心咲美羽 2013-03-20 22:17:26 |
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別に身体で選んだ訳じゃないしな。
( 何処か誤解している様子の相手に苦笑し乍片手では落ち着かせる為に優しく指で髪を梳いて。「…俺やり方知らないんだけど。」と悪びれもせずに言い放ち、肩を竦めて。
...そっか、ありがとう、
(屈託のない笑みを浮かべ、髪の毛を優しく触る事で優越感に浸れば。「ふふっ、嘘だよー。なら私の傍にずっと居てね、」とクスクス笑い乍相手に伝え、「ね?、隼人の弱い所ってなに?、弱点とか...、」と後々有利になりそうな事を尋ねれば、
どういたしまして…、ってか別にもうそれは仕置きじゃないだろ?
( 大人しく撫でられつつも相手の発言を聞けばふっと目を細めて笑みを零して、「…なんで自ら弱点を言わなきゃいけないんだ。」と呆れた様に苦笑し乍宥める様に相手をぽんぽん、と撫でて
お仕置きなの!!、
(目を細め乍そう言えば、「いやー、やっぱり彼氏の事はちゃんと知っておかないと...、」と言葉を濁しながら撫で受け、「やっぱり耳が弱いのかなぁー、」と真剣な眼差しで相手の耳を人差し指でつんつん、と触れば、
はいはい、分かったから落ち着け。
( 強めにいう相手にひら、と片手を振って諭し、つつかれれば眉根を寄せつつ振っていた手でその手を軽く払い「それはお互い様だろ…、」と言って苦笑して
御互い様じゃないもん、
(頬を膨らませ、自分は耳は弱くないと思っているよう。「そうだ、お花見に行こうね、」と思い出したかのように伝えれば、早めに行かないと散っちゃうよー?、と付け加えて、
…なんならもう一回試してやろうか?
( 相手をちらっと見ては意味深な笑みを口元に浮かべ、「あぁ…確か今週末が満開だって言ってたな…。」と相手の言葉でテレビのニュースを思い出し、「んー…今から行くか?」と相手の顔を覗き込み
...え、遠慮します、
(次は窒息死しかねない、と考えたようでニコッと微笑みながらオブラートに包んだつもりで断り、「今から?、行く行くー!!、」と屈託のない笑みを浮かべ、お花見なんて久し振りだなぁ、と思えば軽く着替えようと部屋に軽い足取りで向かい、
はいはい…、
( 恐らくそう答えるであろう、と考えていた為に特に追求せずひらりと片手を上げれば「夜なんだから、あったかい格好してこいよー...?」と楽しそうに去っていく相手の背中に、病み上がりなんだから、と付け加えつつ声を掛け
はぁーいっ、
(洋服を選び乍鼻歌混じりで返事し、結局ふわふわのワンピースにブーツでいっかな、という軽い服装に。髪の毛は寒いから下ろしとくとして、化粧はリップだけでいいや、という全体的に緩い感じになり、早く終わったのでリビングに戻り、ソファーに座れば、
…そんな服装で平気なのか?
( 一応ソファから立ち上がって自分も適当に上着を羽織れば「…後は靴を履けばいいか。」と適当に呟いて後ろを向けば相手を見つけてため息混じりに上記を告げ。相手の目の前まで歩み寄れば手を差し出し
うん、平気、
(柔らかく微笑み頷けば、手を差し伸べられたので握り、ソファーから立ち上がって玄関に向かえばブーツを履き、待ちきれないといった様子で、「よし、早く行こうよーう、」と言い乍相手を待ち、
はいはい…、
( 水族館の時同様はしゃいでいる姿はまるで子供の様で。無邪気な相手に頬を緩めればのんびりとした様子で靴を履き「近くの公園に桜があったよな…。」と呟いて外に出て
じゃあ其処に行こうね、
(緩く微笑み乍行き先を決め、辺りは真っ暗で誰も道を通ってない。恐らく公園にも人は居ないだろう。そう思い乍「真っ暗だねー、人も誰も居ないし...、」と誰も居ない恐怖心か、自然と相手に密着し乍歩けば、
そりゃこんな夜に夜桜見物に行こうなんてそうそう居ないからな、
( 夜の静けさを味わえば密着している相手が怖がってると察し、すっと相手の手を取るとしっかりとその手を握り「なんなら明日昼間でもいいんだぞ?桜見物…」と相手を横目で見て苦笑し
嫌、明日になったら行きたくなくなるかもしれないし、
(手を握ってくれた相手に握り返し、気分屋さんの御言葉を発し←。「それに昼間だったら人が沢山居るもん、」と人が沢山居たら、酔っ払いだの何だのって大変だから夜がいいんだよ、と付け加えて、目を細めれば、
少なくとも昼間に行ったほうがお前の恐怖心は薄いだろうけどな。
( どうやら相手が昼間には行かない様子なので少し溜息を吐くと手を握ったまま相手を導く様に歩いて「桜見たらさっさと帰るか…。」と小さく呟いて
そうだろうけども...、
まぁ、夜が怖くても隼人が守ってくれるから大丈夫!!、
(ガッツポーズを咬まして、「...あ、着いた?、何か桜が沢山落ちてるけど...、」と道中桜の花弁が沢山落ちてるのでもうそろそろ着くかな、と考えては、「桜が花の中で一番好きかも、」とポツリと呟けば、
…夜が怖いって何が怖いか分からなきゃどうしようも無いぞ?
( 冷静な声で否定すれば、「ん…あぁ、そうだな。」と言えば何時の間にか暫く歩いていた様で公園につき、桜が多く植えられ咲いている場所まで赴けばそこには満開の桜が咲き誇っており、確かに明日になったら花見客で満員だろう、と考え
...人が居なくて淋しい所が怖い、
(眉を下げてそう伝えれば、公園に着いたみたい。桜が満開の所へ行けば、夜の真っ暗な所に鮮やかなピンクが咲き乱れていて、凄く綺麗。「...っ、」と何故か分からずに涙が一筋頬を蔦れば、ポロポロと涙し、
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