僕と貴方の道の先

僕と貴方の道の先

狼。  2018-03-31 22:48:57 
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僕が待つのは貴方だけ。



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  • No.41 by シアン・カナリア  2018-04-07 00:11:24 

え? あっ…
(守ると言いつつも突き放すような言葉を並べてしまったにも関わらず、己の身を案じパン屋に足を運び食すことを楽しみにしていたはずの彼の言葉に驚いて。一気に気を緩めてしまったために全身に力が入らず、扉を開けて出ていく彼に声を掛けることも追いかけることもできずにいて。ただ呆然と扉を眺めては、先程周囲と共に心にもない言葉を交わし冷徹な態度を取った過ちに、己は彼を、亜人を傷つけ“恩を返せなかった”と漠然とした恐怖が襲い掛かり、全身から血の気が引き青褪めては鎖を握っていた手が震えて。鎖を放し震える手に視線を落として暫く見詰めていた矢先、再び扉が開く音が聞こえ顔を上げれば離れていったはずの彼が目の前が戻ってきていて。酷なことをした無力な自分を恨むでも蔑むでもなく、礼と感謝を伝える彼の言葉に胸が苦しくなり「ごめんね、ありがとう…ありがとう、アスター」溢れる大粒の涙を流しながら与えた名を呼んでは、震える手で差し出された花を受け取って)

  • No.42 by アスター  2018-04-07 10:38:09 


どうして泣いているの、何処か痛い…?
(花を渡しては元気になってくれるかと思いきや、彼女の空のように綺麗な瞳からとめどなく溢れる大粒の涙に驚きながら上記問い掛け。涙を拭ってやろうと腕を伸ばしては、余程外では気を張っていたのか、先程の振る舞いは彼女にとって酷なものなのだろうかと幼い頭で考えて。己の涙はすっかりと引っ込み彼女が落ち着くまで傍に居ようと隣に腰を下ろして“僕はもう人間怖くないよ、シアンが居るし、パン屋さんの人間も僕のこと打たなかったよ。”とどこか嬉しそうな声色で告げ、自信満々に尻尾を振って。明るくパンの匂いが漂う店内を見渡しては“色んなパンがあるね、美味しそう。”ふにゃりと緩んだ笑みを浮かべては愉しげにパンを見詰めて。)

  • No.43 by シアン・カナリア  2018-04-08 00:44:45 



違うの…嬉しくて。ダメね、情けない姿ばかり見せてる。
(痛くないと言えば嘘になる。己が外で発した言葉は、人間にも亜人にも向けたどちらとも取れる言葉を選んだものの、胸の奥が苦しくて仕方がない。それでも、突き放さずに彼が己を想ってくれたの方が勝っていて涙が止まらずに。先の路地裏でも今でも、彼は一度も泣いていないのに己ばかりが泣いては、なんとも弱くて情けないのだろう。隣に座り、人間を恐れず嬉しそうに己の名を口にし尻尾を振り撒く姿に「アスター…私は、キミたちの力になれているの?」すがるように震えの止まった手で頬に手を伸ばし。彼の視線の先に並べられた各種の品を眺め「そう、どれも美味しいの。週に一度は必ず来てるから、店主とは顔馴染みなの」助けた彼らを連れていった初めのうちは、門前払いや出禁を食らったことはあったものの、足蹴よく通ううちに呆れたのか諦めたのか彼らを連れても店に入れてくれて。今回も、外の賑わいから察してくれたのか、人払いも品出しも用意されていて、どれも焼き立ての逸品ばかりだと伝えて)


(/最近日付が変わった頃にしか返せずに申し訳ありません…。4月中はこういったことが続くかもしれませんので、ご容赦いただければ幸いです;)

