恐竜博士 2018-08-22 19:01:10 |
通報 |
怒ってないし、…なるほど、アレは付き合ったからと言うわけか(テキーラ禁止の意味を恋仲だったからだと言われるとやはり理解は出来ないが、今は良いのだと分かればそれで満足し、テーブルに備え付けのメニューを眺めて)テキーラでも、甘いカクテル系でも、何を飲む?
そういう事、初デートにドキドキしていた乙女が考えたのよ(手をしっしと何かを追い払うような動きをして昔の事をほっ繰り返すなと苦笑い、メニューを眺め先ずは軽めにすべきかと冷蔵庫に並ぶ瓶を指差し)ビールにするわ、あなたは?
分かった分かった。俺もとりあえずビールにする(乙女ね、と思えば全くそうは見えなかった昔を思い出しつつそれ以上は言わずに、注文を聞くとスタッフに視線を送り、此方に来るのを見れば注文をして)ビール二本に、チーズとナッツ、後適当に腹に溜まりそうな……あ、ピザでも貰おうか。
何か言いたそうな顔ね、今なら怒らずに聞くけど(耳の横に手を当て耳を澄ませても我ながら乙女という言葉に直ぐに笑いが込み上げやっぱり良いと首を横に、注文が終わりメニューをテーブルの端に片付けビールを注ぐスタッフをちらり)テキーラでも良かったのに
なんでもない、……まぁ、最初はな(敢えて同じ物を頼んだとは言わずに曖昧に告げると品が来るまでの暫くの間相手の方を向き、改めてバーで二人で飲むのは随分と久しぶりな気がしては目を細めて)夜は長い、今回は最後まで付き合ってくれるんだろ?
そうね、最初は軽めでね(落ちついて面と向かって座るのは久しぶりで何故だか恥ずかしく視線が泳ぎ、早くアルコールを流し込みたくてビールが届けば早速乾杯し)良いわよ、オーウェンの気が済むまで付き合ってあげる
ちょっとしたミス発見、アメリカのビールはグラスに注がずに瓶ごとよね。失礼。
そうこないとな(答えを聞くと満足して、運ばれた瓶を見ると片方を手に取り、軽く掲げると早速飲み始めて)ん、乾杯。……はー、美味い。
いや、こっちも時々やらかしてるだろうから気にするな。
(瓶を傾け渇いた喉に流し込み一呼吸、先に運ばれたナッツをいくつか頬張り。ゆったりした曲の流れる店内を見渡し、落ち着いた休日という感じの慣れない雰囲気に心なしかソワソワして)こんな風に飲むのは久しぶりよね、たまにはアリだけど
ありがと、優しいのね。これはもう無視しちゃって大丈夫だから。
たまには、気を楽にしないと疲れ果ててしまうだろ?(久々のアルコールに気分を良くしては適当に食べ物を口にして、昔に比べて大分柔和な顔つきになった相手を眺め)ホント、昔と比べて今のアンタは中々……いい顔をするようになったな。
貴方と二人で旅をするとなったら当然よね(久しぶりに飲んだからか半分も飲まない内にほろ酔い気分の出来上がり、両手で頬を覆い顔が赤くなってない事を願うばかり)いい顔って何それ、あんまり見ないでよね
俺と一緒だと緊張すると言うことか?(自分で話題を振りつつも不思議そうに返しては顔を見て、表情を隠す様に手を伸ばすと緩くウェーブがかった長い髪に触れるようにし)髪も、大分伸びたな。
してない、まさか(付き合ってるのか否か不思議な関係の彼の顔はとっくに見慣れたはず、加えて髪に触れる手に変な意識をしてしまうとは。調子を取り戻すには飲むのが一番とか何とかビールを一気に煽り追加で二人分注文しておき)あれから伸ばしてたから。ほらもっと飲んだら?
まぁ、俺は長い方が合うと思うけどな(触れた手を離すとビール瓶に口を付けて早々に一本目を飲み干して、空腹を満たすようにピザを手にすると口に運びつつ相手の顔を眺めると運ばれた追加の瓶を持って)あぁ、もらう。まだまだ飲めるぜ。
そう、ありがとう(女性の髪に注目する人だとは思わず不思議なものを目の当たりにしたかの如く瞬きし、最初から煽ったせいで既に良い案配の酔っ払いの出来上がりで小休止にピザを口に運び)私だってまだまだよ
そうか(何となく酔いの回っていそうな様子に気づきつつも指摘はせずに、そのままビールの本数を増やしていけば久々のアルコールに自分も少し酔ってきたのかどこかぼんやりとし)それにしても、此処のビールは中々……美味いな。
(遅くなりました、申し訳ありません!)
こんなに酔ったのは久しぶり(流石に飲み過ぎたかもしれず二人分の炭酸水を注文しておき行儀悪くテーブルに肘つき、ぼんやりする相手を眺め整えられた顔回りの髭に触れ)美味しいわね、でももう眠たそう
(お気になさらずです!ご返信ありがとうございます!)
酒を飲むの自体久しぶりだからな(相手の指先が触れると少しドキッとし、珍しいと思いながらも酔いのせいだろうと思えば無理に離すことも無く、心地よさに目を細め)今日はベッドで眠れるんだ、眠くなるのも当然だろ。
(ありがとうございます!)
なるほどね、おかげ様で楽しませて貰ったわ(酒の力によってフェイスラインに沿って滑らせた指先は首から肩にかけて触れて離れ、腕時計に目を落とせばすっかり夜も更けた時間である事に気付き)それじゃそろそろお店を出る?
ん、あぁ……そうだな(触れる指先にドキッとしながらも顔には出さず、イスから立ち上がると支払いを台の上に置いてから相手を連れてバーを後にし)買い出しは明日だ、早く休もう。
(続いて店を出て歩道の端に沿って真っ直ぐ歩こうと努力しめみたが千鳥足が酷い状態、ふらついた勢いで腕に掴まり良い気分で)すっかり酔っぱらっちゃった、久し振りに飲んだら駄目ね。今すぐ寝たいわ
おい、気をつけろよ……(腕に相手の温もりを感じては声を掛けつつも身体を支え、モーテルに向かうと空室を見つけると部屋に向かって)
オーウェンがちゃんと支えてくれたら大丈夫(頼れる腕をぺちぺち数回叩き体重を預け、運良く直ぐに通された部屋でベッドに座り枕を抱き久しぶりの感覚を味わい)今日はぐっすり眠れそうね
全く……あぁ、ホントだ(相手をベッドの上に寝かせてやれば布団を手に取り、軽く掛けるようにしては自分も流石に眠けが強いのか欠伸をして、もう片方にベッドがあるにも関わらず相手の隣に横になり)おやすみ……。
おやすみなさい、今日はありがとう(二人で寝るには狭いベッドに横になり、ぴったりと寄り添い目を閉じれば近くにいる安心感と酔いから直ぐに眠りにつき)
(そのまま深く眠りに着くと常に傍に寝ているせいか馴れていて、相手に身を寄せると背に腕を回して軽く抱き締めながら朝方まで眠り続け)
(何だか分からないが暖かいものに包まれ幸せ気分で眠ったまま、田舎特有の朝を告げる鳥の囀ずりに薄ら目を開け寝惚けた頭で状況を理解するのに時間がかかり)…オーウェン?今日は凄く、その近いのね
(熟睡するように深く眠っていると同じく鳥の声に意識を起こし、目を開けると間近にある相手の顔を暫し寝ぼけた様子で眺めていたが、手を伸ばすと一度髪を撫でてからゆっくりと上体を起こし、普段は腕を枕として提供している旨を引き合いに出して)あー…、たまにはアンタが抱き枕もいいだろ。それより、二日酔いは大丈夫か?
