黒の軌跡〆

はい！まだ、このクオリティはあたし一人じゃ出せないと思うので、またご指導お願いします！
(最終的な目標は自分一人でも美味しい料理ができるようになって相手にも振る舞うことだが、それまでにはまだまだ道のりが長いと感じて、また指導も兼ねて一緒に料理がしたいとこちらからも是非にと頼み込んで)

もちろん、喜んで。……というかこれ、人参どうやって食べるの？ナイフとフォークじゃなきゃ無理だよね…
(キタちゃんの頼みに笑顔で承知するも、よくよく考えればにんじんハンバーグのフォルムは箸で食べれるものでは無いなと気づき、いったいウマ娘達はどうやって食べてるのだろうも疑問に思い首を傾げ)

ナイフとフォークを使ってもいいですけど、あたしは割と丸ごと齧っちゃいますね。ダイヤちゃんと一緒だとよくお行儀が悪いって言われちゃいますけど…
(相手の問いかけに対して、平然とそう答えつつ手でスポッと、ハンバーグからにんじんを抜けばそれをそのまままるごと先端から齧っては満足げに表情を綻ばせていて)

ワイルドだね、じゃあ俺も……おっ、甘くて美味しいね。それにこの食べ方だとなんか普通に食べた時よりも美味しく感じる…けど、なんか恥ずかしいね
(大胆な食べ方に少し驚くも、キタちゃんがそうするならばと自分も真似して人参を抜いてそのままかじれば、人参自体の美味しさもあるが、なんだかより美味しく感じることに気づきそのまま食べ続けるも大の大人がこんな食べ方するのは恥ずかしいなと苦笑いして)

あはは、あたしとしてはトレーナーさんのその食べっぷり見てて気持ちいいですよ！それに二人一緒なら恥ずかしく思う必要もないかなーって
(まさか自分を真似て相手までそんな食べ方をするとは思っていなかったが、この場には相手と自分の二人きりであり、ある意味これでマナーとかそういうことを気にする必要性は皆無になったことでむしろ気楽だとポジティブに口にしては少しだけ悪戯っぽく笑って)

確かにね、俺とキタちゃんの仲だし……育ちのおかげだと思うけど、キタちゃんの思い切りの良さというか明るい性格、本当に尊敬するよ
(人参をポリポリとかじりながら、お助けキタちゃんもそうだが今みたいな考え方を普通にできるのは純粋にすごいなと思い、少し羨ましくも感じて)

そうですかね？あたしとしては別に普通にしたいようにしてるだけなんですけど、そう言ってもらえると嬉しいです！
(自分としてはお助けも含めて自分がしたいからしているだけで、そんな風に褒められるほどのことをしているという自覚はないが、それはそれとして褒められて嬉しいことには違いはないため素直に嬉しいと口にしてはもぐもぐと残りのハンバーグを食べ進めて)

ふふ、なんだか俺たちって支え合ってるから本当に良いパートナー同士なんだね………って自分で言うのはちょっとおかしいかな？
(自分も残りのハンバーグを食べながら、自分はトレーナーだし年上だからキタちゃんに色々教えてるが、その逆でたくさんのことを教わってるので本当に支え合ってるんだなと傍から聞けば夫婦のようなことを意識せず言うも、一応キタちゃんにも確認して)

いえ、おかしくなんてないと思いますよ、今のあたしにはトレーナーさん以外ってなるとちょっと考えられないなって思いますし！…トレーナーさんがあたしのトレーナーで良かったです
(なんとなくだが相手の言うこともわかると漠然とだが同意して、自分にとっては相手がベストであり他の人は考えられず、改めて他の誰でもなく相手が自分のトレーナーで良かったと本音で口にして)

共感できて良かった……ご馳走様でした。食べ終わったらキッチン持ってきて、お皿洗うから
(自分の意見がキタちゃんにも伝わりホッと安心すれば自分の分を食べ終わり手を合わせてご馳走様すれば、お皿を纏めて手に持ちながらキタちゃんの分も洗うから持ってきてと伝え)

お皿洗いならあたしにもやらせてください！お料理はまだまだですけど、お皿洗いぐらいならあたしでも出来ると思うので！
(口ぶりからして自分の分も洗ってくれようとしているのがわかれば首を横に振り、自分もお手伝いをしたいと申し出れば、料理はまだ一人では難しいもののお皿洗いぐらいならと意気込みながら袖を捲って)

キタちゃんはお客さんだからくつろいでていいのに……分かった、それじゃこっち来て
(自分としてはキタちゃんにはゆっくりくつろいで貰いたかったがそう言っても聞かないだろうなと考えれば、少し息を吐いてから水場から少し横にずれてキタちゃんが入るスペース作り)

ありがとうございます！…誰かが働いてるのにあたしだけ大人しく座ってるってどうしても落ち着かなくって
(嬉しげに声を弾ませ相手の隣へと並べば一緒に食器洗いを始めて、相手の言いたいことも理解は出来るのだが、それを良しとしないのが自分の性分であることを苦笑混じりに語っては小さく肩を竦めて)

キタちゃんは真面目だね……そういう気持ちはうれしいけどゆっくりお茶でも飲んでて欲しい気持ちもあるからなぁ……まぁでもキタちゃんらしいかも
(今となっては当たり前の行動だから落ち着いた口調ではなくで言うも、やはり自分としてはくつろいでいて欲しかったので残念そうにするも、すぐに切りかえてそういうところがキタちゃんらしくていいなといつもの感じに戻り洗い続けて)

お茶でしたら落ち着いてから二人でゆっくり飲みましょう、その方がもっと美味しいですよ！
(相手の言い分に理解を示した上で、自分一人より仕事を終えてから二人一緒の方がなお美味しく感じられるはずとニッコリ満面の笑顔で口にしては、隣で食器洗いの手伝いを始めて)

そうだね、そうしよっか。……ふふ、キタちゃんの顔泡ついてるよ。よっぽど真剣にお皿洗ってくれたんだね
(キタちゃんの提案には大賛成でそのままお皿洗い続ければ、ふとキタちゃんの顔を見ると頬に泡がついていたのでつい笑ってしまい、気づかないほど真剣にやってくれたんだなと嬉しくなり)

あはは…ちょっと恥ずかしいですね。でも、二人でやったおかげであっという間に片づいて良かったです！
(言われてすぐに頬についた泡を拭って照れ臭そうに笑うが、助け合ったことで作業を早く片付けられ、おかげでまだもう少しだけゆっくり出来そうだと時間を見ながら考えては嬉しげに表情を綻ばせていて)

ほんとにありがとう助かったよ。このままお茶入れるのも手伝って貰っていいかな？
(おかげで普段の半分くらい時間を短縮できたので笑顔でお礼言えば、そのまま戸棚から急須と湯呑み2個を取り出してこのままお助けしてもらっても良いか聞いて)

はい、もちろんあたしに出来る事なら喜んで！お茶なら家でも淹れたことありますし、お任せください！
(二つ返事でそう頷いて答えれば、やったことがあるという言葉通り手慣れた様子で茶葉を急須に入れてから軽く蒸らして二人分の緑茶を湯呑みへと注いでいき)

慣れてるね、俺より普通に淹れるの上手で…なんか嫉妬しちゃうな、なんてね
(あまりの慣れた手つきに驚いた表情で、自分でも言うのも難だがお茶を淹れるのは自信があったのだキタちゃんに少し嫉妬するもすぐに頬を緩めて冗談だと伝えて)