僕と貴方の道の先

僕と貴方の道の先

狼。  2018-03-31 22:48:57 
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僕が待つのは貴方だけ。



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  • No.61 by シアン・カナリア  2018-04-15 21:28:07 


人間は、醜く弱い生き物よ。だから自分より下の存在を作りたがるの。
さ、お喋りはここまで。―――ごめんね、アスター。
(彼の言い分は最もで、否定する気もなく静かに淡々と諭して。例え人間が盗みを犯しても罰金や懲役の形で多少の罪を課すに過ぎないが、亜人はその姿を現しただけで慈悲もなく殺されてしまう。彼らはただ生きているだけで、悪だとみなし迫害し下等だと見下していく。そして卑しくもそれを快楽とした遊びすら広がりを見せ、吐き気がするほど理想と現実はあまりにも違いすぎて、表には出さずとも彼の言うように納得がいかず共感してしまい。店の外の世界に出れば、また己はこの街の画家として振る舞わなければならない。酷であれ何であれ、人間と亜人が親しく言葉を交わせば今まで積み上げてきたものが壊れ、彼らの約束が果たせなくなる。彼にだけ聞こえるように、小さく呟けば鎖を引いて歩みを進めて行き、行きかう人々にも目もくれずに家路を急ぐ。毎度のことながら、彼らと歩くこの道はとても長く感じ雑踏に交じり、嫌な汗が吹き出しまとわりつく髪も服も鬱陶しく感じては顔を顰め。先ほどではないものの、興味本位で話しかけられれば手を振りかざすだけで済ませ足早に通り過ぎて。徐々に中心街から離れていく度に、建造物も人気も少なくなり舗装されていない道が続いていく。次第に、人里離れた緑茂丘の上に小さなログハウスが見えてきて)

  • No.62 by アスター  2018-04-16 19:51:22 


ん…静かにしてる。
(彼女に告げられた言葉に小さく頷いては口を閉ざし黙りを続けて。己が言葉を発すれば彼女が今まで街の画家として築き上げてきたものが崩れてしまうと直ぐに理解出来て。じゃらじゃらと音を鳴らしながら鎖を引く彼女の後ろで身を屈めながら、成る可く街の人達の眼に触れないようにと歩みを進め。それでも尚己達に興味を持ち近付いてくる人々に恐怖を覚えびくびくと震えながらも脚だけは止めるなと言い聞かせ、臆することなく後に続き。気付けば周りの人気も無く青々と生い茂る茂みに入っており、開放感に心が少し弾んできたのか無意識に小さく尻尾を左右に振り。まだ人間が完全に来ないと決まっている訳では無い為、駆け回りたいと言う衝動が込み上げるもぐっと抑えて。向かう先に見えてきた小さな可愛らしいログハウス。そこが彼女の住まう場所なのかと興味を持ったのか小さく首を伸ばし先を見詰めて。)

  • No.63 by シアン・カナリア  2018-04-16 23:54:29 


あそこが私のアトリエ。坂道に足を取られて食料をばら撒かないでね。
(籠に繋がれた鎖から、微かな振動が伝わり振り向かずとも震えているのが安易に想像でき。雑踏に紛れる鎖の音が鳴り響く度、己から感情が消えていき、己を無にして現実を受け止め歩き続けて。行きかう人々は中心から離れていく毎に、疎らにも質素な身なりへと移り変わり心做しか目に生気を宿さない者さえおり。そんな人々でさえ、此方を見る目は歓迎されるものではなく、ただそその標的が彼らなのか食料なのかは曖昧で気分の良いものではなく、気を紛らわすように目的地を指差して。これらを通り過ぎ幾分か歩けば丘の麓に辿り着き、人の手が加えられていない緩やかにも長い丘陵に、一台の馬車が通れる幅の砂利道が続いていて。その道の先に続く頂上に聳え立つ一軒の小さなログハウスの周囲には、大樹によって創り出された大きなテラスと一面に芝生が整えられ。大自然のテラスの下には、所々画材で彩られた白のイスとテーブルが並べられ、ログハウスを背にイーゼルに掛けられたキャンバスのみ。丘の上から眺望する景色は、華やかな中心街も街の外れの大きな森も一望でき、解放感ある静かな場所で空気が澄み切っていて)

