案内者 2013-10-13 22:56:58 |
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( 不意に声の掛かる方へと振り返っては相手の姿。未だ己の意識が覚醒し切れてないのが問題なのか如何やら相手の風格が違う事に気付く。視界がぼやけているからだろうか、まあいいか。「トイレ何処にありますか?..えっと、館の主サン..?」呼び方に少々途惑うも首をゆるりと傾げては訊ねて。此の館は素晴らしいと思う反面不気味だ。彼は一人で大丈夫なのだろうか。と少々考えてみたり。
((/お気遣い有難う御座います! 了解致しました! )
あぁ…、トイレなら壁の廊下を歩いて行った先です。
(何やら未だに寝ぼけている其の姿は未だに自分の目の色に気付いていない様で。ゆるりと笑みを浮かべつつ場所を指差しては相手の求める先を教えて。それで居て呼び方に違和感があったのか少し考える素振りをしては「…私は琥珀と言います、君の名前は君の用事が済ませた後ででも教えて下さい。」と言い残すと小さく笑って再び居間へと戻って行き。素直に相手が此方に来た時用に紅茶でも淹れようかと考えて)
( / 用事が終わりましたので再び上げておきます…! )
あ、有難う御座います。
( 段々と意識が覚醒して行けばやはり彼の瞳は赤色に染まっており。一瞬驚くも先ずトイレが先か。相手が親切に名前を教えてくれれば「琥珀..さん。」と繰り返し言葉に発して。彼の言葉に頷いては廊下を進んで行く。其れにしても広く大きな館だ。他に旅人は居ないのだろうか。なんて頭の中で考え筒無事トイレへと。
((/御帰りなさい!← 上げ有難う御座います.、)
(流石に眼の色はバレてしまっただろうか。然し怯えた様子を見せない相手に更に興味を持ったのか良いのか悪いのか気に入ってしまったのか。手慣れた手付きでもう一人の分の紅茶をカップに注ぐと先程迄自分が座っていたソファへと戻り再び座り直して直ぐに来るであろう相手を待ってみて。来なかったら此方から行けば良いとすら考えていて)
( / 此方こそ御待ちいただき感謝ですッ! )
( 無事用が済めば相手がいるだろう場所へと向かって行き
。..眠たい。先程寝て起きたらばかりなのに此の始末。呑気に欠伸を1つ零し筒視界に相手が見えては其方へと歩んで。「教えて頂いて有難う御座いました。..俺の事は陽向とでも呼んで下さい。」流石に相手の名前だけ知って此方は名乗らないのは無礼だろう律儀に名乗ってはぺこ、と軽く頭を下げて。
((/いえいえっ!)
いえいえ…、それにしても随分と眠そうですね。
(漸くやって来た相手に口許に笑みを浮かべては座った侭見上げる形をとって此れ又丁寧にも此方にお辞儀をする相手を眺めて。先程迄寝て居たであろうその表情は未だに眠そうで。自分の隣のソファのスペースを指差しては「では陽向さん、紅茶を淹れたのでいかがですか?」と立った侭の相手を促す様に告げて。)
此処数日寝てなかったので...。
( 小さく苦笑いを浮かべては気を引き締める様頬を叩いてみて。相手が指すままに腰を下ろせば「はい、是非お願いします。」と。先程は断ってしまったが断り続ける事も何か引っかかる。紅茶なんて何ヶ月振りか..。なんて思い乍小さく頬を緩ませるも眠気は収まらない様。
それはそれは…、随分と長旅だったんですね。
(己はおおよそ日光が苦手な為に余り外を日中に旅した事はないのだが旅人である相手は違うのだろうと考えて。良く見れば先程寝てはいるものの目元には薄らと隈が出来ていて。カップに注がれた紅茶を相手の方へと差し出すと緩めた表情と何処となく眠そうな眼が目に入って。思わず手を伸ばし、隈の出来ている相手の目元にそっと触れては「可哀想に…、隈が出来ていますね。」と小さく述べて)
( こくり、と頷けば苦笑いの侭。旅を初めて数年経つがこんなにも親切にしてくれる人は初めてで少し戸惑う。カップを差し出されれば小さく頭を下げて。不意に目元に違和感を覚えては相手の手だと理解するのに何秒掛かったか。「え、.あ、そう..ですか..。」少々戸惑いを隠せず焦るも自分の隈なんて鏡を見なければ気付かないだろう。何時も無表情で遣り過ごすがそうは行かなく顔が少々引き攣って。
