xxx 2019-05-03 12:15:15 |
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おやすみの支度は出来たかしら?
ふふ、そろそろよい子はお部屋に戻る時間よ。館の明かりが消えてしまう前にお行きなさい。
――そう、良い子ね。明日もきっと素敵な日があなたに会いに来るわ、それまで素敵な夢を見られる様に、あたくしがとっておきのおまじないをかけてあげる。
さあ、おやすみ。あたくしの愛しい死にたがり達。
>暫し不在となります。反応までお時間を頂戴致しますが、今暫くお待ち下さいませ。尚、参加希望者様のPF提出、参加者様の交流申込・置きレスへの返信、御質問御要望等は随時受付中ですので、お気軽にどうぞ。
>1-4 トピック説明及びご挨拶
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>18 ギャルソンから黒川光へ
>20 ヴィペールから夏目央へ
>ヴィペール
__マドレーヌもうすぐ食べ終わるからさ、そしたらヴィペールの部屋行きたいな。宝飾庫。
( マダムがそんなにも怖いのか、それとも目には見えぬ契約か何かで縛られているのか、こんなにも嫌悪感と苛立ちを顕にする相手の性格を考えればそれ相応の理由が無ければ己の世話を焼くとは思えない。"もう食べ終わるから大丈夫"そう言えばいいだけなのに。何より一番解放を望んでいる相手の何より一番望んでいない言葉を放つだけの我儘さと欲望への忠実さを身に付けてしまったのは善か悪か。八つ当たり以外の何物でもない吐き捨てを喰らったギャルソンの影に少しの同情をもって直ぐにそれを止めれば服をなぞる尻尾に触れるだけの柔らかさで以て片手を当て「これでも頑張ったんだけどな。__ヴィペールのおさがり貰おっかなぁ」前半を少し困ったように、後半を冗談か本気か分からぬ声色で紡いで )
今日はありがとうヴィペール。
我儘たくさんだったね。自覚してる。
ヴィペールにも館の皆にも素敵な夢が訪れますように。おやすみなさい。
>18 ギャルソン
(静寂に包まれていた玄関ホールに響く相手の言葉を必死に、混乱する頭の中で理解するべく静かに、耳を傾ける。何方様もとは、どういう事だろうか。戸惑う自分とは反対に、そんな反応は慣れているとばかりに対応の変わらない、落ち着いた丁寧な態度は何故?コツン、コツン、と自分を追うように距離を縮める革靴の音。そろりの様子を伺うように顔を持ち上げては交差する、深く底の見えない暗闇のような瞳。そこに込められた感情が読み取れないのも合わさり、何処か不気味に感じてしまえば小さく息を呑み、再び顔を反らし。だがそれも"死にたがり"との、心臓を掴まれるような、まさしくその通りな図星を付かれては瞳を大きく開き反応を示し「私が死に、たがり……っ、どうしてそれを……」と驚きを露にし。それから名乗られたのに自分がしていない事に気付いては「ギャルソン、さん。私は黒川光……です」ウェイターを示すそれは本当に名前なのかと疑問に感じつつ、ぼそぼそと控えめな声音にて自分の名を告げ。「……天国でも地獄でも無い、マダム・ノワールの館?選ばれた、死にたがり?この館で暮らす……私、あの、そんな事望んでいないです。あの子の居ない生活なんて……耐えられない。楽に、なりたいんです。お願いです、帰して下さい」一気に告げられていく淀みの無い疑問への、冗談では無い回答。それ等をゆっくり噛み砕いて咀嚼するように言葉をそっくり繰り返し。神様の気紛れなのか、自分はまだ**ず、あの世とこの世の狭間に居るという事だろうかと何となく理解する。と同時に、苦しみはまだ続くという事も。右手を胸元に当て拳を作っては、微笑みを浮かべる相手の顔へおそるおそる視線を向け、現実へと再び戻りたい、今度こそ終わりを迎えたいのだと、懇願するように訴える言葉を紡ぎ)
(/お返事すぐに返せず申し訳ありません。主様の言葉の言い回しやロル、とても勉強になり、また世界観や実際に交流させて頂いたギャルソンさんもとても魅力的です。置きレス気味になってしまうかもしれませんが、相性に問題が無さそうであれば今後も宜しくお願い出来ればと思います。では失礼致しました/蹴り推奨)
>22 夏目央
