いからこの仕事向いてるよ」バチン、と濃いマスカラの乗る睫毛をウインクに揺らしてから部屋を出て)

  • No.46 by クロエ・ルイス  2018-03-09 16:55:21 



(結ばれた二つ目の約束に満足げに頷き、こんなに素敵なドレスを着こなしていると褒められることを素直に喜ぶように緩く口元を綻ばせた。「もちろん、こんなにオトクな仕事、これっきりなんて言うもんですか。どんなドレスでも着こなせるようになってみせるから! じゃんじゃん作ってよね!」部屋を出る間際の相手の言葉に胸を張るようにしてみせてから、ぐ、と肘を曲げてガッツポーズをして見せる。素敵な時間の余韻に浸るようにそうっと優しい手つきでドレスを扱いながら着替え終えると、それをそのまま椅子に掛けるというわけにもいかず両腕にふんわりと抱えて。「帽子屋、着替え終わった!」扉の向こうに居る相手へ声をかけ。「ドレスって、女の子を幸せにしてくれるし、自信もつけてくれる。それを作ってるのがアンタってのが最高に嬉しいわ」入ってくる相手に語りかけるようにゆっくりと言葉を紡ぐと、ドレスを渡してから相手がそれをしまってくれる様子を眺めて)


  • No.47 by 帽子屋  2018-03-09 17:27:36 



(手伝いの申し出が断られる事も無く確りと受け止めて貰えば其れだけで嬉しくなり、暫しの間の後に呼ばれれば再度作業室へ足を運んで彼女の抱くドレスを受け取るその際に伝えられた言葉は最初はそうそう、と全面的に同意を持つもので、後者は思わずじーんと感動してしまうようなそれで。コクリ、と生唾を呑み感動を堪えれば「やめてよ、年なんだから直ぐ感動しちゃうんだから」アハハ!と業と大きく笑い声を上げる事で思わず涙が浮かびそうになった言葉の重みを堪え、受け取ったドレスを皺が出来ないように丁寧に畳み、形が崩れないようにボックスにしまってから彼女の唇を彩るような赤い色のリボンでボックスを纏め、シンプルな白の紙袋にそれを収めれば「ハイ、どーぞ。大事にしてやって」と言わずとも彼女ならば大事にしてくれるだろう事を想いつつ、手にする紙袋を差し出して。「お蔭さまで助かったわ、__眠り鼠は寝てるから無理だけど、三月兎が庭にいるはずだから。もし未だ時間が有るなら顔を出してあげて。アタシは今アンタのお蔭でイメージが湧いたからさ、もう少しだけやってからそっちに向かうかな。帰りはちゃんと送るから心配しなくていいよ」本当なら、自分か眠り鼠と言った顔見知りがいた方が心強いだろう。そう思えば「もし何か言われて腹が立ったら戻っておいで」三月兎の性分を覚えて眼を細めてはアドバイスを一つ添えて)



  • No.48 by クロエ・ルイス  2018-03-09 18:12:29 



(自分の言葉を喜んでいることが窺える相手の反応はとても満足のいくもので、まるでこちらの心までじんわりと温かくなっていくよう。椅子へ腰掛けてテーブルに頬杖を突きながら、あんなに存在感を放っていたドレスがすっぽりと箱に収まる様子はなんだか不思議だなとぼんやり考えていた。仕舞われたのを確認して立ち上がれば差し出された紙袋を両手でしっかりと受け取り、ちらり、とその中を覗き込む。「もちろん。部屋に戻ったらすぐにハンガーへ掛けるわ。手入れも忘れない」礼を言う代わりに、 大切にする という約束を必ず守ることを伝え。眠り鼠に続いて出てきた名前は聞き覚えがあったけれど、はて一体誰だったか。一瞬の間をおいて、先日の眠り鼠との会話が甦り ああ! と声を上げる。「意地悪で美人なもう一人の同居人、ね。怒ってカップやお皿を割らないように気を付ける」今日は仕事をしにやって来たつもりだったけれど、思いがけずまたあのお茶会へ行けるというのは願ってもいないことだった。紙袋を手に提げず胸に抱えるように持つと、ゆっくり立ち上がって扉の方へ向かい。「あ、そうだ。アンタが淹れてくれたロシアンティも美味しかったわよ」部屋を出る間際、ここを訪れた時に飲んだ紅茶のことを付け足してから、ヒラリと手を振り庭へと歩みを進め)


