片羽の蝶 〆

(/希望しました25791の者です！！宜しく御願いします。こちらの提供は胡蝶しのぶで問題は無いでしょうか？もし女性キャラのみにはなりますが他の方がいいなどありましたらご遠慮なく申し付け下さいませ。)

（/移動頂き有難うございます！しのぶさんが一番好きな女性キャラでして…是非しのぶさんでお相手頂けますと嬉しいです。匿名様の希望キャラは錆兎と煉獄さんでしたがどちらになさいますか？錆兎ですと原作に接点がないので生存ifで義勇さんと共に水柱となっていて顔見知りという設定も面白いかなと思うのですが…匿名様の希望や意見も是非是非教えて頂けると助かります！）

(/問題ないようで安心致しました。そうですね…錆兎も煉獄さんも両者ともかっこよすぎてどちらも捨て難いのですが、今回は煉獄さんをお願いしたく思います。胡蝶しのぶに関しましては原作に出来るだけ近くなるようには努めさせて貰いますが、至らぬ点などがあればびしばしご注意の方宜しく御願い致します。姉と鬼への復讐に囚われ少し暗い場面をお見せするかもしれませんが主様のご愛好の方を携われれば幸いでございます！！)

（/どちらも男らしくて格好いいですよね！煉獄さんですね、わかりました此方も練習中の身なのでもし気になる点がありましたらご指摘頂けますと有り難いです。ですがやり取りを楽しむのが一番なので気軽にやっていけたら…と思います。復讐に囚われたしのぶさんのドロドロしたところが大好きなので問題ないですよ！煉獄さんの包容力でそんなしのぶさんの復讐心を溶かせる様に頑張ります！
接触ロルの場面で希望は何かございますか？）

(/男前すぎる煉獄さんにきっと復讐なんて忘れてしまうと思います…！最初の場面については此方は特に要望は御座いません、主様が最初にロルを回してくださるので有ればそれに合わせて進めていこうかと思います。もし途中でイベント、ハプニング等の持ち込みが許されるなら僭越ながら背後からの申し出をさせて頂きたいのですが大丈夫でしょうか…？)

（/かしこまりました！では下記にて早速接触ロルを回しておりますがわかりづらかったり絡みづらかったりしましたらお声掛けくださいね！申し出も有難いです、是非仰って頂けると嬉しいです！ではこれから何卒宜しくお願い致します。）





うむ、無理はするな君は良く頑張った！…傷が癒えるまでしっかりと此処で療養するといい！
（任務を受けて自身は無事に鬼を討伐したは良いが負傷した隊士がいた為、その隊士の肩を抱き蝶屋敷まで運び届けると重症は免れたその隊士を看護師に預けては助けられたことに感謝し涙を流す彼の肩に優しく手を置いて、朗らかな微笑みを浮かべては普段よりも柔らかな口調ながら快活な口振りで労を労っては隊士の肩を抱く看護師に一度深く頭を下げた後片手を挙げて踵を返し蝶屋敷を後にするべく歩みを進めていたが視界先に自身と同じ位の柱の称号を持つ小柄で可憐なこの屋敷の主の姿を見掛けると、柱合会議以来だろうか久方振りの彼女に一言挨拶をと大きめの歩幅で素早く歩み寄っては辺りに響く声で相手を呼び止めて）
おお、胡蝶ではないか！

嗚呼、煉獄さんでしたか。とても良い挨拶ですね…ですが患者の皆様もいらっしゃいますので声量は落として下さい。…はい、お疲れ様です。
(忙しなく動き回る蝶屋敷内、任務帰りから負傷を負った隊士達を回復に向かわせるべく手を動かす蝶の隊士を見届けながら手元には薬箱を持ち廊下を進んでいた。あらかじめ重症の患者たちの治療は済ませ服に染み込んでしまった消毒液の香りにはもう慣れてしまっているのだが手に持っていた赤い染みの付着した包帯だけは何時見ても目に見張るものがある、今回も救えた命は少なくは無いがその中でもどうしても零れ落ちる命はこの小さな手では救いとることができず今この時も怪我をし苦しみに耐える者たちもいることは分かっていた。だが下を向くことは許されず手にした薬箱を補充しようと歩みを進めたが突如として背後から掛けられた溌剌とした声にて笑顔を浮かべて振り返ると困った様に眉の端を下げるもそう返事を返して。)
任務帰りでしょう…まぁ、元気な事は良いことです。怪我は御座いませんでしたか？

(/文力の足りぬ不束者ですが宜しく御願い致します！！)

