魔法使い 2018-07-08 20:11:25 |
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はは、確かにそうっちゃそうかも。
(相手の顔が緩んだのを見て、短い間だか仏頂面しか見ていないのにこの人も笑うんだ、と微笑ましい気分になる。家の様子からして長年誰とも関わらなかったのか、それとも少しは誰かと関わっていたのかも分からないが、ただ笑えるのだと安心する。どんなに冷酷なことをいっても、偉そうな態度をとっても根は優しいのだと、ただ言葉を紡ぐのが苦手なだけかもしれない。そんなことをこの短い時間のなかでも感じ取るとこができた。自分と関わることでもっと素を出せるようにしたい、と少し願ってみた)
んぐ、そういう訳じゃないけど……オネガイシマス(どうにか断ろうとも思ったが雇い主から真っ当なことを言われてしまえばぐうの音も出ない。睨んでくる目が気まずくなり自分の視線をそらすが、少ししたら観念したようにガクッと首を下げ、手も下ろす。確かに自分の手が届かない所もあるし、かといって自分でやると言って塗らなかったら絶対こいつが塗って二度手間になる、と考え片言ながらも了承する。この際自分の執事としてのプライドはないものとして扱ってみる。)
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