三丁目のミケネコさん 2019-12-14 18:03:49 |
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…無理なんてことは有りませんよ。それに私とてこの蝶屋敷を任せられている柱なのですから患者さんのことを考えると之ぐらいへっちゃらです。
(目の下にある隈は僅かな白粉で隠してある筈、彼はとても大雑把に見えてその内心は繊細な観察眼を隠し持っていることは既に把握してあるのだ。この所鬼の出現率も高く真夜中に呼び出されるのも毎晩のように続き3日…いや4日は己の寝床にら赴いていないそれに加え食事も禄に…この現状は医者として流石に酷いと気づいてはいるものの助手であるアオイにも任せっきりには出来ず眠気覚ましにと苦い茶を飲み誤魔化してきた。彼に負けじと声を張り余裕だと表情で伝えながらその見開かれた大きな瞳から上手い具合に角度を加え決してばれぬよう顔を背けては「煉獄さんの声を聞いたら私も元気が出て来ました。…それにこの薬箱を補充した後は私も休憩ですので、」羽織を翻し背を向けると奥の方へと歩みを進めるもふとした思いつきで再び彼を振り返れば)―――この後もしお時間があれば一緒にお茶などどうでしょう。先程美味しい団子を頂きましたし一人より二人の方が食も進みます。
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