In the sanctuary / 〆

In the sanctuary / 〆

魔法使い  2018-07-08 20:11:25 
通報


お相手様決定済みです




コメントを投稿する

  • No.21 by ディラ・マズロー  2018-07-09 20:34:57 


足りる…というより腹が減っていない。だからそれは食べきって構わないが…問題はそれでこの屋敷にある食料がつきたことだ。明日は買い出しだな
(お構いなくと適当に手をふると空になったカップに紅茶を再び注ぐ。使用後に水洗いはしているようだが茶渋が取り切れておらずポッドが所々茶色くなっている。が、特に気にしている様子はない。口にするものは最低限の清潔さが保たれていれば良しとするようだ。相手がどれだけ食事をとるかは分からないが、あまり食事を取らない自分と同じとはいかないだろう。買い出しの荷物持ちが増えてちょうどいちタイミングだったと言うべきか)
…少し立ち入ったことを聞くが、お前が受けた拷問は服の汚れからして相当酷いものだったはず。よく…そんな状態でいれるな。もっと取り乱したり、怯えたり…復讐心が湧き上がったりしないのか?それとも無理をしているか
(先程みた服の様子が頭から離れず、一言断りを入れるものの、相手の過去に踏み込む質問をする。ただ興味があった、同僚から裏切られ酷い仕打ちをうければ人の心には影が落ちる。もちろんリーシェも怒ってはいるのだが、受けた仕打ちにしては軽いような気もする。相手がどんな人物なのか知る機会にもなるだろうとじっと観察するように目線を向けていて)

  • No.22 by リーシェ  2018-07-09 21:48:55 


…取り乱すとか恐怖とかはするだけ無駄だと幼い頃に気づいた。復讐心は、持つのが飽きた。つか持っていい思い出がない。
(口の中でりんごを咀嚼しながら昔のことを思い出す。まだ24歳という若さではあるが昔の苦々しい多くのことが頭の中を駆け巡る。親に売られ、人に売られ、下働きとして雇われた先でも嫌な思い出ばかりしかない。りんごを机の上に置き、僅かに痛み始めた頭を手で覆う)
あと、痛いのとか慣れてるからそんな気にしてない
(風呂に入った時、体の所々に青あざや切り傷があったのを見つけたが滲みた以外に痛みは少ない。けれど、動いていれば気にならないし、力仕事も出来そうである。傷の表面はかわいているから血で汚れることは無いだろうし、まあ特に問題は無いだろうと結論づけて)

  • No.23 by ディラ・マズロー  2018-07-09 22:29:09 


…___つまりその性格はお前自身を守るための自己防衛手段か。余計なことを聞いたな、痛むか?
(突然雰囲気の変わった相手に目を開く。その一言で過去にリーシェがどのような経験をしたか、ぼんやりと見えてくる。怪しげな屋敷に迷い込んで即刻自分を雇ってくれと言う彼は、自身の身売りに慣れている気がした。過去に彼に何があったのか、ディラは知りたいと心が動く。ゆっくりと手を伸ばし、額に手のひらを付けて記憶を読み取る術式を発動させればリーシェの過去を鮮明に見ることができる。だが途中で、止めておこうと手を止めた。リーシェが傷つき苦しんだ過去にこれ以上踏み入れない。代わりにリーシェの頭をそっと撫でていた。同時に自分が他人に優しくできていることに驚く)
……確かに、痛みは慣れてくるものだが、慣れるものじゃない。そのうち自分をどこまで傷つけても大丈夫なのか境目が分からなくなる。傷口はどこだ、見せろ
(自分の経験談を引き合いに出しながら、首をふる。そして立ち上がって相手のそばまでくるとまたくるりと手を回し、次の瞬間には手の中に小さなガラス瓶が握られていた。屋敷に侵入してきた男を雇ったうえ、風呂も、簡素だが食事も与え、さらには傷の治療まで行おうとしている。久方ぶりに話す平和な人間に浮かれているのだろうか。自分に対してため息をつきつつ、リーシェの前に仁王立ちになり)