（/いえいえとんでもない、十分な文才だと思います！此方こそ拙い文で申し訳ありません、宜しくお願い致します）





すまない！君を見掛けたものでつい普段よりも声が大きくなってしまった様だ…以後気をつける
（彼女の眼前まで歩みを進め立ち止まるといつもの微笑みに少し困惑した様子で眉尻を下げる相手から指摘された言葉に元より大きく開いた瞳を更に見開いて、声が大きかったのは無意識だったらしい凛々しく太い眉を珍しく八の字に下げて心底申し訳無さそうに謝罪を口にしてはきっと久しぶりに彼女に会えたのが嬉しかったが故に呼び止める声も大きくなってしまったのだろうと内心で反省して自身の口元に片手を添えつつ控えめな音量を意識していたが続く己が身を案じる問い掛けについ嬉しさを滲ませて明るく微笑み浮かべ口元から手を退き両腕を組んでは身長差から小柄な彼女を見降ろし一見血色も良く怪我もない様子に安堵するがふと手に持った薬箱を一瞥しては慌ただしい屋敷の雰囲気からも察するにあまり休息を取れていないのではと気にかけて）
俺は変わらず元気だ！しかし、負傷した隊士がいた為此方に立ち寄らせて貰った
…君はどうだ？見たところ変わりないが…忙しそうだな無理はしていないか？

…無理なんてことは有りませんよ。それに私とてこの蝶屋敷を任せられている柱なのですから患者さんのことを考えると之ぐらいへっちゃらです。
(目の下にある隈は僅かな白粉で隠してある筈、彼はとても大雑把に見えてその内心は繊細な観察眼を隠し持っていることは既に把握してあるのだ。この所鬼の出現率も高く真夜中に呼び出されるのも毎晩のように続き3日…いや4日は己の寝床にら赴いていないそれに加え食事も禄に…この現状は医者として流石に酷いと気づいてはいるものの助手であるアオイにも任せっきりには出来ず眠気覚ましにと苦い茶を飲み誤魔化してきた。彼に負けじと声を張り余裕だと表情で伝えながらその見開かれた大きな瞳から上手い具合に角度を加え決してばれぬよう顔を背けては「煉獄さんの声を聞いたら私も元気が出て来ました。…それにこの薬箱を補充した後は私も休憩ですので、」羽織を翻し背を向けると奥の方へと歩みを進めるもふとした思いつきで再び彼を振り返れば)―――この後もしお時間があれば一緒にお茶などどうでしょう。先程美味しい団子を頂きましたし一人より二人の方が食も進みます。

そうか君のその心意気は素晴らしいものだ
隊士達にとってこの場所や君の存在は必要不可欠、君の代わりは他にいない胡蝶…俺は同じ柱として君を心から尊敬している！
（普段よりも声を張る相手の姿に僅かな違和感を感じながらも何より患者のことを思いやった彼女の気持ちを否定したくはないのか首を大きく縦に振り見開いていた瞳が見えなくなる程満面に微笑んでは晴れやかな口振りで嘘偽りない本心を伝えて、此方の視線から逃れる様に顔を背け去り行く背中を引き留めようと腕を伸ばすが自身の心配は杞憂だったのだと言い聞かせて名残惜しくも見送って彼女と同様に背を向け歩み出そうとするが、振り返った相手から思わぬ誘いを受けて思わず瞳を瞬かせじっと相手を見つめていたが自分にとっては嬉しい事この上ないのか喜色を顔に滲ませながら誘いを受けて）
…ああ是非とも頂こう、丁度君とじっくり話したい事もあったから俺にとって都合が良い…何より君の言う通り美味いものは人と共に食べた方がより美味く感じるだろうからな！

…尊敬だなんてそんな大それた事などしていません。力の無い者が如何に力重視のこの役目にどう役に立てれるか、それを追求し成功した一端なだけなのですから。
(頭をゆるりと振りかぶり向けられる満面の笑みにほんの少し、少しだけ締め付けられる胸の部分は何を示しているのか後ろめたさとこの炎柱と称される男に褒められた嬉しさなのかもどかしくもあるがこうも真正面からの物言いには慣れぬ点があるようで「煉獄さんの方が私よりもよっぽど…、」尊敬されるべき存在。とそう続けて此方の誘いを快く引き受けた彼に目を細め含み笑いをするとそっと屋敷内にある縁側にて小さなお茶会を開くこととしよう、美しい花と可憐な蝶が彩るこの蝶屋敷邸の景色はからりと晴れたこの日にうってつけの場所だろうと提案を口にし、嬉しそうに笑顔を向ける彼から餌を与える前のような待ちきれんと言わんばかりの可愛らしさも見えてしまっており…そんなに団子が楽しみなのか。と極端な考えしか及ばずにすぐ様準備するべく足早に向かっていく)
…では、準備をして参りますので縁側にて待っていてください。ふふ、そうですね貴方となら楽しい会話が期待できそうです。