良くない。二日酔いは少し頭が痛いけど平気、ちゃんと活動できる(何の気なしに普段自分が取った行動なのに立場が逆になると心臓に悪過ぎる、起き上がり跳ね上がる心臓に手を当て深呼吸を繰り返し)
なんだ、随分ワガママだな(良くないと言われると苦笑いを浮かべ、背伸びをしてベッドから降りると寝癖の付いた髪を掻いてから欠伸を噛み殺し、相手の様子を眺め)とりあえず、動けるならシャワーでも浴びるといい。
色々と都合があるの(我ながら何を言ってるんだな状態に一人で笑ってしまい、まだ寝惚けて重たい身体で立ち上がり浴室へと向かう足を一瞬止めて振り返り)ありがとう、そうさせてもらうわ
(益々疑問を抱くものの追求はせずに、相手がシャワールームに消えるのを見送ってから窓に近づくと眩しげな朝日に目を細めて)今日も天気は良さそうだ…、買い出しをして出発だな。
(寝惚けた頭に冷ためのシャワーを掛け目を覚まして暫くの後髪をタオルドライした状態で戻り、ニュース番組をつけて現在時刻を確認し)お待たせ、晴れて良かったわね
(シャワーが終わるのを待つ間ニュースで放送された恐竜による負傷者の情報に眉間に皺を寄せ、この状況を生み出した責任を負わねばならないと自分に言い聞かせキャスターの説明に耳を傾け)・・・ゆっくりしていられなそう
(シャワーを浴び終えるとタオルで拭いてから着替えを済ませ、相手の姿を見てはテレビのニュースの音が聞こえてきてはどこか違和感を覚えて訊ね)待たせたな、……どうかしたのか?
何でもない、お腹空いたから早く朝ご飯を食べたいって考えてただけよ(相手の声に振り返りテレビの電源を消し、流石の相手にも伝わってしまった雰囲気を払拭すべく両手で腹を叩いて誤魔化し)
(何だかんだ色々な彼女の姿を見てきた訳ではないせいか無理をしていると察して、手を伸ばすと後ろから頭を手の平で慰めるように優しく撫でてから直ぐに手を離すとドアに向かい)よし、じゃあ腹ごしらえと行くか。
(人の気持ちを理解できない残念な人かと思いきや触れた手に驚いたが嬉しく、小声でありがとうを囁き幾分かすっきりした表情で立ち上がり)えぇ行きましょ、お店の人に恐竜の目撃情報も聞かなきゃね
そうだな、いい情報があるといいんだが(少しは気持ちが戻った様子に目を細めると部屋を出て、近くの食堂まで来ると空いた席に座り、周りの様子を見て)とりあえず腹ごしらえだ、モーニングでいいか?
トーストとコーヒーがあれば充分よ(テーブルに飾られた恐竜のフィギュアを見れば店主が彼らを脅威でなく愛着を持ってくれている事が分かる。小さな恐竜を手に乗せ微笑ましい気分になり)
OK、じゃあ同じ物で(近くに来たスタッフに注文を済ませると置かれた水の入ったグラスを手に取り、相手の表情を見て)随分と機嫌が良さそうだな、クレア。
(遅くなりました、すみません!!)
恐竜の飾りがあるから、私達がやった事は間違ってばかりじゃ無かったのかもって
(数個並ぶ中からラプトルのフィギュアを見付けて相手の方へ、誰かの興奮を届ける事が出来たなら本望。笑顔のまま厨房へちらりと視線を向け)
(/私も遅れることあるので、お気になさらずです!)
…あぁ、そうだな(言葉の意味を差し出されたラプトルのフィギュアを見て理解し、指先でそっと小さな背を撫でると懐かしむように目を細め)人間は愚かで過ちを犯す生き物だが、時には…いいこともある。生まれて初めて恐竜を見た時の感動は…今も忘れられない。
(ありがとうございます、恐れ入ります!)
そうね、見上げても見切れる程のスケールで本当に感動した
(展示品として認識していたと言えど初めて見た時に感動した事は確か、フィギュアを見つめる優しそうな瞳を盗み見て直ぐに視線を外した所へ朝食が到着し)
とても儚くて尊いモノだ…そう思っていたのにな(まるで夢の世界に入り込んだような幻想的な雰囲気を思い出しては今の現実に溜息を吐いて、運ばれた朝食に気付くとフィギュアを元に戻してからコーヒーの香りにカップに手を伸ばし)これから先は、どっちが儚いモノになるんだか…いただきます。
共存できるのが一番の理想だけど難しいわよね…あぁ駄目朝から暗い、いただきます(絶滅した生物を蘇らせた結果人類が滅ぶのは困るが、答えの出ない問いに空中で両手を振り考え事は一旦中止に。下ろした両手を合わせてトーストをかじり)
(暗くなる気持ちを振り払う仕草に目を細めるとトーストを口にし、窓の外を見れば遠くの空に翼竜の代表のプテラノドンが群れを成して飛んでいるのが見え、肩を竦めたところでコーヒーのおかわりを淹れに来た若めの女性店員に声を掛けて)どうも、ありがとう。あぁ、キミ。此処ら辺で、肉食恐竜を見たという話はあるのか?(コーヒーをカップに注いでいた店員が少し考える仕草をし、思い出したように「そういえば、ここ最近北の森で恐竜を見たって言う話を聞きましたよ」と答え)
(オーウェンの視線を追って鳥でなく恐竜が飛ぶ空から目が離せず、続く肉食恐竜の目撃情報をメモに書き留め)ありがとう、それじゃ後でそこに行ってみるわね
あぁ、そうしよう(店員に礼を述べてから姿を見送ると残っているコーヒーを飲み干して、トーストを口にすると席を立ち)よし、買い出ししたら行くぞ。
(コーヒーカップを傾け飲み干してご馳走さま、店を出る際に先ほどの店員に再度を礼を述べ。思わず遊びに行きたくなる良い天気を見上げ、すぐに腕時計を確認して頭を切り替え)分かった、さっき聞いた場所に行かないとだしね
(店を出るとのどかな街並みを改めて見ながら近くにあった食料品店を発見し、相手を連れて中に入れば日持ちする食材を大量に買い込んでいき)森に入るなら弾の補充もしておきたい。
(贅沢を言えないサバイバル暮らしにも慣れてきて食料選びを手伝い、ふと考えれば己の存在が足手まといになってはないか心配で)それなら私にも銃の使い方を教えて欲しい、守られてばかりは嫌なの
アンタが銃を持つのか?(買い込んだ食料品の入った袋を片手ずつに抱えるように持っていると相手の申し出に驚いた顔で問い返して)別に守られてばかりじゃあ無いだろう。変な気を回さなくていい。
でも… 分かった、別の方法で役立てる事を探すわ(一緒に立ち向かってるつもりでは無かったようで一安心、あまり人付き合いの上手でない相手に変わって情報収集をするとか方法を考えたら良いのだと大きく頷き)
あぁ、そうしてくれ(決して銃が扱えないと思っている訳では無く、勝手に男の自分が相手を守るのだと決め込んでいる部分もあり、納得した様子に少しホッとしては食料品店から出て近くの銃砲店に行き、店先にあったベンチに重たい荷物を下ろし)此処で待っててくれ、すぐに戻る。
本当にすぐ戻ってきてよ(荷物番と小休止を兼ねてベンチに腰下ろし、一人になってから物音が目立ち近くの雑木林が揺れたような。獰猛な恐竜が潜んで居ない事を願ってその場を動かず息を潜めたまま揺れる葉を注視して)
(店内に入ると様々な銃が並ぶのを横目にレジに居る店主に声を掛けて、ライフル用の弾を購入してから支払いを済ませて外に戻ると何かを見ている相手の姿に目線を追うように向けつつ茂みへとライフルを構え)おい、…どうした?
