《ヒプマイ》せんせえ、お呼び出し！《オオサカ》

ただいま。……クソ…今日は散々な日やわ。厄日か（あからさまな曇り顔晒しつつ帰宅。寒さに震えつつうがい手洗い、居間に戻って来てみればふと机上に見慣れぬ物体発見。暫し無言で眺めた後、相手の気配無いのを確認しながらそろりと手を伸ばして）…薄紫に躑躅色。俺の色……てことはまさか俺にか？（独り言零しながら恐る恐ると解く包み。そうして目に飛び込んできたのは――）手袋。……何やねんアイツ。確かにはよ欲しい言うたけどこんな早く…。……うわ、めっちゃシブい…。やっぱり簓はセンスあるなぁ…（彼を思わせる千鳥格子柄に思わず頬が緩む。持ち帰った疲れや憂いは歓喜に変わってゆく。手袋ぎゅう、と胸に抱いては熱くなる目頭に気付かぬ振りでスンと鼻をすすり）…今日は厄ばっかりかと思たら最後にこんな福が待っとったなんてな。


いやぁ、良いモン貰ってもうたな……これからの季節がちょっと楽しみになったわ。こちらこそホンマにありがとうな（微笑、）…私事にはなるんやけどな？今日は色々あって落ち込んでたんよ。だから、なんやプレゼントがめっちゃ嬉して……あったかい気持ちにしてくれてありがとお、簓。大好き。
ちょっと無理してもたし、流石にちゃんと寝て身体休ませますわ。長い返事は土日のどっちかには必ず返せるんで気楽に待っててな。
…ちなみに俺は両日共に予定無しやさかい、お前に何も先約が無ければいっぱい話したいなぁ…とか、思ってたり。や、思うだけタダやろ？（あわ、）　えっと…じゃあ、おやすみなさい。またな（手ひら、）