ああ、わかった！…縁側にて君を待つ
（自身を卑下するかの様な相手の謙遜に少しばかり胸が締め付けられる様な感覚を覚えては微かに眉尻を下げて困った様に微笑むが、後に言葉を交わす機会を設けられた事で言及はせず足早に去り行くこじんまりとした後ろ姿を見送ってから縁側に向かおうと踵を返し歩み出し、澄み切った青空の下で咲き誇る花々の前で舞う蝶の可憐な姿に相手を重ねながら縁側に腰掛けてそんな絶景を腕を組みじっと眺めては相手の訪れを心待ちにして）

煉獄さーん、お待たせしま…し、…。
(心地よい太陽の木漏れ日に己の美しさを主張する蝶達をただ静かに見詰める彼のなんとも絵になる事か。普段の熱血過ぎる態度故にそらされることの無い目線が合わさるせいかなかなか其の顔を拝む事が無かったのだが、無言でその場に佇む相手の顔は美丈夫で整っており男らしさを纏う雰囲気の中に風景を愛でる意外な趣に言葉を最後まで絞り出せず隠れる様に魅入ってしまい手にしたおぼんを落としそうになるとはっと息をつき再び声を掛け「…此処の景色は心が落ち着きます。何か悩んでいる時にはこの庭を見ているだけで全てを忘れてしまいそうになる、」彼の隣へと腰掛けて先程入れてきたお茶とお茶請けである団子を添えて、相手へと食べるように促すとほんのりといい温度になったお茶で自身の喉を潤しやっと一息つけた事で小さな溜息が出た後にそっと視線を横に向け)
さて、煉獄さんのお話を聞かせて下さい。楽しい話でも任務の事でも抱え込むだけでなく人に心内を晒すのも一種の気分転換ですから…、

ああ、本当に心が穏やかになる…君に似てとても美しい庭だ
もしかすると、家はその主人の在り方と似てくるのかも知れぬな
（美しい庭先の風景に見惚れていつの間にか隣に腰掛けている相手の存在に声を掛けられてから気が付くと、これはあくまで自分の勝手な想像だが尊敬するお館様の荘厳さを表す様な庭先も然り、見目美しく人々を癒す彼女の優美さを表すこの庭先も持ち主を形どったものだろうと笑みを浮かべさらりと口にしては早速差し出された団子を手に取り一口、「美味い、美味い！」先程庭先を見つめて静かに佇んでいた姿が嘘の様子供みたいに騒がしく甘味を味わいその美味さに舌鼓を打ちあっという間に食べ終えてはお茶を手にして啜り飲むと湯呑みを下ろし此方へと視線を向ける相手へと真っ直ぐに見開かれた双眸を向けてから相手の言葉に耳を傾けた後に何処までも人を気遣うその人間性に惹きつけられつつも、意を決した様に口を開くと柔らかく微笑んで）
…そうだな、俺の話か
特に面白い話でもないが、俺は君に伝えたいことがある良ければ聞いて頂きたい！

…お世辞がお上手ですね、この庭の美しさと私など似て非なるものです。白と黒は混ざれないと同様に無垢と穢れた者は天と地の差がありますから、
(彼が紡ぐ優しさの言葉に心臓が小さく脈打つ感覚はなんとも形容し難いが純粋な嬉しさを患者笑みを浮かべるも、きっとそれらは気遣ってのお世辞だと終止符を打ち否定するように目を伏せてはこの人の優しさに嬉しい事は否定せずほんのりと口元を緩めるもひらりと羽根を翻し飛び交う蝶らと先程と打って変わって元気よく団子を頬張る彼に一気に可愛らしさの増してしまったその姿はなんとも笑いを唆るのかくつくつと笑いを零し「そんなに焦らずとも菓子は逃げませんよ。」とどんどん消えてゆく皿の上のそれに静かに己の皿を差し伸べて、手の内の湯呑みを揺らしながら向けられた炎色を纏う瞳の逃げきれぬ威圧感に…燃え上がる灼熱の炎のようだ、と無意識に湯呑へと目を落としてしまいそんなことをしてもきっと逃れられないと意を決して)
…はい、聞かせてください。

難しいことはわからん！だが俺はこの庭に君の姿を重ねた、俺から見れば君もこの庭も変わらず美しい…それだけだ
（彼女の使う言葉は偶に己の理解を超えたところにあるが自身の言うことを否定しているのだと解れば小気味よく言い切り再び美しい庭先を一瞥した後に感じたままを率直に口にしては、団子を食べ進める姿を笑う相手に同じように笑み交じりに「つい美味くてな止まらなかった！」とへらりと返答を返しては和やかな雰囲気を一変、此方が今から口にすることを察してだろう目線を背けるが如く瞳を伏せる相手を変わらずに射抜く様な眼差しで見つめたまま、普段の快活で明るい声音とは違いゆったりと低い声音で真剣さを伝えるべく切実な口振りで言葉を紡いでいき）
…怒らないで聞いてほしい胡蝶
俺は君のことが心配だ、隊士としての…柱として君の尊厳を貶しているつもりはない
唯、どうかもっと自分のことを大事にして欲しいんだ

