三丁目のミケネコさん 2019-12-14 18:03:49 |
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…お世辞がお上手ですね、この庭の美しさと私など似て非なるものです。白と黒は混ざれないと同様に無垢と穢れた者は天と地の差がありますから、
(彼が紡ぐ優しさの言葉に心臓が小さく脈打つ感覚はなんとも形容し難いが純粋な嬉しさを患者笑みを浮かべるも、きっとそれらは気遣ってのお世辞だと終止符を打ち否定するように目を伏せてはこの人の優しさに嬉しい事は否定せずほんのりと口元を緩めるもひらりと羽根を翻し飛び交う蝶らと先程と打って変わって元気よく団子を頬張る彼に一気に可愛らしさの増してしまったその姿はなんとも笑いを唆るのかくつくつと笑いを零し「そんなに焦らずとも菓子は逃げませんよ。」とどんどん消えてゆく皿の上のそれに静かに己の皿を差し伸べて、手の内の湯呑みを揺らしながら向けられた炎色を纏う瞳の逃げきれぬ威圧感に…燃え上がる灼熱の炎のようだ、と無意識に湯呑へと目を落としてしまいそんなことをしてもきっと逃れられないと意を決して)
…はい、聞かせてください。
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