(差し出した手はあっさりと流されて先に歩く彼女の姿を見て、以前も似たような場面があったと思えば肩を竦めてから自分も後を追うように歩いては足跡を追い掛けていたが、途中で途絶えてしまい)……此処まで来たのに、どこかにまだあるハズだ。