心咲美羽 2013-03-20 22:17:26 |
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じゃあ其処に行こうね、
(緩く微笑み乍行き先を決め、辺りは真っ暗で誰も道を通ってない。恐らく公園にも人は居ないだろう。そう思い乍「真っ暗だねー、人も誰も居ないし...、」と誰も居ない恐怖心か、自然と相手に密着し乍歩けば、
そりゃこんな夜に夜桜見物に行こうなんてそうそう居ないからな、
( 夜の静けさを味わえば密着している相手が怖がってると察し、すっと相手の手を取るとしっかりとその手を握り「なんなら明日昼間でもいいんだぞ?桜見物…」と相手を横目で見て苦笑し
嫌、明日になったら行きたくなくなるかもしれないし、
(手を握ってくれた相手に握り返し、気分屋さんの御言葉を発し←。「それに昼間だったら人が沢山居るもん、」と人が沢山居たら、酔っ払いだの何だのって大変だから夜がいいんだよ、と付け加えて、目を細めれば、
少なくとも昼間に行ったほうがお前の恐怖心は薄いだろうけどな。
( どうやら相手が昼間には行かない様子なので少し溜息を吐くと手を握ったまま相手を導く様に歩いて「桜見たらさっさと帰るか…。」と小さく呟いて
そうだろうけども...、
まぁ、夜が怖くても隼人が守ってくれるから大丈夫!!、
(ガッツポーズを咬まして、「...あ、着いた?、何か桜が沢山落ちてるけど...、」と道中桜の花弁が沢山落ちてるのでもうそろそろ着くかな、と考えては、「桜が花の中で一番好きかも、」とポツリと呟けば、
…夜が怖いって何が怖いか分からなきゃどうしようも無いぞ?
( 冷静な声で否定すれば、「ん…あぁ、そうだな。」と言えば何時の間にか暫く歩いていた様で公園につき、桜が多く植えられ咲いている場所まで赴けばそこには満開の桜が咲き誇っており、確かに明日になったら花見客で満員だろう、と考え
...人が居なくて淋しい所が怖い、
(眉を下げてそう伝えれば、公園に着いたみたい。桜が満開の所へ行けば、夜の真っ暗な所に鮮やかなピンクが咲き乱れていて、凄く綺麗。「...っ、」と何故か分からずに涙が一筋頬を蔦れば、ポロポロと涙し、
俺は一応お前の隣にいるから…。
( 本当に寂しそうな相手を見ていれば、ポンポンと空いてる手で相手の頭を軽く叩いて。相手の嗚咽が聞こえれば驚いた様に目を丸くするも困った様に笑いながら少し屈んで顔を覗き「…どうした。」と落ち着いた口調で語りかけ
...っ、ふぇっ...ん、
(唇を噛み締めて相手の胸に顔を埋めれば、「...き、れい...なの...、」と嗚咽を漏らし、途切れ途切れにそう伝えれば、一年に一度しか見れないこの桜を見れて、隼人と見れて、良かったと思い、
…落ち着けって…綺麗なのは見て分かるから、
( 泣きじゃくる相手に眉根下げ笑い乍も落ち着かせようと背中をそっと撫でつつ「…また来年も見ような?」と側に居る相手に約束をするように頬を緩め乍囁いて
...ん、...約束ね?、
(息も大分落ち着いてきて、真っ赤になった瞳で顔を上げて相手を見上げれば、目を細めて、「桜が見れて本当に良かった...、」とポツリと呟けば、相手の肩に乗った桜の花弁を背伸びして取り、
約束約束…だから泣くな…
( 困った様子で顔を近づければ相手の頬に唇を落とし、指で相手の涙を拭って。「…お前って全身が桜見たいだな。」と相手の髪色と唇に視線を落とせば唐突に呟いて
...本当...、
(自分の髪の毛を少し掴んでみれば、今満開の桜と同じ色。恐らく唇もそうだろう。まだワンピースは黒だったため、全身ピンクは免れたが流石に全身ピンクというものは何だか御馬鹿みたいな感じ。「隼人もピンクに染めちゃえば?、」と冗談口調でクスクス笑い乍伝え、相手の髪の毛をわしゃわしゃ、っと掻き回せば、走って桜の木の相手と反対側に行けば、
ピンクなー…似合う奴がやればいいんじゃないか?
