匿名さん 2022-06-25 23:59:19 |
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ひっ…!!
( 歩きにくいと言われればそうなのだろうが、離れるわけにはいかないのだ。ロビーに入った途端上から降ってきたものに、心臓が止まるかと思うくらい声にならない叫び声を上げれば、相手の後ろに隠れて。)
ははっ、よく出来てるけどただのレプリカだよ…っ!
(恐怖のあまり背後に隠れる彼女に苦笑いを浮かべつつも、骸骨の額の部分を指でコンコンと叩き材質を確認。次へ行こうと示された順路を進むと足元に冷たさを感じる。恐らくそれっぽく雰囲気を出す為にスモークを発生させているのだろう。廊下の壁や床には血の付いた手跡や足跡などが再現されており、この屋敷の外設定は嵐の夜なのか雨音や風の音までも流されていて。進んだ先に最初のミッション、診察室を見つけドアを開けるとホルマリン漬けやレントゲン写真など診療に必要な道具等が巧妙に再現されている。奥の医者の席に誰か背を向けて座っている様で)
びっくりした…っ。
( 本当にびっくりしたようで、涙目でほっと安堵の溜息をつき。まさか序盤からこんなに脅かせてくるとは思ってもおらず、この先が思いやられるもとりあえず相手について行き。先に進むと壁の血の跡、スモークなどなど本当に手が込んでいる。奥の席に誰かが座っているのが見えれば相手の腕に再びしがみつき)
だ、だれかいる…。
どーせ人形だろ?…この部屋にカードがあるって言ってたけど──あった、あれだな。
(先程の仕掛けはレプリカだったが今回は何だか違う様だ。人形にしてはガッチリしていると言うか完全に人なのだろうと思うも、怖がる彼女を落ち着かせる為に人形だろうと指摘して。ミッションであるカードを見つけなければならないのだが、手に持つランプの灯りを頼りに部屋内を見れば丁度医者の机の上で。しかもそこは脅かし役の人間が座っている真前。腕を掴まれた状態では取ろうにも取りに行けない為「ウィンリィ、ちょっと待ってられるか?あのカード取ってくるからさ」と)
すぐ戻ってきてよ…。
( 人形だと言われると、少しだけ安心して。彼が言うように確かにここで腕を掴んでいてはカードを見つける邪魔になってしまう。自分も探したい所ではあるが、ランプは1つ。彼に任せようと頷くと、すぐそこではあるが心細そうな声で腕を離し。)
へいへい…よしゲット。それじゃ次な。
(本当に怖がりだなと思いつつ、ランプの灯りで照らしながら医者の机付近へ行きカードを手に取り。意外と何もなくあっさりカードが取れた為少し拍子抜けして"何だ、脅かし無しか?それとも忘れたのか?"と思いながら、彼女の方へ振り返り戻ろうとしたその時椅子に座っていた人物がメスを何本も手に持ち背後に立っているが気付かず。顔は片目のないゾンビメイクが施されており。更に彼女の頭上の隅の方に設置されたスピーカーから『返せ…返せ…』と不気味な掠れた様な声が聞こえて来て。彼女が何か言ったのだろうかと思いキョトンとしながら)
なんか言ったか?
エド!!逃げて!
( 難なくカードをゲットした相手が此方に戻ってくる。ほっとしたのも束の間、彼の後ろ手に黒い影が蠢くのが見え。よく目を凝らして見れば、先程までピクリとも動かなかったあの人形が、メスを持って彼の背後に立っているでは無いか。身体は上手く動かないが、彼を助けなくてはの一心で、必死に相手に逃げるようを大きな声を出し。)
へ?うおっ!危ねっ…!
(彼女の声で何事かと思うも、背後に感じた気配から咄嗟に横に避ければゾンビ医者の攻撃をギリギリかわして。お化け屋敷にしてはやり過ぎだろと思うも、ゾンビは退く事なくカードを取り返そうと襲い掛かって来る。隙をついて彼女の手を掴むと診察室の外へ走り出ればドアを閉めてドアに寄りかかる様にして座り込み。「ぷっ、はははっ!随分手が込んでんな、マジでコロされるかと思った」もう大丈夫だろうとホッと息を吐いたかと思えばあまりのスリルに笑い出して)
笑い事じゃないわよ…。
( 相手に手を引かれて何とか部屋から脱出することができたからよかったものの、いくら何でも脅かし方が本格的すぎてびっくりする。こちらも相手の横に力が抜けたように腰を下ろし溜息をつき。今のが1回目のミッション、あとふたつ乗り越えなければならないと思うと本当に終わる頃には寿命が縮んでいそうだ。)
次はどんな仕掛けが待ってんのかねぇ。立てるか?