…あそこ、何か居るわ(店の出入り口が開閉する音に視線をずらし戻ってきた事を確認し、何かに警戒されないよう注意して声を潜め揺れる葉を指差し)
分かった……少し下がってろ(視線は前に向けたまま相手に下がるように促すとライフルの先を使い、葉を軽く左右に掻き分けるとそこに居た音の主を発見しようとし)これは………?
揺れてる高さからして小さそうだけど気を付けて(物音は立てずに逞しい背中に身を隠し、何かを発見したらしい空気を察しひょっこり覗かた顔から直ぐに力が抜けやんわり笑顔に)トリケラトプスの子供、可愛いわね
(出てきたのがトリケラトプスの子どもだと分かれば比較的大人しい性格で危険は少ないと判断し、ライフルをゆっくりと下ろしては子どもに目線を合わせるように膝を折って屈み、手を差し出すと様子を見つつ硬い皮膚の頭を撫でて)あぁ……でも、なんでこんな所に。この子らは群れを成しているのに、迷子かもしれないな。
それは大変、仲間を探さなきゃ(パーク内で観察したトリケラトプスの生活を思い起こし、背の低い葉を食べる姿に癒やされながらも心配で立ち上がり見渡してみたとて親や仲間らしき姿は見当たらず)
このままにはしておけないな(相手の言う通り幼い恐竜を放っておくことも出来ずに、暫し考えていると自分も立ち上がり)恐竜達が森に居ると言っていたし、この子の群れも森かもしれない。
この子も一緒に探検してもらいましょ(群れを探すと決まれば再度膝を曲げにっこり笑顔で警戒心を解いてもらい、子犬程の大きさの恐竜を抱き抱え昼前だと言うのに薄暗い雑木林を見据え)
オーケー、じゃあ荷物を車に置いてくるから直ぐに戻る(抱き上げた様子を見ればベンチに置いてあった袋を両手に持って、近くにある車へと運んでから足早にライフルを背に担ぎ直すと彼女の元に戻り)
(買い物をしまう旨の発言に頷き返し、腕の中で眠たそうに瞬きを繰り返す子供の角の合間をぬって額を撫で。すっかり和んだが先程の店員の言葉を思い出し肉食恐竜に出会うかもしれないと表情を引き締め)この子の群れ以外にも居るかもしれない、気を付けなきゃね
勿論だ、油断は禁物だぞ(同意を示すと雑木林の方を見て、用心の為とライフルを手に持ち直すと辺りを警戒しつつゆっくり歩き始めて雑木林から更に奥にある森の方へと向かい)
傍を離れない、危なくなったら守ってくれるでしょ?(一歩ずつ踏み入れ木々に覆われた冷たい空気に包まれ身を震わせ、圧迫感を与えない程度にぎゅっと抱き抱える腕に力を込め)
(勿論だ、とは口にはせずに心の中で告げると彼女の腕の中で大人しくしているトリケラトプスの子どもを見て、少し面白くない気持ちになったのか眉を乗せると視線を前に戻しては更に奥の方に歩いて、暫くすると木々の合間から草原が見え始めれば遠目に黒い影がたくさんあるのに気づき)…向こうに何か居る。
この子の家族だと良いんだけど…(段々と視界が広がり何かが動く様子は確認できたのだが、何かが分からない以上は慎重になり歩く速度が落ち)
(遠目に見えてきた群れはどうやらトリケラトプスの群れのようで、ゆっくりと近づいていくと子どものトリケラトプスは親を見つけたのかクレアの腕の中で少し動いていて)どうやら、此処からはぐれていたようだな。
早々に見付かって良かった。名残惜しいけど私とは此処までね(身構えたが探していた群れと分かれば丁寧に子供を降ろし二、三歩後方へ、感動の親子の再会が繰り広げられる様子を静かに見守り)
無事に親元に帰れて良かったじゃないか(相手の言葉に目を細めると手を伸ばして肩を宥めるように軽く叩くように触れ、反対の手にライフルを持ち直してから冗談混じりに)次はTレックスの子どもを送り届けるコトになったりしてな。
恐竜に表情はないだろうけど、心なしか笑ってるように見える(大小揃って草を食べてから移動するらしく子供が笑って見えるような、そんな最中近くの樹に鋭い爪で引っ掻いた傷を見付け手でなぞり)冗談は止めて欲しいけど、獰猛な恐竜が居る事に間違いなさそうよ
あぁ、間違いではないだろう(群れが移動していくのを見送りながら示された爪痕を見ると眉を寄せ、その大きさや爪痕の形に自分の知っている知識を思い出し)これは…、…少なくともTレックスのものではなさそうだ。
彼らにも感情があるのね(親に甘える子供が振り返り挨拶をしてくれたかも。爪痕を見分ける真剣な目付きに口を閉ざし、獰猛な部類に変わりないだろうが周囲に目を向け)もう少し小さいとすればラプトル…ブルーが付けたって事は考えられる?