  • No.24 by リーシェ  2018-07-09 22:56:26 


んーまぁそんなとこ。でも、そんな性格は元々変わらないぜ?
(苦笑いしながら答えるが、頭を撫でられると擽ったい気持ちにかられ、胸のあたりがふわりと暖かくなった。忘れていた優しくされるということに少し恥ずかしい気持ちになる。自分の過去を話すことに抵抗はないのだが、聞いていて気分のいいものでは無いとは思う。しかしふと、いつかディラさんに話せたら自分は楽になるだろうか…と変な考えが浮かんでしまう。それに内心首を傾げるが次の言葉に固まってしまった)
いや、いやいやいや、大丈夫だから!もう血も止まってるし!あとぶっちゃけ所々皮膚引き攣ってて見てて気持ち悪いと思う!
(手に持たれた小さなガラス瓶と相手の言葉に両手を顔の前に掲げ首を横に振る。さすがに雇われる側として、雇う側に傷の処理を任せるのは自分のプライドが許さない。が、自分の目の前で仁王立ちするディラの雰囲気から断ってもなんか無駄かもしれない、という考えも浮かんできて)

  • No.25 by ディラ・マズロー  2018-07-09 23:29:24 


それなら、その性格だからこそこの屋敷まで逃げて来られたと捉えるべきか。偏屈な性格になっていなくて良かったな
(頭を撫でていた手を引っ込めると相手にはつられて長年仏頂面しか浮かべていなかった顔が緩んだ。魔法使いとしての使命を帯びてから他人との関わりは完全に経たれていたし、持ちたいとも思わなかった。だが何故か、この男のことを知りたいと思ってしまっている。すぐに根をあげて屋敷を出ていくかもしれないと言うのに…まだ彼は自分が何をしているのか、どんな人間なのか知りもしていない。この先リーシェが自分に対してどんな感情を抱くか、予想はつく。だからこそ入れ込みすぎは禁物だと肝に命じておいた)
気にするな、生傷も傷跡も見慣れている。いいか、これは私の魔術知識が詰まった治癒薬だ。塗って一晩寝れば呪われた傷以外は治る。明日から私のために働くんだろ?それなら万全の状態でやってもらわなければ困る。そんなに私に触られるのが嫌か?
(油のような液体が入った瓶をテーブルの上に置くとこれがいかに優れた薬品であるかを説く。そしてすました顔で自分の立場を忘れるなとでも言いたげに鼻で笑うと、腕を組み相変わらず相手を睨んでいて)

  • No.26 by リーシェ  2018-07-09 23:55:43 


はは、確かにそうっちゃそうかも。
(相手の顔が緩んだのを見て、短い間だか仏頂面しか見ていないのにこの人も笑うんだ、と微笑ましい気分になる。家の様子からして長年誰とも関わらなかったのか、それとも少しは誰かと関わっていたのかも分からないが、ただ笑えるのだと安心する。どんなに冷酷なことをいっても、偉そうな態度をとっても根は優しいのだと、ただ言葉を紡ぐのが苦手なだけかもしれない。そんなことをこの短い時間のなかでも感じ取るとこができた。自分と関わることでもっと素を出せるようにしたい、と少し願ってみた)
んぐ、そういう訳じゃないけど……オネガイシマス(どうにか断ろうとも思ったが雇い主から真っ当なことを言われてしまえばぐうの音も出ない。睨んでくる目が気まずくなり自分の視線をそらすが、少ししたら観念したようにガクッと首を下げ、手も下ろす。確かに自分の手が届かない所もあるし、かといって自分でやると言って塗らなかったら絶対こいつが塗って二度手間になる、と考え片言ながらも了承する。この際自分の執事としてのプライドはないものとして扱ってみる。)

  • No.27 by リーシェ  2018-07-10 00:25:57 


(/すみません、今晩は寝落ちさせていただきます!また明日(今日とも言う)よろしくお願いします!)

  • No.28 by ディラ・マズロー  2018-07-10 00:43:26 


最初からそう言えばいいだろう
(やっと観念した相手にため息をつくと遠慮なく服を捲りあげる。体には拷問で出来たであろう傷やもっと過去に付けられ未だ癒えていない傷跡もあり、一瞬手の動きが止まった。だが何事もなかったかのように手は動き出すと治癒薬を手のひらに出し、傷口へと塗り始めた。残念ながらディラは遠慮というものを知らず傷口に容赦なく薬を塗っていく。痣の類にも薬を塗りつけていくがその数の多さにまた息を吐いた)
…私がお前を傷つけることはよっぽどの事がない限りありえない…しかし、私といることでお前が何らかの事故に巻き込まれる可能性がゼロではないのは確かだ。私の使命にお前を巻き込むことはしない…何があっても、必ずお前が傷つかないようにする
(傷口に薬を乱暴に塗りながら言葉を零すようにして相手がこれ以上傷つかないようにすると伝える。体にしろ心にしろ、傷ついて痛みがない、なんてことはありえないと自分はよく知っているのだ。痛々しい外傷も心の傷も、もう増えることがないように、せめて相手がこのサンクチュアリにいる間は傷がつかないようにしようと決心した)

