302号室 ／ 〆

ッふふ、すげえ良い反応。後でお湯張って風呂入るから、もう少しだけ陽人の体温分けてよ（　満足気に笑み零し ／ ソファーの隣席に腰掛け再度指絡ませて視線を送り　）

　知っててやったな…？いいよ、俺の体温で良ければいくらでも。士郎って低体温とか？ (　絡まる指を包み自身の頬にあて温めては　)

そりゃあもうねえ？無防備な同居人には悪戯仕掛けたくなんの。複雑な男心なんだよ。あー…元々低体温ではあるけど、喫煙者だからか尚更冷えるんだよね。──温かい（　適当な言葉愉しげに紡ぎ ／ 温い体温に目尻が緩み　）

　…変な悪戯したらチョップするからな？士郎は悪戯しても引っ掛からない感じする。苦手なモノとかあるのか？喫煙してると体が冷えるのか…俺は吸わないから初めて知った。手だけで平気？ (　手の指先から甲を擦り温め他は冷えてないか心配し　)

肝に銘じておく。あは、どうだろうねえ…お前には特に気許してるし案外簡単に引っ掛かるかもよ。苦手なものなあ…──辛い物、とか。なあに、全身で温めてくれるお誘い？（　指を解き徐に両腕広げて ／ 茶目っ気たっぷりに笑み　）

　試す価値はある…と？辛い物な…料理作る時は辛い物はやめる。"とか"って事は他にもあるのか？──士郎が風邪引くと大変だと思ったからだ。 (　触れたいなど言える筈も無く、適当な理由をつけ腰に腕を回し抱き締め　)

試しても良いけど心臓に悪いのは駄目だかんな。ある、…けど男らしくねえ奴だから教えない。陽人の苦手なモノを教えてくれるなら考えるけど。──温かいね陽人さんは。割りと名前の通りじゃない？…嗚呼でも、誰にでもこんな事するなよ。勘違いされちゃうだろ（　密着した温もりに頬緩ませ抱き締め返し ／ 僅かに芽生えた下心を滅するように言い聞かせ　）

　分かった、愛のある悪戯でも考えてみる。幽霊じゃないか…何か当てたくなってきた。俺はねー、烏が苦手。──そう言ってくれんの嬉しい。猫ぐらいなら許してくれるか？士郎も…俺が温めるから抱き付かせるなよ。 (　名を褒められ嬉々と微笑み ／ 渡したくないと独占欲を吐き強く抱き締め　)

ッふは、愛のある悪戯って。ハロウィン当日に期待しておくかねえ。烏か…割りと近場で見るとでかいし集まってると怖いよな、アレ。──って教えてくれたっつー事は俺も教えるべき？ん、動物なら良いよ。でも人間は駄ァ目、…普通に妬く。俺に抱き着いてくる物好きなんてお前しか居ねえから心配ご無用。あ、何なら張り紙でもしておく？「　陽人さん専用　」って（　端的に本心吐露し ／ 相手の後頭部優しけな手つき撫でつつ軽口叩き　）

　ハロウィンがあったか…！飴持って玄関で待機しとくかな。俺の場合は襲われた事があってさ、見掛けると来るなって呟いてる。…今後に支障が無ければ教えなくてもいいよ。ただ、会話に出したりしたらゴメン。──誰にも触れさせないよ、士郎だけ。会社とかで士郎に好意持ってる人が沢山いそう…。貼っていいの？背中とか、何なら名刺にでも記載しておいて。 (　はっきりと相手だけと宣言し ／ 心地好さと触れる体温に軽く首筋に口付けしては目を閉じ　)

悪戯が醍醐味なのに、お菓子用意しちゃうんだ？残念無念。襲われ──って結構なトラウマになりそうね。そりゃあ怖いわ。あは、そんな大層なモノじゃねえよ。絶叫アトラクションが苦手ってだけ。…此処だけの話だからね陽人さん（　口許に食指当て　）いる訳ねえんだよなあ、こんな冴えない黒髪眼鏡の三十路男よ？陽人こそ女性客に人気なんじゃないの。背中は兎も角、名刺交換した相手は疑問符塗れになるだろうな（　愉しげに同調示し ／ 一瞬ぴくりと肩揺れ照れ臭さに戯れ言告げ　）士郎さん勘違いしちゃうからお止めなさいって。ハロウィン前に悪戯しちゃいたくなるからさあ。

　…悪戯した後の仲直りの飴って事じゃダメか？本当に…走ってでも逃げたくなる。絶叫系なァ、俺も垂直に落ちるやつとか無理だ。 (　秘密と頷いて　) 士郎は知らないだけで男女とも人気あると思う、バレンタインとか貰わなかった？カフェって事もあるけど俺より若い働いてる子の方が人気あるし。名刺の裏に説明を記載しとくとか…？──ゴメン、温めるつもりが安心感みたいな感じで自然としてた…。 (　腕を離し肩を掴み眉下げながら頭を撫でて　)

