迷子のお呼び出し／非募集

何でわかめなんすか…。
えー、照れてないんすか？(驚く相手を見てはニシシと笑って「先輩達2番乗りっすね！」制服のボタンを外し始めては殴られてた仁王を可哀想だなーと思いながら横目で見てて)

絶対嫌っす。んー…まぁそうかもしんないっすね。
わー、折角俺が100だと思ったのになー。

え、違うの？
疑ってんのかよ。( 痛がる仁王を無視し肩を落としては制服のネクタイ緩めながら“赤也に負けるとか…っ”とあからさまに悔しがり 何時ものジャージに着替え始めて )

つーか、お前に拒否権ねぇし。
残念でしたー。…100レスまで行けて嬉しいぜぃ。

俺の髪バカにするから嫌っす…。
そうじゃないっすけど…。(ジャージに着替え終わり腕を伸ばして「そんなに悔しがられると…悲しいんすけど…」苦笑いしたまま頭をガシガシと掻いて)

え、そりゃないっすよ！
やっぱりケチっすねー。そうっすね、俺もすげぇ嬉しいっす。

……ふは、何かお前可愛いよな。
( 思いの外悲しがる彼に驚いたように瞬き繰り返し ラケットで彼の背中をツンツン突きながら“ばーか、冗談だから悲しむな”と宥めて )

こういうのは早いもん勝ちだろぃ、またお前の負ーけ。
100レスの記念に何かする？ハイタッチとか。

…可愛くないっす…。
(ツンツンされれば振り向いて「なっなんだよ…あんたの冗談に聞こえないっつーの」内心嬉しく思いながら自分のラケットを取り出しては部室の扉の方に行き)

わー、また負けた。まぁ、次は負けませんけど！
ハイタッチっすか？部活でやるじゃん…なんかもっと違うものがいいっす。

俺の言葉に一々喜んだり落ち込んだりする所が可愛いんだよ。
( 振り向く彼に合わせてラケット引いて下ろしては上機嫌にガム膨らませながら反応楽しむも、先に行こうとする彼に“あ、こら待て！”慌てて犬の躾の様に声掛けて )

俺に勝てる日はまだまだ先だな。
あー…確かに。んじゃ何しよっか。クラッカーでも鳴らす？

し、しょーがないじゃないっすか…その、素直に受け止めてるって事っすよ！つか可愛くないっすから
(声を掛けられ顔だけ向けて「俺が先っすよー！」ニシシと悪戯っぽく笑えば扉を開けて外に出て)

いやもうすぐっすよ！三強を倒す予定もあるんで。
クラッカーっすか…いいっすね！どうせなら巨大なやつやりたいっす。

お前何だかんだ言って素直に受け止めちゃってんだな。…ふーん、照れちゃってんのか赤也クン。
( 先に外に出てしまった彼の背中をポカンと見つめ 置いていかれた事に腹を立てると“あの餓鬼…！”眉寄せ不機嫌露に漸く追い掛けて部室出ていき )

三強の前に立ち塞がる天才的妙技師！…何か格好良くね？
ダメ、もう用意しちゃったから。巨大なやつは200レスになった時な。…ハイ、お前の。( クラッカー手渡し )

それ、先輩限定っすから。照れてねーっす、つか丸井先輩の方が可愛いし。
(出てきた彼の方を振り向き顔を見てはギョッとして「な、何でそんな不機嫌な顔してるんすか？」と少し冷や汗垂らしながら苦笑いして)

天才を倒す天才ルーキーってカッコ良くないっすか？
200っすかー…頑張ろ。あ、ども…えっと合図します？
(受け取って)

え、何それ嬉しい。俺だけとか最高。……は？これの何処が。
…お前が、俺を置いてくからだろーい！( 相手に追いつくと片手伸ばし頭ガシッと鷲掴み わしゃわしゃと髪乱す勢いで撫で回して )

カッコ良い……って、あァ？倒される天才って俺？
頑張れ。…え…あ、ごめん。( 合図なく勝手に自分の持つクラッカーぱぁんっと鳴らして )