(恐竜にも感情があるのだと改めて実感している彼女の姿に密かに笑みを浮かべつつも答えることはせず、爪の大きさや形を暫し眺めていると随分と見慣れたような物にも思え、そうであって欲しいという希望でもあるのか木に付けられた痛々しいとも言える爪痕を指先でなぞり)断定は出来ないが…良く似ている気がする。まだ付けられてそう日は経ってないみたいだ。
もしかしたら、ブルーな此処に居た事を私達に知らせる為に付けたのかもしれない(断定出来なくとも否定しないなら少しの希望を持っても良いかもしれない、朝露にズボンが濡れるのも気にしないで雑木林を探索する足を再び動かし)
…そうだといいな(微かな希望を胸に抱くと慎重に歩きながら更に奥の方へと歩いて行き、そのまま暫く探索をしたものの中々他の手がかりを見つけることが出来ずに小さく息を吐いて)居ないか、他の痕跡がない。もう移動してしまったんだろうか…。
目撃情報は一昨日の朝、近くには居ないかも…でもきっと見つかるわ(賢いブルーの行動だとすれば何か意味があるはず、落胆する相手の手を取り諦めるにはまだ早いと慰め)
(普段なら誰よりも冷静沈着な性格だがブルーに関しては別で、不意に手に触れた温もりに相手の顔を見れば自分らしくないと思ったのか軽く肩を竦めて笑って見せ)あぁ、そうだな。確かに何日も此処に滞在する理由はないし、きっと俺達に行き先を残してくれているのかもしれない。比較的新しい爪痕…少なくとも、ブルーはまだ元気な可能性が高い、それだけ分かれば今は充分だ。
良かった、調子を取り戻したみたいね(いかにブルーに愛情を注いでいたかが伺える態度に早く見付かりますように心で願い、握った手を話し自嘲気味に笑う肩を撫で)
あぁ、ありがとう(時々価値観が合わずに喧嘩をすることもあるが、彼女と旅をするようになってから昔よりも優しくて、包容力を持ち合わしていたことに最近気付かされることも多く、肩に触れる手に視線を向けると珍しく素直に礼を述べてからライフルを手に持ち直し)他の恐竜は、トリケラトプスの群れだけみたいだし…移動するか。
…ごめんなさい、素直すぎて驚いちゃった(口を開けば嫌味と言うのか己をからかう発言の多い相手から飛び出た言葉に失礼にも口をあんぐり、暫し硬直した後に了解したと首を縦に振り) そうね、次に行ってみましょ
…悪かったな(相手の様子に苦笑いを浮かべると肩を竦める真似をし、内心は当然の反応だろうと思いながらもゆっくりと歩き出しては街まで戻ることにして)
もしかして拗ねた?私こそ悪かったって(素直な礼に驚かれては拗ねるのも当然だろうけど、前を行く背中が遠ざからない内にと追い掛け隣に並び)
まさか、拗ねる理由がない(図星を突かれると一瞬脚の動きを鈍らせたが、素直に肯定も出来ずに誤魔化すように返して隣に並ぶクレアを見て話題を露骨に変えようと訊ね)今日からまたキャンプ生活だが、忘れ物は大丈夫か?
はいはい、そうね(一緒に過ごす時間が増えるにつれて可愛らしい面も見え隠れする相手に益々惹かれるのは内緒で、質問に答える前にシャツの袖を捲り上げ両手を腰に)大丈夫、準備オーケーよ
よし、じゃあ行くか(やる気を見せる姿に懐かしさを覚えると運転席側に回り、ドアを開けて乗り込むとエンジンを掛けて)今日は大きな収穫もあったし、幸先いいな。
(/すみません、お待たせしました!)
(助手席で窓を全開に爽やかな空気を取り入れ気合いもバッチリ、時折近くを通過する恐竜達を眺め目撃した地点を地図に書き込み)ブルーのおかげね、お父さんのご機嫌が良くなって安心
(いえいえ、お待ちしてました!)
からかうな…(彼女の言葉に先程のコトを思うと少しバツが悪く、照れを隠したように告げるも強ち間違ってはいない為に前を向いて)ご機嫌がいいのは、アンタだって同じだろう?
まあそれはね、一緒にいる人がご機嫌な方が空気も良くなるし(同じく強ち間違ってない問い掛けに首を縦に動かし、相手が運転に集中しているのを良い事に心なしか普段より表情の柔らかい横顔を眺め)
それもそうだな(比較的口喧嘩の絶えない相性故にこうして穏やかに過ごすこと自体不思議な感じもしていて、そのまま暫く車を走らせると遠くの空が赤く日が降りるのを知らせる中、何かを感じたのか急ブレーキを踏むように突然止めてしまい)
(特に何を話すでなく車に揺られていた最中の急ブレーキに身体が大きく前後に動き、突然の出来事に状況が把握できず相手の顔を覗き見て)どうしたの、何か見つけた?
悪い……いや、ちょっと(急ブレーキを掛けたことを謝りつつもエンジンを停めると車から降りて、近くにあった恐竜の足跡に近づくと片膝をついてその形を確認するようにし)この足跡は、ラプトルの……まだ新しい…。
大丈夫、ちょっと驚いただけ(何が起きたか分からないが続いて車を降り視線を辿って足跡を見つけ、前方に向かって真っ直ぐ伸びるそれを数歩移動し観察して)まだまだ続いてそうね、追い掛けなくちゃ
あぁ、追い掛けるぞ!(先程の爪痕と足跡を思えば俄然期待が高まるのか、珍しく興奮気味に頷くと急いで車に戻ってクレアが乗ってからハンドルを握り)
何処かへ誘導してるみたいに見えるわね(野性動物の習性に詳しくないがハッキリした足跡を残すものなのだろうか、彼女程の知性があればわざと残す事もありそうだとか期待に満ちた考えが頭を駆け巡り高揚する気持ちを抑えられずにシートベルトを握り締め)
ブルーの見つけた家だったりして、俺達を新居に招待してくれるのか(ブルーに会えるかもしれないという可能性が気持ちを高鳴らせているのか、冗談を口にしつつ足跡を見失わないように車を走らせては足跡は森に続いていて)
(/すみません、遅くなりました…!)
新居のお祝いに手土産が必要?(地図を片手に見える限りの情報を書き込み、ブルーが大好きでご機嫌な調教師の冗談に乗っかり彼女の喜ぶ物は何か考えたりして)
(お待ちしてました!)
