匿名さん 2022-06-25 23:59:19 |
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う、うん。
( 相手が喜んでくれているようでこちらも嬉しい。こちらも同じように左腕を相手に差し出して。なんだか結婚式の指輪交換のようだと思った瞬間、なんだかドキドキしてしまい、頬を赤くして。)
──よし、出来た。これでお揃いだなっ!
(彼女の手首にブレスレットを付けると、自分の左手首を見せ照れ臭くもニッと笑みを浮かべ。「あれ、顔赤くね?熱でもあるんじゃ──」彼女の赤くなった顔を見て体調でも悪いのだろうかと手を伸ばし額に触れようとして)
…うん。嬉しい。
( つけてもらうとそれを見て嬉しさから笑みが自然と零れて。素直に嬉しさを相手に伝えると、やっぱり照れくさくて恥ずかしい。額に触れようとしてきた相手には思わず少し後ずさって「大丈夫!!熱なんてないから!」 と更に顔を真っ赤にして)
お、おう、そうか。
(彼女の嬉しそうな表情にドキッとして。最初はお揃いの物を持つなんて恥ずかしくて嫌だ、なんて思っていたが彼女の喜ぶ顔が見れるならこう言うのも有りかもと思え。少し後退った彼女を少々不審がるも更に顔の赤くなった彼女に「本当か?大丈夫なら良いけどさ、体調悪いなら早く言えよ?」と伸ばした手を引っ込めて)
うんっ、わかった。
…あ!列進んだね。次入れそうだよ。
( 未だに顔は熱いが手で扇ぐようにして何とか冷まし。心配してくれた相手には大丈夫だと伝えて。ふと前を見れば意外と早く列が進み、次くらいには中に入れそうである。)
漸くだな。
(前が進んだ為合わせて前へ。思ったよりも早く入れるとは言え、先程よりも空腹具合は増しやっと入れる事に笑みを浮かべ。店員に呼ばれ席まで案内されると、2階の窓際の席へ着席。早速と言わんばかりにメニューを店員から手渡されれば開き見て)
きれいなお店だね。
( 席に案内されると、店内をゆっくりと見渡して。新しく出来ただけあって本当にきれいで思わず圧倒されてしまう。メニューを見るとどれもお洒落で美味しそうなものばかりで悩んでしまう。)
子供連れも多いな。
…やっぱ肉かな、ウィンリィは?
(客層も幅広く家族や老夫婦など様々な人達が利用しており賑やかで、店員の心配りや気遣いなども行き届いている様で皆幸せそうに食事を楽しんでいる様子。再びメニューへ視線を戻せば、数あるメニューの中からステーキを選び。)
んー、あたしはハンバーグにしようかな。
( しばらくメニューと睨めっこをしていたが、相手がステーキにすると決めたので、自分はハンバーグにすることにして。ちょうど近くに通りかかった店員がこちらに気づいてくれたので、注文をして。 )
そういや、こう言う所にウィンリィと来るのって初めてだっけ?
(店員への注文を終えふと思う、弟とは長い間旅をしていた為カフェやレストランなどよく一緒に行っていたなと。しかし考えてみれば、彼女とこういった食事を外でする事など殆どなかった様に思え問い掛けを)
たしかに、そうかも。
( 言われて見れば相手とこうやって外でご飯を食べたことはなく、初めてだと気づく。リゼンブールにいれば、外食をするような場所もなく、専ら家で料理を作る毎日だし。そう思うと彼はこういうところに来るのは慣れているのだろう。)
エドはこういうところでよくご飯食べてたの?