( 少なくとも自分が似合うとは思わず苦笑すると自分の髪を掻き乱して走っていく相手を仕方なさそうに笑って肩を竦めれば相手の方まで行こうとゆっくりと歩いて行き
...そうだね、
(相手がピンクの髪の毛を想像してみたら笑いが出てきて、「隼人は黒とか茶色とかそういうのが似合ってる、」とクスクス笑い乍そう言えば、相手の方へ自分も歩み寄れば「此れからもずっと一緒に居ようね、」と目を細め乍言い、桜の下で一度やってみたかったキスをしようと背伸びして唇を落とし、
まぁそういうシンプルな方が俺にはちょうどいいしな。
( 自分は特に目立たない適当な色でいいと思っているのか苦笑して、相手のキスを受けると嬉しそうに顔を綻ばせて「此方こそ…一緒にいような、」と言って自分も相手に少し屈んで口付けを落として。「さ…帰るか。」と言って相手の手を握って
ずっと一緒ね、...ん、帰ろっか、
(相手の言葉に同感し、自分の唇に愛しそうに触れて、「目が痛い...、」と途端に目が痛くなり、先程泣きすぎたせいか目が乾燥でもしたんだろう。でも目薬は嫌いな性格な為に、目薬以外で処置する方法は...、と考え、
…目が痛い?
( キョトンと首を傾げつつも先ほど泣いたからか…、と納得すれば「…目を閉じとけ。」と言うと手の平で相手の視界を遮れば次の瞬間軽々と相手の体を御姫様抱っこして担ぎ上げ
...ひゃっ...!?、
(いきなり視界を塞がれれば吃驚して、その直後お姫様抱っこをされて「ちょ、重いから降ろしてよ!!、馬鹿、腕折れるよ!!、」と相手の胸をとんとん、と叩き乍降ろしてと言い、そういえば水族館の時はどうやって帰って来たのかな...、と考えれば、
(( 寝落ちごめんなさいぃぃぃぃ、
((/了解ー、大丈夫ですよー、
折れるか…どんだけ軟弱だと誤解してんだ…。
( 夜なのか周りに人はおらず、その為かゆっくりとした足取りで家へと向かい。「お前を持つくらい軽い…。」と呆れた溜息混じりに呟けばその証拠に、と両腕で相手を抱え乍も、目を閉じている相手の瞼に唇を落とし
...帰ったら肩叩きしてあげるね?、
(申し訳無さそうに目を瞑ったまま担がれていると瞼に唇が落ちてきて、「ひゃ...!!、び、吃驚したぁ、」とビクン、と肩を弾ませればそう言い、内心何か恋人同士みたいで嬉しく思えば、
…まぁ、どっちでもいいけど、
帰ったら目薬なり目を洗うなりしろよ?
( 申し訳なさそうな相手に困った様に笑うも吃驚している相手が可愛く見えてクスクスと忍び笑いをし、「辛くないかー...?」と抱え乍尋ねて
...私目薬に嫌われてるから洗う事にする、
(単に自分が目薬を嫌ってるだけであって、のうのうとそのような言い訳を吐き。「...へ?、隼人の方が辛いでしょう、」とすっとんきょうな声を出し、自分は担がれている身なのに心配されて、頬を緩め乍そう言えば、
まぁそれで痛くなくなるならどっちでも構わない…。
( なぜ無機物に嫌われるのか…、と考え乍もまぁいいか、と途中で諦めてそう返事すれば再び驚いた様な声を上げた相手に目を細めて「…いや、担がれて姿勢的に辛くないかと思っただけだ。」と返して
全然辛くないよ、
寧ろ有り難いな、
(目を細めて御礼を言えば、「帰ったら肩たたきと、マシュマロ入りのカプチーノ作ってあげる、」と屈託のない笑みを浮かべてそう言い、私マシュマロ入りのカプチーノ大好きなのー、とどうでも良い事を口にすれば、
…あまり甘くないのにしてくれよ?
( 辛くない、と答えた相手に安堵の表情を浮かべ乍相手の提案に肩を竦めてたわいもない話をしていれば何時の間にか家についてしまい、玄関を開ける前に相手を下ろせば玄関を開け「ほら、目洗って来い。…それとも洗面所まで連れて行こうか?」と悪戯っぽく笑って
りょーかい、
(ニコッと緩く微笑めば、相手に「重かったよね、ありがと、」と御礼を言い、洗面所に付いてくるか?、と聞く相手を見上げれば、「...ば、馬鹿!!、間に合ってます!!、」と相手の肩をぽん、と叩き、洗面所に向かい鏡を見れば、目が真っ赤で痛々しい。すぐに目を水で洗い、
はいはい…、見えないからって壁にぶつかるなよー...?
( 口元に笑みを浮かべ乍手を振って相手を見送れば自分もリビングへと行き、先程相手が淹れてくれると言っていたカプチーノを飲むか…、と目を洗いに行った相手を待つ為にぼんやりし。ふと窓から覗く景色には桜が映り、頬を緩めて窓際へと寄って
...痛い...、
(水で洗ったら滲みてジンジンしてきたが、目をパッチリと指で開き、「マシュマロカプチーノ...、」とポツリと呟けば、キッチンに向かい、お湯を沸かして2つのマグカップに粉を入れると、お湯が沸けるまで時間があるので相手が居る窓際までゆったりとした足取りで向かえば、
…目、赤いぞ?