あかやあかや、風邪引くなよ。

うわ、自分で言って恥ずかしくなってきた…。え、だって丸いし甘いもの好きとか女子力じゃないっすか。
わぁあっ…そんなの先輩が遅いのが悪いんじゃないっすかぁ(頭を撫でられれば相手から少し離れて髪の乱れを直すがあまり変わっている様子はなくて)

そうですけど？
はーい。ぁ……べ、別にいいっすよ！気にしてないし…(あからさま拗ねたように虚しくぱぁんとクラッカーを鳴らして)
風邪は引いたこと無いんで心配いらないっすよ！

……恥ずかしいの伝染するんだけど。
甘いもの好きだけど丸くねぇよ潰すぞ。
俺のせいかよ……ぶはっ、全然変わってない。手退かしてろぃ。( ラケットを地面に置き有無言わさず両手を伸ばすと彼の乱れた髪を手櫛で梳いて整えてやり )

そうですけど、じゃねーよ！100年早い。
へへ、拗ねんなよぃ。…赤也くん、これからもシクヨロ。
あー…そっか、馬鹿は風邪引かないもんな！

だって先輩が嬉しいとか言うから…。
いや、丸いって決して太ってるとかそうゆう意味じゃないっすよ？ただ、ぷにぷにした頬っぺただなぁとか思っただけっすから！
そうっすよまったく……ありがとうございます(髪を整えてくれる彼に内心嬉しく思いながら大人しくしていてボソッとお礼を呟き)

そんな事ないっすよ！直ぐに追い越してやりますから楽しみにしといてくださいよ？
拗ねてないっす…よろしくお願いします。
そうそう…って違いますよ！元気で健康って事っす！

…あんな事言われて嬉しくないわけないだろぃ。
すっげー遠回しに太ってるって言われてる気がするんだけど。
ん、どういたしまして。……あ、そうだ。今日一緒に帰るからちゃんと待ってろよ？( 最後にぽんと頭に手を乗せ離れると地面に置いてたラケット拾いながら“ツリー見に行くぞ”有無言わさずコートに向かって歩きだして )

へぇ、…なら俺が風邪引いたら健康な赤也クンに移してやるよ。

…えと、なんかすんません。
気のせいっすよ！気のせい！
今日っすか？別にいいっすけど…(彼の誘う理由が分からず首を傾け「え、ツリー⁉︎見に行くっす！」と嬉しそうに頭の後ろで腕を組んでは彼の後を追いかけるようにしてコートに向かい)

んじゃ移ったら先輩に看病して貰おーっと。

…ばかや。
…だよな、赤也が俺を太ってるなんて思うわけないよなー？
よし、決まりー。…序でに俺の天才的妙技、たっぷり見てから行っちゃう？( 面と向かって誘うの緊張していたのか彼に見られぬように胸撫で下ろし コートに着けばくるりと振り返って )

えー…、んじゃ寝込み襲われてもいいなら。

馬鹿じゃないっすけど、すんません。
もちろんっすよ！ぽっちゃりっすよね！
見る見る、んでもって俺が倍返しにしてやりますよ(ニコニコ笑っていたのがふっと悪戯っぽい笑みで頷きラケットを指差し代わりに相手に向けて)

はぁ？男の寝込みを襲うとか変わってんすね丸井先輩…まぁ襲われたら襲い返しますけど。

あーもうっ、まーた謝った！
テメェやっぱりそう思ってたんじゃねぇか…！
…、言ってろクソ餓鬼。
( 彼の人懐こい笑みが生意気な笑みに変わり言葉に詰まると 向けられたラケットから逃げるようにコートに入れば“ほら、早く来ないと打ちまーす”早速持っていたテニスボールを上げ緩やかながらもサーブを打つという卑怯な手を使って )

俺悪趣味だもん。…お前には無理だろっつか病人に負ける程弱くねぇし。

えっ…すんま、って謝る以外にどうしろっつーんすか。
ち、違いますよ！ちょっと口が滑って…。
わっちょっ…ったくもう先輩卑怯っすよ？(急に来たサーブに驚くが直ぐに後ろに走ってはギリギリで相手にボールを返す事ができへへっと苦笑いしながら構えて)

自分で言ってどうすんすか…。そんなの気合で勝ってやりますよ。