  • No.64 by アスター  2018-04-17 20:10:35 


ん…,気を付けます。
(彼女の言葉に短く返事をしては街中で見た人々より、幾分貧相な人々へとちらり眼を向け。それでも尚己を見る眼は善いものではなく、怖いという恐怖心を紛らわすように籠を抱き締めて。森のような自然が多い風景が視界に入れば嬉しそうに辺りを見渡して。それでいてあまり手が加えられていない様子に、何処と無く安心した様子で。前まで森の中や自然に囲まれることは多かったのだが、役人に見付かると云う恐怖からこうも景色を楽しむ余裕は無かった。今では彼女に救われたという安心感からか風景を楽しむ余裕ができて。歩きずらい砂利に足を取られぬように気を使いながらもきらきらと輝いて見えるログハウスを見て。“凄く綺麗…。”と小さく呟くも彼女のアトリエであるログハウスが近付くにつれ、救われた安心感とは裏腹に己だけか安心出来る場所に居座るという事実に、なんだか心がもやもやとして。他の亜人だって居るだろうし、辛い思いをしているかもしれない、それなのに己だけがという自己嫌悪に陥りすっと俯いて。)

  • No.65 by シアン・カナリア  2018-04-17 23:42:32 


―――ここまで来ればもう大丈夫ね。
アスター、どうかしたの? もしかして、傷口が痛む?
(長く緩やかな丘陵を超えれば、愛しの我が家が顔を覗かせ出迎えて。この辺鄙な地には滅多に人も来ず、鎖を放し張り詰めた緊張から解放され、ぐっと背を伸ばし新鮮な空気を体全体に行き渡らせ。丘の上全体がアトリエの敷地と錯覚する程、現に芝生を整備しのびのびとした庭園を作り上げていて。画家として街に貢献していることから、役所から一定の援助を受けていることもあるものの、自然に近い状態にあるこの空間は少なからず彼らの気持ちを和らげ一時の安息を与え匿うことのできる我が家。酷な目に合わせてしまったが喜んでくれるだろうかと振り返れば、予想に反してずっと俯いたままの彼の姿に一瞬戸惑うも直ぐにハッとして。治療も十分でない状態で流石に連れ歩きすぎ、心身共に無理をさせてしまったのかと、膝をついて不安気に顔を覗き込み)

  • No.66 by アスター  2018-04-18 18:21:46 


んーん、躰は全然平気だから大丈夫だよ。
すごくすごく素敵なところ。
(俯いていた所に彼女の心配そうな面持ちを見てはぶんぶんと首振り心配掛けまいと小さく笑って見せ。傷から流れていた血は最早止まっており本当に躰の事では無いらしく。ただ、己だけが彼女についていくという事実にどうも心が引っ掛かってしまい、眉尻下げ彼女をじっと見詰めては“ねえ、シアン…、僕は此処に居ても善いの?”と小さく問い掛けてみて。己の中の不安を消し去ってほしい一心で投げ掛けた言葉は、彼女にとってどう捉えただろうか。もしかしたらこの言葉すら彼女の負担になってしまうのだろうかと不安は募るばかりで瞳に薄らと涙を浮かべて。)

  • No.67 by シアン・カナリア  2018-04-18 21:19:46 


そう? ならいいんだけど…
ええ、勿論。誰か居てくれないと、私が寂しいわ。だからそんな顔しないで?
(首を振り否定しているものの、何処か無理をしているようにも見えるものの、無理に問いただしては彼の意思を蔑ろにしてしまうかと、頬に手を当てて腕を組んで。既に止まったとはいえ、傷口を放置したままでは治りが遅くなり、化膿でもしたら更に酷くなってしまうから、後で改めて手当させてもらうことを心に決めて。じっと見据え思い詰めたように瞳を揺らめかせ、不安気に投げかけられた問いに迷うことなく微笑みかけて。己好みののびのびと開放感のある庭園とはいえ、一人で居るには静かで広すぎる。彼が変に気を遣わずに居ていいのだと、手を伸ばし撫でようとして)

  • No.68 by アスター  2018-04-19 20:16:32 


(/こんばんは。
すみません、今日はバタバタしていて返信が出来そうにありません…明日の夜には返信しますので、少し待って頂けると嬉しいです…!
それでは、失礼します。)

