黒の軌跡〆

大丈夫、いつだってキタちゃんは優しいからさ。そろそろいいね、そしたら2つに分けて楕円形に形整えて
(キタちゃんはいつも優しく接してくれるので不快に思ったことは無いと話せば、ちょうどよく混ざってきたので2人分に分けてよく見るハンバーグの形に整えてと新たな指示出し)

わかりました！…形を整えてっと…あれ？綺麗な形にしようと思うと結構難しいですね…
(相手の指示に明るく頷き、二つに分けるところまでは問題なくいけたものの、その後の成形の段階で納得のいく形にならないようで悪戦苦闘しつつ、なんとか少しだけ歪な楕円ながらも仕上げて)

意外と難しいよね、でも初めてにしては上出来だよ。俺なんかこれに比べてら酷かったし……あ、俺こっちの方食べたいな。キタちゃんが作ってくれたってより実感できるし
(過去にも同じことしたなと思い出すも、全然自分の最初の頃より上手いなと褒めれば、出来たふたつを見比べてどちらかと言うと形が歪な方を食べたいとキタちゃんにお願いして)

えっ？こっちですか？それはいいですけど…なんかそんな風に言われるとちょっと恥ずかしいですね…
(せめて相手には綺麗に出来た方を、という思惑を外されれば相手がそれでいいなら構わないと相手の意思を尊重しようとするが、それはそれとしてこっちの方が手作り感があっていいというニュアンスの相手の言葉にはなんとも言えない恥ずかしさが込み上げてくるようで照れ笑いを浮かべて)

ふふ、ありがとう。それじゃ次は今できたこれを焼いていくよ。フライパンとクッキングシート用意して
(了承が出て嬉しそうに微笑めば、いよいよ焼いていく工程に入るのでフライパンとその上にしくクッキングシートを用意してと指示を出して)

いよいよ焼いていくんですね！えっと、クッキングシートは…なるほど、これはあたしも使い方知ってますよ！こうして下に敷けばいいんですよね？確か、トレーナーさんがマカロンの生地を焼く時にも使ってましたよね？
(いよいよ仕上がりが見えてきたなと気持ちもより一層入って、クッキングシートと書かれたサランラップのような筒状の入れ物を見つけて、中身確認すればそれには見覚えがあってその記憶を頼りに相手に確認するよう問いかけて)

よく覚えてたね、さすがキタちゃんだよ。これを敷くとフライパンに焦げ目がついて洗いにくくならないから便利なんだよね
(マカロン作りの事を出されるとは思わず少し驚くも、直ぐにすごいとキタちゃんの頭ゴシゴシと撫でながら褒めれば、お菓子作り以外でも使えて便利だと教えてあげて)

えへへー…また一つ賢くなっちゃいました！トレーナーさんってウマ娘のトレーニングのことだけじゃなくて本当に色々なことを知ってるんですね
(頭撫でて褒められると嬉しげに表情綻ばせ、相手の知識量には感嘆の声を漏らし、単純に自分のトレーナーだからというだけでなく素直に心から尊敬できる人だなとキラキラした目で相手を見やり)

そ、そうかな……特段物知りってことでは無いけど。でも、これからもキタちゃんに尊敬されるように色々と頑張るよ
(まさかこんなことで綺麗な瞳で尊敬されるとは思わなかったのだ苦笑いしつつも、かなり嬉しかったので口元緩ませればまたキタちゃんに褒めて貰えるよう日々精進しようと謎の決意して)

それじゃあ、あたしもトレーナーさんに負けてられないですね！やっぱ色々なこと知ってる方がお助けも捗ると思うんですよ……と、クッキングシートを敷いたら次はどうすれば良いですか？
(自分からすれば十分過ぎるほどに物知りな相手でもまだまだ努力の余地があるんだと知れば、自分も勉強が苦手だなんて言ってられないなと思い直して意気込み、会話をしながらもフライパンへとクッキングシート敷いて次の工程について尋ねて)

キタちゃんのお助けは本当にありがたいからお願いね。それじゃこのIHで中火にあっためてくれる？少し温かくなったらクッキングシートの上にハンバーグ乗せてね。火傷しないよう気をつけて
(いつも助けられてるからこそ、キタちゃんの頑張りを応援すれば次の指示出すも、いくらIHだからといって火傷する可能性はあるので十分に気をつけるよう心配しながら次の指示を出して)

わかりました！慎重に、ですね…、熱っ…
(火傷をしないようにという指示に少しだけ気を引き締めて慎重に作業を行い、気をつけてはいたつもりだが意図せずして熱くなったフライパンに指先が少し触れてしまって、慌てて手を引っ込めて)

キタちゃん大丈夫！？すぐに水道で火傷したとこ冷やして！
(キタちゃんの反応見ればすぐに火傷したんだと察して、キッチン横の水道の蛇口からすぐに冷水を出してキタちゃんの手首を掴んで火傷したところを水で冷やしてあげて、少し強引だったが心配してるようで)

わっ…あはは…すみません、心配かけちゃいましたね。本当に一瞬触れただけなんで大丈夫ですよ？
(半ば強引に水道まで連れてこられて患部を冷やしてくれた相手に少しばかり驚きと戸惑いの表情浮かべたがすぐに気を取り直し、申し訳なさそうに謝罪をしては一応指先を相手に見せつつ、特に赤くなったり水ぶくれになりそうな感じもないため大丈夫だと苦笑して)

こちらこそ、急に腕引っ張ったりしたからびっくりしたよね？何も無いなら大丈夫だけど……
(さすがに慌て過ぎたなと反省し、申し訳なさそうに謝罪して大丈夫なら安心だとほっとするも未だ少し心配そうにキタちゃんの指先見つめて)

いえ、それもトレーナーさんの優しさだってわかってますから。…とと、ハンバーグは大丈夫ですか！？焦げたりしてないといいんですけど
(相手が自分を思ってしてくれたことだからと、相手のことをフォローして。それからハンバーグをフライパンにのせたままIHを止めておらず、焼ける匂いに気づいて慌ててフライパンの前にも戻って)

そろそろ裏面ひっくり返してもいいと思うよ。さてと……俺はその間人参の処理してるね。
(ハンバーグ見て今焼いてる方は丁度よさそうなのでひっくり返してと指示すれば、冷蔵庫から人参2本取り出して包丁握れば「これくらいならできるから任せて」ヘタを切ったりピーラーで皮を剥いたりして)

あ、はい、わかりました！それじゃあここは作業分担ですね
(相手の指示に頷おときたさなき、片面がしっかり焼けたハンバーグをフライ返しを使用してミスなくうまくひっくり返して。人参の下処理をするという相手の言葉に甘えることにすれば自身はといえば再びフライパンの中のハンバーグの焼けていく様子を見守ることにして)

(/すみません変な文になったところは『頷き』です)

よし、ちょっと横失礼するよ。キタちゃんにくっついてたからなんか元気でたよ。折角椅子持ってきたのにごめんね
(人参の下処理終わり、鍋に水入れてそこに人参も入れればキタちゃんの横に行き隣のIHで茹で始め、ずっとキタちゃんの後ろにいたからか元気が貰えた気がして体調も戻るが、キタちゃんが心配だったからもあるが結局椅子に座らなかったので申し訳なさそうにして)