  • No.44 by アスター  2018-04-08 12:16:34 


それなら善かった…。情けなくなんて無いよ、僕の前に立つシアンはこう、…しゅって しててかっこよかった。強くてかっこいい。
(彼女自身を卑下するような言葉に聞こえてしまったのか、緩く首振りながら身振り手振りを交えてそう返して。きらきらと輝く瞳で彼女を見詰めてはぱたぱたと尻尾を振り愉しげで。不意にするりと伸びた手が己の頬に触れると、すりすり擦り寄りながら“うん、シアンは希望だよ、僕ら亜人にこうやって手を差し伸べてくれるんだから。”とはっきり告げ、彼女の手に己の手を重ねふにゃりと微笑み。気付けば街中に有るパン屋なのに人間が居ないことに気付いて。少し不思議そうに首を傾げるも判るはず無くて。“ふぅん、食べるの楽しみ。…選んで善い?”くんくん、と甘みが強い香りを目一杯吸い込んでは再びぐう、と腹の虫が鳴ってしまい。)



(/いえいえ!
寧ろ睡眠時間を削ってまでお返事頂けて嬉しいです!
実はここまでお話を繋げるのは久し振りで本当に嬉しいのです。ゆっくりでもお付き合いして頂きありがとうございます。返信ペースはゆっくりで大丈夫ですので、お気になさらず!)

  • No.45 by シアン・カナリア  2018-04-08 23:58:32 



―――ありがとう、アスター。貴方もあの人と同じことを言うのね。
(身振り手振りで誠心誠意伝えようと言葉を紡ぎ、愉し気に尻尾を振る姿に嘘偽りではないことを感じては、目を細めて。人間である己を“希望”だと迷いなく告げる彼に、以前同じことを言った“彼”の面影を重ね、愛おしく空いている手で彼の前髪を掻き上げ額に軽く口付けをし、クスリと微笑んで見せて。腹の音を上げ、選んでいいかと問いかけられれば「ええ、もちろん。手で取っても、その場で食べても大丈夫よ。道具を使いたかったら、あそこね」今用意されている品々は自分たちのためだけに用意されたものだから、何も気にしなくていいと告げ、トレーやトングが並べられている入口近くの台を指差し)


(/お優しい言葉、ありがとうございます!
喜んでもらえているようで何よりです。心温まるような出来た息子様とこうして物語を紡げて嬉しいです。今後とも宜しくお願い致します)

  • No.46 by アスター  2018-04-09 17:13:05 


あの人…?
(彼女の口から誰かを想う言葉が溢れては不思議そうに首を傾げて。己に重ねる人物像に少しの疑問を持ち、誰だろうかと思いを巡らせるも判るはずが無くて。そうこう考えている内に彼女が己の前髪を掻き分け、額に唇を落とす姿に少なからず驚きびくっと躰跳ねさせ。亜人ではあるもののその行為がどう言ったことなのかは少し判っているつもりであり、ぶわっと顔を紅くしては恥ずかしいと俯き悶える様に首緩く振って。その気持ちを誤魔化すようにパンを選んで善いと告げられては、ぱっと立ち上がり“ベトベトしたやつ食べたい!”とシャムパンが並ぶ箇所へと駆け寄って。店内でのルールや道具の使い方はイマイチ判らないのか素手で木の実のジャムパンを掴んでは再び彼女の隣へと戻り。“シアン見て!ベトベトしたパン!!”と興奮しきった様子で告げては尻尾をぶんぶんと振り、長い前髪を器用に避けながらぱくりと1口噛み付いて。)



(/こちらこそ楽しい時間をありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!/蹴可)

