退屈なんて。／〆

＿＿今、戻った。シャワー浴びてくる。(　帰宅するなり荷物を置き声を掛けシャワーを済ませると髪を拭きながら目の前に立ち影を落とし呟き　)昨晩は惜しいことをしたな…。

何がだよ、俺は楽しかったけどな？ お前のアホみたいな声と顔。 （ シャワーから戻った相手を横目で見つつ、相手は惜しんでいるが此方からしたらベッドから落ちた相手の素っ頓狂な姿と言ったら面白くて、くくくと思い出し笑いをし ）

…あれは黒歴史だ。昨晩、お前の顔に落書きでもしておくべきだった。(　ベッドから落ちたことを思い出し笑う相手を見れば真顔で言い隣に腰掛け　)因みに落ちた所の床に歪みが生じてるから今度直しておく。

ッくく、ざァんねん、俺の目にはしっかり刻まれてンだなー。 落書きィ？可愛くしてくれンならどーぞ。 （ トントンとこめかみあたりを指で叩き意地悪そうな顔をし ）ン？ あーほんとだ、此処もガタ来てんなァ、 （ うつ伏せになり床を覗き込み ）

俺はとっくに忘れた。…今から可愛くしてやろうか。(　挑発じみた発言に止めることなく机の上にあったペンを取りキャップ外し　)＿＿その内、下へ落下しそうだ。(　歪んだ床を爪先で踏むと軋む音がし　)

本気にすンな、アホ。 （ 本当にペンを持ち出した相手からじり、と後退り ） 落ちたら落ちたで下の奴から罵声が飛ぶだけだ、まァそれが煩ェんだがな。 （ 想像すると面倒なことが起きそうで肩を竦め ）

お前が忘れると言うなら止めてやってもいい。(　相手の上に股がり、じわじわとペンを顔に近づけ　)嗚呼…どんな銃声より煩くて、あれは敵よりやっかいかもな。(　同意するように頷き　)

絶対忘れねェ。 …こうして一緒にベッドに寝てンのに、お前の気の抜けた顔なンて初めて見たんだよ。忘れたくねェの、な？ （ 意思は固く、甘い猫撫で声を出しながら相手の首に腕を回し顔を近付け色仕掛けでその場を乗り切ろうと ） 最近儲かってねェからなー…修理屋呼ぶのもだりィ。つか、お前直せンの？ （ 報酬はほとんど酒と武器に消えるのでどうしたものかとため息をしつつ相手の言葉を思い出すと首を傾け ）

……肝心な所で思い出して足元すくわれても知らないからな。(　近付いた端麗な顔と甘い声に一瞬持っていかれそうになるも冷静になり頬に手を添えると諦めた口調で　)＿＿もう少し遠くまで稼ぎに行くか。嗚呼、ハンマーで板に釘打てば直るだろ。(　金欠なのは此方も同じで、思案すると真面目に単細胞並の考え方を伝え　)

ッくく、俺プロなんだよ、お前を思い出して足元救われるなンて、あってたまるかっての。 （ 色仕掛けは効いたようで上機嫌に笑い、相手の首に腕を回したまま相手と共にベッドに寝転び ） 稼ぎ口がこっちに来りゃいいンだけどな。…そんなンならもっと床抜けやすくなんじゃねェの。 （ 相手の単純な返答にじとりと視線を送り ）

…言うじゃねーか。殺ってる最中に俺の顔を見て笑ったら罰ゲームな。(　自信ありげな相手に鼻で笑い倒れ込むと抱き締め首筋に顔を埋め　)そうだな、ルーが酒の量減らすって言うなら話は早いんだが。補強くらいにはなる筈だ暴れなきゃ大丈夫だろ。(　何とかなると思い視線合わせ頷き　)

誰に向かって罰ゲーム吹っかけてンだよ。負けねェし。 （ けらけらと余裕そうに笑っては首元に擽る髪を撫で ） 酒は俺の燃料だっつーの。 お前がベッドから落ちなきゃいい話、だなァ？ （ 酒を減らす気なぞ更々なく適当に手をひらつかせ。挑発するように眉を吊り上げ ）

どーだか…念のために何の罰ゲームにするか考えとかないとな。(　股の間に足を入れ密着し鼻先を首筋につけ匂いに触れて　)…燃料と言ったらプロテ○ンでいいだろ。じゃあ、位置変われ。(　棚にある大量のプロテ○ンを親指で差し、壁際に寝転び　)

ん、ッ…、勝手に考えとけ、ばーか。 （ 首筋の擽ったさ身を捩り微かに声を洩らして ） …筋肉バカ。 へーへー、お次は壁にでも穴を開けようってか？ （ 壁に並ぶそれを一瞥し。壁側に寄る相手に身を寄せまた挑発を ）

ルーの悔しい顔が目に映るな。…声、隣に聞こえるぞ。(　くくっと笑い洩れた声を聞くと注意するも悪戯するかのように首筋を甘く噛み　)…お前が細すぎるんだろ。壁にまで穴開けたら本当に追い出されるぞ…意味分かってるよな？(　寄せてくる相手の胸元を手で抑え　)

ぁ、…聞かしてやンのもありかもなァ。 あー、やめてェー、そこやったらいっちゃうー。 （ 甘噛みされて本当に声が洩れるも、相手の言葉ににやりと口角上げ棒読みで声を出し ） 俺とお前だったら、壁を壊すのは確実にお前と他人は思うだろうな。 …んまァ、野宿は嫌なんだよな、 （ 相手に近付くのをやめぽす、とベッドに身を預け ）

……すまない、眠くて頭が回らないから寝る。お休み、ベッドから落ちるなよ。(　抱き締めたまま目を閉じ寝息立て　)

＿＿帰って来たら癒してもらうか。(　シャツと短パンに身を包みベッドに疲れた身体を沈め呟き　)

…もう寝てっか？ （ 取れない血の匂いと共に帰って来ればベッドの近くまで行き、相手の顔を覗き込み ） 遅くなってわりィ、けど今日はもう寝みィんだわ…、 また今度癒してやっから。 （ ぼそ ）

＿＿この前はあのまま寝てしまっていた。今日は早く上がった…待ってるから早く帰って来い。(　仰向けに寝転び天井を見据えていると次第に目を伏せ　)