「――また今日も、君が好きだった。」

え、えっと...お待たせしました...。(何故か敬語になりつつ、相手へと近寄ると少し恥ずかしそうにしながら苦笑して。水着とかあんまり着ないし似合ってるかとか全然分かんないけど自分では可愛いのを選んだつもり。それと肌あまり出さないのを。あまり肌を晒すのは好きではないし、お父さんがそんなの許すわけないし。)

(/そもそも和菓子より洋菓子派だったりします←←
シンタロー君は格好いいしか出てきませんね(ｷﾘｯ )

…ぉ……。(声がする方へと振り向けば其処には当然相手が、そして俺の口はそのまま開いたままになった。ドストライクだ。人間本当に素晴らしいものを見ると声が出ない、とどこかの哲学者Aが言っていたのを思い出した。疑ってごめんな哲学者A。「に、似合ってる!!ホントに!!うん！」こういう時に限って上手く気のきいたセリフが言えないの経験不足だろうか、ほっとけ。

(/なに…!?実は俺も←
かわああああああああああああいいいいいいいいいい！←)

ほ、本当に...!? (ぱぁ、と嬉しそうに表情を輝かせるも少し恥ずかしさがあり微かに頬を赤くして。何でこんなに嬉しいことばっかり言ってくれるのかな。これも頭が良いから、なんて理由ではないと思うけれど。戻ってくることが出来ただけで幸せなのにこれ以上幸せになっても良いのかな、私。今なら本当に何でも出来てしまいそうだ。)

(/ｼｮｰﾄｹｰｷ大好物です...←
かっこいいいいいいいいいいいいryry )

お、おう!!か…!!…可愛いんじゃねぇの？(頬を朱色に染めながら両手で身振りをし感情を伝えて。やばい、普段とのギャップが強すぎる。そのままでは無く後ろで束ねられた黒髪、何気ない照れる仕草、そして何よりドット柄の水着。おいおい、おいおいおい。ヒキニートには刺激に来る三転拍子だ、しかもアヤノ意外と着やせするタイプなのか、意外と出るところは…。「うわぁぁぁぁぁぁ！早く行くぞ！遊ぼう！」何て想像をしてしまう18歳の少年は煩悩を断ち切るため相手の手を再び取り、海へと駆けていき。

(/チョコレートケーキが好きで好きでたまらない俺です…！！！
うわあああああああああああああ！！！！！！！←意味不)

あ、...有難う (ふにゃり、嬉しさのあまり頬が緩んでは赤くなった顔で礼を述べて。前は何時も厳しかったり中々本音言ってくれなかったりしたのに何でこういう時に言うのかな。顔が熱くなるのを感じていると相手から手を掴まれ、驚いた様な表情を一瞬浮かべるが後ろから見た相手が少し赤くなっている様に思え。小さく笑みを浮かべると海の中に入り、手で水を掬い相手に掛けようと試みて。)

(/ﾁｮｺﾚｰﾄｹｰｷも美味しいですよね....!! でも王道はｼｮｰﾄｹｰｷです←←
おちついてえええええええええええええry )

はぁ…はぁ…――うおっ!?(短い距離を走っただけなのにこの息の上りよう。本格的にヒキニートが身体に来る日だな、と思っていれば不意に背中に走った冷たい感覚にﾋﾞｸﾘと身体を震わせて。「お返しだっ！」相手が自分に水を掛けたのだと気づくと悪戯気に笑い掌で水を掬っては投げかけて水しぶきとなって相手へ。

(/むむっ…！意見が分かれましたな…！ここはチョコレートケーキ…！
はい。←)

疲れるのはまだ早いよ-? (相手が既に疲れている様に見え笑みを零し。そう言えばちょっと外に出ただけでバテたって貴音さんも言ってたっけ。少しずつ外に出した方が良いのかな、と思っていると水が掛かって。｢わ...っ、やったな-!!｣ 水が髪に掛かりやり返そうとするが、ｽﾞﾙｯと足を滑らせ転びそうになるのを何とか耐えるも相手には当たらず。)