  • No.47 by シアン・カナリア  2018-04-09 23:32:41 


よかったね、アスター。私も好きなジャムパンって言うのよ。どう、美味しいでしょ?
(つい愛おしくも懐かしい“彼”の面影と重ねてしまったものの、躰を跳ねさせ湯気でも立ちそうなほど頬を赤らめる目の前の彼が微笑ましく、先の恐怖が嘘のように胸の奥が軽くなり、徐々に体に力が入り始め立ち上がり。照れ隠しのつもりか勢いよく立ち上がっては、真っ先にお目当てのパンに駆け寄り、それを手にして興奮しきった様子で己に見せに戻ってきた彼の様子に自然と笑みを浮かべて。森の果実の果肉までもふんだんに使ったマーマレードジャムがたっぷりと、それでいてふわふわなパン生地。週替わりでジャムの中身が変わる飽きが来ず、ジャムパンに使用されているジャムは、別途小瓶で購入することもでき、この店の看板商品の一つ。油断していると食べ過ぎてしまうこともある己も気に入っているベトベトしたパンの名前を教えつつ、待望のパンを食べた感想を尋ねて)

  • No.48 by アスター  2018-04-10 19:40:31 


…ジャムパン…! 名前も覚えた…!
(甘い香りが鼻を掠め更に食欲が増すのか、己が食べている果実がふんだんに使われたジャムパンを頬張りもぐもぐと幸せそうに食べて。己の気持ちに比例して尻尾もぱしぱしと床に叩き付けるように動かしては、幸福が胸の内から溢れて。彼女が立ち上がるのを見て体力も回復したのかと嬉しそうに見詰め、このジャムパンが好きだと聞き半分に割り、口を付けてない方を差し出して“半分子しよ、シアン。”と人間が善くしているようなことを見様見真似でやってみて。これで彼女ももっと元気になるかと期待を込めながら、己の分を手や口が汚れるのも気にせずもぐもぐと食べ、完食して。)
もう一個食べたい…、ダメ…?

  • No.49 by シアン・カナリア  2018-04-10 23:16:49 


ふふっ、ありがとうアスター。口に合ったようで良かった、ほらついてるよ
(尻尾での愛くるしく感情表現しながら、新鮮な果実を使っているから安心して食べられるからか、幸せそうに頬張る姿に胸の奥が満たされていき。その姿を見ているだけで、救われていくような気がしてならない。今まで様々なものを犠牲にしてきた分だけ、彼らが見せてくれる姿に思わず涙が零れそうになるもぐっと堪え、瞳を潤ませるに留めていれば、目の前で半分に割ったジャムパンが差し出されていて。差し出されたそれを迷うことなく、彼の手も優しく包み込むようにして受け取って。余程気に入ったのか、みるみる完食し幸せそうにジャムを付けた口元を己の裾で軽く拭おうとして)

ええ、もちろん。食べたりなかったら、後で朝焼いた分も貰いましょう
(もう一個とねだる彼の頭をそっと撫でては、おかわりもまだまだあることを告げて。今陳列されているのは焼き立ての物ばかり。先刻まで豊富に並べられていた品々は店主が消えた店の奥の厨房に仕舞われていて。亜人が手を付けたパンと知られれば、買う人などこの街には居ないから当然の処置のことで、店内で店主が煙管を吹かせていたのもこの為。今後の食料貯蓄を兼ね、トングと手近にあったカスタードクリームパンのバスケットを手に取り、そのバスケットの中にチョココロネ、チェロス、木の実がゴロッと入った木の実パン。店主へのせめてもの礼儀としても、彼にもっと美味しいものを知ってもらうためにも一通り入れ籠いっぱいにパンを詰め込んで)

  • No.50 by アスター  2018-04-11 21:09:48 


(/こんばんは!
すみません、今日は忙しくて背後だけの挨拶で失礼します。
返信は明日の夕方以降にしますので、もう暫くお待ち下さい。本当にすみません!失礼します。)


  • No.51 by シアン・カナリア  2018-04-11 22:51:35 


(/こんばんは!
いえいえ、今日は当方も多忙のためお返事が難しいと思っておりましたので、お気になさらずに。
焦らなくて大丈夫ですので、のんびりと物語を紡げられればと思います。
ではでは、背後の挨拶だけ失礼しました。)

