君のそばに　（　〆　）

顔出せる時にオレも顔出しておこうかな（　すっかり暗くなった室内に明かりをつけ　）忙しい中じゃ嫌な事とか愚痴とかの一つや二つ、あるんだろうな。オレで良ければいつだって聞くのに。聞いてもらってばっかりだからなあ（　むむ、　）それこそ、料理とか作って待っててあげられた少しはゆっくりさせてあげられるのに、はあ･･･真斗みたいに美味しく出来ないや。ごめんね（　しゅん　）

＿＿ただいま、雪。…帰ってくんの遅くなって悪ィ。( 扉ガチャリ、／ 電気の付いた部屋、恋人を探すように視線遣ると鞄を下ろし相手の元へ ) …愚痴りたいコト、なァ。そりゃ正直言うと嫌って程有る。けど、雪に会うと結局どうでも良くなっちまって、愚痴るの忘れるんだよなァ。( ふは、／ 柔らかい髪に指通し ) あんま気にすんな、愚痴を言わずとも助けられてっから。…あ、でも雪の料理は食ってみてェ。( 目許緩ませ見据え、／ ふむ )

っ！真斗っ、おかえり･･･！（　扉の音を聞いて走り出し相手の胸元へ飛び込んで　）えへへ、会いたかった（　ぎゅううう　）じゃあ大変な時にはちゃんと言ってね？オレいつでも聞くから（　じ、　）あ、あんまり上手じゃないんだって（　しゅん　）そ、そりゃ食べれない程不味いのは作らないと思いたいけど（　うう、　）

…ッと、ただいま。…寂しかったか？ ( 優しく抱きとめると愛しさに顔綻ばせ背を撫でて ／ 首ゆる ) 俺も会いたかった、( ぎゅむ、／ 肩口顔埋め ) ン、覚えてたら言う。忘れてたら悪ィな。( ふはり ) 上手いとか下手は関係ねェよ、雪が作ったって事実だけで飯は最高に美味くなる。( じい、 ／ 期待の眼差し )

寂しかったっていうよりも、早く早く真斗に会いたかった（　えへへ　）会えるの楽しみにしてたんだー（　頭に手を乗せ優しく撫でて　）ええっ、忘れないでよ！もー（　むう、　）う。ほんと？じゃあ･･･オレ頑張る！（　両手でガッツポーズ　）

ンだよそれ、超可愛い。(　ふは、／　頬撫で　) ん、会いたくてたまらなかった。(　にひ　) 悪ィ悪ィ。けど、雪と居ると幸せすぎて嫌なコト吹っ飛んで愚痴りてェコト忘れる。…から、忘れんのはお前のせいだな。(　ふむ　／　とばっちり　) おー、そろそろ花嫁修業しねェとなァ。(　くく　)

だから今凄く嬉しいよ（　すりすり　）会いに来てくれてありがとう（　ちゅ、　）オレのせいじゃなーい！けど、一緒にいて嫌な事忘れられるならちょっと嬉しい（　ふふふ　）花嫁･･･っ！オレが･･･真斗の？（　ぱちくり ／ ぼぼっ、　）

＿＿こんな日にち空いちまうとは思わなかった、悪ィ。( はああ ) ホント、すげェよ。雪が居るだけで世界が明るくなる、( ふは、／ 髪撫 ) ンだよ、考えたコトなかった？( くく ／ 首ゆるり捻り問い掛け )

･･･１ヶ月かぁ。ごめんね、どうしても顔出す勇気がなくて気付いたらこんなに経ってた。でも勝手に居なくなるのはやっぱり勝手すぎるなと思って（　眉下げ　）真斗が居てくれたから、凄く楽しかったよ。好きになると本当に真斗しか見えなくなって、それでオレどんどん心が狭くなっていってさ･･･。余裕ないとか独占欲とかってああいうことを言うのかな？なんてね（　へへ、　）オレはオレの愛が重すぎて、真斗に要らないって言われるのが怖かった。結局もう愛想は尽かされちゃったと思うんだけど、ありがとうって伝えたくて。忙しい中会いに来てくれて、ありがとうね。真斗が幸せになれるようにってオレはずっと願ってるよ（　にん、　）