なあにその可愛らしい発想。良いよ、俺も仲直りのお菓子用意しておこうかねえ。ていうか、どんな事情がありゃ烏に襲われるの。フリーフォールって奴だっけ、俺もアレは無理だわ。臓器が浮く感覚がなあ…（　思い返し小さく身震い　）バレンタインは貰うけど全部義理だろうよ。それかホワイトデーの3倍お返し待ち。お客さんも見る目無えなあ、こんな男前が居るのに。俺だったら陽人にスマイル注文しちゃうってのにねえ。おー…どんどん俺の名刺が混沌として来た。最早俺とお前の共同名刺じゃん。──天性の天然誑しめ（　端的に文句に似た指摘 ／ 頭上の手を引き寄せ、仕返しだと手首に軽い口付け落とし　）

　陽人さんは高級チョコを希望します。…俺にもよく分からないけど後頭部を狙われてさ、誰だ？と思ったら烏しかいなくて。警戒心みたいな感じだと思う。それ…そのまま天へ逝きそうになる。エレベーターも無理？ (　思い出しては青ざめ　) へェ…義理でも貰ったんだ、大体は本命だと思うけど。やっぱモテる…。スマイルは士郎にだけあげる。──初対面で一目惚れされても困るし、俺のモノのって分からないと意味無いし。…士郎だってそんな風に煽らないでよ。 (　指先を反応させ頬へと手を添え　)

俺も男だからね、可愛い同居人の為なら高級チョコ買い漁りますよ。理不尽すぎねえ…？怪我しなかった？エレベーターは平気。つーか三十路の社畜はエレベーター無しじゃ生きていけねえもん。陽人は苦手なの？（　疲労思わせる顔 ／ 横目でちらり窺い　）だーから、モテねえっての。女の子ってお前みたいな王子様みたいな奴の方が好むんじゃねえの、…って偏見？ふは、特別扱いされてんの俺。陽人も中々に心配性だよねえ。んなドラマティックな展開起こらねえし、万が一起きても俺には同居人さんが居るからね。──可愛いモンでしょ、士郎さんの仕返し。でもこれ以上は心臓に悪いわ。口が滑ってプロポーズでもしそう（　手重ね ／ 目許柔らかな弧を描けば戯れ半分の言葉連ね　）

　優しすぎでしょ、士郎さん。見返り求めたりしない？怪我はしなかった、友達に話したら求愛されたんじゃ？って言われた。ああ…エスカレーター派かとも思ってさ、後ろがガラス張りのやつとか少しだけ浮く感じするけど怖くは無いかな。 (　察したのか背中を撫で労い ／ 経験を語り　) 義理でも妬くんだけど…。近寄りがたくない？それに弱々しいイメージ。俺の中では特別になってるよ？士郎の事は信じてるけど敵が多そうな気がして。──勘違いして、またキスしそうになるから。それじゃあ、離れた方がいいよ…な。 (　手を絡め名残惜しそうに離せば視線を反らし　)

士郎さんは喜ぶ顔が見れたら良いのよ。ま、お前が何かくれるってんなら話は別だけど。ッふは、求愛って…！人間に留まらず鳥類からもモテんのな？俺は流石に烏と張り合えねえや。あー、あるよな背面が硝子貼りの。確かにありゃあ浮遊感あるね（　労りに苦笑零し ／ 頷き同調　）そんなに心許無いなら断ろうかね、来年からは。んー…そうは見えねえけど。陽人は穏和だし人好きするタイプだと思うよ。そんな言葉掛けて良いの？お前の事逃がせなくなるよ。それと敵は何処にも居ねえの！良い子の陽人くん、元気良く復唱してよ。──…ん゛ー…狡い男だね、お前。んな事言われたら離したくなくなる（　両手で頬包み此方向かせては額に触れる程度の口付け残し ／ 困り顔で微笑み　）

　喜ぶに決まってる、士郎も高級チョコ？攻撃してくる求愛なんて変だろ…野生の烏と人間の恋に興味ある？その当時は黒髪だったし自転車乗ってたから敵と間違えたんだよ。景色を楽しめって事だろうか？ (　烏の求愛に無い無いと手を振り ／ ふと疑問に思い　) ちゃんと本命がいるんだから義理もいらないだろ…？もっと男らしい人が好きって人が多いと思うよ。…いいよ、士郎の隣にいたいし。それが叶うなら捕まってやる。……それ、しなきゃダメ？──俺も士郎と離れたくない。早く抱き締めろ…。 (　視線を絡め、ストンと胸元に頭を預け　)

もう遅いし蹴って寝てくれてもいいからな？

ワイシャツ一枚じゃ肌寒いな、羽織物持ってくりゃ良かったか（　ベランダにて一服 ／ 紫煙揺らり　）


お言葉に甘えに甘えて昨晩は眠らせて貰ったよ。陽人も遅くまでありがとね。お前も眠気やら都合やらが被さったら適当に蹴って良いからさ。ゆるゆる今夜も待ってる。

　ただいまー。あれ？…いない。風呂でも入ってんのかな。 (　玄関の扉を開け相手の靴を見ればリビングへと、しかし其処には誰も居らずコートを脱ぎながら辺りを探して　)


俺の方こそ遅くまでありがと。了解、その時は俺も甘えさせてもらう。今夜も宜しく。こっちはレス不要だから。