加州清光 2015-11-15 21:35:33 |
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―お~い。大部屋の方の片付けは終わったんだが、こっちはどうだ? 終わりそうか?
(大部屋の片付けが案外早くに終わればひと足先に自室でジャージに着替え、その足で厨へと向かえば少し前から声をかけつつ入口からひょこりと顔を覗かせて。ちょうどこちらの名を出したところだからか、長谷部が少し驚いたように振り向きキョトンとしており、その様子を不思議そうに見やった後残り僅かに残った食器を見ては爛々と目を輝かせ、「よしっ、なんなら手伝うぞ!」と腕捲りをしながら近づいていき)
あれ、もう着替えちゃったの?…じゃあこの洗い上がりを拭いて、棚に戻して。
(厨に入ってきた相手を見てその姿を指摘すると、いつも通りやる気満々な態度に思わず笑みを零しながら自分の傍らに重ねてある食器を指さして。相手が来たことで片付けの手は足りていると判断したのか、早くも夕餉の下拵えに取り掛かった長谷部たちを横目に「ねー主、池田屋の出陣が終わったらまたこういうのやりたい」と早速先ほどまで話していたことを提案し。)
あぁ、また皆でやろう! 人数も増えて、もっともっと楽しくなるだろうなぁ……。
(大きく頷き返事をしてからいそいそとその作業にとりかかれば、次いで聞こえた相手の提案にも表情を緩めつつ何とも嬉しそうにこれからの事を想像して。しかし、“池田屋”というかつては不安な要素でしかなかった単語を聞けば、前程不安に感じていないもののやはり反射的に表情は曇るもので、拭き終わった皿を棚に戻しつつも「そうか……もう、次は池田屋か」と何とはなしに呟いて)
そう気負わずにさ、いつも通りやろうよ。
(以前よりは幾分マシになったもののまだ少し暗く感じられる声音に手を止めれば、相手を振り返り気楽そうに笑みを浮かべながら答えて。最後の食器を洗い終え濡れた手を手拭いで拭いてから流しに寄りかかりあらためて向き直ると、「あ、編成なんだけど……俺に決めさせてくれない?」と少しだけ言いづらそうに申し出て。すかさず長谷部から非難がましい視線を送られれば、苦笑を返しつつ「今回だけだから」と付け足し。)
編成を……。ふむ……。
(相手の申し出に思わずきょとんとした表情を浮かべつつその言葉を復唱しては、数秒考え込むようにしながら最後の皿を拭いて棚に戻し。それから徐に相手へ向き直ると、その頭へぽふりと片手を置き「お前のことだ、何か考えていることがあるんだろう? なら、思うようにやってみるといい」と、相手を信じている故か真っ直ぐな眼差しを向けつつ一つ頷いて見せて)
……ありがとう主。
(相手の言葉から絶対的な信頼を感じ取れば、心底嬉しげに破顔しつつこくりと小さく頷き。そのやり取りを穏やかな表情で見ていた他の面々が'夕餉まで休んできてはどうか'と勧めてくれれば、少しだけ考え込むように目を伏せ悩んだ後「じゃあお言葉に甘えちゃおっかなー…俺も着替えたいし」と返して相手の手をとり厨の外へと連れ出して。)
おっと…―ありがとな、少し休ませてもらうぞ。
(その言葉の対象に自分も含まれていたのかと少しばかり驚いたような表情を見せるも、相手に手を引かれては慌てて厨に残る面々に声をかけてから、手を繋いだまま自室へと歩を進め。しかし、自室に入ったところでふいに表情を曇らせては「しかし、俺も休んで良かったんだろうか…。料理とか配膳の手伝いとか……」と悩み込むように首をひねりつつ呟き落とし)
今は人手も足りてたっぽいし大丈夫でしょ。また後で手伝いに行こう。
(相変わらず審神者とは思えないほど意欲的な態度にくすりと笑みを零せば、相手の納得がいくよう後ほど手伝いに行くことを提案しつつ宥めて。戸を閉めて箪笥から着替えを取り出すと、猫耳のついたカチューシャと首元のリボンを外して「ふー…やっと解放された」とつぶやき、ふわふわの衣装を脱いでてきぱきと普段着の和服に着替え始め。)
黒猫姿の清光も、いつもと違う感じがして可愛いが……。
(その提案に渋々頷けば、相手が着替えている間は壁に寄りかかりつつ待つことにして。そのまま相手の様子をぼんやり眺めていたかと思えば、徐に口を開いて普段よりのんびりとした口調で言葉を連ね「やはり、普段のお前が一番可愛いな」と付け加えては、満足そうに笑みを広げ)
ほんと?嬉しい。
(ありのままの自分が一番だと褒められたような心地がして思わず嬉しげに目を細めると、着替え終わるなり相手の元へと駆け寄って。同じく普段通りの姿の相手を見て先程のキョンシーの仮装をした姿を思い出せば、「さっきまでの主もすごく可愛かったけど、やっぱり俺もいつもの主が一番好きだなー…」と零しつつ、両腕を広げて無言でハグをねだり。)
―同じだな!
