「――また今日も、君が好きだった。」

暇!すっごく暇!!(勢い良く数回頷くと早速何を持っていったら良いのかと考え。お弁当と日焼け止めと...やっぱり水着とかも必要なのかな。でもあんまり荷物多いと不思議に思われちゃうだろうし。う-ん、と考える様な素振りをしては首を傾げ。｢あ、シンタロー。明日、何時に何処行けば良いかな?｣私の家だったらお父さんとか大変なことになりそうだから、そう思いながら苦笑し問い掛けて。)

(/科学とかもうﾔﾊﾞｲですよ。終わってますよ...!! 赤点は嫌ですけど...!!!!← )

そ、そうか！！じゃあ行こうぜ！(誘いが了承されればあからさまに表情が歓喜に変わり相手に見えない様に小さくガッツポーズをして。おっしゃあ！とりあえず明日はいかしている服装で…いやでも赤ジャージはアヤノが褒めてくれたし…、そ、それよりアヤノの水着姿とか新鮮すぎる…！「あ、じゃあ12時ごろ俺んちの前で平気か？」デートの集合場所が自分の家の前とは如何かと思ったがそこはヒキニートの性質がまだ抜けていくなくて。

(/科学ムズイですよね(白目)俺もさっぱりですｗ赤点はさけたい…！！)

うん、大丈夫だよ-。じゃあ私、お弁当頑張って作るね! (両手をｷﾞｭｯと握り締め早くも楽しみにしている様で。今日は帰りにお買い物していこう。見ている限りシンタローに好き嫌いとかは無さそうだし大丈夫かな。一応つぼみに聞いてみたら分かるかも。つぼみならきっと誰にも言わないし内緒にしてくれると思うから。一番心配なのは水着。一昨年の夏から居なかったから買えてないし、中学校の時に買ったのは着れるか分かんないし...。)

(/科学とかなにそれおいしいの状態ですよ-(棒読み)← 勉強してないけど赤点は嫌です...orz )

お弁当…！お、おぉ！楽しみにしてる！(よくやった。数分前の俺に数えきれないほどの感謝の言葉を送りたい。平静を装ってはいるが口元が若干綻び変顔となってしまって、歩く速度は少しづつ早くなり。手作りのお弁当に海、初デートにしては完璧なプランだ。問題は俺のこの貧相な身体だ、引きこもり生活で恥ずかしいものとなってしまっている、こんなんだったらセト当たりと一緒に鍛えておけばよかった。

(/俺は科学のテストやってる時は頭をからっぽにして次の時間のテストに備えます←同じく…!）

あ、待ってよシンタロー! (早足になる相手を不思議に思いつつ前記を述べ駆け寄って近付き。明日は本当に楽しみ。準備する物とか沢山あると思うけど楽しめればそれで良いかな、なんて。もしﾒｶｸｼ団の誰かに明日ﾃﾞｰﾄするっていうことがﾊﾞﾚたら絶対皆ついてくるんだろうなぁ。特に修哉とか幸助とか...。貴音さんはついてくると言うよりも皆に伝える側なのかな。)

(/高校で初めてのﾃｽﾄだったので頑張って解かなきゃとしか思ってませんでしたね-...(( もうﾃｽﾄとか資源の無駄ですよね?!← )

お、おぉ悪ぃ。(嬉しさの余り急ぎ足になってしまっていたのか、相手のを置いてきてしまう形になってしまい、申し訳なさそうに一度立ち止まれば歩幅を合わせて再び歩み。「じゃあ、今日は此処で。え、っと…また明日。」ニヤけを抑えるためなのか表情を崩さず挨拶を告げればそそくさと早足で帰り。やっべぇよ、デートだ。俺大丈夫か？ネットに知識を総動員して明日はアヤノを喜ばせよう…！



――――――次の日――――――

実に見事のな快晴だ、…暑い。(昨日はすぐさま布団へと入り明日に備えて睡眠を取ろうとしたが、やはり隠し切れない楽しみなことを想像していたせいか気が付いたら朝で。「俺は小学生か…ったく、――そろそろ時間だな、アヤノは…まだか。」黒のインナーに赤色のジャージ、手には水着や財布などが入った手提げ袋を持参し。
(/なるほどｗｗ確かに俺も高校の初めてのテストは緊張しました！資源の無駄ｗｗｗその通りですね！！！！)

これで大丈夫..だよね?(相手が家の前に居るのに気付き電柱に隠れると変なところが無いかと確認して。落ち着く為に数回深呼吸すると意を決した様に電柱から出てきて相手へと近付き｢待たせちゃって御免ね-｣と申し訳なさそうに謝り。今日持ってきたのは水着や日焼け止め、財布が入っている手提げ袋、そしてお弁当が入っているお弁当袋。ちょっと持ってきすぎたかな、と今更ながら反省。)