彼女の好物なら用意はしてある(いつ会っても大丈夫なようにと常に好物のネズミは用意してあり、胸が確かに高鳴り興奮気味にハンドルを握る手に力を込めていると森の入口で車を停めて)足跡はあの中に続いているようだし、此処から先は歩きだ……。
用意周到ね、これだけ考えて貰ってたら彼女も幸せ者だわ(先の見通せない森を前に停止した車から降り、ブルーが居るかもしれない期待に加え何が居てもおかしくない雰囲気に森へ侵入する手前で足を止め)…慎重に行かないとね。
……そうかもな(少しでも喜べばとブルーのコトを考えていると一度黙ったが、ライフルを肩に掛けると相手の言葉に頷いてから前を歩くように歩き出し、足跡を追うように少し雨後なのかぬかるんだ道を歩き)足下、気をつけろよクレア。
(ヒールを止めブーツに履き替えても足を取られて歩きにくく、ぬかるみを避けた拍子に剥き出しになった木の根っこに躓き幹に手をついて何とかバランスを保ち)大丈夫、気を付けるわ
(数歩後ろで歩きにくそうな彼女に気付くと足を止めて、元々慣れている自分とは違ってやはり大変だろうと思えば片手を差し出し)ほら、手を貸せ。
(そんなに物音を立てなかったつもりだが前を気付かれてしまい、手を借りれるのは有難いが転げそうになった恥ずかしさから意地を張ってしまい差し出された助けは無視して相手より数歩前にずかずか進んで振り返り)平気、一人で歩ける
(差し出した手はあっさりと流されて先に歩く彼女の姿を見て、以前も似たような場面があったと思えば肩を竦めてから自分も後を追うように歩いては足跡を追い掛けていたが、途中で途絶えてしまい)……此処まで来たのに、どこかにまだあるハズだ。
急に途切れるなんて、この先は飛んで行ったとでも?(住みかとか何処かしらの先まで繋がっていると思われた足跡が停止した場所で足を止め、何らかの意味があって消したのか周囲を見回せど足跡らしき形は見当たらず双眼鏡を取り出し覗いても結果は同じで)
ブルー…ラプトルのジャンプ力なら可能ではあるな(辺りを見るも同じく足跡は見つからず、ぬかるんだ地面のせいかと苛立ちを隠せずに舌打ちをしたところで少し離れた場所に足跡を見つけ、すぐに近づくもそれは今まで追い掛けてきた足跡とは違い少し小さくて、背に担いでいたライフルを手に持つと林の中を進み始め)クレア、あそこに……、どうやらブルーの新居案内では無かったみたいだ。とりあえず、行ってみよう。
何であれ恐竜がいるなら確めないと、私達の使命だわ(相手に比べ恐竜の知識が少なく足跡の違いはピンと来ないが残念ながらブルーではなかったらしい。ぬかるみに足を取られないよう少しでも乾いてそうな地面を探し相手に続き、ふと背後で物音がした気がして振り返り確かめ)
あぁ…そうだな(落ち込む気持ちを抑えて意識を足跡に集中していると聞こえてきた微かな音にライフルの先を構えるように向け、がさがさと茂みを分けた先には後頭部が丸く鋼鉄のように硬いと言われるパキケファロサウルスが酷く弱っているのか倒れ込んだまま動かずにいて。ミルズ邸の檻から出る時に手伝ってくれた個体かと考えつつも慎重に近づくと後ろ足辺りに銃弾の痕を見つけて)怪我をして酷く弱っている…、こんな場所に居たら他の肉食恐竜に喰われるか、変な人間に捕まるのが目に見えている。
ひどい…(絶滅した生き物を復活させておいて今更かもしれないが野生の動物を助けて良いものか葛藤に苛まれ、しかし助かるかもしれない命を放ってもおけず傷口にハンカチを当て止血し)まだ助かるかしら、お願い頑張って
………出血が大分酷い、とにかく止血しないと(彼女の当てたハンカチが赤く染まっていくのを見ながら暫し考えると車の中にあった荷物を思い出し)クレア、車に治療用のカバンが入ってるから持ってきてくれ。黒の大きいカバンだ。コイツは俺が看ている。
黒のカバンね、分かった(見る間に赤く染まるハンカチから来た道へと視線をずらし、指示されたカバンらしき物を後部座席で見たような。返事を終えるや否や車に向かって駆け出し)
頼んだぞ、クレア。……大丈夫だ、ちゃんと助けてやる、命の恩人だからな(相手が駆け出す後ろ姿を見送ると時折弱々しい声を上げる恐竜に優しく声を掛け、自分のシャツの脱いでは血まみれになるのも省みず傷口に押しつけて強めに当て)
黒いカバン…これだわ(焦るせいか車までの道が随分と遠く感じ急ぎ必要な物を手に来た道を引き返し、道中で草木が触れ腕を数ヶ所切った事にも気付かず懸命に止血する彼の横に治療セットを置き)これで良い?何か手伝える事があれば教えて
あぁ、ありがとう。中にガーゼと包帯、後消毒薬が入ってるハズだから取ってくれ(頭の中で色々と考えながらも戻ってきた相手を見ると怪我をした姿に気付くも今は恐竜の手当が先だとカバンの中身を出すように伝えて、置かれた一式を見ると赤に染まったシャツを外し、消毒薬を手にしたところでコレを使えば流石に染みて痛がることは明白であり)クレア、危ないからアンタは下がってろ。
分かった…これで良いのね(カバンを漁り指示された道具をトレイの上に並べ、シャツの染まり具合から判断しても出血が酷いようで一瞬の躊躇いの後自分も役に立ちたい一心で恐竜の身体を押さえ)平気よ、絶対に離さないから
……気をつけろよ(離れろ、と更に促そうとしたが一度言い出したら聞かないことを分かっている為に小さく声を掛け、消毒薬を染みこませたガーゼを傷口に押し当てると流石に染みたのか足をバタバタと動かし始め、自分の片足を恐竜の胴体に乗せると彼女と一緒に動きを抑えようとし)OK、OK、大丈夫だ……落ち着け、大丈夫だから。
大丈夫(口を横一文字に固く閉じ痛々しい傷口から目を反らしたくなる気持ちを鎮め、痛みに暴れる硬い頭を何度も撫で少しでも落ち着くようにと優しい口調を心掛け)彼を信じて、必ず助けてくれる
(彼女の言葉に自分を信頼しているのが窺えると少しだけ照れたのか視線を怪我の部分に戻し、弾は残っていなかったのか血を拭って傷口を見れば比較的綺麗な怪我の痕を見て、新たなガーゼを押しつけて包帯を強めに縛ると徐々に暴れるのを止めて恐竜も大人しくなり、一息付くと知り合いの恐竜の医者を思い出して)……はぁ、…とりあえず血が止まれば後は何とか…、ジアが居てくれればもっと良かったんだが。
彼女に連絡を入れたら力になってくれるわよ(少し落ち着いた様子に一安心してガチガチに力の入った肩を降ろせば先程まで気付かなかったが彼は止血にシャツを使ったらしく、冷静になれば目のやり場に困るしドキドキする胸を鎮めさせようとシャツを手に立ち上がり)…あっちに川を見付けたの、これ洗ってくるわね
あぁ、そうだな…(最後に別れた時のジアとフランクリンを思い出しつつ恐竜の様子を見守っていたが、相手の声で自分がシャツを脱いだままだと思い出すと視線を向け)悪い、頼む。落ちなかったら…無理しなくてもいいぞ。
後でメール入れとく(屋敷での一件以来は代表者自らブルー探しの旅に出てしまったが獣医とパソオタのペアは引き続き恐竜保護団体に在籍しているはず、スマホの入ってるポケットを叩き。さて乾く前に洗わないと大変、急ぎ川へ向かい赤色が見えなくなるまで水中で揉んだり絞ったりを繰り返し)
(相手がその場を離れると自分は恐竜の方を向き、未だに苦しげな荒い呼吸をしているが少しずつ落ち着くハズだろうと思えば硬い頭部をそっと撫でては彼女同様に常に持ち続けている罪悪感と後悔を独り言のように漏らし)……ごめんな、こんな世界にしてしまって。それでも、人間を嫌わないでほしい…全員が、キミ達にとっての悪ではないんだから……なんて、これも人間の勝手なエゴだな。
(流れる赤い水を眺め足元に転がる小石を投げて、本来なら感じる事のなかった苦痛を強いてしまった罪悪感や苛立ちや様々に生じた感情をぶつけ。心配しない内にと幾分か綺麗になったシャツを片手に戻り、恐竜に優しく話し掛ける相手を後ろからそっと抱き締め)…少なくともオーウェンの事は信頼してくれてる、きっとそうよ
(愛娘のように首を傾げる仕草は無く、自分の気持ちが伝わっているかどうかも分からないが唯吐き出したかったのかもしれないと自嘲的に笑ったところで背後からの温もりを感じ、柔らかくて温かい感触は彼女が生きているコトを実感させるのか柄にもなく鼓動が高鳴り、少し情けなくなった顔は向けずに恐竜を見つめたまま淡々と答えるも回された細い腕にそっと手を添えて握り)…それなら、いいんだけどな。生かしてしまった以上、人間の手で彼女達を排除するのは間違っている。自然に身を任せ、お互いに生きていくしかない…クレア。
(恐竜を産み出した責任を負わなくてはならい重みもオーウェンが傍に居れば軽くなる、添えられた手に反応して腕の力を込め外気に晒された肌が暖まったであろう頃に身体を離し。落ち着いた様子の恐竜は起き上がろうと何度か力を込めるが上手くバランスが取れず、何度か目にやっと立ち上がり数歩進んで二人の顔を方へ振り返り)共存も出来るかもしれない、その為にも彼女達の出没場所を見付けないと
あぁ、そうだ。…立ち止まってる暇はない(じんわりと温かくなった身体から無駄な力が抜けるのを感じ、濡れてしまったシャツを着るのは流石に嫌なのかバックの中に荷物を詰めてから立ち上がり、恐竜の方を見て)この子についていってみるか、もしかしたら……何か手がかりになるかもしれない。
あぁ待って、これ取ってきたから(進むべき道が見えたところで救急バックと一緒に引っ付かんだシャツの存在を思い出し肩に引っ掛けてやり。彼の提案を待って居たのか立ち止まったままの恐竜が方向転換しゆっくりと歩みだし)そうね、じっとして居られないし行ってみましょう
……悪いな、助かる(肩に掛かったシャツを受け取ると早々に袖を通して、荷物を持ち直すと恐竜の後を付いていくように歩みを進めると片手にはライフルを構え)
風邪を引いたら大変だもの(準備の整った事を察したのか歩みを早める後ろを追い掛け、少し行った所で停止した足元を覗くと先程まで追っていたものに似た足跡が並んでおり。その場にしゃがんで良くサイズを確め)これってブルーのかしら…?
