迷子のお呼び出し／非募集

あ、またっ……そんなの自分で考えろ。
違わねぇだろぃ、お前嘘つけないもんな！
おー、すげ。まぁ届いたからいいじゃん。それに勝つ為に卑怯な手も使わないと…なっ。( 返ってきたボール追い掛けながら素直に褒めるとラリーを続けたい思惑から彼が取れるであろうギリギリの場所に打ち込んで )

気合で襲い返そうとしてる赤也もちょーっと悪趣味かなー？

あ、じゃあもう言いませんよ恥ずかしいから。
素直なんすよ…先輩怒ってます？
そりゃどーもっ…あ、丸井先輩！俺が勝ったら何か奢って下さいよ！(お礼を言いながら打ち返しては目線をボールから彼に変えてニッと笑って勝負を仕掛けて)

んなっ…先輩よりマシっしょ。

恥ずかしい事は言えよ。で、言ってから謝んな。
素直過ぎるのも問題だよな。…おう、怒ってる。
チッ……え、やだ。つかお前もっと俺が取りやすい所にボール返せよっ…妙技出来ないだろぃ！( 走る役である相方が不在の今 彼に試合のペースを掴まれてる気がすると舌打ち鳴らしつつきっぱり断り、苛立ちに任せて打ち返せば遂にぎゃーぎゃーと文句言い )

ならそんな俺にお前が惚れたら、赤也は俺以上の悪趣味って事になるよな。

な…分かりましたよ、言えばいいんでしょ言えば。
問題なんすか？…やっぱそうっすよね、ごめんなさい。
うわケチ！あ、もしかして負けるの怖いんすか？そりゃワザとやらせないようにしてんすから当たり前っ！(挑発するかのように笑みを浮かべては子供みたいな彼に少し自分と似てるなとか心の何処かで思ったりしては楽しそうに打ち返して)

……悪趣味じゃなくて物好きなんすよ。俺は悪趣味じゃないっす、丸井先輩はそうだけど。

…へへっ。
お前嘘つけないタイプだし今後色々大変そう。俺傷付いた、あー涙出てきたぜぃ。
寝言は寝て言えっつーの。っ…いやいやお前俺の妙技が見たいんじゃねぇの…？！( 図星を突かれた気分に眉寄せては息を乱しながら言い返し 手を伸ばすもボールはラケットに一歩届かずに落としてしまい )

赤也は俺をそんなに悪趣味にしたいのか。

メリークリスマス！
今日は赤也に会えたらいいな。

あーもー、丸井先輩兄貴みたいだし尊敬してるし好きっす、大好きっすよー……やっぱなし。
何が大変なんすか？素直って良いことじゃないっすか。え、マジ…先輩すんません泣くとは思わなかったっていうか…。
えー、だって先輩の妙技って返しにくいし…おれ真田副部長じゃないんで(向こうで落ちたボールを見ながらニッと笑い真向勝負は自分には向いてないとでも言うように頭をガシガシと掻いて)

いいじゃないっすか、それぐらいしか俺丸井先輩に勝てる要素ないし…まぁ、テニスは別として。

丸井先輩！メリークリスマス！忙しくて毎日は無理だけど先輩と少しでも居れて良かったっす。また来年もメリークリスマスって言えるぐらい付き合いたいと思うんで覚悟しといて下さいよねっ。

ん…俺もお前と居れて良かった、です。へへっ…来年もなんて言ってくれるじゃん。覚悟しとくわ。

つーわけで、レス蹴ってごめんな。赤也まだ居る？ツリー見に行こうぜ。( マフラーぐるぐる首に巻き待機して )

レス蹴り全然気にしてねーっすよ。
いますよー。よっしゃツリー！(マフラーを首にかけるようにして相手に走っていき)

サンキュ。
あー、お前…あんま走ると転ぶぞ。( 走り寄る彼に一言声を掛ければ目的地に向かって歩きだして )

転びませんよーだ。(口を尖らせては彼の隣に来てはゆっくりと歩き始めて)

どうだか。……はい、到着ー。( 悪戯に笑いからかうとイルミネーションの綺麗な街並みを歩き、見えてきたツリーを指差して )

大丈夫っすよー。うわすげぇ綺麗っすね！(イルミネーションにキョロキョロして見ながらツリーを見つけて子供の様にはしゃぎ彼にニコッと笑って)

おー、綺麗綺麗！…つかカップル多くね？お前あれ全部潰してこいよ。( ツリーから目を離し彼を見れば同じ様に笑い返すも 辺りを見渡し男女の組み合わせの多さに眉寄せ )

そうっすね。いや、それは流石に無理っすよ…(カップルを横流しで見ていけば苦笑いして「んじゃ丸井先輩も彼女作れば？」と冗談交じりに言って

お前潰すの得意じゃん。……あー、俺モテるもんなー…。( 恨めしい眼差しでカップル睨み 彼の言葉に視線戻すと自慢気な様子でポケットに手を突っ込み“…でもいらね”と肩竦めて )

それテニスだけっすよ…。え…モテるのに作んないとか、あっ…もしかして先輩トラウマ的なのあんの？(睨みつける彼を見て苦笑いしては肩を竦める彼を見て目をパチパチとさせて首を傾げ)

大丈夫、お前なら出来る。…あるわけねぇだろぃ。あれだよ、テニスが恋人なの。…つーかそんな事考えてる暇があるなら俺にクリスマスプレゼントちょーだい。( 呆れ気味に鼻啜りながら適当に言葉返しては途端に期待の眼差しを送ると肘で彼の脇腹小突き )

いや、流石に無理。…テニスが恋人…丸井先輩って案外寂しいこと言うんすねっ。いでっ…あー、そういえば考えて無かったっすわ…丸井先輩は何が欲しい？(からかうようにクスッと笑っては思い出したようにハッとした顔をして頭を掻きながら首を傾げて)

遅くなってすんません。
クリスマス過ぎたしもうすぐ今年も終わるし…なんか中途半端な野郎ですんませーん。
あ、これ↑返すのめんどかったら蹴っていいっすから。

ちぇっ。…赤也こそ彼女居ない寂しい奴！…俺はお前から貰えるもんなら別に何でも……あ、これ貰うわ。代わりに俺のマフラーあげる。…はい。( ビシッと彼を指差し負けじと言い返しては偶然目に留まったマフラーを掴み強引に外させ 手早く自分のも外せば彼に押し付けるように手渡して )

中途半端なんて思ってねぇから気にすんな、年末年始は忙しいもんだろぃ。待ってたらお前が迎えに来るって言ったじゃん。…やだ、面倒なら赤也が蹴って。