恐竜博士 2018-08-22 19:01:10 |
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(贅沢を言えないサバイバル暮らしにも慣れてきて食料選びを手伝い、ふと考えれば己の存在が足手まといになってはないか心配で)それなら私にも銃の使い方を教えて欲しい、守られてばかりは嫌なの
アンタが銃を持つのか?(買い込んだ食料品の入った袋を片手ずつに抱えるように持っていると相手の申し出に驚いた顔で問い返して)別に守られてばかりじゃあ無いだろう。変な気を回さなくていい。
でも… 分かった、別の方法で役立てる事を探すわ(一緒に立ち向かってるつもりでは無かったようで一安心、あまり人付き合いの上手でない相手に変わって情報収集をするとか方法を考えたら良いのだと大きく頷き)
あぁ、そうしてくれ(決して銃が扱えないと思っている訳では無く、勝手に男の自分が相手を守るのだと決め込んでいる部分もあり、納得した様子に少しホッとしては食料品店から出て近くの銃砲店に行き、店先にあったベンチに重たい荷物を下ろし)此処で待っててくれ、すぐに戻る。
本当にすぐ戻ってきてよ(荷物番と小休止を兼ねてベンチに腰下ろし、一人になってから物音が目立ち近くの雑木林が揺れたような。獰猛な恐竜が潜んで居ない事を願ってその場を動かず息を潜めたまま揺れる葉を注視して)
(店内に入ると様々な銃が並ぶのを横目にレジに居る店主に声を掛けて、ライフル用の弾を購入してから支払いを済ませて外に戻ると何かを見ている相手の姿に目線を追うように向けつつ茂みへとライフルを構え)おい、…どうした?
…あそこ、何か居るわ(店の出入り口が開閉する音に視線をずらし戻ってきた事を確認し、何かに警戒されないよう注意して声を潜め揺れる葉を指差し)
分かった……少し下がってろ(視線は前に向けたまま相手に下がるように促すとライフルの先を使い、葉を軽く左右に掻き分けるとそこに居た音の主を発見しようとし)これは………?
揺れてる高さからして小さそうだけど気を付けて(物音は立てずに逞しい背中に身を隠し、何かを発見したらしい空気を察しひょっこり覗かた顔から直ぐに力が抜けやんわり笑顔に)トリケラトプスの子供、可愛いわね
(出てきたのがトリケラトプスの子どもだと分かれば比較的大人しい性格で危険は少ないと判断し、ライフルをゆっくりと下ろしては子どもに目線を合わせるように膝を折って屈み、手を差し出すと様子を見つつ硬い皮膚の頭を撫でて)あぁ……でも、なんでこんな所に。この子らは群れを成しているのに、迷子かもしれないな。
それは大変、仲間を探さなきゃ(パーク内で観察したトリケラトプスの生活を思い起こし、背の低い葉を食べる姿に癒やされながらも心配で立ち上がり見渡してみたとて親や仲間らしき姿は見当たらず)
このままにはしておけないな(相手の言う通り幼い恐竜を放っておくことも出来ずに、暫し考えていると自分も立ち上がり)恐竜達が森に居ると言っていたし、この子の群れも森かもしれない。
この子も一緒に探検してもらいましょ(群れを探すと決まれば再度膝を曲げにっこり笑顔で警戒心を解いてもらい、子犬程の大きさの恐竜を抱き抱え昼前だと言うのに薄暗い雑木林を見据え)
オーケー、じゃあ荷物を車に置いてくるから直ぐに戻る(抱き上げた様子を見ればベンチに置いてあった袋を両手に持って、近くにある車へと運んでから足早にライフルを背に担ぎ直すと彼女の元に戻り)
(買い物をしまう旨の発言に頷き返し、腕の中で眠たそうに瞬きを繰り返す子供の角の合間をぬって額を撫で。すっかり和んだが先程の店員の言葉を思い出し肉食恐竜に出会うかもしれないと表情を引き締め)この子の群れ以外にも居るかもしれない、気を付けなきゃね
勿論だ、油断は禁物だぞ(同意を示すと雑木林の方を見て、用心の為とライフルを手に持ち直すと辺りを警戒しつつゆっくり歩き始めて雑木林から更に奥にある森の方へと向かい)
傍を離れない、危なくなったら守ってくれるでしょ?(一歩ずつ踏み入れ木々に覆われた冷たい空気に包まれ身を震わせ、圧迫感を与えない程度にぎゅっと抱き抱える腕に力を込め)
(勿論だ、とは口にはせずに心の中で告げると彼女の腕の中で大人しくしているトリケラトプスの子どもを見て、少し面白くない気持ちになったのか眉を乗せると視線を前に戻しては更に奥の方に歩いて、暫くすると木々の合間から草原が見え始めれば遠目に黒い影がたくさんあるのに気づき)…向こうに何か居る。
この子の家族だと良いんだけど…(段々と視界が広がり何かが動く様子は確認できたのだが、何かが分からない以上は慎重になり歩く速度が落ち)
(遠目に見えてきた群れはどうやらトリケラトプスの群れのようで、ゆっくりと近づいていくと子どものトリケラトプスは親を見つけたのかクレアの腕の中で少し動いていて)どうやら、此処からはぐれていたようだな。
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