(/ご連絡ありがとうございます!こちらもこのレスで落ちようと思っていたのでちょうど良かったです!ではまた明日よろしくお願いします)

  • No.29 by リーシェ  2018-07-10 11:17:55 


…そしたら俺があんたの執事としている意味が無いじゃないか。執事『俺』はご主人様『あんた』の生活をサポートし、守るのが仕事だ。
(ディラが塗ってくる傷薬は少し沁み、時折息を詰まらせるが、自分を守るような言葉は承諾できなかった。自分が守られること、必要とされないことは死ぬことと同意義であると、決めていた。確かに、魔法の使えない自分では足でまといになることも多いだろう。それでも、自分ができる範囲で盾となり矛となることは、それだけで満足感が味わえる。だからこそ、俺を守るようなことはしないでくれと首を横に振った。)
べつに傷や痣が増えるのは問題ない。誰かを守れたっていう自己満足ではあるけれど、安心するんだ。
(本当はそれが体や心に悪いことはわかっている。だが、そうでもしないと自分を保てなかった幼少期の名残から今もその考えに捕われている。ここを追い出されないかぎり、死ぬまでにはその考えが無くせればいいと思いながら、不器用なディラの優しさを受けて)

(/おはようございます!遅くなりましたが返しておきます!)

  • No.30 by ディラ・マズロー  2018-07-10 14:30:44 

自惚れるな、私が相手をしているのはお前をいたぶった輩や街に潜んでるゴロツキとは違う。お前が私の前に出ても自己満足を感じる前に死ぬだけだ。私の使命は偉大なる魔法使いである私にしか果たせない。この屋敷の清潔さを守るのに注力しろ
(相手の言葉に今までになく目を鋭くさせると、余計な手出しをするなと釘を刺す。どうにも自分の身を軽く売る傾向にあるやつだ。おそらくこれも彼の過去から作りだされた考えだろう。だがそうだとしても自分の仕事を邪魔されるのは困る。自分が日々どんなことをやっているのか、知らないならこその発言だなと呆れて息を吐いた)
下半身は自分でやれ。そろそろ夜も遅い、お前の部屋を用意しよう
(上半身のあらかたの傷に薬を塗り終えるとテーブルに治癒薬を置く。あとは自分でやれという意味だ。そのまま食堂の扉の方へ移動し廊下へと出ていく。彼はなかなかに頑固なようだ。今後屋敷が騒がしくならないことを祈りつつ客室へと足を進めていった)


(/いえいえ、こちらも日中はレス頻度かなりバラつくと思いますので…ご容赦下さい。)

  • No.31 by リーシェ  2018-07-10 16:20:26 


…了解、極力あんたの邪魔しない。
(重い言葉と纏う雰囲気に、両手を顔の横に上げ降参の仕草をする。確かに自分とディラでは次元が違うくらいの段階で相手にならないだろう。ディラにも使命があるように自分にもある使命を全うする前に死ぬのは困る、と決めたが自分にもできることがあると思い極力という言葉を使う。ぶっちゃけ直接的には努力するが、間接的には難しいので保険でもある。机の上に置かれた治療薬を手を取れば瓶の中でゆっくりと揺れる。材料や作り方はわからないまま過ごすだろうが、いまは気にせず受け取っておく。)
おう、わかった…あんたもちゃんと寝るんだろうな?
(足を進めていく後ろ姿に自分も立って歩き出す。その途中ふと気になったことを問うてみる。この人の場合本や魔法に夢中になって寝るのも忘れていそう、と考えてジーッと目を細めて見る。紅茶を飲んで夕飯替わりにしていたことも相まって生活面に対してはあまり信用せずにいようと思い、いざとなれば側で子守唄でも歌ってやろうかと後ろをついて歩きながら考えて)

(大丈夫ですよー。私も結構バラバラなので)