……そうみたいだな(暫く進んだ先で足を止めたのを見ては自分も屈み込んで、少し前に見た足跡と同じサイズだと分かると頷いてから向かった先を見て)また、ついてこいと言っているのか。
肉食と草食が仲良くするなんて不思議(行っては止まりまた進みを繰り返す恐竜はブルーの足跡を二人に見せたいようで、あちこちに散らばる足跡を追い掛けいくつかを写真に収めておき)
あぁ……本当だな(一体何を考えているのだろうかと少し悩みながらも自分達は着いていくことしか出来ず、暫くすると林を抜けて何も無い空間に出ては辺りを見回し、足跡も再び途絶えて)此処は……一体……?クレア、気をつけろよ。
えぇ、大丈夫。それにほら、あの子も一緒ならそんなに危険じゃないはず(まさか助けたお礼に肉食恐竜の住処へ案内される事はないだろうし草食がいまだ一緒にいるなら安心、警戒すべき場所というよりむしろ見渡しの良い休憩スペースにも見える場所にある大きな岩に腰を下ろし)多分だけど、ここで少し休んで行けって事だと思う
………休息か、まぁそれもいいか(暫し辺りを警戒していたがクレアの言葉通り特に危険な気配は無く、ライフルを持ち直すと自分も岩に近づいて隣に腰を下ろし、二人が座ると恐竜も傍らに座って頭を伏せるように丸くなり)…クレア、腕を見せろ、さっき怪我をしていただろう。
あの子にも急速は必要だしね(勇敢な堅い頭の子を指差し可愛らしい姿に目を細め隣に並ぶ肩にちょんと頭を乗せて甘えてみたり、怪我の二文字に顔を上げ腕を見れば確かに切り傷があり)これくれい平気よ、気付かないくらいに痛くもないし
ダメだろ、ちゃんと手当しないと血の臭いで他の肉食が寄ってくるかもしれない(予想通りの答えを聞くとあっさり返し、救急バックから消毒液と絆創膏を幾つか取り出して)手当をしてから、休もう。
(差し出された腕を見ては消毒液を染みこませたガーゼで乾いた血を拭い、傷口を軽く消毒してから絆創膏を貼ってやり)よし、これで大丈夫だろ。
バカ言え、優しくやった方だぞ(男相手よりは幾分か力加減はしたと訴えるが、肩がぶつかるとやれやれと頭を横に振り、再度岩に背を預けて並び)さっき見直したばかりだと言うのに女はこれだから…もう少し、慣れろ。
そう、紳士的な優しい手当てをありがとう(にっこり微笑み嫌味ったらしく返答しておき、リュックから水筒を取り出し喉を潤わせもう一杯注いで差し出し)汗かいただろうし飲んでおいた方が良いわよ
どういたしまして(嫌味が含まれているとは分かっても気にしてないように返し、目を閉じていると相手の言葉に水筒を受け取り、躊躇いも無くそのまま口を付けて)あぁ、どうも。
あぁ待って、もう一回目を閉じて(水分補給した事を確認して再度度目を瞑るよう催促し、閉じたか否か分からない内に軽く唇を押しあて)…手当てのお礼よ、返品はなしだから
…なんだ、一体……?(突然目を閉じろと言われると不思議そうに顔を向け、目を伏せる前に間近に見えた彼女の顔と柔らかな唇の感触に、随分昔の懐かしさを思い出すと小さく笑い)ハハッ……どうも、大層な礼だ。
喜んで貰えて何より(ちらりと合わせた視線を直ぐに反らし、いまいち進展のない関係をどうするつもりなのか気になっても聞けず、天気の良い空を眺めたり足をぶらぶらさせたりして)
(付き合っては別れるのが恒例となりつつある関係だからこそ、このままが良いのではと思っている甘い考えもあり、また何かしらの行動を起こせば彼女が自分の元から離れてしまうような不安と抱いて。深い息を吐き出すと自分の頭をガシガシと乱暴に掻き、言葉がまとまってない為酷く言いにくそうに)あー…その、なんだ…クレアはどうするんだ?えーっと、…ブルーに会った後は。
(言葉に詰まった様子は伺えるのだが一体何を悩むのか続く言葉を待ち。予想していなかった問いに驚き瞬きを数回、どうしようか首を傾げ遠くを見たり膝を抱えて座り直したり)考えてないって言うのが正直な答え。でも…何となくだけどオーウェンと一緒にいる気がする
(何となくこのままの関係は続くと思っているが今一緒に居るのにはブルーに会うためという互いの理由があり、それが無くなった後の理由を探すのがまた大変だなと内心思っていたが、答えを聞くと視線をクレアに向け、気の利いたセリフはやはり思い浮かばずに視線を外し)そうか…、…俺もそう思ってる。なんだかんだ、アンタと一緒にこのまま旅を続けて……気が済んだら、作りかけの山小屋に戻るのも、ありかもしれない…と。
(向けられた視線に心臓が跳び跳ねそうになったのはつい先程キスをしたせいだろうか、深く考え言葉にした事はなくとも好きに違いない性のゴツゴツした手にそっと触れ)あの小屋に?まぁ悪くもないかも、どうしようか考えておくわね
まぁ、旅は長いし考える時間はありそうだ。お互いに…(直接的な告白はやはり出来なく、相手の返事も酷く曖昧なものに感じるが自分にとっては殆どイエスと同じ意味合いを含んでいて、触れた華奢な手の平を見ると指を絡ませるように握り)その時のことは、また…その時に考えればいいさ。
(長旅になりそうな事が確かでも少しも嫌な気はせず言葉にしない代わりに指に力を込め応え、しかし暗くなる前に移動すべきで甘い気分になった頭を切り替え自由な方の腕を伸ばして深呼吸し)今はもっと目先の事を考えなきゃ。私はもう十分に休めたわ
(暫し手を繋いだまま黙っていたが、手が離されると相手の顔をまじまじと見てから肩を竦めて、ゆっくりと立ち上がると丸まっていた恐竜も起き上がって再び前を歩き出し)あぁ、そうだな。アンタが休めたならいつでも動ける。
明るい内に今夜のホテルも確保しなきゃ(暫しの甘い時間に心まで復活した気がして憎めないから今日も野宿と理解した上での嫌味を。ふと辺りを見渡せば先に広がる木々の間から恐竜の顔を発見し指差し)見て、ブラキオサウルスがいる
あぁ、それはそうだ(クレアの後を歩きながらも進んだ先に見えた恐竜の中でも一番大きいと言われるブラキオサウルスの顔に目を向け、ライフルを肩に掛けては辺りを見回し)こんな林の中に?……何故、一頭だけか?他に仲間が近くにいるだろうか。
