(自分の目の前に相手の瞳があるという事は逆に言えば相手の瞳には己の赤い眼が映っている事だろう。口調が何処となく変化し動揺を見せる相手に自分は変わらない笑みを浮かべては相手の頬から割と直に手を引いて「久方ぶりの客人で少し楽しくて…。こんな森の奥に住んでいますと誰も訪れませんし。…君の様な可愛らしい御客様は余り覚えがないですしね。」等と平気で述べては手元に置いてある紅茶を悠然と一啜りして)