( 足音に振り返ると目が充血している相手を見つけて何処か心配そうに顔を顰めて相手に近づけば「…ちゃんと目薬さしたほうがいいんじゃないか?」と身体を屈め、相手の目を覗きこんで
...や、
目薬は嫌いだもん、
(目がどんなに痛くても目薬だけは好きになれずに、注さないと断固しては、「ま、いずれ良くなるよ、」とポジティブに考えて、両手を顔の前で指の輪を作り、大丈夫だよ、と付け加えれば、
…子供か、
( ぺし、と軽く相手の頭を叩けばクス、と笑い、「なんなら俺がさそうか…自分でやると目を閉じるんだろ?」と少し笑って言えば相手の目元に指を添えてゆっくりとなぞり
隼人が注しても目薬は同じだもん...、
(目薬だけは絶対に目に入れたくない様子で全力拒否すれば、目元をなぞる相手の手にピクン、とし、「め、目薬は絶対に嫌だからね、」と私を甘い動作で誘おうという魂胆か、と勝手に被害妄想繰り出し、
…痛みは早く治まった方がいいだろ...?
( 相手の目を覗き込めばなおも痛々しい程に赤くなっており、眉根寄せると「それに…このままで生活に支障が出ても困るしな。」と言うとどうするか、と緩く首傾げ
...そ、そうだけど...、
(眉を下げて考えて、生活に支障が出る、というその言葉に出ては困るし、たったの一瞬だよね...、と思えば「...い、たくしないで...ね?、」と目薬を注してもらおうと御願いし、自分なりに覚悟決めて、
…、まぁ目薬って痛くないだろ?
( 思い返しても目薬が痛かった憶えなどあまりなく、不思議そうに首を傾げ乍も相手の手を引いてソファまで連れて行けば「…目薬、とってくるんだろ?」と振り返って苦笑して
痛くて死にそうだよ、
(昔してもらった事を思い出せば、ゾワっとし、目薬を棚からゴソゴソ探り「...あった、」と斜め上に目薬を上げれば軽く目薬を睨み、ソファーに戻ってはい、と相手に渡して隣に座り、
…死ぬか、目薬ごときで。
( 様子を見つめ乍やっぱり幼い子供の様だ…、と思い乍微笑ましそうに口元に笑みを浮かべればソファに座り乍自分の足を軽く叩き、「…寝心地は悪いだろうが、さしづらいからな。」と苦笑し
どうかな、明日のニュースで目薬に殺され、女子高生死亡。とかのニュースが合ってるかもだよ?、
(油断禁物、と付け加え、嬉しそうに相手の膝に頭をごろん、とすればすぐさま寝そうな感じだか、今から目薬と対決、となると心臓バックンバックンで←。
そんな死因見た事ないから安心しろ…、
( はいはい、と宥める様な感じで肩を竦めれば緊張して身構えている様子の相手の髪を片手で撫でつつもう片手に目薬を持てば「…ほら、目開けてろよ?」と言ってぽとん、と水滴を相手の眼球に落とし。その間もずっと相手の髪は撫で続け
...んぁ...!!、
(眼球に目薬の液を落とされ、ビクン、と驚きもするが相手の膝と手が心地よくてさほど痛くも何もない様子で安堵し、「...全然痛くなかった...、」と目を細めてニコッと微笑めば、どうやら明日は女子高生死亡ニュースは流れないようだ。
そりゃよかった…、ハイじゃあ次もう片目なー、
( 痛くない様子の相手に安心した表情を見せるもそこはまだ終わっていない、と軽く諌めて相手のもう片方の目に手際よく目薬を落とせば頬を緩めて「お疲れさん…、よく頑張ったな。」と言って髪を撫でて
ん、何か目薬って...、
気持ちいいな、
(髪を撫でられて目を細め乍、「ありがと、貴方は命の恩人です、」と笑い乍そう言えば、隼人も痛くなったら私が注してあげるね、と付け加えて、手を伸ばして相手の鎖骨周辺を触れば、「消え掛かってる...、」とうっすら見えるキスマークを撫でて、
大袈裟…今度から自分でさせるようにな。
( 小さな子供にする様に言い聞かせ乍もゆっくりと相手の頭を撫で、自分がさされる事は一生無い、と呟いて苦笑し。消えていると聞けばあれから少し経ったからな、と思い出して困った様に笑うと「…続きはあとで…、お湯止めて来なくていいのか?」と首傾げ
...あ、お湯!!、
(きょとんとした表情で相手の言葉を聞き、はっ、としたようにキッチンに行けば、火を止めてマグカップにお湯を灌いでマシュマロを2個ずつ入れると出来上がり。それを持って相手が居るソファーまで持っていけば、「はい、どーぞ、」と渡して、
( ちょっとばかし新しく作りました、
http://m.saychat.jp/bbs/thread/326574/
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