(食事中の恐竜は此方の存在に気付かず草を食べるのに夢中で、まだ遠くに見えているだけだが無駄な警戒心を与えない為に足音が鳴らないよう落ち葉を避けて歩き)彼らは群れで生息するの?だとしたら近くに居ないと困っちゃうわね
あぁ、一応群れで行動する習性があったハズだが…これだけ環境が変わってしまうと、単独行動をする個体が居ても不思議はないけどな(前を歩いている恐竜も然り、確かある程度集団行動を好んだはずだと思い出しつつ静かに近づいて)とりあえず、近づいて様子をみよう。クレア、踏まれないように気をつけろよ。
環境の変化が…とりあえず近付いてみるしかないわね、気を付ける(草食で攻撃性はなくとも彼の忠告には注意しないと、歩む速度を緩めて隣に並び背の高い木々の間から顔だけ覗かせる恐竜へと少しずつ距離を詰めていき)
(比較的人里に出てきているのは草食恐竜が多く、クレアと旅をする中でTレックスのような肉食恐竜にはまだ会ったコトがないと思いながら歩みを進めると木々を抜けた先に大きな身体が見え、広い草原に出ると遠くには何頭かのブラキオサウルスが居て)良かった、一応群れで行動はしているんだな。ここら辺は、彼女らの縄張りかもしれない……。
ここは平和で良いわね、誰も傷つく事なく人と共存できますように(広大な草原の景色は感動する程にのどかで、リュックから小型のカメラを取り出しブラキオサウルスの食事風景を写真に収め)
…本当だな(平和な食事風景を夢中で写真に撮るクレアの横顔を見て、まるで子どもが初めて恐竜を見た時のような輝いた瞳をしているように感じては胸の中がじんわりと温かくなって自然と彼女の肩に手を添え、軽く此方に引き寄せ)
ここでのんびり暮らせば、あの子の傷もきっと直ぐに治る(人も肉食も気配のない平和な空間に食糧も十分にありそうで良かった。肩に感じる温もりにそっと触れ寄り添った状態でカメラのレンズを此方に向けてパシャリ)…たまには私達の写真も欲しいかなって
(比較的温厚な性格の草食恐竜達を見ては上手く共生してくれるだろうと心の中でクレアと同じように願い、ふとシャッター音に気付くと視線を間近にある悪戯な笑みを浮かべる相手に向け、元々口下手な上に上手く言葉に現せない感情が込み上げるのか何も言わずに更に肩を引き寄せると唇を黙って重ね合わせ)
…オーウェン?突然、そのビックリしちゃって(力強くも優しく引き寄せられ気付けば唇が重なり、呆然と立ち尽くすのは味気なく直ぐに離れるのも勿体ないから背中と腰に腕を回し胸元に顔を擦り寄せ)
……俺も、驚いた(自分からキスしておきながら思わず本音を漏らし、遠くには草食恐竜達が居るか自分達のコトなど鼻にも掛けずにいて、肩から背に腕を移動させると互いに抱き締め合う形を取り、彼女の顔を見つめて)アンタが珍しく可愛い真似をするから…。
珍しくは余計な言葉だけど、こうしてると落ち着くから不思議(大自然を前にピッタリと抱き付きお互いにハッキリと言葉にはしない間柄はより親密になったような、すぐ近くにある彼の顔を見つめ返しもう一度唇を重ね腕からすり抜け)…たまには悪くないわね
…落ち着くか、それは生きているからだ(暫くは腕から出てしまわないようにと背中を抱き締めていたが、唇を受けると自然と力を抜いて彼女が離れたのを見て、少しだけ気恥ずかしげに後頭部を掻くとライフルとカバンを持ち直し)とりあえず、もう少し進んでみよう。ブルーの足跡をまた探すぞ。
この平和な草原にもヒントがあるかも(ロマンチックな空気を一掃して本来の目的を口に、照れ臭い気持ちがあるのは此方も同様で視線を外したまま袖を捲り上げて体温を下げて準備を整え)
それもそうだな……(広がる草原を眺めながらブルーの足跡を探しては暫く歩き回ったが、結局足跡は見つからずに遠くの空が夕暮れに染まっていくのに気付くと深追いは危険だと分かっている為に溜息を吐き、少し離れた場所にいる相手に声を掛け)…今日はもう止めて車に戻った方がいい、クレア。
…本当だ、もうこんな時間だったなんて気づかなかった(遠目に見たとき足跡かと思ったのに近付けば木の影だった何て事を繰り返す内に時間が経過していたらしい、空を見上げオーウェンの元まで駆け寄り)
(此方に戻ってきたクレアを見ると草食恐竜達に一度手を振れば鳴き声で見送られて、ゆっくりと踵を返すと来た道を戻り始め)今日は、大分収穫があったな。腹も減ったし、戻ったら飯にするか。
此処へ来れば草食恐竜達のまったりした空間を見れるってね(ミルズ邸を出た恐竜達の生息場所を知れた有意義な一日を思い返し来た道を振り返り、キャンプ生活も慣れてしまえば何とかなるものだが豪華な食事がない事が残念だとお腹を擦り)そうね、今日のご馳走は何かしら
あぁ、そういうコトだ。暗くなってきたし、足下気をつけろよ(また機会があったら見に来ようと思いながらクレアを連れて歩いていると買っておいた食材を頭の中で思い浮かべ)今日は…今朝買ったフランスパンがある、後は適当に野菜でも入れてサンドイッチとかどうだ。新鮮な野菜やパンが食べられるのは最初だけだからな。
分かった…ゴツゴツしてて歩きにくいわね(道路まで出れば真っ直ぐ歩けても道中のデコボコのおかげで足元からじんわり疲労感が漂い助手席に腰かけ足を伸ばし、本日の食事はまあ悪くない内容で数回頷いて耳を傾け)それで決まりね、新鮮なうちに美味しく食べなきゃよね
あぁ、そうだ。長期保存出来るような設備があればマシなんだけどな(比較的日持ちする根菜はともかく葉物野菜は最初しか食べられず、バンの後ろからレタスやハム、フランスパンを手にすると馴れた動作でサンドイッチの用意をし)クレア、マヨネーズがあっただろ、取ってくれないか。
(遅くなってすまない)
冷蔵庫でも持ち歩く?えっとマヨネーズは…はい、付けすぎに注意よ(何日も缶詰めが続く日もあるから新鮮なサンドイッチは贅沢品に感じる程で、コックさんの横から買い込んだ箱を焦ってマヨネーズと缶コーヒーを二本取り出し)
(私が遅かったから気にしないでと言うか、こっちこそごめんなさい)
専用のバッテリーを用意するのも方法かもな…、あぁ、サンキュ(冷蔵庫を持ち歩くというアイデアに少し興味をそそられていると渡されたマヨネーズを受け取り、彼女の言葉に一つは少なめ、自分の分は多めにマヨネーズを塗って挟み)またダイエットでも始めるつもりか?