(/やっぱりそうなっちゃいますよね!!← ﾃｽﾄ廃止を希望します(ｷﾘｯ←← )

いや、俺も今来たところだ。というか出てきたところ、だな。(声がする方へと顔を向ければまだ少し眠気があるのかぶっきらぼうにそう告げて。「ふぁ…じゃあ行くか。」気だるげそうに荷物を持ち直すとゆっくりと歩き出して。「――――…ついた、割と早く着いたな。」電車やバスを使いできる限り徒歩を少なくして目的地に付けば青いさざ波の音と蒸しつく暑さが歓迎を表していて。

(/はいです！！同じく、テスト団子拒否←)

わぁぁ...、凄く綺麗....!! (潮風を肌で感じながら海を見ればｷﾗｷﾗと瞳を輝かせて。久々の海に胸を躍らせ荷物を両手に持ちながら砂浜を走っていき。｢シンタロー早く-!! ｣と後ろを振り向き声を掛けると手をﾌﾞﾝﾌﾞﾝと振って。結構人が居るし、場所取り大変そうだから早くやっておかないと。沢山遊びたい...けど、やっぱり水着になるのは恥ずかしいしなぁ。あまり海に入らなければ大丈夫なのかもしれないけれど。)

(/団子www ← )

あんまりはしゃぎ過ぎて転ぶなよ？(海岸を青一色に染められた水平線へと向かう彼女に笑いかけながらそう告げれば自分を後を追いかけて。「…とりあえずここら辺に場所取るか、えっと…じゃあ俺、先着替えちゃうから、ちょっと待っててくれ。」と告げれば脱衣場らしき場所へ向かい此処でも赤色の海パンへと着替えて。よし、着替えは終わった。問題はこの体を見てアヤノが何も言わないことを祈るしかないな。

(/ｗｗｗまさかそこでツボられるとはｗｗ)

私そんなに子供じゃないよ-! (何だか子供扱いされてる様な気がしてむ、と頬を膨らませ。場所取りをした所に座り｢行ってらっしゃ-い｣と手を振りながら相手を見送って。一応家を出てくる前に日焼け止め塗ったけれどもう少し塗っておこうと鞄から取り出し丹念に塗り込み。ﾎﾞｰ、と海を眺めていれば何やら嫌がってる様な女の人の声、そしてそれを無視して何かに誘っている男の人の声が聞こえ、声の聞こえた方を振り向くと予想通りそれはﾅﾝﾊﾟで。困っている人は助けないと、そう思い立ち上がるとその場所へと歩み寄って行き。)

(/いや、だってﾃｽﾄも団子も拒否してるのかと思ってwww )

ふぅ…さて、戻るか。(着替えも済ませ念のため申し訳程度に腹筋に力を入れて来た道を戻れば取っておいた場所に相手がいなくて。首を傾げながら周囲をｷｮﾛｷｮﾛと見渡せばどうやらそれらしく人影が見え。「お、いたいた。なにやってんだアヤ……！？」声を掛けようと近くに歩み寄れば相手の陰に隠れて見えなった光景が見え。どうやらアヤノはナンパしている女の子を助けようとしているところみたいだった。

(/ｗｗｗｗ違いますよｗｗｗ団子は大好きですよ！ｗｗｗｗ)

だから嫌がってるじゃないですか!! (相手が来るまでの間、ずっと口論を続けていたらしくｷﾞﾛﾘと男の人を睨み付けており。例え相手が男であろうと何だろうと困っている人を放っておくことなんて出来る訳が無い。まぁそんなことを続けていると当然男の人も怒りが湧いてきたらしく。勿論立ち向かっていくのは怖いけれど見て見ぬふりなんて出来ない。手を振り上げたのを見ると思わず目を瞑り。)

(/みたらし団子大好きです←←
あ、今気付いたんですけど100ﾚｽおめでとうございます!! )

あのバカ…！クソッ！！(口論になっているのか周囲の観光客の目を引いてきている、このまま何とかなるか。と思った矢先男の手が振りあがりアヤノへと向けられていて。砂でとられる足を無理矢理動かし必死に彼女の元へと向かって。「―――…っ。いってぇ…。」直後、頬に鈍い痛みが走る。鉄の味が口内へと入り混じり、口端から一筋の血を流し。どうやら彼女と男の拳の間に滑り込んだ俺が代わりに殴られる形になったのだ。喧嘩もロクにしない俺は相手のパンチを止めることなんてできない、だから変わりに殴られるくらいしか思い当たらなかった。

(/あ、俺も大好きです←
おおおお！ホントだ！！！えっと、これからもよろしくお願いします！
そして今の展開熱い…！)