  • No.69 by シアン・カナリア  2018-04-19 23:22:52 

(/こんばんは。
いえいえ、大丈夫ですよ。お気になさらずに。
お忙しい中ありがとうございます。のんびりお待ちしていますので。
ではでは、背後の挨拶だけ失礼しました。)

  • No.70 by アスター  2018-04-20 18:59:37 


善かった…、僕もシアンと一緒に居たら寂しくないんだ、だから一緒に居たい。
(彼女の柔らかな声色で告げられたその言葉に、安心した様にふにゃりと微笑み安堵の表情を浮かべて。その言葉一つで己の中の不安は一瞬で吹き飛んだようで伸ばされた腕にすりすりと甘える様に擦り寄り、改めて上記を告げて。再びぐるりと周りを見ては、綺麗に整えられ、尚且つ開放感を感じる風景に何処と無く安心感を覚え、嬉しそうに尻尾をゆらゆらと揺らし。街中とは違いとても静かで空気も新鮮であり、目いっぱい空気を吸い込みふう、と吐き出しては“空気もどんよりしてなくて気持ち善いね。”と嬉しそうに告げて。)


(/お待たせ致しました!
お返しします!!)

  • No.71 by シアン・カナリア  2018-04-20 23:22:47 


(/こんばんは。またもや申し訳ございません、少々立て込んでまして本日お返しできそうにありません…。ご容赦いただければ幸いです;)

  • No.72 by アスター  2018-04-21 09:56:47 


(/おはようございます。
お忙しい中連絡に来て下さりありがとうございます!
落ち着いてからで構いません、ゆっくりとお待ちしておりますね。)

  • No.73 by シアン・カナリア  2018-04-21 23:53:30 


ありがとう。傷が癒えるまで、好きなだけいていいよ。
(己の気持ちに応えるように、不安を拭い擦り寄ってくる彼に微笑みかけ、甘えてくる度に撫で返しては上記を告げて。自慢の庭園を前に尻尾を揺らし、嬉しそうな横顔に今まで連れてきた彼らの顔を思い出しながら「ここには滅多に人間も来ないから、自由に羽を伸ばして。――あ、でもあの木には登らないで、絶対にね」不自由な思いばかりさせてきた分、周りを気にせず振る舞っていいものの、一つだけ条件を付けて。此方を見守る大樹を差して目尻を下げて念を押し)

  • No.74 by アスター  2018-04-22 17:09:42 


…ん、ありがとうシアン、嬉しい。
(彼女からの言葉に傷が癒えるまでの条件付きだと改めて思い返しては、何処か寂しそうにしながらも小さく頷いて微笑んで。亜人である己が彼女に保護される事自体が最早奇跡であるのに、これからずっと彼女と共に居ることは不可能であると思い返し。“あの大きい樹…?あれはずっと此処に居るの?”彼女が指差す方向に顔を向けては不思議そうに首を傾げ、“登らないから行っても善い…?”と許可を取るように見詰め。)

  • No.75 by シアン・カナリア  2018-04-22 23:19:17 


ええ、私が生まれるずっと前からある樹。勿論、近づいても大丈夫。あの樹に登ったり傷つけたりしなければ、ここでは自由にしてて。
(寂し気に微笑む彼も、一時的な安息を与えるだけしかできないことを察したのだろう。力のない自身の立場を恨むのはこれで何度目だろうかと、影を落とし音もなく溜め息を吐いて。大事な大樹に首を傾げて尋ねる彼に、許可を取る必要などないと目を細めて柔らかく上記を述べて。日が暮れる前に仕事を済ませてしまおうと、外に出しているイーゼルの近くに鞄を下ろし被写体となる彼をじっと見詰めて)

  • No.76 by アスター  2018-04-23 18:47:35 


凄いね、シアンよりずっとずっとお姉さんなんだ。
こんにちはって挨拶するだけ、傷付けたりなんてしないよ。
(彼女の言葉を聞いては、己が予想しているよりずっとずっと前にこの樹木は此処に居て周りを見ていたのだろうと頷いて。許可を得ては、傷の痛さも気にせず抱えていた籠をそのままに彼女に背を向け持ち大きな樹に駆け寄って。__近くに来てみれば更に大きく存在感が有る其れに目を丸くして見上げ。愉しそうに尻尾をゆらゆらと揺らしてはそっと傷付けないように太く厚い幹に触れ、“これから暫く宜しくね。”と小さく呟いて。ばっと振り向き彼女を見ては何やら絵を描く準備をしているように見えて。己が被写体になっていることなど知る由もなく、その樹の周りを愉しそうに駆け回り。)

