異能世界でぼくらは生きるｰmetanoiaｰ（文ストキャラ・いのぼくのキャラのなりきりストーリー）

なんか今、ひっじと変態真っ白が決闘しちゃって・・・・！by優里菜

ロベリア「変態真っ白…………あの真っ白野郎が元凶…………それで姉御は…(希美を見やる)…真っ白クソ変態野郎よくもやってくれたな…………！姉御、意識はあるのか？」
剱「……分からねぇ(希美に近づき)」

・・・・・・・意識はあるけど・・・・ないっぽい。
あるけど、何も無い。

なんというか・・・・がらんどうみたいな・・・by優里菜

（剱が触れようとした途端、見えない壁が遮る）

ロベリア「…………相当、やられてる……」

剱「…………(希美の前に立つ)おい、立てよ春咲。お前、そんなところでへばるほど弱くないだろ」

剱「閉じこもってんじゃねぇ、出ろ、その壁の中から」

俊哉「(堕天化して空を飛んでいる)フレン、代償の方は平気か？」
フレン『なんとか…やっぱ、マスターの感情が昂れば昂る程、代償の方も大きくなって苦痛が私には伝わってくるみたい。だから極力あいつの言う事に耳傾けないようにね。元々怒りっぽいんだから』
俊哉「怒りっぽいは余計なんだっつーの…とにかく、やるぞフレン」
フレン『あいよ！そんじゃまずは…(俊哉の周りに赤い弾幕が現れる)先手必勝じゃい！！！(赤い弾幕が澁澤に放たれる)』

成程、そうきましたか───！（西洋刀で薙ぎ払う）by澁澤


・・・・・・・・（しかし、ビクとも反応しない）by希美

剱「意地でも出るつもりはねぇってか？あぁ、好きにしろよ。俺も好きにさせてもらう(見えない壁を思いっきり殴る)てめぇが手にしていた縁は、その程度で消えるのか、家族との縁も彼氏との縁も、仲間との縁も、その程度で断ち切っちまえるほど安いもんなのか!!!黙ってねぇで答えろ!!!」

・・・・・・・・・by希美
だめ！あまり感情的にやったら────!!!!by優里菜

（薔薇の蔓が剱に襲いかかる）

剱「(薔薇の蔓を斬っていくが所々斬られる)……テメェの思いも、こんなもんで収まるほどちっぽけなのか。こんな攻撃で収まるほどちっぽけな思いしかねぇのか……！(蔓を数本纏めて掴む)これだけじゃねぇだろ！お前がぶつけるべき思いは！これだけじゃねぇはずだ！この際だ、てめぇの思い、全部俺にぶつけろ、八つ当たりでもなんでも言い、俺が受け止めてテメェの正気を覚まさせる！だから、全部ぶつけろ____!!!そしてしかとその目に焼き付けろ！お前に繋がった美麗で美しい音色の刻まれた〝縁〟を！」
ロベリア「________プリズムボイス使える奴いるか？姉御に歌をぶつけられるか？」

その言葉、待ってたよ────！


「手に入れるよきっと・・・・・」

（その歌声と共に、剱の体に青い光の粒子が纏う）

「何処へ行けるのか 僕らはまだ知らない
生まれたたばかりの翼を広げたら
強く 高く 君は 飛べる
憧れよ 側にいてずっと

彼方に輝く 星が導く場所へ
誰よりも高く辿り着くよきっと
世界がその手に 隠してる光を
この手で暴いてみせるよ 今すぐ」by桔梗

（桔梗の歌声が辺りに響く）

剱「…………さぁ、春咲。お前の全てを俺にぶつけろ、間違っても、手を抜くンじゃねぇぞ……！(蔓を切り裂き蔓の一部が剱のマスクを千切り歪な傷跡が顕になる)ッ、お前はこんな所で終わるやつじゃねぇ、何度だってテメェは立ち上がってきた！だったら、負けるんじゃねぇ春咲希美!!!何度落ちてもお前の周りには、再びお前を高くまで引き上げる奴らがいる!!お前の手を掴む奴らが居る!!!だからお前も、這い上がってこい!!!」

・・・・・・・・・るせ・・・・・・んだよ。
（赤い薔薇に。炎が灯る）
・・・・・うるせぇ、んだよ。
俺が責められてばっかで、俺が傷ついてばっかで。
俺の心が折れてばっかで、俺のプライドもズタズタに裂かれて。
なのに、俺が死にたい、死にたいって願ったら、その掌ひっくり返して、俺を連れ戻そうとする。
どうして・・・・どうしてお前らは、そんなんだ？
どうしてお前は・・・・・俺を見捨てない？
俺は、何時死んでも、いい存在なんだぜ。
今だってそうだ。
俺は朝日を感情的にとは言え、殺すって言ってしまった。
そしたら、剱に突き放された。
俺は・・・・・・もうここには、居られないんだよ!!!!!!by希美


（燃えた赤薔薇が、剱に襲いかかる）

俺はもう、歌えないんだ。
もう、何も感じないんだ。
楽しさも温かさも。なにも、何も感じないんだよ・・・・!!!!!!by希美

剱「(赤薔薇を切るが所々火傷していく)居られない？それはとんだ馬鹿な勘違いだぜ春咲。お前の居る場所にはお前の生を望んでいる奴がいる、お前を支えたいと願う奴がいる、お前を助けたいと考える奴らがいる____!!!!だからこそ俺らはここにいるんだ春咲!!!お前が築いてきた絆と縁は何があってもお前を見捨てない、見離さない!!!その縁がある限り、お前は死なない!!!たとえ苦しむことがあっても、プライドを引き裂かれようとも、責められても傷ついても、お前は一人じゃない!!!!生きろ春咲!!!!お前は、縁を捨てるな、絆を捨てるな…………俺のように、孤独になるな」

剱「なら俺達が思い出させる、お前が見失ったものを取り戻すだけだ!!!!」

はぁぁぁぁっ!!!!（見えない壁を壊そうと何度も踏ん張っている）by優里菜


・・・・・・・・・・ったく。お前らは、ほんっとに・・・・お人好し、なんだから・・・・・・（涙が、頬を伝い落ちる。すると、赤薔薇の花弁と共に風が吹き荒れ、希美の姿が見えなくなる）by希美


───────!!!!（西洋刀で土方に刺しかかる────刹那、希美の手が横から伸びてきて、西洋刀を強く掴む）by希美

え、うわぁっ！（見えない壁が解かれ、薔薇の上に倒れる）by優里菜

剱「………!!!……はっ……目ェ覚ましたか、春咲(壁が解かれたのを見てその場に座り込む)」
ロベリア「…………(剱の後ろ髪引っ張って口に流血を垂らす)『偉大なる黒魔術王の血よ、この者の傷を癒したまえ』」
剱「ぢょ、おまﾞっ」
ロベリア「吐いたら殴ってまた飲ますぞ、黙って飲め」
剱「…………(解放されると口元を拭う)……傷が治ってる」
ロベリア「あまりお役に立てなかった魔人王ちゃんからのささやかな選別でーーす(包帯で手首を止血しながら)まぁ、助かったのも事実だが…………ほら優里菜、立ちな(止血した後に優里菜を抱き起こして)」