  • No.52 by アスター  2018-04-12 18:38:37 


すっごくすっごく美味しいの!
(今までは木の実をそのままにして食べていたせいか、砂糖が加わったジャムは思っていたよりもとても甘くて美味しい。興奮しきった様子で感想を述べては己の口端に付いていたジャムを拭おうと彼女の手が伸びてきて。大人しく受け入れては照れたようにふにゃりと柔らかな笑み浮かべ、彼女自身も先程手渡したジャムパンを食べる様子に、何だか嬉しくなって眼を細め。誰かと同じものを共有するのは初めてであり、心がじんわりと温まるのを感じては柔らかな表情を浮かべ幸せそうで。)

やったあ、ジャムパン食べる!
(余程ジャムパンが美味しかったらしく、嬉しそうに撫で受けてはそう告げて。店主に対する彼女の気持ちも少なからず伝わってきたのか“おじちゃんありがとお!”と大きな声で奥に居る彼に礼を述べては再びジャムパンを手に取って。それをもぐもぐと食べながら入れ籠がパンで埋め尽くされる様子に眼を輝かせては、また食べることが出来るのかと期待に胸を膨らませて。“シアン、ここのパン屋さんまた来たい。”と彼女を見上げ。亜人の己がまた此処へ来るとなれば、彼女も店主も苦労が絶えないだろうか、と不安になりながらも思いを告げて。)


(/お待たせしてしまってすみません!
背後へのお返事もありがとうございました!
また よろしくお願いします。)

  • No.53 by シアン・カナリア  2018-04-12 22:40:59 


(/こんばんは。画家です。
申し訳ありません、少々立て込んでまして本日もお返しできそうにありません…。恐らく明日の夕方過ぎになると思われます。ご容赦いただければ幸いです;)

  • No.54 by アスター  2018-04-13 09:04:02 


(/おはようございます。
お忙しい中で、挨拶に来ていただいてありがとうございます!
ゆっくりで構いませんよ、大丈夫です!
無理ない中で来ていただけるととても嬉しいです!)

  • No.55 by シアン・カナリア  2018-04-13 19:26:15 


ホント、最初の威勢はどこに行ったのかしら。いつか人間に騙されちゃうよ?
(己の前では気を緩め幾度となく見せてくれる笑みに、こうして触れさせてくれるのは信頼の証なのか自然と口元が綻ぶ。口元を拭いながらクスリと笑って述べて見せるものの、次第に影を落とし。嬉しくもその素直さが恐ろしくも感じ考えたくないことばかり頭をよぎり、そのまま頬を撫で。路地裏では“私を信じて”と彼に告げたものの、彼は人間ではなく周囲から見れば格好の獲物。群衆の中で牙を向け、先も無事に戻ってきたこともあるものの、騙されないという保証もなく)

…え? あ、うん、そうね。
(店の奥に向かって感謝の意を述べる姿に驚くも、案の定特に返事も帰ってこず。何日か分の食料を調達しているだけに、暫くは立ち寄らないと思っていた矢先の言葉に戸惑いを隠せず思わずどもり。頼みを聞き入れるべきなのか、それともまたあんな想いをさせないべきなのか、己を見上げる彼の眼を見て言葉を返すことができずに視線を逸らして。籠いっぱいにパンを盛り、数種類のジャムを手にしながらレジへと向かいベルを鳴らす。間を置いてから奥から店に招かれてから変わらずの表情のまま店主は“いつもの”を手にしながら現れては己に差し出してくる。ジャムパンの追加を頼みつつ無言で渡された用紙を受け取り、店主が今朝焼いた人間用の分を持ってくる間に今回の“取引内容”に目を落とし、隅々まで確認しつつ代金代わりの署名を記し。変わらぬ内容で内心ほっとしつつも浮かない顔で、帰ってきた店主と用紙を品物と引き換えに手渡し籠を手にして。買い物を済ませれば、彼に向き直り「帰ろう、アスター。帰りはこれを持っててくれる?」香ばしい匂いが詰められた購入したばかりの籠を差し出して)


