《ヒプマイ》せんせえ、お呼び出し！《オオサカ》

ただいま戻りました（ぐったり、）
……はぁ、何処ぞの誰かさんが分かりやすぅくお強請りしてくるし？仕方無いんで前夜祭開いたるわ。良かったなぁ、お前に甘い俺で（つん、と態とらしくも澄ました顔で）

…先言うとくけど、あんまり夜更かし出来んからな。あと、返信遅なることもあるからそれだけは分かっといて。…じゃあ、仕事片付けながら帰りを待つかな……（コタツに入りパソコン開き、その後は無言でタイピング始め）

　

はー、あっつ…。昨日あんなに寒かったんに今日めっちゃ暑いやんけ、もうTシャツでええわ。…おっ、電気付いとる？消し忘れたか！？（忙しく鍵がちゃ、ドアノブがちゃ）あーッ！蘆笙おるやーん！ただいまおかえり、お疲れさーん！（バタバタと室内へ駆け込み、両手広げて寄ったもののピタ、と動き止め一旦手洗いうがいへ、）

ほんまに蘆笙や。やった、今日も頑張った甲斐あったわぁ、ほんまおおきに。もうワガママ言わんへんで！横でじっとして、口数もちょい少なめで居るから安心したって。…悪いな、ほんま。ありがとお、……これ貢ぎ物やで。ジャーン（にこにこと笑み湛え、そっと炬燵隣から潜り込めばいつもより少し控えめな声量で言葉紡ぎつつ、効果音付きでパソコンの横にプリン置いて）

おかえりただいまお疲れさん。帰って来て早々これか、忙しないなぁ……（二言目呆れ半分にぼやきつつ手洗いうがい向かう相手の背ちらりと見遣り送り。暫し無言でキーを叩いていればふと視界に入って来たプリン。そこで思わず気が抜けたのか、漸くきちんと相手の顔に向き合って）なんや、そないに気ぃ使わんでええのに…。でもおおきに、頭回してるとやっぱり糖分は欲しくなるから助かります。……いい子（よしよし、と頭撫で回せば小さく笑い）
　

（宣言通り無言貫き肩まで浸からんばかりに机に頬ぴとり付けて伏せ、下アングルからキー叩く音静か聞いて顔眺めつつ）自分でワガママ言うてお強請りしといてなんなんやけど…蘆笙絶対来てくれるんちゃうかと思て。ちゃんとお礼せなあかんし、…ココのやつ好きやろ？自分よう買うメーカーやんな（ふ、）んわー大サービスやん、蘆笙せんせのよしよし…。な？ええ子やろ？俺何点？（自分へ注意向けばわかりやすくがば、と顔上げ。いつもの調子で口回すも、声音はひそひそと内緒事でも囁くようにそっと肩口に顔寄せて）

…そりゃあ、なぁ……？　大事な元相方からのちっちゃなワガママぐらいいつだって応じたるわ。甘えられて悪い気はせんし（ふわりと笑いながら）わざわざ律儀なことで……うん、そこのメーカーので正解です。覚えてくれててありがとお（くす、）んー？そうやなぁ…ちっちゃ可愛いワガママからお礼のプリン、静かにしててくれる気遣い、こんなん100点……いや、120点満点やろ。簓はええ子やなぁ…（よう喋るなぁ、なんて頭の片隅で思いながら紡ぐその言の葉は柔く丸い響きを持って口から溢れる。肩口寄せられた顔にふと目を細めては相手の頭撫でる手をそのまま後頭部へ添え。そっと唇寄せては鼻先へとひとつばかりキスを落として）
　

