吸血鬼な彼女と俺の日常。{NL/吸血鬼役募集}

「ん。りょーかい」
と普段通りに会話をする。が、
「(え！？悠木のトレーナーーー！！！？)」
耳を疑う彼女の発言に、絶叫を隠せないのは言うまでもないだろう。
俺は黙って風呂場へ直行した。

「ただいまー」
いつもは挨拶なんて言わないけれど、今日は一応、と思って声をかけ。

「ふぅ…あったかいな…//」
じんわりと肌に沁みるお湯の感触を楽しみながら、だらだらとして。
「そろそろ上がるか‥」
と立ち上がった瞬間－…
「うわぁああ！？？」
足を滑らせお湯が張ったままの浴槽内でずっこける
「んっ‥ぶはっ！？…けほっ…かはっ‥(ああ！！びっくりしたー！！)」

「香槻君?」
大きな音にびっくりして、お風呂場へ駆けつけ。

「はぁ…はぁ‥ッッ！？悠木！？」
扉の向こうに見える人影に不安になり声をかけ。

「どうしたの?」
不安になり声をかけ。

「え、ちょっと転んだだけ～ｱﾊﾊﾊﾊ」
ヘラヘラ笑いながら

「なによ、びっくりした。けがはない？」
ほっとして胸を撫でおろし聞いて

「ごめんごめんwん。多分大丈夫～」
自分の体を見て異常は無いと伝え

「まったく…じゃあ、夕飯用意してあるから、着替えたら来てね」
ォ古場から出てゆき、台所に戻って

「了解～！(もう作ったのか！やっぱ女子ってすげーなw)」
風呂から出て着替えてから、しっとり濡れた髪をオールバックにして、リビングへ行く。
「あーサッパリしたー！」

「あ、上がった？じゃあ、食べましょうか。」
座ってていいわよ、と椅子を指さし。

「ああ。ありがと」
何から何までわりぃね～と他愛のない話しをしながら席につき

「いいのよ、別に。けど、もう大丈夫そうね」
香槻のおでこに手を当てて、熱の確認をして

「そうみたいだな～//」
照れくさそうにはにかんで
「じゃあ…いただきます!!」
しっかり合掌してお箸を持ち

「いただきます」
香槻に合わせて手を合わせ

「…おお！うっま！！」
噛んだ瞬間溢れる肉汁に、顔をほころばせながら箸を進める。

「そう？よかったわ。」
おいしそうに食べる香槻を見て幸せそうに笑って。

「やひはーほー！(※マジ最高ー！)」
もぐもぐ食べながら

「わかったから、もう、口に入れたまましゃべらないの。」
こら、とたしなめて。