(あれだけ本格的な脅かし方なのだから気が抜けても仕方ない。部屋を脱出した事で部屋の外までは追って来ないところを見ると動ける範囲が限られているのだろうと推測。次のミッションは2階の寝室、階段を探さなければならないが順路があるのだろうと看板を見つけるも先程とは逆を示しており一度ロビーに戻り中央階段を上る様だ。まだまだゴールは先の為、早速立ち上がれば心配しつつ手を差し伸べて)
ん、ありがと。
( こうまでして脅かされているのに、涼しい顔で立ち上がった相手には流石だなと思う。時間もない事だし、次のミッションへ向かわなければ。差し出された手をとると立ち上がり。相手に続いてロビーへと向かう。やはり歩く度にひんやりする足元の感じには慣れない。何かがまとわりつくかのようだ、と思っていたところ、ふいに足が引っ張られる感覚に陥ると立ち止まり、足元を恐る恐る見ると壁から伸びる手が足首を掴んでいて。相手の手を引くと涙目で相手を見て。)
エ、エド…!
ん、どうしtっ…あ"ぁん?その手を放しやがれ!
(歩いていると手を引かれた為立ち止まり振り返ると今にも泣き出しそうな彼女を見て。ふと彼女の足元を見ると何やら足首を掴まれている模様、その瞬間頭に血が上り額に青筋浮かばせれば言うよりも早くその手を蹴り飛ばすと痛がる男性の呻き声が聞こえ。例え脅かし役だろうが何だろうが、彼女に触れる者を許せず容赦なく。「ったく、やり過ぎなんだよ…ほら行くぞ。」ブツブツと小言を言うと、再度しっかりと彼女の手を握り歩き出そうとして)
( まさか脅かすのにここまでするのかとびっくりでしかない。手が放れるとほっと一息つき。脅かし役の人には申し訳ないことをしたが、助けて貰えたのがちょっぴり嬉しく「ありがと」と礼を伝え。手を引かれるままに先に進み。ここまでで既に色々ありすぎてゴールまでいけるのかと心がくじけそうになる。)
お、おう……安心しろ、何かあっても守ってやる。だから側から離れんな。
(礼を言われ少しだけ照れつつ返事すれば2階へと続く階段を上り。怖がりな彼女の事だ、こうも脅かし続きだと精神的に参っているかもしれないと心配して安心させる為前に進みながらも優しい声色で上記を告げ。無論今だけの事ではなくこれから先の事も含めた発言でもあり。階段を上り終え順路に従って進むと見えて来たのは第2ミッションの寝室。此処にも色々な仕掛けが有りそうだが、ドアを開けてみると至って普通の寝室といった雰囲気だ。ただ一つ中央に置かれたベッドを除いては──。天蓋付きのベッドに女性だろうか、髪の長い人物が横たわっており片方の手首には鎖が付けられベッドに繋がれている様にも見える。)
( 相手の言葉には少し恥ずかしげに頬を染め頷き。やはりこういうときには頼りになる。その言葉のおかげで、恐怖心が少し落ち着き。それからは特に何も無くすんなり階段を上り終え、第2ミッションの部屋へ辿り着く。その中央のベッドに横たわる女性に目がいくと、相手の手を再びぎゅっと握り。)
…カードをあのテーブルに置くんだったよな。
(ベッドに横たわる女性は恐らくカードを置いた瞬間起き上がるとかそう言う類の脅かし方をして来るのだろう。ミッションを確認するように言葉として発すれば相手を見て)
どうする?一緒に行くか?
…うん。いく。
( 一緒に行くかと聞かれれば、先程の相手の言葉を思い出して覚悟を決めて頷き。きっとこの女性が起き上がって脅かしてくるだろうという予想から、目を離さないでおこうと恐る恐る相手に続いて先程のカードをテーブルへ置きに行き。 )
ミッションクリアだな──!!
(サイドテーブルに彼女がカードを置いたのを確認し、部屋から出ようとドアの方へ向かおうとしたその時。ガタガタガタ、ゴゴゴゴッ──とベッドから異変が。音が鳴り止んだと思えば暫しの沈黙が続き、よし今のうちにドアまで行けば何も起こらないだろうと思うが、ベッドのマットが勢いよく起き上がり寝ていた女性が此方にギリギリまですっ飛んで来て)
きゃ…!!
( クリアしたとほっとした次の瞬間女性がこちら側にとんでくる。思わず身構えて目をぎゅっと閉じるも、特に衝撃は何も無く。薄ら目を開けると、彼女に繋がれていた鎖が邪魔をしてこちらまでギリギリで届かない距離で止まっており。こちらに向かって手を伸ばそうとしている彼女を尻目に、相手の手をとると、何とか部屋の外へ脱出して。)
はぁー…びっくりした…。
うおッと──ははっ、予想はしてたけどまさか、飛んでくるとはなっ。
(手を取られるがまま部屋の外へ。動くのは予想出来たが飛んでくるとは思いもせず、少しばかり吃驚して想像を超えて来た為またも楽しく笑みを浮かべ。間髪入れず次は3階のミッションだとノリノリで階の奥へ。また此処も不気味に蜘蛛の巣やら冷気やらが漂っており肌寒さを感じて)
急に寒くねぇか?冷えすぎっつうかさ。
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