  • No.49 by 三月兎  2018-03-09 18:31:10 



__……。(自身が使うお気に入りの椅子の上で、爽やかな香りを楽しめる柑橘フレーバーのミントティーを楽しみながら画用紙の上に鉛筆を走らせる。座った席から見える情景を描き止める事に意識を向けていれば、彼女が傍に来るのに気付くのが遅れ。丁度書き上がり、鉛筆をテーブルの上に置いたそのタイミングで人の気配に気づくと立つ方の耳先がピクリと揺れて、目線が交じるように真直ぐな目を向けること数秒「やっと、ウチにもメイドが来ることになったの。どうせならもっと真面目そうなのを雇えば良いのに」他の住人を連れずに現れた彼女に対して失礼にも鼻で笑いながら品定め、とは言えそんな話など聞いていなかった。少しばかり頭を傾ければ「それとも、迷子になって此処に来たの?年甲斐も無いね」勝手な推測で勝手に呆れる動作をやれやれと頭を動かしながら示せば気を遣う言葉も無く自分勝手にティーカップへ手を伸ばし紅茶を楽しむように一息をついて。カップをソーサーの上に戻すと「何時までそこに立ってるつもり。視界の邪魔だから座りなよ」口を通る言葉は態々神経を逆なでするような物ばかり、それもてんで悪意は有りませんと言った澄ました顔つきでさらりと述べる辺り性質が悪い物で)

  • No.50 by クロエ・ルイス  2018-03-09 23:37:57 



(このあいだと庭の雰囲気が違って見えるのは、漂う紅茶の香りのせいだろうか。スッと通り抜ける爽やかなそれは、どうやら目の前の彼が飲んでいる紅茶から漂うものらしいと分かった。遠くからでも、眠り鼠が美人という所以が分かるほど。流れるような髪の銀色は、涼しげな目によく合っている。様々な色に汚れたシャツと対比するように、誰にも侵せない領域に居るような絶対的な美しさを持つ端正な顔。そんなことを考えている時間はほんの僅かで、つらつらと口から出てきた言葉はえらく辛辣なものばかり。「ははーん。アンタが美人で意地悪な三月兎って奴ね。メイドでもないし迷子でもないわよ。こんな美女がメイドになるなら感謝して欲しいくらいだわ」初めから相手が三月兎であることは分かっていたけれど、口が開かれた瞬間にそれが確信へと変わった。座れと言われれば相手の隣の席へ腰掛けて、ドレスの入った箱を膝の上に乗せる。「何を描いてんの?」テーブルに頬杖を突き、先程から何か描いているらしい手元を見つめ問いかけて)


  • No.51 by 三月兎  2018-03-10 15:26:01 



ねえ__君の誕生日はいつ?手鏡をプレゼントしてあげる。(如何やら、初対面と思わしき彼女は己の事を知っていたらしい。それも随分深くまで、性悪の指摘まで受ければ彼女が言う通りメイドでも迷い子でも無いのだと知らせるのに十分な情報で。自らを美女と言い除けるあたり、その自身に伴うだけの端麗さを持っていると承知の上で失礼にも鼻で笑えば「可愛そうに、今まで鏡を見た事が無いみたいだから」なんて余計な事ばかり。とは言え、己の述べた減らず口にぴーぴーと泣き喚くのではなく確りと言葉を返してくれる辺り己もまた遠慮をしなくて良いと気が楽になる思いだった。抱えたままだったスケッチブックに意識が向いたのは彼女の問いかけによる動きで、「落書き」と身近な返事を共にそのスケッチブックを彼女の前へ置いて「何か描くなら使って良いよ」元より暇潰しに目に入る物を書き写していただけのそれは鉛筆の濃淡によるお茶会風景が描かれていて、転がる鉛筆を手に取れば渡したスケッチブックの傍へころんを置き)