  • No.32 by ディラ・マズロー  2018-07-10 18:03:59 


そうしておけ、私は子守りが苦手だ。ついたぞ。長年使ってない客室だが……使える程度にはしておく
(とりあえず手は出さないことに同意した相手にため息を吐くと、客室の扉を開いた。長年使われていない部屋はホコリっぽく薄暗い。指を鳴らし電気を付けると、部屋の入口に立ったまま宙を押すような動作をする。すると部屋に備えられていた窓が開いた。窓の外は地面も何も無い夜空のみの空間が広がっている。次に両手を広げ、その手を窓の方にふると室内に風が渦を巻き始め渦が埃を絡めとっていく。そのまま渦は部屋の外へと抜け出し、最後には溜まった埃を部屋の外にかきだした。といっても水拭きをしていない部屋は完全に綺麗とは言えなかったが。最後にベッドに近づくと、シーツを撫でるようにして触る。そうしてやれば古く黄色に変化していた寝具一式は新品同様のものに変化する。これで十分だろうと相手の方をみて、どうぞと部屋へ招く仕草をした)
…それで、どうしてお前が私の睡眠時間を気にするんだ?今日はまだ読み終わっていない本がある。読了したら寝るから先に寝ておけ
(話を戻すように一呼吸置いてから先程の質問に質問で返した。彼は察しがいいのか、ディラが定期的な睡眠を取らないことに気がついているのだろうか。厄介払いでもするように早くベッドに入れと促しながら自分は部屋を出ていこうとして)

  • No.33 by リーシェ  2018-07-10 19:55:25 


もう魔法ってのはなんでもありすぎて、驚かねぇわ…
(部屋を綺麗にしたり服を直したり、簡単な動作をして夢のようなことが出来ている。だがなぜこんなに簡単にも部屋を綺麗にしたのに、出会った広間らしき所や廊下は汚いのだろうと疑問が浮かぶ。そして、まだディラの部屋を見てはいないが本や埃にまみれ、きのこやカビが生えているのではないかと少し怖くなった。だが勝手に入って掃除すれば激怒するだろうし、勝手に物を移動してなにかの封印や面倒なことになったら迷惑をかける。だがそこから病気が流行った…と魔法使いなら大丈夫かもしれないが心配になり、掃除する時はディラさんにことわってからやろうと決める)
いやあんたの事だから絶対寝ない。…それとも、偉大な魔法使いであるディラ様は1人で眠れないのですか?子守唄でも歌いましょうか?
(相手の言い分に、やはりと口角をあげて笑う。実体験でもあるのだが、○○してから寝るというのはあまり信用出来ない。なぜならそれを終わらす前に日が上り朝になっていたり、それを終わらせたあとも違うことをやり始めることが多いからだ。そのためリーシェは態とらしく敬称をつけて挑発するような言葉を掛け、相手の反応を見る)

  • No.34 by ディラ・マズロー  2018-07-10 20:24:51 


基本的には機械と同じだ。それぞれの役目を繋ぎ合わせ望む結果を得ているだけ。魔法は万能ではない
(自分の魔法をみて呆然とする相手には得意げな笑みを浮かべた。なんでもできるように見えるのは手数が多いからにすぎない。小さな歯車の組み合わせがやがて大型の機械を動かすのと原理は変わらないのだ。といっても大抵のことがディラには出来てしまうわけで、それこそ掃除など体を使わずともやってのける。そのせいで「いつでもできるからいつかやる」が永遠に先延ばしになって現在の屋敷の惨状になっているのだが、それをリーシェが知るのは何時になるだろうか)
っ…いつ寝ようと関係ないだろう!1人で寝れるに決まってる!僕を子供扱いするな!
(相手の言葉にピクリと体が止まる。そして振り返ると人差し指を突きつけながら声をあげた。この男が転がり込んできてからペースは乱れっぱなしで、屋敷に1人でないこの状態も落ち着かない。そんな時にわかり易い挑発をされてしまえば感情が一気に高ぶってしまったのだ。だがそこでひとつのミスを犯す。勢いに任せて放ったせいでつい口から出てしまった素の一人称。思わずしまったと目を泳がせる。相手に悟られぬうちにと背を向けるとまた扉へと歩いていき、それと同時に手を払うような動作をすると、リーシェの体はふわりと浮いてベッドへと移動し、新品のシーツの上に乱暴に落とされる)
とにかく寝ろ!今日は逃げてきてもう疲れてるだろ