……ほんまか？自分ほんま、そうやっていっつもベロッベロに甘やかし過ぎやで。…んでも、その顔めっちゃ好き。俺の事甘やかしてる時の（ふわり笑う頬優しく撫でて、）大事な元相方の好きなモン忘れるわけないやろ、簓さんを甘く見んなよ（ふへ、肘で小突いてツンツン）わはは、やばぁ、そんなに点くれんの？そんなに点取ってもうたら減点される一方やん、……ッ…ん、お仕事の邪魔したなってまうなぁ。120点満点やのに、…ご褒美、足りんとちゃう？（楽しげに笑う声も相変わらずくすくすと肩揺らすだけに潜めるよう努め、後頭部に回る手と近付く唇には思わずぎゅ、と目を閉じた。鼻先の柔らかな感覚に去った後、うず、と湧き上がる欲隠さぬまま身を乗り出し耳元で囁いて）

そないに言うけどやっぱりほっとけられへんやんか。……っや、やめぇ…こんな緩んだ顔あんまり見んでいいよ、恥ずかしわ（僅かに赤らむ頬。そわり慌てて目逸らし、）…存外一途やからなぁ、お前。新し相方も一向に見つけてこんし、ホンマに難儀なやっちゃ（はふり、苦笑）　…こぉら、褒めた端から悪いこと言わんの。も、…仕方の無い子やねぇ……（囁き声にぴくりと肩を揺らせば仕返しの如く彼の耳元へ口寄せ戯れに ふぅ、と吐息吹きかけ。そうして今度こそ相手の口元へ唇寄せればじっと顔見詰めつつ密やかに）…ちゅー、欲しい？
　

おはよー、蘆笙。ごめん先寝てもうてたな（目ごし、）…夜更かしあかん言うてたのに日付変わるまで付き合わして、しかも先寝る…て最悪や。くっそ、チューも貰い損ねた（ぐぬ）

今日の大阪は晴れー。さて今日も一丁気合入れて行きまっせ。蘆笙ー！横断歩道は手ぇ上げて渡るんやでー！（手ひらり、）えーっとガス栓よし、電気よし！戸締りよーし！ほな、俺も行ってきますー！

は、嘘やろ……っはぁ……、もお無理…、なんで今日に限って残業なんや…！（切れた息、冷えた空気を思い切り吸い込めば肺は痛む。慌てて帰っては来たがケーキを買うほどの時間的余裕は無く、仕事用の鞄のみが手にあるだけ。家のドア前、どないしよ…と眉下げ顔歪めるものの入らないことには話が進まない。ガチャリ、音を立てて施錠解けば中に入りそっと小さな声で）た、ただいま…戻りました。簓、居る…？
　

おー、蘆笙おかえりさーん……て、ちょお…自分髪ボサボサやんけ。まさか、走ってきたん…？（既に部屋着に着替えた状態であるものの、愛しの彼の声聞けばひょこりとリビングから顔覗かせ。よっこらしょーいちー丸の介ぇー、ともう口癖になりつつあるそれ歌のように口遊みながらサッと立ち上がり玄関まで然程距離もない部分小走りで進み。姿目に映せば嬉しげに顔緩めたものの、息あげる様子にぎょ、と目を見張る）なんや、ほんまに気ぃ合うやん…？そろそろ仕事終わるかなーとか思て更新したら通知より早く気付いてもうて…（たはは、と小さく笑いつつ顔覗き込みながら、様子伺うためにぽん、と、肩触って）

あぁ、走って帰って来ました……や、こんな全力疾走久しぶりやわ…しんど……（体力が無いわけではない。が、こんな寒空の下駆けるのはもう暫くは勘弁願いたい。流石に疲れたのか視線は自然と下へ。静かに深呼吸をして呼吸整えていれば、肩触れた手、その温かさに気付いてふっと頬緩め顔を上げて）それは… ははっ、やっぱり運命やな。流石相方やわ（喜色浮かぶ声色。しかしながらその声色も次第に元気を無くし、再び表情しょんぼりと）…ごめんなぁ簓。こないに遅なるとは思ってなくてケーキ買って来れんかった。ホントやったらもっと早く、…お前より先に家帰って誕生日祝う準備して、そんで手厚く出迎えるはずやってん。…それがこのザマや。あー、情けな……（はふり、）
　

