美月 2019-03-24 16:45:05 |
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座敷童)ねぇねぇ、麗奈。もうお酒の年齢なんて気にしなくていいと思うよ。
座敷童)そうそう、今の時代の法律なんて、存在してない感じだもん。
座敷童)あるとしたら、いい人は殺しちゃダメ、悪い人は殺していい。それだけ。
座敷童)だから、麗奈。気にしなくていいんだよ。
美月)いろいろと教えているようだな。麗奈、しっかりとその子たちの話に耳を傾けるのだぞ。
座敷童)麗奈って温かい。俺、体温低いから温かいとホッとする。
座敷童)麗奈の肌ってすべすべだね。ずっとこうしてたい。(すりすり)
座敷童)ねぇ、ずっとこうして抱き着いてていい?
美月)(見てて楽しい光景だな)
座敷童)麗奈、まだ帰らないで。
座敷童)帰っちゃやだー
座敷童)行かないでー。
美月)そうだぞ、そんなさっさと帰らん暫くいるから安心しろ。
座敷童)よかったー。
座敷童)麗奈にずっとこうしてたい。(ぎゅう)
座敷童)離れたくない。(腕掴み)
座敷童)温かーい(寄り添う)
美月)よっぽど、帰すのが惜しいようだな。
座敷童)ずっとそばに居て。
座敷童)一緒にいたい。
座敷童)もっと麗奈といたいの。
美月)ふむ、麗奈、しばらくここにいるか?
美月)安心しろ。
美月は袖から、自分と麗奈の人形を出し、ふぅっと息を吹きかけた。すると、人形が震え、瞬きをすると、麗奈と美月の姿になった。
美月)すまぬが、この子たちの気が済むまで、麗奈をここに住まわせることにした。暫く、本丸を任せた。
美月がそう言うと、美月の人形は
美月)任せてくれ。
そう言って、麗奈の人形の背に手を当てる。立ち居振る舞いまで美月そっくりだ。
美月)ね!大丈夫だろう?
座敷童)麗奈、ここにいてくれるの!
座敷童)一緒にいられるの!
座敷童)傍に居てくれるのか!
美月)ちゃんと、答えてあげるのだぞ、麗奈。
美月)うれしいな、麗奈が暫くここにいてくれるのは私としても幸せだ。まぁ、昼間は、家じゅうを走り回ることになるだろうな。
美月はくすくす笑った。
美月)その子たちは、昼間は走り回る。もちろん、麗奈を遊び相手にする。だから、走り回ることになるのだ。まぁ、ちゃんと休憩させるようにするから、安心しろ。麗奈は座敷童ではないからな。
座敷童)すーすー
座敷童)すやすや
美月)麗奈が暫くここにいると分かって、安心して眠ってしまったな。どうせなら、私だって、麗奈にはずっとここにいてもらいたいものだ。だが、それは許されない。麗奈に与えられたら、それで....
美月はそう言うが、瞳は寂しそうにしていた。
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