  • No.35 by リーシェ  2018-07-10 21:17:09 


…まぁ確かにすぐは寝れるが…。
(ベットの上に降ろされたままぽかんと口を開ける。先程自分が言った挑発に相手が乗ったため出てきた素の部分に目を丸くした。ずっと人の精神を逆撫でするような態度とっていたが本当は固い口調ではなく青年らしい口調で少し安心した。また、先程まで私という一人称と高圧的な態度をとっていたが素は可愛いものだな、と思うが口には出さない。偉大な魔法使いと周りから言われていたせいであんな高圧的な態度をとるようになったのかもしれない。しかしずっとあれでは疲れるだろうと自分の前だけは素でいればいいのにとも少し思う。)
いやてか、先に子ども扱いしたのはあんたじゃん…まぁいいや、おやすみ。
(そういえば、と気づきニタリと笑う。だがまたここで怒らせては今度は何をしてくるかわからないのですぐにその表情を消し、代わりに邪気のない優しい微笑みを浮かべて適度に手を振る。多分この様子なら今日はしっかり寝るだろうと考え、明日からの計画に思いを馳せる。)

  • No.36 by ディラ・マズロー  2018-07-10 21:47:54 


ニタニタ笑うのはやめろ…おやすみ
(相手を振り返ることはなかったが、発せられた言葉とともにどんな表情をしているかは大体察しがつく。鋭い口調を投げつけたあと、しばし間があってからおやすみと返事を返した。眠る前に誰かに声をかけるなんて何年ぶりだろうか。どこがむず痒い気分に襲われながら部屋をあとにする。ディラが部屋を出たと同時に客室の灯りは消えた)
…くそっ
(そのままの足で自室に向かう。リーシェの予想通り、自室は特に荒れ放題で、辛うじて道らしきものがある先にベッドが存在して いる。寝る前に本の続きをとページをめくってみるが、どうしてもリーシェの顔がチラつく。このまま本を読んで朝を迎えればしたり顔をするのか怒り顔になるのか…とにかく面倒なことになるのは変わらない。悪態をつきながら本を適当な場所に置くとベッドの中へと潜り込んだ。そしてゆっくりと目を閉じる。それにしてもあいつはどうやってこの屋敷に入り込んだのだろうか。今までどんな脅威も入り込めなかったはずなのに、あんなただの人間がなんの怪我もなく入り込めるとは思えない。結界の術式を見直す必要がありそうだ。それに…もうひとつ気になることがある。それはリーシェ自身のことだ。過剰に献身的で自分の命を顧みない。一見するとただ従順なように見えるが、誰かを守ると安心するだとか、復讐心を持つのはやめただとか、引っかかる言葉は多々ある。一体リーシェは何を抱えて生きているのだろうか…ぼんやりとそんなことを考えながらそのまま眠りへと落ちていった)


(翌朝、窓からは日光が差し込み朝を告げる。が、窓の向こうに太陽は見えるものの周囲には大地を含め一切のものがなかった。何も無い空間に孤島のようにこの屋敷が浮いているようだ。リーシェの部屋にはいつの間にか浴室で使ったベルが置いてある。これを鳴らせば魔法使いの耳に彼が起きたことを知らせる音が響くだろう)

  • No.37 by リーシェ  2018-07-10 22:35:47 


…ん、む…。
(まぶた越しに朝日が目に入り、眩しさに小さく声を零しながらまぶたを開ける。ぼんやりとした視界の中、初めはここはどこだ、と疑問を浮かべていたが意識が覚醒するにつれ昨夜のことが思い出される。久しぶりに味わえたフカフカのベッドは程よく自分の体を受け止め良い睡眠をサポートしてくれた。また、ディラに塗られた薬のおかげか怪我した部分は少しも痛くなくひきつる様子も感じない。それを確認するとベッドの上で1つ、あくびをした後両腕を上に伸ばし背筋も伸ばす。パキ、と関節が鳴く音が聞こえるとリーシェの目はぱっちりと目を覚ました。)
よし、今日も元気だな。
(ベッドから降り、朝日が入る窓へと近づく。窓から見える景色には太陽しかなく、そのほかは真っ黒に染っていた。孤島のようなこの場所でディラさんはいつから1人で住んでいるのだろうと疑問が浮かんだ。詳しい年齢は分からないが、体格的に自分より少し年上かとは思ってはみる。それでも魔法で変化してるかもしれない、微妙なところだな、と考えた。と同時になぜディラさんは偉大な魔法使いと呼ばれたのかと思った。何事にも理由はある。なぜ偉大な魔法使いと呼ばれたのか、なぜ1人で住んでいるのか、その生い立ちに何があったのか、ぐるぐると様々な疑問が頭の中を巡る。その途中、無理に聞くことは性にあわないのでしないが、いつか知れたらいいかぐらいの楽観視で疑問を頭の住みに寄せ始めた。そしてこれからどうしようかと部屋の中を見渡すといつの間にか浴室で見たベルが置いてあった。なるほどこれを鳴らせと、そう思って昨夜鳴らしたようにベルを振って。)