(/お待たせしました。暖かいお言葉ありがとうございます。狼様もご無理はなさらないでくださいね。此方蹴り可ですので。)

  • No.56 by アスター  2018-04-13 21:50:08 


んん…、僕は亜人だし…、痛いことしてくる人間だって怖いし憎い、でも、「見た目」が違う奴を受け入れるのって勇気が必要だから、皆にはまだ勇気が無いだけだよ。僕だって人間と判り合える勇気はまだないし、だから、それで騙されてしまっても仕方ない、と思う。
(意地の悪いその問い掛け、だが己にとって意味のあるその問い掛けにゆっくりと考えながら返して。考えてみれば人間である彼女に心を開いたのは事実ではあるものの、彼女は亜人ではなく人間であることを改めて思い返して。彼女の様に己を保護してくれる人間は極々僅かなことも知っている。忘れていた訳では無い、ただ今までに感じたことの無い幸福感に包まれ、騙されるという恐怖が薄れてしまっていたのか、先程の問い掛けに恐怖を思い出しぶるりと身震いして。)

…ふふ、冗談。
(彼女の戸惑った様子を感じ取ってはへらっと緩く笑い冗談だと告げ。確かにこの量のパンを買えば暫くは此処に来る必要も無いだろうし、何よりまた亜人の己を此処に連れてくるとなれば、周りの眼が気になるだろうと感じて。彼女の服をぎゅうっと握り締め店主との一連のやり取りを見ては、何をしているのかと不思議そうに見上げて。己が何かダメなことでもしてしまったのかと不安になる中、彼女の後ろに隠れるように後ずさってはしゅんと眉尻下げ。“ん、ちゃんと持っていく!”こくんと小さく頷いては彼女から離れ手渡された甘い香りいっぱいの籠を両手で抱え、1つの疑問を問い掛けて。)
…外、また怖い…?

  • No.57 by シアン・カナリア  2018-04-13 23:21:54 


…人間は些細な事でも平気で嘘を付く生き物よ。それも気を付けないと、後で後悔してしまうから、忘れないで。
(我ながら大人気ないと思いつつ、たどたどしくも胸の内を明かす言葉に耳を傾けて。確かに、人は肌の色が違うという理由だけでも異端として迫害し、見た目を気にしながら生きている。他者から突き放されないように、周囲に合わせそれを当たり前だと認識し、それを色濃く映し出しているのがこの街の姿。まだ幼く感じる彼が人間に対してそう思うのも無理もなく、虚しくも現実を受け止めなければならない。勇気を持つべきなのはどちらなのか答えは出ないものの、身震いする彼に追い打ちをかけるように、冷たくも人間の愚かさを説いて。)

―――怖くない、と言ったら嘘になると思う。前ほど騒ぎにはならないとは思うけど…
(冗談だと言いつつも、何処か寂しげな彼に掛ける言葉が思いつかず口を噤んでしまい。きっと、彼も嘘を付いている。自身のためではなく己のためを思っての優しい嘘を。そんな彼の願いを心から聞き入れられないことに心底嫌になり、唇を噛み締め。己が署名した事はいつものことだと己に言い聞かせ、裾を握り締め不安気な様子で後ろに隠れる彼に、大丈夫だとそっと微笑んで。心に誓ったことを思い出しつつ、胸のロケットに手を添えて深呼吸をし気持ちを落ち着かせる。快く引き受けてもらえば、申し訳なさそうに籠の取っ手に先程の鎖を余分に垂らしながら結んで。垂らした部分を彼と籠の間に隠そうとしながら、向けられた問いに静かに答えて)

