魔法使い 2018-07-08 20:11:25 |
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…そしたら俺があんたの執事としている意味が無いじゃないか。執事『俺』はご主人様『あんた』の生活をサポートし、守るのが仕事だ。
(ディラが塗ってくる傷薬は少し沁み、時折息を詰まらせるが、自分を守るような言葉は承諾できなかった。自分が守られること、必要とされないことは死ぬことと同意義であると、決めていた。確かに、魔法の使えない自分では足でまといになることも多いだろう。それでも、自分ができる範囲で盾となり矛となることは、それだけで満足感が味わえる。だからこそ、俺を守るようなことはしないでくれと首を横に振った。)
べつに傷や痣が増えるのは問題ない。誰かを守れたっていう自己満足ではあるけれど、安心するんだ。
(本当はそれが体や心に悪いことはわかっている。だが、そうでもしないと自分を保てなかった幼少期の名残から今もその考えに捕われている。ここを追い出されないかぎり、死ぬまでにはその考えが無くせればいいと思いながら、不器用なディラの優しさを受けて)
(/おはようございます!遅くなりましたが返しておきます!)
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