  • No.52 by クロエ・ルイス  2018-03-11 15:02:20 



(回りくどい言葉で貶され、果てには鼻で笑われる始末。目の前のマカロンをその口へ突っ込んでしまいたくなったけれど、それを止めてくれる眠り鼠や帽子屋はここに居ない。ぐ、と拳を握りそれを留めると、「アンタの誕生日にはインコでもあげるわよ。自分の口から出てくる言葉がどんなにお美しいか気がついてないみたいだから」べぇ、と舌を出して見せてから、差し出されたスケッチブックにキョトンと目を丸くする。「これ、アンタが描いたの? 筆はこんなに正直なのにねぇ」そこに残されていたお茶会の絵はありのままが描かれていて、黒で丁寧に色付けされた濃淡からはそれをよく観察しているということが分かる。暫くそこから見える景色とスケッチブックの絵を見比べてから、ぺらりと一枚捲ってまっさらなページを開く。転がってきた鉛筆を持ち、何を描くかを考え込むように鉛筆の先を顎に当て。絵なんて描いたのは幼い頃の授業以来だ。その時だって、絵の上手いクラスメイトにほとんど手伝わせたような記憶がある。暫くそうしてからようやく筆を動かし描き始めたのは、先日行った遊園地で見かけた、くるくる回るコーヒーカップを一つ。中に入っていた、 アリス と呼ばれる他の少年少女たちが、楽しそうに目を輝かせていたのが印象的だった。曲線はガタガタとミミズが這うように揺れ、奥行きも影もない平面のカップ。その中に描いた人の絵も丸に棒を生やしたようなものだったけれど、表情はにっこりと笑顔にするのを忘れない。「ちょっと、色鉛筆とかないの? これじゃ味気ないわ」ごく短い時間でさっくりと描いた一つの絵。ほとんど初めてにしては良いじゃないの、と自身の贔屓目で見て満足げに頷いてから、トントン、と指で絵を叩きながら相手へ問い掛けて)


  • No.53 by 三月兎  2018-03-12 01:07:18 



___(持ち掛けた嫌味に対して同等の内容が返されると思わず息をこぼすように″ははっ″と堪え切れなかった笑い声を上げて、そんな笑みを隠すべく片手でゆるい拳を作ってはそれを口元に宛てがい「面白いことを言うんだね。頭のキレるアリスは嫌いじゃないよ」澄まし顔には見た目だけはいい笑みを浮かべて、綴る発言は何処から目線のもの。口元に添えていた手をゆっくりとした動作で下ろしてから「ご存知の通り、僕は三月兎。ようこそ、帽子屋邸に__。」確りと正面より向き合って今更すぎる挨拶を。筆は正直、まるで己は正直じゃないとでも言いたげな言い分に瞳を細めると「作品には製作者が反映される。その絵が正直なら、僕も正直な奴だと言うことになる」恥ずかしげも無く堂々とした言いっぷりで言いのければ、時に紅茶を楽しみつつ絵を書くために動く腕を時折眺めて、伝えられた申し出に椅子のそばに置いていた小さな木製のケースをテーブルの上に置き「中々悪くない。色が入ればまた印象が変わるね」作られる作品に私情は交えない、絵を書くことに不慣れな拙さが画風に出るそれは己には決してかけない物である。ケースを開くと中には色鉛筆の他にパステルや簡易絵の具なんかが入っていて″どうぞ″と一声を添え)

(/いつも素敵な交流をありがとうございます!実は背後の仕事が繁盛期でして暫くの間リアルタイムでのお返事が難しくなってしまいそうでご連絡をさせて頂きます…!暫くはスマホからになってしまう為、お返事遅れや文章のムラなどがあるかもしれないのですが、一ヶ月に一度は必ず返すように致しますので…!暫しご迷惑をお掛けしますが引き続きどうぞ宜しくお願い致します…!)

