三丁目のミケネコさん 2019-12-14 18:03:49 |
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ええ…知っていますとも、確か千寿郎君でしたっけ。時折噂を耳にする程度ですが…一等兄である貴方に見た目がそっくりとか、
(会ってみたいものです、と愉快そうに笑みを称え煉獄さんが2人に増えた想像をしたのは言わずもがな本来の性格を知らない彼女では顔もそっくりならば性格もそのしかりだろうと勝手に想像し両サイドを囲まれ大声で「わっしょい!」と連呼するなんともとんちきな場面を想像してしまいこれまた深く笑うと両手を広げる仕草に「…いえ、そこは弟君の居場所なので私は此方で十分です」広げた腕ではなくその大きな骨ばった手をそっと掴み己の頭へ押し当てて刀を握り鍛え抜かれたゴツゴツとしたそれはすっぽりと小さい頭蓋骨など容易に包み込んでしまいそうだが他の隊士が言っていた通りなんとも落ち着く守る手に、ほぅと息をつき堪能した後に手を離したが何時もからりと笑う筈の相手が頬を突くことで狼狽える様はこれがギャップというのかほんの少しの悪戯心にて「はーい。」と潔く身を引くもそんな経緯もあってか伸ばされた彼の手になんの警戒心も抱かぬままなにか汚れでもついていたのかとその手を受け入れたがそれは予想とは一転しするりと撫でた親指は目下を掠め、身体中に走る焦りと向けられた慈しみにより自分の体はその場で咄嗟の言い訳を付けずにわなわなと震えるばかり)
……っ!!違がっ!、違います。私は医者ですよ…そんな己の身体を労りきれない事なんて。どうか私の事など心配なさらずに…其れにこの程度の事で弱音を吐いていては柱として皆に顔向け出来ません。
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