ホテルにいる時は併設されてるレストランで食ってたな。
あとは軍の食堂を利用したり、知り合った人が誘ってくれたりとか色々かな。
(旅に出ている間の食事はどうしても外食中心になってしまう。旅先によって出会った先々で食事と寝る場所を提供してくれる人も居たりして助けられた事もあったが、それでも中央に滞在中は殆どが外食で今思うと健康的に考えれば身体には良く無い生活をしていたなと苦笑いを浮かべ)
旅してると自分でつくって食べるなんて難しいもんね。
( 旅をしている人に栄養バランスのことを云々言うのは難しいことは分かっているが、身体のことを考えて食事をしてほしいとは思うし。だから、リゼンブールに帰ってきている間はしっかりとしたご飯を作ってあげなきゃと思う。そうこう話しているうちに料理が運ばれてきて。)
ああ、時間もねーからさ。その分手作りの有り難みが染みるんだよな。
(一度旅に出れば短期間なのか長期間なのか、行く先々や研究内容によっては時間もバラバラな為帰れるのがいつになるか分からない事も多い。だからこそ帰る家がある有り難みや大切な人が作る手作り料理など帰る楽しみもある訳で。あの頃は目的の為にと只々突っ走っていた為、こういう大切な事には気付かなかったんだなと今頃になって気付く自分が居て不思議な感覚に陥る。──運ばれて来た料理を見て「美味そうっ!いただきます」と告げ、ナイフとフォークを使いステーキを一口サイズに切ると口へ運べば味わって)
柔らけぇし、美味いな。アルが勧めるのも分かる気がするわ。
( 手作りの有難み。少しでも自分の作る料理をそんなふうに思って貰えているなら、それはとても嬉しいし、これからも頑張って作りたいと思う。運ばれてきた料理はどれもとても美味しそうで、目を輝かせるとこちらも「いただきます!」と告げてから、ナイフとフォークでハンバーグを1口。フォークで切ったときにも溢れ出てきた肉汁が口の中にも広がる。思わず頬に手を当てて感嘆の声を漏らして。)
わぁ…、すごく美味しい。
この店に来て正解だな。アルにも感謝しなきゃ。
(どれを食べても美味しく最近出来た店とは思えない程のクオリティの高さ、あれ程の行列が出来ていたのも頷ける。かと言って金額も高い訳でもなく家族連れにも嬉しい値段設定だし、これならまた来たいと思う。暫く食べ進めた頃、店員の一人が近付いて『エドワード・エルリック様ですね?』と尋ねて来て。少し困惑気味に「そう、ですけど…何故名前を?」と逆に聞けば、以前この店のオーナーが自分に助けられたから何かサービスをしたいと言われて)
ほんとね。
( 本当にアルにはいい店を教えてもらったという相手の言葉に賛同。またセントラルに来ることがあったら立ち寄りたい候補の一つになった。食べていると相手に声をかけてきた店員を不思議そうに見る。なにやら以前エドが助けたのがこの店のオーナーだったらしい。こういう話を聞くとなんだかこちらも胸が温かくなる。サービスをしたい、と言われてもパッと思いつかず。)
どうする?エド。
どうするって言われてもな…
(サービスをしたいと言われても、自分が助けたと言うそのオーナーに会ってみない事にはどんな人かも思い出せない。これまでにも成り行きで助けた流れになった事が幾度と無くあったし、正直どんな人か覚えているかも怪しい。「取り敢えずそのオーナーと話させて貰えませんか?」好意は嬉しいが、先ずは話をさせてくれと店員に頼み一度店員は下がって行き。その間に食事を再開し食べ終えて。)
( こちらも食事を済ませてしまうと、「ごちそうさまでした」と紙ナプキンで口元を拭い。はたしてオーナーさんはどんな人なのだろうか。きっと時間帯てきにも忙しくしていることだろう。)
オーナーさん来てくれるかな?
来なけりゃそれで良いよ、その方が気が楽だし。
(別の店員が食後のコーヒーを運んで来ると、食べ終えた食器を下げていき。正直言えば顔も覚えていない助けた相手から好意を受けると言うのは変な感じだし、そもそも見返りが目当てで助けた訳でもない為素直に受ける気もなく。コーヒーを一口飲みテーブルに置いたタイミングで先程の店員が現れ『失礼致します。大変申し訳ございませんが、別室まで来て頂けますか?』と言われれば「連れも一緒で良いなら行きますよ」と少しばかり不機嫌そうに答え。普通ならオーナーが来るべきじゃないのか、と多少なりとも疑心暗鬼になり。況して昨夜の一件もあって、彼女を一人きりにするなど心配で置いてはいけない。少しばかり戸惑いを見せる店員だが直ぐに彼女も一緒で良いと答えた為席から立ち上がり)
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