(広げられた両腕を見れば途端に目を輝かせて迷うことなく相手に飛びつき、その行動にも、自分を認めてくれているような言葉に対しても嬉しくて堪らないというように頬を緩めては、これでもかと擦り寄って。しかし、しばらくしてから不意に顔を上げると「だが……可愛い、か。牙もつけて、怖く見せようとしたんだが…」と不貞腐れたように呟きつつも、じゃれつくようにぎゅむぎゅむと抱きしめて)
怖くはなかったかなー……でも目元とか、ちょっと色っぽい。
(不貞腐れた様子に困ったような笑みを浮かべつつやんわりと否定するも、軽く抱き締め返してから少しだけ身体を離すと、未だ化粧が落とされておらずほんのりと赤く色をのせられたままの相手の目元にそっと触れながら答えて。それから悪戯っぽくくすりと笑えば、「色っぽい、じゃ不満?」と揶揄うように下から相手の顔を覗き込み。)
不満じゃ、ない……。
(顔を覗き込まれれば思わずどきりとするも、目元の感触には擽ったそうに目を細めつつ満更でもないように小さく呟いて。近づいた顔の距離にそわそわとしつつ視線を合わせては、その腰を優しく抱き寄せつつ こつんと額をつけて「色っぽい俺はどうだ? どきどきするか…?」と強請るように瞳を覗き込んで)
す、る……けど!
(相手を揶揄ったつもりが予想に反して抱き寄せられてしまえば、動揺の色を滲ませながら答えて小さく身じろぎ。瞳を覗き込まれれば物欲しげにこくりと小さく喉を上下させるも、遠くから聞こえる仲間たちの声が気になり思い切って目を逸らすと、「…今はちゅーもしないからね」と自分自身に言い聞かせるように念を押して。)
なっ!? ちゅーも、してくれないのか……? 清光……。
(普段相手がキスを断ることはあまりないため、あからさまに衝撃を受けたように目を見開くと思わず声を上げて。子犬が寂しげな顔を向けるそれと同じように、酷くしょんぼりとした表情を浮かべては「ほんの少しも、か…?」と軽く意地になっているのか、最後のひと押しに瞳を覗き込んだまま鼻先を擦り合わせ)
……あーもう、わかったよ。
(しょげた様子がどうにもいじらしく思え、その上瞳を覗き込まれればもはや抗いようもなく、観念したように答えるとそっと触れるだけの口付けをして。流される前にとすぐに身体を離せば、照れ隠しのつもりか小さくむくれてみせながら「はい、これでいいでしょ」と付け足し。)
ん……ありがとうっ!
(自らも軽く唇を押し付けてからそれらが離れれば、むくれる相手とは正反対に薄らと頬を染めつつ清々しいほどの笑みを顔いっぱいに広げて。長年の付き合い故にそれが照れ隠しと何となく感じ取っているため、緩み続ける表情をそのままに相手から離れては「休憩をするんだったな。ついでに布団の準備も済ませてしまおう」と機嫌よく布団を用意し始め)
─…なんだか今日は遊び疲れたなー。
(布団を敷いた後はとっぷりと日が暮れるまで気ままに過ごしていたものの、不意に大きく伸びをするとどこか満足げな様子で零して。昼間の皆の楽しげな顔を思い出せば、自ずと頬を緩めてしまいながら「大倶利伽羅にまで悪戯しちゃってさ」とくすくす思い出し笑いを零し。)
そうだなぁ! いつも仏頂面の大倶利伽羅も、あの時ばかりは表情が崩れていて…。
(その言葉に同じく大倶利伽羅を思い出せば、相手につられてくすくすと小さく身体を揺らして笑い。それから不意に目を伏せ、もう一度しっかりと今日のことを思い返しては穏やかな表情を浮かべ「皆……もちろんお前も、楽しんでくれたようで良かった……」と ゆっくり目を開けつつ呟いて)
(/背後から失礼致します…!
なかなか飛ばすタイミングが掴めず…すみません(´・ ・`)
夕飯諸々済ませたことにして、朝にして頂くことはできます…かね…?_(:3」 ∠ )_)
……夕餉ができたみたい。配膳くらいは手伝いに行きますか。
(相手同様穏やかな表情で話に相槌を打っていたものの、俄に大部屋のほうが騒がしくなってくれば、緩く首を傾げつつ相手の手を取り廊下へと連れ出して。その後、いつも通り順番に夕餉と入浴とを済ませると、はしゃぎ疲れたのか真っ直ぐ自室へ戻り相手が敷いておいてくれた布団に潜り込んで半刻も経たずにすやすやと寝息をたて始め。)
(/ 朝までは難しかったので就寝まで飛ばしました…!
お手数ですが起床からお願いしてもよろしいですか…??(;;) )
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