  • No.54 by クロエ・ルイス  2018-03-12 09:38:24 



(ほんの僅かではあるものの、笑い声を聞き逃すことなく振り返る。拳の隙間から覗く口元は確かに弧を描いており、ツンと澄ましているだけではないのかと少し驚き。「それはどーも。アタシも、素直な兎は嫌いじゃないわよ」どうやら相手は何かにつけて嫌味を言いたいというわけではないらしい。ふ、と目を細めて同じような口調で返してから、正面を向き直る相手に合わせて筆を置き顔を合わせる。「アタシは……ご存知の通りのアリスよ。此処へ来るのは二度目なんだけど、やっぱり良いわね、ここ。」特別な呼び方を持たない人間の自己紹介なんて意味があるのか。頭ではそんなことを考えながら、再びテーブルを見渡すように体を元の位置へ戻す。木製のケースを開いて中に入っている色鉛筆などを指先でころころと転がしながら「そのどえらいポジティブさは羨ましいわ」と、謙遜することのない態度に アハハ と楽しげな声を出して笑い。「そりゃ、アタシが描くんだもん。これからもっと良くなるわよ」どれを使うか悩んだ末に色鉛筆とクレヨンの中間のようなパステルを選び、テーブルの上にゴロゴロと並べる。描いたカップは一つだけれど、あそこでは様々な色のカップが踊るように回っていた。そんな夢のような光景をどう表すべきかと考えた結果、彩度の高い色のものをごっそり左手に掴み、バランスや美しさなど関係無しに色を重ねていった。自分なりに気をつけてはいるものの所々はみ出ていたりと、それこそ 落書き と呼ぶにふさわしいような出来ではあったが、本人は塗り終えたそれを上機嫌で眺める。「ほら、楽しそうでしょ」スケッチブックを掲げて見せると、褒めてくれと言わんばかりに胸を張って)


(/おはようございます。こちらこそ、いつも魅力的な皆様と素敵なお時間を過ごさせて頂きありがとうございます。お返事の件、了解致しました。近頃は寒い日と暑い日が気まぐれに変わるこの頃、くれぐれもお体を壊しませんよう、無理はなさらないで下さい。のんびりと末永くよろしくお願い致します/蹴り可)


  • No.55 by 三月兎  2018-03-17 15:18:09 



(己の知らない内に此処に来た事が有るのだと言う、その言葉に耳を傾ければ片耳をぴくりと揺らして。次から次にペンが走る様子を眺めるのは新鮮だから、己のように難しい事を考えて書くのではなく思うままに次から次へ、時に大胆にペンが色を残していく様を余計な口出しをする事無く見ていれば、出来上がったと披露されたそれに目を向けて。拙さが有りつつ、それでいて全力で描いたことが伝わるような出来栄えの作品に"へぇ、"と関心を示すように短く声を落とし、画用紙を受け取る様に手を伸ばせば「上手いか下手かは置いておいても、見応えのある楽しそうな絵だね」胸を張る彼女が示す通り、確かに楽しさが伝わるのは選ばれた色やはみ出すほどの元気が寧ろいい方向に進んでいるからだろう。画用紙を手に持ったまま、もう片方の腕をツイと伸ばせば彼女の頭をそっと触れるように一度だけ軽く撫でるように触れて。直ぐに伸ばした腕を引き戻すとツイと口角を持ち上げるように形の良い笑みを浮かべ「絵を描くのは好き?」向けた問いかけの答えは今現在腕の中に有る作品が物語っているが、敢えてその言葉を求めるように間を置いて)

  • No.56 by クロエ・ルイス  2018-03-18 16:38:07 



(絵が三月兎の元へいったのを視線で追い、更にそれを眺める相手の表情を窺うようにそっと顔を覗き込む。その口から出てきた言葉は絵を称賛するものではなかったけれど、自分が込めた気持ちはしっかりと伝わっているということが分かるものだった。こちらに腕が伸びてくるのを不思議に思い僅かに肩を竦めると、やさしい手つきで触れられたことで時間が止まったようにパチパチと数回瞬きを繰り返す。次第に自分が撫でられたのだということを理解していくと、顔をほんのりと赤くさせて緩む口元を手の甲で隠し。「ば、ばかなのアンタ! さっきまで嫌みばっかり言ってたくせに、急にこんなことされたら調子狂っちゃうじゃないの!」空いてる方の手で三月兎の肩を数度叩いてから、びっくりした、と小さく呟きながら自身の両頬を手のひらで包み込み。直後の問いかけは、これまで自分が考えてもみなかったこと。そもそも、こうして絵を描くのだってほとんど初めてなのだ。好きか嫌いか、そんなことは考えてもいなかった。「絵なんて描かないから、よく分からないわよ。でも、楽しかった。どこに線を引いて、どんな色を乗せるか考えるのって、ちょっと化粧に似てるの。化粧をするのは好きとか嫌いとかって話じゃないけど……少なくとも、嫌いじゃないのは確かね」頬に当てていた手でそのままテーブルへ肘をつき顎を乗せながら、ぼんやりと遠くを眺めるようにして答えを考えた。答える途中で、先ほど机に広げたパステルを指で転がしながら、絵を描いている時の楽しい気持ちを思い出しては目を細め)