  • No.77 by シアン・カナリア  2018-04-24 00:05:24 


そんなこと、考えたこともなかったけど…そう、ずっとずっと優しくて頼りになるお姉さんなの。きっと、喜んでアスターのことも受け入れてくれるわ。
(当たり前のように存在していた大樹を彼につられて改めて見上げれば、己らをどんな時でも見守ってきたことをしみじみと思い返し。そんな彼女の下に駆けていく様子を遠目で見守りつつ、窓辺に置いていたキャンバスを手に取り、イーゼルに掛けて鞄から調達したばかりの道具を取り出す。大樹は彼の声に答えるように、そよ風に揺られ穏やかに笑っているかのような葉擦れの音を立て、暖かな木漏れ日で出迎えて。筆を手にして立て、被写体となる彼とキャンバスと見比べ距離を測りつつ、必ず描く彼らの2枚のうちの1枚に取り掛かり。下書きとして簡単なラフを慣れた手つきでさらさらと仕上げていき)


(/…日付が変わってしまって申し訳ありません;)

  • No.78 by アスター  2018-04-24 16:41:03 


この大きな樹もいろんな景色を見てきたんだろうなあ…。
僕みたいな亜人は見たことあるかな。
(樹の周りを走り回り愉しげに樹を見上げそう呟いて。小さな風が吹く度にさらさらと葉が鳴る音に耳を傾けては、まるで己の言葉に返事をしてくれているかのように感じ嬉しくなり尻尾をぱたぱたと振って。暫く樹に優しく触れたり耳を近付けたりしながら遊んでいるも、矢張り1人では何処と無く詰まらないと感じてしまい。彼女へと視線を移しては筆を滑らせ何やら描いている様子が眼に入りぱたぱたと彼女に駆け寄って。その絵を覗き込もうとするも、己が見て善い物か判らず、きょろきょろと落ち着きのない様子で。“…僕もお絵描きしたい。”と彼女の姿を見てそう思ったのか小さく尋ねてみて。)

  • No.79 by シアン・カナリア  2018-04-25 00:13:53 


お絵描き…? えっと、そうね…ちょっと待ってて。
―――はい、これでいいかな。アスターは一体何を描くの?
(大樹との挨拶を経て、愉し気に燥ぐ姿に肩の力を抜いて目を細めるものの、画家の端くれとして被写体を捉える時の眼差しは集中し曇りなく捉えたままで。ラフ画を終え本格的に筆を入れようとした矢先、彼が駆け寄ってくるのが見え、一度筆を止める。落ち着きなく周囲を動き回る様子に小首を傾げるも、自身も絵を描きたいと告げられ驚き目を見開きぱちくりと瞬きをし。顎に手を当て考え込みながら小さく頷き、そそくさと窓辺に出されたままの画材道具箱からスケッチブックを手に取る。加えて、鞄から乱雑に取り出した新品のクレヨンをテラスのテーブルの上に広げ、微笑み問いかけて)

  • No.80 by アスター  2018-04-25 19:07:19 



ありがとうシアン。
僕ね、お絵描きした事ないんだけど…、あの樹描きたい。
(己の要望に応えるようにテーブルの上に広げられた見たことない画材道具に眼を輝かせて。今までに絵を描いた事も無ければ、ましてや筆やペン類も握ったことすら無く、自信を持って描けるものは無いに等しい。だが、先程まで己と遊んでくれた大きな樹を指差してはふにゃりと緩く微笑んで其れを描くと言い切って。彼女が真剣な眼差しで描いていた絵にちらりと視線を向けては、ラフ画ではあるものの矢張りプロの絵は素晴らしいもので、“目標はシアンみたいな絵を描くことね!”と彼女にとっては失礼になってしまうような言葉を笑顔で告げて。広げられたスケッチブックを見てはワクワクとした面持ちで茶色いクレヨンを手に取って。)


(/すみません、前コメで背後の言葉が消えてしまってましたね…。
日付超えてしまうのは気にしないでくださいね!
お返事頂けるだけでとても嬉しいので!)


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