！、…ッこんの、アホ！うっさい！ケーキなんかいらん！気持ちだけで腹一杯や！……く、クリームソーダ…仕事終わりに仲間とぎょうさん飲んできたから、甘いのはもうええねん（彼の表情が一瞬緩んだものの徐々に言葉により力失っていくの見やれば食い気味で言葉遮り、思わず手荒く引き寄せぎゅう、と力の限り抱き締め）一旦黙れや、うっさいねん…もう、気持ちだけで一杯いっぱいや言うてるやろ。こんなんでケーキ用意されて手厚く迎えられたら誕生日の前に命日やー言うてんねん、あー…もう……おかえり、ありがとお。蘆笙、おかえり（ぐりぐりと肩口や首筋に顔押し付けつつぎゅうぎゅうと締め上げる勢いで力の限り抱き締めて。くぐもった声で彼の弱々しい言葉遮る様に続けて、もぞ、と耳元に顔ずらせば、へへへと肩揺らしながら笑声混じりに名前呼んで）

あ、アホてなんやねん…！　ってちょっといきなりなにっ？（食い気味に遮って耳に飛び込む言葉聞けば途端に表情むっと不満露わに。突然引き寄せられればその力に抗う間もなく気が付けば腕の中、と言った具合で。力の加減間違ってるんと違います？なんて口をきこうとするも相手の行動に思わず口を噤んで、無言で抱き締め返しては相手の言葉に耳傾け。名前呼ばれては零れる笑顔）…――もお、苦しいわ簓。…ん、ただいま。何も出来んかったけど、どういたしまして。……そろそろ中入ろか。こんなとこ居てたら身体冷えるよ。

っと、もうこんな時間か（瞳ぱちり、）危ない危ない…日付変わってまう前にちゃんと言うとくな。

誕生日おめでとう、簓。…あー、その、…こ、これからまたチームメンバー…相方として、よろしゅう頼みます。良い一年になりますように――なんて言う柄ちゃうな、俺が良い一年にしたるわ。だからずっと隣で笑っててください。俺、お前の笑てる顔めっちゃ好きやねん（へへ、）

そうや、あとお願い事も何も聞けてへんし、何か思い付いたんやったら遠慮無く言うてな？俺に出来ることなら何でも聞くから！
　

なぁ、蘆笙ごめん。ちょっと周りに揉まれてもうて抜けられんかった。返事遅なったな…堪忍（しょぼ、）……日付変わる5秒前てなんやねん、ほんま。好きや、大好き、…好き以外に何があんねん、アホ（ぐず、）

ありがとおな。……言うたな？蘆笙がいい一年にしてくれんねんな？再会したばっかやし、こんな事言うのもアレなんやけど。…俺、もう手放したない。蘆笙とずっと一緒居りたいねん。お仕事、忙しやろうけど無理したらあかんで…お前と出会えてよかったわ、ほんまに。誕生日やからて仕事終わった後走って帰って来るなんて、そんなアホ蘆笙だけやわ（くす、）

…あ、そや。お詫びっちゅーかお礼って言うんかな、誕生日…一緒に迎えてくれておおきに。クリスマスは待ちきれへんらしいから、先に（手触りの良い薄紫のポリエチレンで包まれたそれには左端にちょん、と躑躅色のリボンが着いている。リボンの色で3分くらい迷ったのは内緒にしておこう。中にはブラウンの革製でシックな雰囲気の手袋が入っており、手首部分にベルトの装飾と、手が触れる内部…裏地に然りげ無く千鳥格子柄の生地が使われているこだわり抜いたプレゼント。そっと机に乗せて）……ほんまは、昨日渡すつもりやってんけどな！（たはは、）

……待って、タンマ。
なんか、めっちゃ恥ずかしなってきたわ。はよ返事せな思て夜中からポチポチしとったんやけど…酒飲んだ頭で文字打つもんちゃうな、うわー…照れくさァ…（ぐしゃり前髪乱して悶え、）
ま、悶えとっても取り消し出来んしな！しゃーないわ。改めまして…蘆笙、ほんまありがとおな（ひひ、）