…美しい。ほんとに貴方は優しい人ですね、言葉だけでなく貴方自身が太陽のようで…ついつい甘えてしまいそうになります。
(悪びれもなく甘えた言葉を口にするのは柱として些か彼に頼りすぎていると自負はしているつもりで、温厚なその性格も決していい性格とは言えない自分にさへ真正面から迎えてくれるその態度に全てを投げ出して打ち明けてしまえばどんなに楽だろうか…などと出来ないのは分かってる鬼殺隊の最高峰とさへ称される柱がそんなものでどうすると心に暗示をかけて芽を出そうとする甘ったるい感情を拭いさり、うっそりと笑みを浮かべるだけ。そんなへらりと笑い残りの団子を平らげる相手の頬を指先でつつくと「ふふふ…まるで餌袋のようですね。」と柔らかい感覚をふにふにと堪能すると手を離し、相手の言葉の続きを待つも刹那として鼓膜を揺るがす低く落ち着いた声色に目を見開いて彼の纏う空気の異変に眉を寄せるも紡がれる言葉に、無言で瞬きを繰り返すだけ「…それは、」――如何して？そう言いたかったのだがそんな逃げさへもその瞳は許してくれないと言いたげに向けられる)
…私は己の身の管理は徹底しています。肉体的な過度な労働も貴方と比べれば雀の涙程、いったい何を見てそう感じたのか教えて頂けますか？
(決して怒ってはいない、彼が何を思ってそう告げたのか確信的な答えが欲しいとそう懇願して。)

ははっ…太陽とは、君も世辞が上手いな
遠慮無く甘えてくれば良い！…知っているとは思うが俺には可愛い弟がいてな、下の者を甘やかすのは得意だ
（自身の髪の色からそう現してくれたのか相手のあまりの褒めっぷりに思わずからりと笑いが溢れてしかし相手の口から甘えたいなどと言われては願ったり叶ったりで自信満々に胸を張りながら両腕を広げいつでも甘えてこいと示して見せて、団子を含んだ此方の頬を遠慮無く突く相手に慌てて団子を飲み込んでは「こらこら、そう頬を突くのはやめてくれ」流石に女人から顔を触れられるのは恥ずかしいのか珍しく狼狽えた様に制しては離れる手に一息吐くと、理性的にきっぱりと告げられた相手の言葉に一言断りを入れた後に相手の頬に片手を伸ばし無骨な親指を相手の目下に這わせ白粉を拭い落とすとはっきりと出来ている隈を露わにさせては慈しむ様に頬をひと撫でした後に片手を退けて）
では失礼して、この目の下の隈はしっかり睡眠が取れていない何よりの証拠だ
更には此処最近の鬼による負傷者の数も蝶屋敷には手に余る程の人数だろう…此処の管理だけではなく君には柱としての任務もある、本当は休息などまともにとれていないんじゃないか？

ええ…知っていますとも、確か千寿郎君でしたっけ。時折噂を耳にする程度ですが…一等兄である貴方に見た目がそっくりとか、
(会ってみたいものです、と愉快そうに笑みを称え煉獄さんが2人に増えた想像をしたのは言わずもがな本来の性格を知らない彼女では顔もそっくりならば性格もそのしかりだろうと勝手に想像し両サイドを囲まれ大声で「わっしょい！」と連呼するなんともとんちきな場面を想像してしまいこれまた深く笑うと両手を広げる仕草に「…いえ、そこは弟君の居場所なので私は此方で十分です」広げた腕ではなくその大きな骨ばった手をそっと掴み己の頭へ押し当てて刀を握り鍛え抜かれたゴツゴツとしたそれはすっぽりと小さい頭蓋骨など容易に包み込んでしまいそうだが他の隊士が言っていた通りなんとも落ち着く守る手に、ほぅと息をつき堪能した後に手を離したが何時もからりと笑う筈の相手が頬を突くことで狼狽える様はこれがギャップというのかほんの少しの悪戯心にて「はーい。」と潔く身を引くもそんな経緯もあってか伸ばされた彼の手になんの警戒心も抱かぬままなにか汚れでもついていたのかとその手を受け入れたがそれは予想とは一転しするりと撫でた親指は目下を掠め、身体中に走る焦りと向けられた慈しみにより自分の体はその場で咄嗟の言い訳を付けずにわなわなと震えるばかり)
……っ！！違がっ！、違います。私は医者ですよ…そんな己の身体を労りきれない事なんて。どうか私の事など心配なさらずに…其れにこの程度の事で弱音を吐いていては柱として皆に顔向け出来ません。