トピ主 2021-09-01 18:06:46 |
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キルティは、バルガスの影に潜んでいたゴーストを真っ二つに切った。
キルティ)弱ってるところをつけ込んだな。茨、もう解いていいぞ。
キルティがそう言うと、茨の縄は、バルガスから離れ、空気に溶けるように消えた。
ケイト)今の何だったの?
キルティ)恐らく・・・な・・・ん?
キルティは近くに何かを見つけた。手拭いで取ってみると、それは欠けたガラス片だった。
キルティ)あのゴースト、このガラス片に魔法を掛けていたな。でなければ、バルガスの影に潜むわけがない。
キルティ)バルガス、やっぱり今日は休んで家にいた方がいいんじゃないのか?
ケイト)そうだよ、まさかガラス片に魔法が掛かっていたなんて・・・
キルティ)それに、このガラス片は、バルガス、君の首を傷つけたガラス片の一部だ。ガラスの端に微量の血痕、血の匂いがするから、間違いない。
ケイト)えぇ!物的証拠ってやつじゃん!
キルティがガラス片の分析をし、それを聞いて、ケイトはとても驚いていた。
キルティ)魔法の方は調べないと分からないね。これ、ちょっと調べるよ。だから、バルガス。休んだ方がいい。学園長にもちゃんと言ったら分かってくれるよ。
ケイト)そうそう、ああ見えて、教師のこと大切にしてるからね。
一方麗奈のことを聞かれ、マレウスは
マレウス)安心しろ、問題ない。ただ、油断はしていない。キルティもあれからいろいろと書物で、ゴーストを調べているが、あちこち転々としているため、目撃証言もなければ、その間に事件を起こしたわけでもない。長く住んだ場所でしか、犯行に及ばなかったらしく、情報があまりにも少なすぎると頭を悩ませていたよ。オンボロ寮のゴーストも全くしらないようでな。
マレウスはため息をついた。
バルガス:……うーん、仕方あるまい。今日の授業は中止だ
イデア:もうあの世に行ったはずなのに…しつこいったらありゃしないね(イライラ)
キルティ)あと少し終わるよ。
キルティは、ニヤッと笑った。
マレウス)ゴーストを冥界には連れていけないのだろう?ならば、全てその場で消し去らなければならない。
マレウス)同感だ。
マレウスがそう言うと、チャイムが鳴った。
マレウス)終わったな。早く着替えて昼に行くか。
マレウスは、そう言って更衣室に戻っていった。
キルティ)やっと終わった。
ケイト)お腹すいたもんね。
エース)デュースくん、今日はあのお弁当作ってないの?
エースは、ちょっとからかい気味に、デュースに聞いた。
キルティ)ケイトは今日も激辛?
ケイト)うん、ペペロンチーノ。キルティちゃんは?
キルティ)まだ考え中。
デュース:今日は作ってないんだ
レオナ:麗奈
麗奈:あ、レオナ先輩。お疲れ様です
レオナ:ああ。土曜のこと忘れんなよ(ぐい、と抱き寄せて耳元で言い)
麗奈:レオナ先輩、ここでは目立ちます!///
レオナ:あ?関係ねえよ。じゃあな
デュース:何の話だ?
キルティ)リリア、いや何を食べようか迷ってしまってね。早く決めないと、食べる時間なくなるし、昼休み終わってしまうから。
キルティは困った顔で言った。
中の人)遅くなった、ごめん!
キルティ)何でそんなに買ったの?
キルティは、たくさんのパンを見て言った。
キルティ)じゃあ、チーズサンドをいただくよ。ありがとう、リリア。
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