  • No.58 by アスター  2018-04-14 13:53:38 


嘘を云うなんて人間らしくて善いと思うよ、亜人だって嘘をつくし、それだったら亜人も人間って事だね。
(彼女から告げられた言葉は正しいものであって、それを否定することは出来ずに受け入れながら、矛盾混じりの台詞を返して。彼女に限ってそんなことはないだろうが、例え裏切られても、騙されても、ましてや暴力を受けようが何だろうがつい先程まで優しくしてくれていたのだから其れは其れで善いと思っており。恐怖を拭える言葉ではないものの、彼女が己を心配してくれての助言だろう。見え隠れする人間の闇をきちんと受け止めて。)

んん…じゃあお耳ぺったんして聞こえないようにしとく。
(不安がる己を安心させる様な柔らかな笑を見ては、小さく尻尾を振り大丈夫だと告げ。彼女が首から下げているロケットを握り締めると云う仕草。何か不安なことや自身に対して負い目を感じてる時に無意識にしてしまうのだろうか。己自身は何故彼女が負い目を感じているのか検討付かず、ただ、この心のもやもやを問うてしまえばきっと彼女は更に傷付き、もしかしたら己の前から消えてしまうと直感的に感じ取り。この思いは告げないままで、何とか彼女の負担にならないように務めなければと幼い頭で考えて。ジャムパンを口の中に押し込み急いで食べきっては外へ出る決意をするように籠をぎゅうっと握り締めて。)

  • No.59 by シアン・カナリア  2018-04-14 23:45:09 


…少なくとも私はそう思うわ。
(否定せず受け入れる言葉に、己が言わずとも彼もまた己では想像のつかないことを体感してきたのだろうとさえ思えて。今まで彼らに触れてきた分、彼らもまた嘘をつき感情も温かみもあり、沢山の事に気づかされたことがある。言葉が通じ合い互いに意思疎通ができるのだから、自分たち人間と何ら変わらないことを実感していて。だからこそ、臆することなく過去に自身が彼らにしてもらったように手を差し伸べることができ、その思いを言葉に乗せて。人間はただ、彼の言う通り勇気がないで、彼らを異端であると決めつけていてばかりの現状に愁い、影を落とし)

そうね。今度はパーカーを頭に被せててもいいよ。
(可愛らしい言葉で対処する様子に目を細め。一瞬、彼がロケットに視線を感じたものの特に気に留めるでもなく、落ち着きを取り戻しては撫で下ろすように手を放し。するりと鎖を垂らし工作を施した後、籠を握り締め外へ出る決心を汲み取れば外への扉をゆっくり開け。――外に広がる景色は、行きかう人々で賑わっているものの特に此方を気に掛けるでもなく。足を止めずに遠巻きに眺めてはクスクスと好奇の目で笑い声をあげ、通り過ぎていくばかりで)

  • No.60 by アスター  2018-04-15 13:47:00 


人間だって悪さをするくせに、亜人は居るだけで悪く思われるのは納得いかないよ。
(むす、と頬を膨らまし己の思いを告げては、それで居ても彼女の様に手を差し伸べてくれる人がもっと増えたら生きやすいと感じており。人間の想いと亜人の想いは違うかもしれないけれど、いつか互いが手を取り合い生きていけたら、何て淡い思いを巡らせて。彼女と言葉を交わす度に思い知らされる己の理想と違う現実にしゅん、と眉尻を下げては開かれたドアから覗く外の世界に眼を向けて。)

パーカー被ったら汚れちゃう…、このままで平気。
(彼女のパーカーを羽織るのも汚れてしまうと躊躇し、更に頭に被せて善いと云われても己の汚さが移ってしまうのでは無いかと不安になって緩く否定して。1歩外へ踏み入れては、先程より幾分か柔らかい雰囲気の街の人達に安心したように小さく息を吐いて。耳をぺたり、とたたみ多少の生活音を遮断して彼女の後ろをゆっくりと歩いて。だが、完璧に音を遮断出来るわけもなく、己の事を嘲笑ったり馬鹿にするような声は薄らと聞こえるも、彼女に縋ることは出来ない。気にしない気にしないと内心で呟きながら籠を抱き締め歩いて。)

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