闇夜 2019-12-26 09:29:16 |
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>ゼクシオン
クク「ちょ…おーい、おーーい!!…もう…、ラルト、来なさい!!」
ラルト「はい!!」
クク「回復魔法の用意をするから、治療をしてなさい」
ラルト「わかりました!!my,master」
ラルトはククに敬礼した後、ゼクシオンに近寄り「失礼します」と言ってタオルで血を拭いていく
その間ククは回復魔法の用意をしていて
ゼクシオン「うぅ…」
昔を思い出し自分は誰なのか本当に鬼なのか角がないと鬼じゃないのかと唸りながらラルトの服を掴み
>ゼクシオン
ラルト「!!…大丈夫ですよ、私もこんな姿しておきながら人形なんです、自信を持ってください」
唸り声と自分の服を掴まれたことで治療をしながらも落ち着かせ
ゼクシオン「………カハッ…」
上手く息ができなくて体には先程鬼に殴られた跡があり
だんだん落ち着きながら微かに目を開け
>ゼクシオン
ラルト「酷い傷…こんな傷がありながらあんな大剣を…無茶ですよ…」
殴られた傷を見て顔を歪ませ、包帯を巻いていると目を開けたことに気付き「起きましたか?」と笑って
ゼクシオン「なぜ助ける…俺は…お前らを斬った…」
目を開けそこには治療をしているラルトが居て
顔には出さないが驚きククを見つけようと目で見渡し起き上がろうと
>ゼクシオン
ラルト「何故…ですか…理由何かありませんよ、私は困っている人がいたら助けたいだけなんです…
って、起き上がっちゃダメです!!」
ニッコリと笑った後起き上がろうとした相手を見て止める
クク「遅くなって悪かったわね、って、あら、起きたの?」
緑の服を着た人形を連れて戻ってき、相手を見て笑う「私は回復専門じゃないから、回復量は少ないけど許してね」と言って魔方陣を展開しようとし
ゼクシオン「いい、必要ない。俺はお前を斬った。」
申し訳ないと思い目を伏せ上半身だけ起こそうとするが痛みがあり「うっ……」と声を漏らしつつ傷に手を当てて
>ゼクシオン
クク「大丈夫なわけないでしょ…第一、そんな傷があったら歩けないわよ」
呆れながらゼクシオンのそばに座り「ちょっと触るわよ」と言って傷口に手を当て「一人一色、回復」
と能力名を言って起き上がれるくらいの痛みに抑えようとし
ゼクシオン「この傷は仕方ない事だ。角がない鬼は鬼じゃない。」
治療されるのが嫌で嫌そうな顔をしていたが諦め大人しくなり治療を受けてそっぽ向きながらポツリと呟き
>ゼクシオン
クク「そうかしら?鬼なら角があってもなくてもいいじゃない、自信を持ちなさいよ」
そう言って笑いゼクシオンの傍から離れる「どうかしら、とりあえず立てれるくらいにはなったと思うけど」と首を傾げ
ゼクシオン「角は鬼の象徴。無ければ人間と間違われる。弱いと見られる。」
すくっと立ち上がり「助かった」と大剣を手に取り背中に背負うラルトにも「助かった」と礼を言い
ゼクシオン「元の世界では人間に差別を受けていたからな。それで大切なやつを失った…気がする。」
頭を片手で抑えて悲しそうな顔しつつ「ゼクシオンは長いから好きに呼べ」と省略していいという意味で言い微かに微笑み
>ゼクシオン
クク「…人間に…大変だったわね…」
気がする、の所で首を傾げるが悲しそうな顔をし「私はクク・レルナラ、好きなように呼びなさい」
と言ってラルトは「ラルト・ドールです、えーと…ゼク…様?」これでいいかときょとんと首を傾げ
ゼクシオン「あぁ…ゼクでいい。俺はクク、ラルトと呼ぶ」
ラルトの頭に手を置き撫でながらコクリと頷き昔の記憶を辿ろうとするが家族に見捨てられた所しか思い出せなくて諦めて一息つき「あっちに街があった」と左に指を指し
>ゼクシオン
ラルト「はい、わかりました」
撫でられ嬉しそうにしながらこくりと頷き、「街が…行ってみましょうか」とククはゼクシオンが指をさした方を見て
ゼクシオン「あぁ…わかった。」
街に向かいながら「職業はなんだ。」と話しかけフードの襟を直し後ろを振り向いて
>ゼクシオン
クク「私は人形使いよ」
緑色の人形や白の人形を見せ
ラルト「私は名前の通り人形です」
まぁ、これは種族かもしれませんが、と言って
ゼクシオン「なら能力は人形を操るってところか?」
人形で1番大切にしているものなら傷つけたら許さないという言葉に納得しラルトが人形なら操らないと動くはずがないと思いつつなぜ、人形なのに喋れる?と疑問に思い
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