(/ｼｮｰﾄｹｰｷこそ王道です←←
あ、かなり落ち着いていらっしゃるw )

ははっ、そーれっ!!(夢か幻か、らしくない台詞をさっきから連発しまくっている自分に違和感を感じて。はっ、これが…リア充か…!!彼女との水の掛け合い、ウフフアハハの遣り取り…!!おいおいシンタロー、成長したな。「このぉ！…っと、うあぁぁぁ!!」勢いよく水を掛けようと深く水を掬えば前のめりに倒れそのまま水にダイブして。

(/邪道がこえて王道へと!!It's Chocolate Cake!!!!!
うぃっすｗｗｗ

シンタロー!? (水にﾀﾞｲﾌﾞした相手を見れば驚き手を差し伸べて。心配だけど何だか勢いよくいったのを思い出すとﾌﾞﾊｯと吹き出して。｢も..もう何やってるの?｣ と笑いながら述べて。もう昨日の様に腹筋崩壊しそうで片手でお腹を抑え。幸いにも砂浜で特に砂利とかも無さそうだし少しだけ安心。それにしても本当に大丈夫なのかな、と心配してたり。)

(/It's しょーとけーき!!←
そ、そうですかwww )

…は、ははっ。冷てぇ。(数秒水に浸かった身体を見て呆けるが、その後自分でも不思議なくらい屈託のない笑顔が零れて。こんな風に笑えるようになったのも皆のお陰だな、と思いつつ今はこの時を楽しもうと顔を上げて。「しゃあ！アヤノ、お前も水にダイブだ！」相手の肩をゆっくり押しバランスを崩させれば腕を抱えてお姫様抱っこの形にして、細い腕が悲鳴を上げているのが情けないと思いながら一歩ずつ踏み出し浅瀬だが少しだけ深い場所へと彼女を放り投げて。

(/結果：どっちもうまい!!!!!!!!!!!!!
はいｗｗｗｗｗｗｗ)

(最初何が起こったのか分からなかったが持ち上げられたことに気付き驚き目を見開くも次には既に放り投げられていて。そこまで深くはなく地面に手をつくとﾌﾟﾊｯと顔を出し、余程驚いたのか暫くﾎﾟｶﾝとしていて。しかしﾊｯと我に返ると｢シ、シンタロー酷いよ-!｣と頬を膨らませて。いや、よく考えてみればさっきシンタローにお姫様だっこされたんだよね、私。それを考えると一気に顔が赤くなり重くなかったかな、とか色々考えてしまい。)

(/ﾅｲｽ結論!!←←
あ、昨日のﾒｶｸｼﾃｨｱｸﾀｰｽﾞでちょっとだけｼﾝｱﾔ要素出てきて興奮しましt← )

水、気持ちいいだろ？(先程とは立場が変わり見下ろす形になり倒れている相手に手を差し出せば口端を緩めて笑みを掛けて。こういう姿のアヤノも珍しいな、と考えつつ。前までは俺が鬱陶しいと言わんばかりに払いのけていたから、こっちが本当の素なんだろう。

(/でしょう！←
やばかったすね、ロスタイムメモリー歌ってる人もすごくかっこよかった…！)

た、確かに今日暑いから良いけど...、急に放り投げるは駄目だよ!! (何と言ったら良いのか分からず言葉に詰まるが少し同意しつつ、ﾋﾞｼｯと指を差して。私じゃなくてシンタローの腕が心配。もっとﾀﾞｲｴｯﾄしておけば良かったなぁ、と後悔して肩を落とし。それにお姫さまだっこなんて小さい頃にされたことあったけどそれ以来無いし想定外過ぎた。)

(/いえす!!←
ですね-。来週はきっと涙腺崩壊ですよ!! )