ふふ…、流石に戸惑ってますね。
(無表情の侭で居られなかったのか戸惑いを露にして途切れ途切れに話す相手を可笑しそうに見詰めてはクスリと笑い、目元に触れていた手をスルリと下げて片頬に触れて。覗き込んで相手の瞳を見ると何処か焦りの色が浮かんでいる様で「…何故私が此処迄世話を焼くか、不思議ですか?」と恐らくは相手が疑問に思っているであろう事を此方から尋ねてみて)
..そりゃ、途惑う..ますよ。
( 若干タメ混じりな口調に変化した事は気にせず笑みを零す相手に危機感を覚えて。彼の瞳には己の瞳が有り矢張り赤く染まっている。自分が一番気になっていた事を自ら言う相手に「..はい、今まで此処まで良くされた事は無かったので。」と理由まで述べてみる。乾いた笑みを零せば相手の返答を待って。
(自分の目の前に相手の瞳があるという事は逆に言えば相手の瞳には己の赤い眼が映っている事だろう。口調が何処となく変化し動揺を見せる相手に自分は変わらない笑みを浮かべては相手の頬から割と直に手を引いて「久方ぶりの客人で少し楽しくて…。こんな森の奥に住んでいますと誰も訪れませんし。…君の様な可愛らしい御客様は余り覚えがないですしね。」等と平気で述べては手元に置いてある紅茶を悠然と一啜りして)
( 色々目の前の彼について思う事は有るが、今晩限りという事もあり"不思議な人"だった。と己の記憶には残るだろう。相手の言葉に思わず己の耳を疑ってしまう。"楽しい"?"可愛い"?。相手の話を聞いていればそんな言葉が出てきて唖然。「そうなんですか-。」知らずに間延びした言葉を述べてしまった事に若干後悔。相手から逃れられたものの顔を見れず紅茶を手に取れば一口。
ふふ、私から見ても君は不思議な”人間”ですよ。
(自分の事を見る目は些か不思議そうだし、自覚出来る限り相手から見れば自分はさぞ変な奴なんだろう。自分の"人間”と呟く言葉には無意識にも含みが入っていて。間延びしつつ此方から顔を逸らして紅茶を飲む相手を観察していればどうやれば相手が興味を持つだろう、と頭を巡らせて。人間の深い思想迄は把握しきれず、極めて策略は難しい所。自分も他の方向を見詰めながらどうするか考えていて)
( "不思議な人間"と言われてしまった。喜ぶべきか否か、此処は否か。眉を寄せるも引っ掛かる事が一つ。今の相手の言い分には"自分は人間じゃない"的な意味も含められている様な気がしたのば自分だけでは無い筈。然し此処に居るのは自分のみ。相手の方向は敢えて向かずカップを机に置いては「琥珀さんは人間ですか。」なんて疑問符も付かない口調で問い掛けて。人間に"人間ですか"なんて言われたら自分は傷付く。少し質問の仕方に後悔し乍気まずそうに何処かを見詰めて。
(さて、どうしたものか…。と久し振りに頭を回転させている所に相手からの言葉の投げかけに少々驚いた様に眼を丸くしては相手を横目で見て。其処迄察しのいいとは思っておらず寧ろ逆だと思っていたのだが見当違いだった様で。困った様な笑みを浮かべるも其の笑みは何処か自虐的な色も含んでいて相手と同じく別の方向を向いては「…其れは疑問ですか、それとも人間だと信じているんですか?」と疑問符のつかない其の問い掛けへの返答として尋ねて)
( 相手の問いには如何答えるべきか。暫く時間を置いた後小さく咳払いをしては「いえ、少し違った風格の持ち主だな..と。質問が可笑しかったですね、すみません。」と素直に謝罪をしては困った様に眉を寄せて苦笑いを。寝惚けていたのか。なんて適当な言い訳を頭の中で並べては視界がぼやけてきた様子。眠気に耐え筒目元を擦れば双眸パチパチと瞬きを数回行い。
(暫くして聞こえて来た相手の返答に苦笑を零してはどうやら相手は矢張り何処か抜けている様で。其の証拠に既に自分の目の前で些か眠そうな動作をしていて。つい先程迄は自分に警戒心すら出していたというのに、等と考えてつつ相手の方へ再び手を伸ばしては手の平で相手の両目を覆っては相手に静かに近寄って「此の侭寝ても構いませんよ…、今夜は疲れているんですから。」と眠気を耐えている様子の相手を誘う様にゆっくりと、それで居て低い声で囁き)
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