  • No.38 by ディラ・マズロー  2018-07-10 23:09:50 


…ん………もう起きたのか…
(ベッドで布団にくるまって寝ていると自身の魔法がかかったベルの音が耳元で聞こえ、その音で目が覚めた。緊急時以外はまだ寝ている時間に起こされまだ頭は寝ぼけている。頭をふって無理やり脳を起こすとあくびをひとつ。ようやくベッドから立ち上がると手をクルクルと回転させた。それと同時刻にリーシェが手にしていたベルに小さな翼が生える。そして1人で宙に舞い上がると、チリンチリンと音を立てながら扉の方へと飛んでいった。どうやらリーシェを誘導しようとしているようだ)
…とりあえず朝食、だな
(昨日この屋敷にある食料は底をついてしまった。ディラ自身は朝食を必要とはしなかったが、リーシェには必要なものだろう。ついでに何日か分の食料を買うかと考えながら玄関ホールへと向かい、その間に目を覚ました。一方でベルはリーシェを玄関ホールへ誘導していくようで、ベルが行き着く先にはディラがいて)

  • No.39 by リーシェ  2018-07-10 23:38:35 


うわ、羽が生えた。…少しかわいいな
(手の中にあったベルが羽を生やして移動していくのを見て、そのあとを着いていく。チリンチリンと鳴きながら飛んでいくベルを微笑ましく思い、クスリと笑う。しばらく歩いていると前方に昨夜で見なれた立ち姿のディラが立っていた。昨日と同じく高圧的な雰囲気を纏っていて、自分が挑発した時に見せた素の部分は微塵も見えない。むしろあの素の部分は夢だったのでないかぐらいの違いである。ディラの近くまで行くと軽く手を挙げて挨拶する。)
おはよう、ディラさん。ちゃんと寝たか?
(顔を覗き見てみると隈はないし少し顔色もよく見える。ちゃんと睡眠は取れたようでそこは安心して、ほっと胸をなでおろす。昨日の会話から今日は買い出しに行くと聞いていたので、ついでに食品ばかりでなくほかの雑貨も買い揃えてもらおうと考えた。といっても男二人でそんな多く買えるとは思えないので持てる範囲でお願いしようと決める)

  • No.40 by ディラ・マズロー  2018-07-10 23:56:39 


おはよう。昨日は気分が乗らなくて…あのあとに寝た。買い出しに行くのは分かっているな?これを持て
(結局相手の言う通りすぐに寝ることになったのを苦し紛れの言い訳で誤魔化す。相手の方も治癒薬が効いているようで怪我の跡は無くなっている。それだけを確認すると、手をくるりと回転させトートバッグを呼び寄せそれを相手に押しつけた。昨日一瞬だけみせた素の顔などなかったかのように高圧的な態度は相変わらずで)
今から朝市に向かう。お前が逃げ出した場所とは全く異なる場所だから、因縁のあるやつに見つかることはないだろう。
(行き先を告げながら玄関ホールに備えられた出入口扉に近づく。そして扉の隣にあるダイヤルを回し始めた。やがてダイヤルを捻るのをやめると準備が出来たと相手の方に振り返る。扉をあけるとそこはリーシェがこの屋敷に入ってきて時とは全く違う景色が広がっていた。海辺にある街の朝市が行われている通り、そこからひとつ外れた裏道の扉とこの屋敷の扉が繋がっているようだ)

(/本日はこれで落ちます!また明日もお相手よろしくお願いしますー!)

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック