真夜中に、

…… 本当にいいのか？ (　予想していなかった返答に僅かに目見開き ／ ぽつり言葉零し　) 俺は、確かに浅木クンの過去に何があってトラウマが何なのかは知らないが辛い思いさせて苦しませたのは変わらない事実だ。それに謝らなきゃいかンのは俺だけの筈が浅木クンにも謝らせて、悩ませてるのに引き下がろうとせずに何かしら理由つけてた狡い人間だ … そンな俺が浅木クンの側にいていいのか、後悔しないか？ 本当に。俺は今はそれだけが聴きたい。(　僅かに眉下げ手伸ばし引っ込め数回繰り返し　)

後悔しないよ。俺がずっと臆病になってるのは尚也さんだからじゃない。俺のトラウマは誰のせいでもなくて誰にでも起こりうる避けられないことだから。俺が苦しんでるのは俺の勝手だ。俺は今までそれに怯えて特別な関係は避けてたけど、尚也さんとはちゃんと向き合いたいと思った。もう逃げたくないし、尚也さんと一緒になれないのを想像したほうがずっと嫌な気持ちになった。……俺は、傍にいたい。他でもない尚也さんの隣に（ 微かに震える指先伸ばし相手の手を掴んで、不安に押しつぶされそうになりながら見つめて ）

そうか、… 俺にどれだけ浅木クンを幸せにしてやれるかも分からなければ逆にそうならないようにしてももしかしたら辛い思いをさせるかもしれない。それに、ここ迄悩ませて俺なんかに時間を使わせて済まなかったなァ、それと有難う浅木クン。(　掴まれた手軽く引き腕の中に相手収め 　) ＿ 不甲斐なくて情けない俺だが、浅木クンの傍に居させてくれ。頼む、(　僅かに視界ぼやけるの感じ見られぬよう抱き締め 　)

なんでまた謝るんだよ。尚也さんが気負うことは何もないって言ってるだろ。俺が素直になれなかっただけ。…悩むのは確かに辛いけど尚也さんのためって考えたら嫌ではないし、考えるの放棄するよりも真剣に考えたかったから。…時間使わせたの俺だし。……ん、待たせてごめん。俺のほうこそ不器用で駄目な奴だけど、ちゃんと尚也さんのこと幸せにするから（ ぬくもりに涙腺緩むの感じては相手の肩口に顔埋め / 腰に手を回してゆっくり自分のほうへ引き寄せより密着させて頭を優しく撫で ）

済まない、ッて、もう口癖のようになッたなァ。謝るより感謝した方がこういう時はいいと誰かが言ってたか、… 改めてありがとなァ。(　頬緩め　) もう既に幸せすぎて怖いくらいだがなァ、この歳でまさかこういう子が出来るとも思わなかったが、遠慮なく浅木クンに触れるのなァ。(　撫で受け心地よく思い ／ 肩口の髪軽く弄りつつ梳かし　)

そうだよ、俺に禁止だしといて自分は言うんだもんな。…まあお互いの課題ってことで（ いつもの調子に戻しつつ小さく笑い ）俺も…もう幸せなれないって思ってたから。…ってまた歳の話か。…あーますます尚也さんに見合う男にならないとな（ 相手の肩に手を置いて少し身を離しては少し水膜の張った瞳で見つめて笑い ）俺も…我慢してたから。でも今日はもう眠たいだろ？（ 相手の目元親指でなぞって ）

明日も仕事なのにこの時間までありがとう。結局俺の都合で全部合わせて貰って甘えたから次からはちゃんと支えられるようにする。…気持ち、受け止めてくれて嬉しかった。まだ実感沸かなくて嬉しいし戸惑ってる部分もあるけど、次会うのが楽しみだな。まあ…今日は尚也さんの寝顔はお預けにしといて、今後この部屋をどうするか話したいしまた時間あるときにでも。…返事はいらないからな。おやすみ（ 手をひらとさせ ）

…今日は仕事休み。今から言うことは俺の独り言だから聞き流してな
昨日は向こうにあの人居るの知っててこっち来た。尚也さんと話す約束しててこっちを優先したかったから。そこに悔いはないし俺のそうしたかったからだ。ただ全くあっちを気にしてなかったかって言うと嘘になる。ほんと大事なときに最低だよな。
俺はあの人のこと信じてるし体調のことは詳しくは知らないけど良くなって欲しいって心から願ってる。出来ることなら不安を少しでも解消してやりたい。向こうに迷惑かけたくなくてすごく端的な言葉しか掛けられなかったけど、あれ送るだけでもかなり迷ったんだ。本当は俺と話すだけであの人を苦しめるんじゃないかって考えもあって、でも傷付いてるあの人を放おって見ておくことも出来なかった。このまま何も話さずに休み明けまで待っててもいいのか。話したいのは俺がきっと楽になりたいだけで、我儘は言えない。これ以上あの人の負担にはなりたくないしな。もう休み明けまで来られないみたいだし、本当は沢山言いたいことあって言葉もかけてやりたかったけどあそこでは言えなくてここのスペース吐き出し場にさせて貰った。って…結局あの人の言いたいことは言えてないんだけどな。…とにかく気に病みすぎないで自分の心と身体第一に考えてくれてればいいけど…。