よーっしゃ、絶賛二日酔いで頭痛なってますけども、皆んなには腹痛なるくらい笑わせたんでー！気合入れて行きましょかーい。ほなねー（手ひらり、足元よろろ）

ただいま。……クソ…今日は散々な日やわ。厄日か（あからさまな曇り顔晒しつつ帰宅。寒さに震えつつうがい手洗い、居間に戻って来てみればふと机上に見慣れぬ物体発見。暫し無言で眺めた後、相手の気配無いのを確認しながらそろりと手を伸ばして）…薄紫に躑躅色。俺の色……てことはまさか俺にか？（独り言零しながら恐る恐ると解く包み。そうして目に飛び込んできたのは――）手袋。……何やねんアイツ。確かにはよ欲しい言うたけどこんな早く…。……うわ、めっちゃシブい…。やっぱり簓はセンスあるなぁ…（彼を思わせる千鳥格子柄に思わず頬が緩む。持ち帰った疲れや憂いは歓喜に変わってゆく。手袋ぎゅう、と胸に抱いては熱くなる目頭に気付かぬ振りでスンと鼻をすすり）…今日は厄ばっかりかと思たら最後にこんな福が待っとったなんてな。


いやぁ、良いモン貰ってもうたな……これからの季節がちょっと楽しみになったわ。こちらこそホンマにありがとうな（微笑、）…私事にはなるんやけどな？今日は色々あって落ち込んでたんよ。だから、なんやプレゼントがめっちゃ嬉して……あったかい気持ちにしてくれてありがとお、簓。大好き。
ちょっと無理してもたし、流石にちゃんと寝て身体休ませますわ。長い返事は土日のどっちかには必ず返せるんで気楽に待っててな。
…ちなみに俺は両日共に予定無しやさかい、お前に何も先約が無ければいっぱい話したいなぁ…とか、思ってたり。や、思うだけタダやろ？（あわ、）　えっと…じゃあ、おやすみなさい。またな（手ひら、）

おはようさん、蘆笙よく眠れ…（寝室へ顔覗かせひょこり、）…まだ寝とる？……ッん、ゴホン。…オハヨーゴザイマース…！今日はこちら、躑躅森蘆笙先生へ寝起きドッキリ！して行きたいと思いますー…！ミッションは寝顔の撮影！ほな、行ってみよー…！（薄暗い部屋にニヤリ、口角上げてはまた良からぬ事を。咳払い一つ、一人態とらしい小声で薄暗い部屋の中へスマホ片手に足を踏み入れながら）

蘆笙先生、なんや昨日えらい大変だったらしいんで、無事ドッキリが終わった後はぎょうさん慰めたろ思いますけどね。どれどれ…せんせの綺麗なお顔はどこかいなーっと…（そろりそろりベッドの淵まで歩み寄り、サイドテーブルに眼鏡が置いてある事を確認しつつ）

ん、……んぅ…（身体が限界だったのか声が聞こえても反応は無し、昏々と眠り続けている。サイドテーブルには眼鏡と共に手袋がきちんと揃えて置いてあり、相当嬉しかったであろうことは見てすぐに分かるだろう。下ろした髪は寝返りで乱れ、所々寝癖となってはねている。健やかな寝息ばかりが口から漏れ）
　

………んお…（マジか、眠り深すぎやん…という所感は日々の疲労故に尚更気持ちよさそうに眠る彼を前にして、既の所で飲み込んだ。少々予想外ではあったが、再び歩みを進め腰を曲げて顔を覗き込む。眼鏡と共に開封済みのプレゼント発見しては嬉しさにふにゃ、と顔を緩めるも口は閉ざしたまま繁々と一頻り寝顔眺めた後事務的にパシャ、パシャ、と数パターンスマホのシャッターを切って満足げにサイドテーブルに置いた。炬燵から出て写真を撮っている間に着ているスウェットの表面が少し冷えてしまったが、まあまあ…と、出来るだけ外気が入り込まないよう彼の横に器用に布団の隙間から潜り込んで）…邪魔するけど邪魔せぇへんで。