絶対服従 〆

じゃあ…これからあるかもね
（今までなかったと聞いて何処か安心したような表情を一瞬見せながら「場所によってですか…例えば何があるの？」と尋ねて）

あると嬉しいのですがね
エリゼ様はあるのですか？(くすっと笑いながら言って、今度は相手にもあるのか聞き、「そうですね…例えば、頬なら親愛という意味があるんですよ」と言った後頬にキスをして)

ないですよ、僕は…こんなにやせ細ってますし
（尋ねられ、少しシャツを捲れば傷だらけ、骨が見えそうな体型がみえ「見窄らしいですから」と言って。頬にキスをされると、親愛なら…と思い少し背伸びをして頬にキスをし「親愛なら、僕も」と言って微笑み）

…そんな事ありません
エリゼ様は見窄らしくないです(捲られた隙間から標準より痩せた体型を見ると、相手を抱き締め、そんな事ないと言い、頬にキスを受けると、少しきょとんとするも、その後唇にキスをして徐々に深いものにしていき)

ん…やだ……っ
（抱きしめられ、それだけで驚いたが急に深いキスをされ始めての感覚が怖くなり、嫌だと零しながら相手の胸元を弱々しく押し返し）

…すみません、大丈夫ですか？(相手が押し返すと離れて、大丈夫かと尋ね)

っ…悪戯が過ぎます…
（顔を赤らめながら、少し怒ったように相手を睨んで）

！…ごめんなさい(相手に睨まれるとシュンとしながら謝り)

…僕は庭にいるので、アランは自分の残ってる仕事があるならそっちに行って
（しゅんとしている相手を少し見てから、自分から離れるように指示をして庭に出て）

わかりました(シュンとしたまま、相手の指示通り他の仕事をする事にし)

急に、何あのキス…
（一人になると全く知らなかった、初めてされたキスへの戸惑いを露わにしながら花を見ており、花壇の前でしゃがむと背後にこの屋敷のものではない人物が立ち、背後から「こいつか」と言う声とともに抵抗しないように抑えられ）

「あ、丁度いいところに
今、庭にここの者ではない人がいたように見えたの」
庭に…？！(屋敷内で仕事をしていれば丁度メイドが通りかかり、庭で不審人物を見たと聞くと急いで庭へ向かい、偶然にも不審人物と相手を見つけ、「汚ぇ手で俺の主に触んじゃねぇ」と言いながら不審人物を蹴り飛ばし)

アラン…怖かった、です…ありがとう…
（不審者から解放され、相手の後ろに隠れるようにすると少し涙目で怖い、と言って相手の服をぎゅっと掴んで）

怖い思いをさせてすみません
怪我などは大丈夫でしたか？(優しく相手の頭を撫でながら、怪我はないかと心配そうに聞いて)

怪我は…足に少し…でも大丈夫
（怪我と言われて少し足を擦りむいていることに気がつくもこれくらいの怪我なら大丈夫だと告げて）　

バイ菌が入ると大変です
屋敷に戻って手当て致しましょう(言いながら相手を姫抱きすると屋敷の中へ向かい)

あ、歩けますから…！
（姫抱きをされて思わず赤くなりながらもあまり抵抗はせずにそのまま運ばれて）

これくらいさせてください(そのままちいさな医務室のような部屋に入り、相手を近くの椅子に座らせると準備をして)

ありがとう…あの不審者は…？
（椅子に座ると怪我した箇所を見せれるように服を捲りながら心配そうに呟いて）

エリゼ様を襲った所を見ると、身代金目当てじゃないでしょうか
まぁ、私が蹴り飛ばしてしまったので、今頃回収されてると思いますけど(言いつつ準備しては出来ると、「では始めますね」と言ってから手当て始め)