おうさま×さいきょうのおとり

えぇっ！？そんなことしてないんだけど！？(びっくりした表情で彼を見つめ。)

ん…(額にキスされるも起きずに。)

はぁ？嘘ついても意味ないぞ。俺はちゃんと見たからな(冷たい瞳で相手を見下ろし)

...ほんと無防備。(額から頬、頬から唇へとキスを落としていき)

嘘じゃないっ！！本当だっ！！(信じてもらえてないからか少し涙目で訴え)


ん…ぅ…(ぴくり、となり唇にキスをされれば目をぼんやりと開けて)

....じゃあ、さっきのはなんだったんだよ(相変わらず冷たい瞳で見つめて)

...お。起きたか..？(目を開ける相手を見つめ)

さっきのって…えぇっと、さっきは俺の髪の毛についてたゴミを及川さんに取ってもらった…んだけど…(じ、と見つめ)

……ぐぅ……(目を開けたもののすぐに瞼が落ちて寝てしまい)

...は？ゴミ？(じとりと見つめたまま)

...はあっ..。晩飯作りに行くか(相手に背を向け、リビングに向かって)

ほ、本当だってばっ！なんでキスなんかするんだよ、大王様と…(意味がわからない、といった感じの表情で)

………んー、いい匂い……(寝ていたがいい匂いでぱちっと目が覚めてリビングへ向かい)

...及川さん..。騙された...。.....疑って悪かったな..(眉を下げ、及川が去っていった道を睨んで)

んお、起きたか。今飯作ってるから、まだ眠いんなら顔洗ってこいよ。眠くねぇならそこに座って待ってろ(顎でクイッと指示して)

…いや、大丈夫。疑われるようなことしてごめん…(しゅん、となり)

んー、座っとく…(ちょこん、と椅子に座り料理している彼を眺めて)

....正直、及川さんとキスしてるように見えて、すっげぇ焦ったから一応消毒な(ぎゅっと抱きしめ、キスをして)

ん。もうちょっとで出来るからな(お皿を棚から取り出し)

へっ？…んっ！(不意に抱きつかれればキス受け。)

…なんだかお母さんみたいだな！(にぱ、と悪びれもなく笑顔で言って)

...っん..(ぺろりと相手の唇を舐めてから離れて)

お母さん....。せめてお父さんだろ(お皿に盛り付けしながら)

っん、またっ…！！(かぁぁ、と赤くしまた彼が舐めて離れたことに恥ずかしがり)

…いや、お母さんかな？料理してる姿はお母さんだ！(びしっ、と指差し)

また..？(きょとん、として)

俺はテメェのお母さんじゃねぇだろ(出来上がったものをテーブルに並べていき)

また俺の唇舐めたっ…！(かぁぁ、とまだ赤くしながら)

そうだよ？俺の恋人だもんなー！(と、すらりと言ってのけて)

...わりぃ。(バッと口許押さえて、やってしまった、と反省して)

..おう、当たり前だ。(コップ等も並び終えると、相手の向かいに座って)

…やっぱり無意識なんだな…(ふいっ、と目を逸らして)

…食べていい？(待ちきれないようでうずうずと)

...わりぃ、気持ち悪かったよな..(目を逸らす相手に眉を下げ)

おう、今日はふっつーに白米と味噌汁と肉じゃがと野菜だけど文句言うなよ？(相手の問いに頷けば、ビシッと指差して)

いや、そうじゃなくて…その、恥ずかしいじゃん…？(気持ち悪かった、というよりも舐められるという恥ずかしさで逸らしており)

え、文句言えないんだけど。(目をぱちくりとさせ充分だ、と)

恥ずかしい..？(きょとん、と首を傾げて)

ん、そうか。..じゃあ、いただきます(両手を合わせ、食べ始めて)