嫌よ。あの部屋には綺麗なものしか置いてないし、綺麗なものしか入れないの。そんな野暮ったい格好で何度も入られたんじゃ堪んないわ。(予想はしていた。こうして何らかの形で己と顔を合わせた彼女がどんな風に過ごすか、そしてどんな過ごし方を求めるか。いつしか、彼女の発言を待たずとも其れを予測出来る様になっていると言う事実が何とも形容し難い居心地の悪さをそっと連れてくる。つまりは時間――此の館で、彼女と過ごす日々の積み重ねがそうさせているのだ。無論、其れを素直に認めたがらない往生際の悪い頭は飽きもせずに辛辣な言葉ばかりを生み出し、高い位置から呆れた様に彼女の装いを見下して一蹴する。とは言え、きらきらと輝く鱗の流れを撫でる掌を拒まず好きにさせる事そのものが、館の住人皆が口を揃えて"稀"だと評する事実。「そんな粗末な服着てるくらいなら、アタシの抜け殻でも体に巻きつけておく方がまだマシね」ふん、と傲慢に笑いながらギャルソンの影が届けて寄越した葡萄を一粒摘んで口の中へ放り込み)
>24 黒川光
おや、此れは此れは失礼を致しました――此方をご覧下さい。我々は、此方へ招かれる死にたがり様方へより良いお迎えをご提供するべく、事前に幾らか貴女様に関する"あちらの世界"での情報へ目を通す事が義務付けられているのです。(混乱に次ぐ混乱に翻弄され、何を見ても何を聞いても兎に角戸惑うばかりの死にたがり達の心中を察してやれない訳ではないものの、経験上それら全てにまともに取り合っていては埓が明かないと言う事もよく知っていた。は、は、と浅くなる彼女の呼吸を感じつつ足元へ伸びる己の影の中からぬっと浮かび上がってきた羊皮紙を手に取り、丁寧に巻かれた其れを留めている黒いリボンを解いたかと思うと、紙面にみっちりと書き込まれた彼女の出生から館へ招かれる直前の出来事に至るまでの"記録"を彼女の眼前へ晒し「どうぞご安心下さいませ、死にたがり様。此の通り、私めは貴女様の情報を十二分に把握致しております故、貴女様のお口からあちらでの出来事についてお話頂く必要は御座いません。ええ、御座いませんとも」と、胸を張ってみせた。この状況で一体何をどう安心しろと言うのか。殆ど彼女を置いてきぼりにしてにやにやと得体の知れぬ笑みを貼り付けていた表情が不意にきりりと引き締まったのは、"帰して下さい"と言う一言を聞いた瞬間。ずいっと顔を近付け、瞬き一つしない瞳をいっぱいに見開いて彼女の眼差しを捕らえると「なりません!館に選ばれた名誉をお喜びになるべきです!貴女様は、死にたがりでなくなるまで此の館でお暮らしになるのです。お暮らしにならなければならない、無論あちらへ帰る事も命を絶つ事も許されません。お試しになられますか?」と、またも一気に捲し立てたかと思えば懐から取り出した銀のナイフをそっと彼女の前へ差し出して)
僭越ながら、本日のご挨拶は私めが務めさせて頂きます。
お会い出来て光栄です、死にたがり様――如何お過ごしでしょうか。
今し方、此の館の明かりを灯し終えた所に御座います。
何かご所望の物は御座いませんか?何なりとお申し付け下さい、私めが速やかにご用意して参ります。
私めは何時でも何処でもあなた様のお側に控えております故…ええ、すぐ側に。
>これより暫し即レス可能時間帯となります事をお知らせ致します。参加希望者様のPF提出、交流申込、御質問御要望等は随時受付中ですので、お気軽にどうぞ。
>1-4 トピック説明及びご挨拶
>ヴィペール
じゃあ__次は化粧もしてもう少し良さそうな服探してくる。ヴィペールの好きな紫の化粧。
( したい事はしたい。して欲しい事はして欲しい。と口にするのに前程の勇気が必要じゃなくなったのは慣れと時間。案の定辛烈な言葉で拒否されてしまえばまるでわかっていたかの如くあっさりと引き下がるも"次回"に続く願いはちゃっかりと口にして。何も言われない事を良い事にキラキラ、艶々、光り輝く鱗をまるで慈しむかのように優しく何度も何度も撫で上げる。掌に伝わる人肌とは違う感覚に満足を覚えた頃、返された高飛車な返事にぴたりとその手は止まる事となり。「ヴィペール、脱皮するの?」それは明らかな好奇心。興味があります、と言葉以上に語る真っ直ぐな瞳で尻尾をスタートしゆっくりと視線を合わせては、ぷくり、顔を出した子供らしさをぶつけて )
ヴィペールおはよ。…でもないか。もう少しだけ"子守り"してくれると嬉しいな。よろしくお願いします。
>28 夏目央