(いや、それは大丈夫だ。これからの時期は忙しくなるし、無理はするな)
女性はいつでもダイエットを意識してるの(女子特有の拘りは理解できないであろう相手に人差し指を縦にビシッと言い放し、やや味気のないサンドイッチにかぶり付き)
(ありがとう。お互い体調に気を付けて頑張らなきゃね)
……面倒だな、こんな生活していれば嫌でも痩せるだろうに(やはり理解できないのか不思議そうに思ったコトを答えると自分はマヨネーズ多めのサンドイッチを食べて)
ダイエットだけじゃないわ、こんな生活でお肌が荒れないようにも気を配らなきゃなの(綺麗にしたところで誉めてくれる相手でないが乙女として放っておけず、両手で頬を包み幾分か触り心地の悪くなった肌に溜め息つき)
……そうか、大変だな(口を動かしながらも話を聞くと片手を伸ばし、空いた隙間から軽く指先で頬を撫でると肌を触り、自分よりは遙かに柔らかいと思って)
ちょっと、いきなり触らないでよ(男性には分からないだろうが女にとっては落ち込む程に荒れた肌に触れられた事が衝撃的で、味気ないサンドイッチを一気に頬張り過ぎて詰まった胸元を数回叩き)
(遅くなっちゃったわね。ごめんなさいとお待たせ)
え?…あ、あぁ…すまない(無意識に触っていたせいか少し驚くと手を引いて、噎せ込む様子に珈琲を差し出し)大丈夫か?ほら、これを飲め。
(気にするな、この時期は仕方が無い。此方も大分ムラが出来てしまいそうだ。)
ありがと…大丈夫(差し出された珈琲を流し込み長めの息を吐いてやっとこさ落ち着き、吹っ切れた様子で女の拘りに気付かない相手と一緒では努力も無意味だと残りのサンドイッチにはマヨネーズをたっぷりと乗せ)やっぱりこうするわ
(仕方がないって言ってくれてたけど、それにしても遅くなっちゃってごめんなさい。こんな時間だけれど、新年あけましておめでとう。今年もどうぞ宜しく。)
(一般的な生活よりは大分サバイバル要素が強く、いつ食べられなくなるか分からない状況で無理に我慢する必要はないだろうと思っている為に少し心配していたが、相手の様子に気付くとどうやら杞憂だったらしいと小さく笑い、残りのサンドイッチを食べきると珈琲で流し込んで)あぁ、それがいい。男も女も、食べられる時は出来るだけちゃんと食べた方がいいぞ。
(まぁ、遅くなっても必ず来ると分かっているからお互い様だろ。あぁ、明けましておめでとう。此方こそ、今年もまた一年宜しく頼む)
(久しぶりだな、気付くのが遅くなって悪かった。まぁ理由は色々とあるんだろうがこうして顔出してくれたんだ、生きている確認はとれて良かったぞ。キミが良ければまた相手をお願いしたいところだ)
(長らくの不在のお詫びにビールくらい奢る。本当にごめんなさいと優しい言葉をありがとう。こちらこそ、あなたが良いって思ってくれるなら引き続きお願いしたいわ。)
(ビールにチキンもつけてくれたら許してやるよ。あぁ、それならよかった。続きでもいいし、改めて回し直すでもいい、希望はあるか?)
(分かった、チキンに更にお代わりのビールも付けるわよ。続きから書かせてもらったわ。改めて宜しく)
…ご馳走さま。それにしても不思議よね、貴方とこんな風に旅するとは思ってもみなかった(具材たっぷりサンドイッチに熱々のコーヒーというオフィスで採れば普通の食事でも野原で食べるとご馳走に感じられ、両手をしっかり合わせた後ちらりと相手を盗み見て)
(早々に遅れたな、悪い。あぁ、此方こそ改めて宜しく頼む)
…それは此方のセリフだ、あのお堅いアンタがこんな風に野性味あふれる旅に付き合ってくれるとは思ってなかったしな(空腹が満たされて満足したのか欠伸を軽く噛み殺しては大きく伸びをし、隣からの言葉に目を細めると少し冗談を交えて笑い)だが、今は…居てくれてよかったと思ってる。
(私が待たせた時間に比べたら一瞬じゃないの、気にしないで。ありがとう)
歩いて食べて寝ての繰り返しも悪くないと感じただけよ(歩き疲れた後の夕食は眠気を誘うもので、つられて出そうになった欠伸を噛み殺し。今までラプトル四姉妹にのみ向けられていたであろう微笑みに改めて元恋人に再び惹かれているのだと、肩に頭を乗せて甘えモードになってみたり)
それこそが、生きる基本だからな…(二人でのんびりと過ぎる時間の大切さを噛み締めつつふと肩に掛かる温もりに視線を向けると何も言わずに前を向き直し、相手側の手を上げると肩をそっと掴んで)
…さてと、あとは明日の計画を立てて寝るだけね(肩に触れる彼をとんと触れた手をリュックへと伸ばし地図を広げ指で円を描いて現在地を示し、そこから近い街並みや森へ指をずらし)
あぁ、そうだな…明日はもしかしたら雨が降るかも知れない(出された地図を見ると顔を空に向けて、微かに風が冷たくなったのを肌で感じると反対の手で街を指さし)天気が悪い時に森に入るのは危険だし、それこそブルーも移動をしない可能性が高い。明日はひとまず街で休むのもいいかもな。
言われてみれば月が曇ってるわね(気付けば空を見上げ時間や天気を読み取る事もお手の物に、満月に近い月がぼんやりと輝くのを指差し。夜空を眺めたことで増幅した眠気に欠伸が誘発され)…とりあえず今日はもう寝ましょ。
ん、あぁ……寝るか(地図を畳んでしまってから相手の様子に目を細めて笑いながら肩を軽く叩くとバンに戻って、運転席側に座ると自分の腕を見せ)今日の枕はどうしますか?お姫様。
(おちゃらけた口調が何とも腹立たしいから今日は一人で寝ると決心、助手席に座り込んでシートを倒し運転手側に背を向けて寝転がり)硬くて使い心地が悪いからいらないわ、親切にどうもありがとう
トピック検索 |