ハハッ、悪い。……俺の投げれるとは思ってなかったんだよ…。(最後方をﾎﾞｿｯと呟けば相手の方を再度見て。想像以上の軽さにビックリした、まぁそれでも俺の身体は悲鳴を上げてはいたが。「ほら、立てよ。遊ぼうぜ」相手の手を引っ張り立たせれば笑みを浮かべて。さて、海といえばなんだろう。いちゃいちゃするくらいしか思いつかない、といっても何をしたらいいのかもわからない。経験のなさがこういうところで浮彫になった、モモとかに聞いてくれるべきだったな。

(/アヤノの幸福理論ですからね…！やばいですよ！
そして少し遅れてしまいました…！すみません…！)

シンタローは何かしたいこととかある? (相手の手を掴み立つと礼を述べ、きょとりと首を傾げて。言ったら怒られるかもしれないけどシンタローはあんまり運動出来ない方だし、私もそこまで得意ではない。シンタローがしてて楽しいことって何だろう。ゲーム...、と言っても今日来たのは海であってゲーセンではない。修哉とか幸介に聞いといたら良かったな、と今更ながら少しだけ後悔。でもあの2人のことだから何時も通りで良いとか言いそうかも。)

(/遅くなってすいません...!!
今から楽しみですよ← )

うーん、そうだなぁ…。(胸の前で腕を組みながらむむっ、と唸り考え込む。とりあえず海と言えば！ということをやるか。「じゃあとりあえず、少し泳いでみないか…？」先程は浅瀬で遊ぶ程度だったがもう少し奥へ行こうといアイデアだ。自分の運動神経を考えればそれほどいい選択ではないが、ここまで来たんだからアヤノには楽しんでもらいたい。

(/いえいえ！俺こそ！！
きょうですね…！！)

シンタロー...、泳げるの? (失礼なのを承知で恐る恐る問い掛けると首を傾げ。もしかしたら私もシンタローも溺れてしまうかもしれない。そんなことになったらどうしようかな、と不安を抱いて。私だったら少し足がつかなくなっただけで溺れちゃうんじゃないかな。そう考えると小さく苦笑し、「無茶しない程度になら大丈夫...かな」と呟き。誰だって溺れたりしたらパニック状態になると思うから。)

(/うわあああry、最近遅くてすいません!!
あれ最高でしたね。カノ顔赤くしてて可愛かったです

泳げない。だから…これだ、浮き輪！(問いかけられる質問にきっぱりと答えれば鞄の中を漁り始め青と水色の縞模様の浮き輪を取り出し。徐にキャップに口を付ければ空気を入れ始めて。「……？ぷはぁ、空気が入らねぇぞこれ？」一度口を離せば空気が入らない原因を探し、どこか穴が開いてるのか、それと自分の入れ方が悪いのか。

(/いえいえ！俺も遅くなってますし…！
OPに少しびっくりしましたけどｗｗそれっすよ←）

準備万端だね- (感心した様に相手を見るも中々空気の入らない浮き輪を不思議に思い。これは肺活量とかの問題なのかな。「シンタロー、私やってみようか?」このままではいつまで経っても終わらない気がして手を差し出し。しかしここまで考えるとこれって間接キスとかになっちゃうんじゃないかな、と顔を微かに赤くして。恋人同士になったから当たり前のことかもしれないけど恋愛初心者はまだ意識してしまう。)

(/すいません、有難う御座います...!
あれはびっくりですよ。ポカーンとしてましたww カノアヤが成立するのかと思いましたが1番はシンアヤです

あ、…あぁ。頼む。(全力にも関わらず膨らまない浮き輪、自分の息の拭き方かそれとも根本的な肺活量なのか、浮き輪の空気を入れるのを彼女に頼むのは彼氏としてどうなのだろうと思いつつ弱々しい手取りで渡し。渡した後に我に返り、これはもしや関節キスでは？と頭を過らせ。そう思うと何とも気恥ずかしい気分になってしまい頬を赤らめて、アヤノはこういうの平気なんだろうか。

(/はい！ゆっくりやっていきましょう！
ですよねｗｗ何事かと思いましたｗ俺も一番はシンアヤです(真顔))