...っ、シンタロー!? (聞きなれた声がして恐る恐る目を開けると其処にはシンタロー。思わず目を見開き駆け寄ると心配そうに様子を伺い。騒ぎに気付いた警察が男の人を連れて行ってるところなんて見ていない。先程の場所へと相手の手を引っ張りながら戻れば元々準備していた消毒液を傷口につけ。｢御免なさい...、シンタロー｣申し訳なさでいっぱいになり俯くと目には涙が浮かんできて。怖かったのはシンタローなのに。私よりもシンタローの方が何倍も怖かった筈なのに。)

(/あれ美味しいですよね-...←
此方こそ宜しくお願いします!!相変わらず非似ですが頑張って成長していきますので←
シンタロー君格好いい...!! )

バカかお前は!!もしあのまま殴られてたらどうするつもりだったんだよ!!あーいうときは誰でもいいから周りを頼れよ!!(警察も行って二人きりになったこの状況で、柄に合わないけど大声を上げて相手を叱る。俺にとって大切な人だから、怒るんだ。前みたいにまた一人で抱え込ませちゃいけないから。「悪い、怒鳴って。…とにかく、アヤノが無事でよかった。あんまり心配かけんなよ。」先程とは打って変わって柔らかい笑みを浮かべれば、相手の目に浮かぶ涙を指先でそっと拭いそのままﾎﾟﾝｯと相手の頭を撫でて。

(/あれうまいんすよ…！！わかります！
いやいやこちらこそ！此方も似非もいいところですが頑張っていきたいです！
アヤノちゃんがホントアヤノちゃんでやばい←)

だ、だって巻き込んじゃうのも悪いし...、誰かを怪我させちゃうなら私が怪我した方が良いし...! (_結果的にはシンタローが怪我を負ってしまったけど。相手が怒鳴るのなんて珍しく、ﾋﾞｸﾘと肩を震わせるも何とか反論しようと口を開くが弱々しい声になってしまい。しかし相手の声が先程とは打って変わって優しいものになり、手の温もりが伝わると更に涙腺が崩壊してしまいそうで。｢うん...、シンタローにはいっぱい頼る様にする...｣涙を腕で拭うとｺｸｺｸと頷き顔を上げて。やっぱり相手の頬は痛々しく赤く腫れていてそこに触れるともう一度だけ謝り。)

(/ゴマ団子も好きですけどね(ｷﾘｯ←
次は目指せ200ﾚｽですね!!
いやいや、シンタロー君こそシンタロー君過ぎて惚れますよ← )

ホント、そういうところは変わらねぇよな…。でもな、アヤノ。お前が誰かが怪我するのが嫌なのと同じ、俺も…お前が怪我するのは嫌なんだ。…だから、あんまり一人で無茶しないでくれ。(ふと、ｶｹﾞﾛｳﾃﾞｲｽﾞでの彼女の行動を思い出してしまえば口から漏れる言葉が僅かに震えて。「あぁ。――…さ、さて！せっかく海に来たことだし遊ぼうぜ!!ほら！」序盤からすごいことが起きるが今日はデートなのだ。蹲る相手の手を引っ張り立ち上がらせて。

(/ゴマ団子は…普通ですね！！←
はい！よろしくお願いします！ｗ
いやいやいや！もうアヤノちゃんが可愛い過ぎ、もう素敵←)

うわわ...ｯ!! (相手から立ち上がらせて貰うとその言葉に大きく頷いて。相手の震えた声に少し罪悪感を感じながらもそれを少しでも晴らせるようにと笑みを浮かべ。｢じゃ、じゃあ私着替えてくるからちょっと待っててね｣ と脱衣所に向かい着替え。着たのは肌の露出をなるべく避けたﾋﾟﾝｸと白のﾄﾞｯﾄ柄でﾀﾝｷﾆというもの。その上から少し大きめのﾊﾟｰｶｰを羽織ると変じゃないかと心配に思い確認して。髪を1本に束ねると先程塗っていない箇所に日焼け止めを塗り。似合わないかな、変じゃないかな。そんな不安を抱きながらも脱衣所から出ると相手の所へと戻ろうとして。)

(/普通なんですか←
シンタロー君、ニートのくせにイケメン。イケニート最高←← ）

うっす、いってら。(着替えに行くとのことで脱衣所に向かった相手の背中を見送ると、先程殴られた箇所を指先でそっとなぞり。幸いもう痛みはもうない、アヤノが女の子だから手加減したのか。それでも許す気はねぇけど、…ちょっとはかっこつけられたかな。「はぁー!!さて、アヤノを待つか」大きく息を吐きレジャーシートの上へ倒れ込み両腕を後頭部へ持っていけば枕代わりにして。


(/そうですね…普通です←
アヤノちゃん。可愛い以外の言葉が出てこない。可愛い。←)