  • No.57 by 三月兎  2018-03-20 17:11:59 



(普段より幼いアリスとの接する機会が多いせいか、特別な意識を持たずとも手を繋いだり今のように頭に触れたりと場を繋ぐことが多く、だからこそ肩を叩かれ剰え彼女の顔色が仄かに赤く染まっている事に気が付けば彼女のような女性相手に安易に行ってはならないのだと言うのを今更に学んだようで。元より関心の有る事と無いこと事に対する意識の強弱が極端であるせいか、調子が狂うと述べるその真意に辿り着く事は出来ずに彼女の芸術論の方がよっぽど興味深く、結局は意識が其方に掛かり付けとなり「それなら良かった。__折角、才能が有るのに好きじゃないなら持ち腐れで勿体ないから」上手な作品を描く人物は住人やアリス問わずにこれまでにも何度か見掛て来たが、作品を通じて楽しさを訴え掛けるのは誰にでもできる事では無い。無論、己だって例外ではないのだから。頭を左右に一度ずつ揺らせばこき、こき、と首を鳴らしてから「良かったね、才能が有って。__才能が無かったら化粧も見るに堪えなかっただろうから」黙っていれば良い物を、思ってもいない適当な思いついたままの減らず口を付け加えて、「この作品は僕が買い取る。また良いのが描けたら持ってきな、良いのが有れば買い付ける。」言葉だけは確りとした物言いだが、しれっと手渡す対価は金では無くてテーブルの上に置かれるお茶菓子のリーフパイで)

  • No.58 by クロエ・ルイス  2018-03-22 18:16:26 



アンタねぇ、アタシのこと子供扱いしてるでしょ。(差し出されたリーフパイを受け取ると、はあ、と見せつけるような大きい溜息を吐き出して。「取り敢えず、絵も化粧も認めてもらったってことで前向きに受け取っておくわ」遠回しな減らず口も結局は悪い意味では無いことが分かれば、それを強く諌めることもしない。買い取る、と言われた時には耳を疑ったけれど、その対価は自分にはちょうど良いくらいのものだろうと頬を緩め。サク、と音を立てながらそれを頬張ると、自分がすっかり空腹になっていたことに気が付いた。そういえば、帽子屋のところでモデルの仕事をしてから此処へ来たのだから、随分と時間が経っているに違いない。そろそろ夕食の時間になるのではないかと思いつき椅子から立ち上がって。「アタシ、そろそろ帰るわ。また絵を描きに来る。あと、アンタの絵を見せてもらいに。今度は、フルーツがたっぷり乗ったケーキを貰えるくらいの絵を描くわよ」別れの言葉を述べてから、スケッチブックをびし、と指差して宣戦布告するように得意げな笑みを浮かべ。さて、帽子屋へ挨拶して帰ろうか、と考えながら三月兎へヒラリと手を振って)


(/一旦区切らせて頂きました。ほかほかと癒される時間をありがとうございました。
帽子屋さんが帰りに送ってくださると仰っていたのでこのような締め方にしましたが、飛ばして頂いても構いません。その場合は、帽子屋邸の皆さんへ感謝の品を買いに行くのに付き合ってくれる方と交流させてもらえたら。購入する物は決めているのですが、色々なお店に振り回すと思うので、根気強い方が良いのかな? と……!)


  • No.59 by 三月兎  2018-03-22 18:35:22 



(/回収有難うございました…!此方こそ、とても癒される素敵なお時間を頂いて…!
それではジャバウォック、人魚、ユニコーンの何れかでお迎えに上がろうかと思っております…!勿論、違う住人が良ければ出せますのでご希望が有ればお伝えして頂けると助かります…!)

  • No.60 by クロエ・ルイス  2018-03-22 18:41:26 



(/それでは、以前のお出かけの時にも候補に上がっていた人魚さんをお願い致します……!)


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