昨日の今日でごめんな。てか今日の今日か…。ほんと軽く流してくれていいから。
次は楽しい話しよう。あっちで会ってもいいしな（ 独白終えては昨日持ち帰り忘れたペットボトル手に部屋後にして )

おはよう。浅木クン。そのまま寝落ちして悪かったなァ。また時間があれば夜にでも顔を出させてもらうが、その時軽く手料理でも持ってくるかもだわ、約束の1つでもあるしなァ、だいぶ遅くなったが。最近夏暑くなってきたからしっかりと水分とって体調気をつけてな。(　少し顔出し簡潔だが紙に書き記し ／ その場後にして　)

ッと、あの子については俺も昨日顔だそうか結構迷ってたし浅木クンと同じような考え持ってたわ。仕事あるからまた夜になるがまた話はさせてもらうな。簡潔にで悪い、今日はゆっくり休みなね。

俺も思う事は多々あったりするがそう引きずる訳にも行かないし浅木クンに頭使わせてばっただったンでなァ、とりあえず浅木クンの思いなんかはちゃんと目通したッて報告だけしとくなァ。返信は要らないからなァ。



ンで、色々と今日は早く終わったもンだからお邪魔させてもらうなァ。向こうは向こうで賑わってる様だし。(　鞄持ちつつ顔覗かせ　)

俺も出かけてて丁度帰ってきた…。お疲れ様（ 後ろからそっと抱きしめ ）

ッ、… 驚いた。(　慣れないのと突然の事に胸元に手添え ／ ぽつり小さく零し　) そりゃ、おかえりだなァ。浅木クン。(　後ろ手に髪わしゃわしゃと撫で回し　)

…寿命縮んだ？…もう我慢しなくていいからな（ クツリと笑い / すりっと相手の首筋に顔埋め ）…ん、ただいま。そう言えば、この部屋どうする？このままで行くか…削除依頼して新しく作り直すか（ 撫で受けて / 腰に腕回したまま ）

なんだ浅木クンは俺の寿命を縮めて爺に近づけたいのかァ？ (　愛くるしいと頬緩め ／ 冗談交じりに片眉上げ　) ンー、そうだなァ。何やかんやあったが思い出にはなるし此処でもいいと思うが。逆に再スタートッて事で新しく作るのもいいなァ。(　考えつつ髪撫でる手緩め　)

それは困る。尚也さんには長生きして貰わないとな（ くるりと此方向かせて目を合わせ / 優しく髪撫でて ）どうするかな…、とりあえず今は残して置く方向にしとくか。このままここいてもいいけど今日は尚也さんの家行ってみたいな（ 視線別にやり考え / 相手見下げては小さく笑み ）

ははッ、ならもっと丁重に扱い給え？ ッてなァ。(　数度瞬きし目細め撫で受け ／ くくッ　) ン、そうするかァ。… 何もない家でも良ければだが。来るかァ？ (　家の鍵出しくるくる指で回し ／ 軽く見上げゆるり首傾げ　)

じゃ、俺の車まで運んでってやるか？（ 冗談半分に喉鳴らし ）行く。前は家の前までだったから中気になってたんだよな。今日も車出すよ（ 回る鍵に視線やり / 小さく笑っては相手の手引き ）

ふはッ、担いでってくれるのかァ？(　くつくつ喉鳴らし　)
ははッ、返事が早い事だなァ。本当に普通の家と変わらンがな。なら、安全運転で「 Saintpaulia 」ッて所までよろしく頼むわ。(　鍵終い相手の後追いつつ　)

（ 誰も居ない室内入り窓を開けて外眺めては深く短い息を吐いて目を伏せ。どうか無事に…上手くいきますようにと心の中で強く願い、暫くそのままでいて。ゆっくり瞼開き夏の夜風にあたり遠くを見てぼんやりした後、ポケットの中の真新しい鍵握り ）もうひと頑張りするか…（ ふぅと息吐き窓閉じて / 残った用事を片すために部屋を後にして ）