モルドルかローズにでも頼みな、アンタが自分でやったんじゃ程度も知れてるんだから。(どんなに撥ね付けても己の前から消えていこうとはしない、ある種健気とも言える姿に感化されたと言う訳ではないものの少なからず心の何処か、何かが動かされているのは確かな事。元々他人に助言を寄越す様な出来た性分ではない。その証拠に、彼女が未だ顔を合わせた事も下手をすれば名前すら耳にした事も無いであろう住人の名を何の補足情報もなしに挙げると言う不親切さがちらつく、何とも中途半端な助言のなりそこないを寄越すに留めた。飽きもせずに鱗の流れを撫でてゆく掌にちらりと視線を投げる。何故嫌がらないか。其れは、鱗を見詰める彼女の瞳に、そして触れてくる指先に、己の纏う鱗の色や輝きの美しさを認めていると言う事実が滲んでいたからに他ならない。満更でもない気分がうっかり表情に染み出してしまわぬ様にあくまで不機嫌そうに顔を顰めたまま、皮ごと口の中へ放り込んだ葡萄の甘味と渋味を纏めて咀嚼しつつ、予期せず駆り立ててしまった相手の好奇心に気が付くと「馬鹿な事聞かないで頂戴、当たり前じゃない。アタシの美しさは日々更新されてるのよ。何時だってアタシの体は美しいけれど、何時までも同じ鱗は纏っていられない。輝きも手触りも、常に最高の状態であるべきだわ」とふんぞり返り)
懲りずに懐いて回って――本当、アンタのおめでたさも此処まで来るといっそ清々しいわね。これ以上アタシの手を煩わせないで頂戴。誰にでも世話焼く訳じゃないんだから。
>ヴィペール
__わかった。頼んでみる。
( "モルドル"も"ローズ"もどちらの姿も見た事無ければ名前を聞いた事もない。そう考えればこれだけ長い事この館に居てまたまだ知らない人がたくさん居るのだ。それは紛れもなく相手に付き纏っているのを自覚せざるを得ない事実であり。それでも素直に頭を縦に動かすのは時折覗かせる物わかりの良さからで。鱗を撫で上げていた手をゆっくりと離し至極自然な動作で以て再び残り一つとなったマドレーヌを摘み上げれば一先ず少しだけを咀嚼。それを飲み込んでからツラツラと述べられる"美"への意識の高さに素直に頷きつつ、「今度はいつ脱皮する?近いうちかな?」自分でも気が付かない程に高まっている好奇心は身を乗り出す事で証明される。質問を重ねる事で暗に"見たい"と言う気持ちを乗せるも、"察して欲しい"を嫌う相手は知らぬ振りをしてしまうだろうか )
>26 ギャルソン
私の情報を……っ、え?何、これ……(相手の口から語られる言葉も、ただの影から突如浮上してきた丸められた羊皮紙も、眼前に広げられたそこに書き記されている紛れもない己のこれまでの過去の断片も、全て意味が分からない。理解が追いつかない。フィクションの中の出来事のようにさえ感じ、脳内はオーバーヒート寸前である。薄い唇をぽかんと開き間抜け面を晒す。驚愕により見開かれた瞳は得体の知れないにやけ顔の少年の顔に注がれ。「今の影のは何ですか。それに把握してるって脅しか何かですか。プ、プライバシーの侵害です。知れれたくない事も知っている相手に安心なんて出来るはず無いじゃないですか!」全てを見透かしているかのような口ぶりの相手は、事実を本当に知っているのだろうか。孤独に押しつぶされ生きる事から逃げる道を選んだ情けない自分を。もしそうならば恥ずかしい。怖い。嫌だ、消えてしまいたい。感情がさらに入り混じりごちゃごちゃになる。情緒の安定しない精神はつい語彙を荒くし攻撃的な言葉の刃を放ってしまうが、それも帰りたいとの自分の発言を押し流すかのような言葉の羅列に勢いを削がれ、ビクッと肩を震わせては口は閉じざるを得ず。「っ……勝手に選ばれて喜べだなんて、理不尽じゃ無いですか。私の命なのに、なんで……」自分の命さえ思い通りにいかない歯がゆさに、何を喜べと言うのだろうか。下唇を一度噛み締め、嘆くような呟きを空気に落としたならば、不意に差し出されたのは鈍く光る鋭利な刃物。何時も懐にそんな物を忍ばせているのだろうか。迷いながらも右手をゆっくり伸ばし受け取る。ずしりとした重みが、この摩訶不思議な空間の中でやけに現実的だ。あの事件があってから間もなくどう終わりにするか思考した時、選択肢の一つとしては浮かんでは、直接的なこの手段は怖くて何度も躊躇してしまい、最後は炎に包まれる事を選んだ。しかし一度生死の境界線を越えてしまえば、その気持ちも薄れ。「試します。これで終われないと分かれば、貴方の言う通り此処での暮らしを受け入れるしか無いと、諦めもつきますから」瞳を見つめ返してから一歩後ろに下がり、ナイフの持ち手を両手で握り締め、刃先はドクドクと死を拒絶するかのように煩く早鐘を打つ心臓へ向け。全身に響く警告音を無視し、覚悟を決めるように数秒の間を挟んだならば、勢いをつけひとおもいにナイフを胸元に突き立てる。これが夢なら覚めて欲しいと願いながら)
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