Destiny ─ 始まりの冒険の書 ─ / 非募

──･･カ､カミュさん！お待たせしてすみません！聞き込みありがとうございます｡はい､お話してくれたおかげでよく眠れました｡今日から､また戻る方法を探す為に気合いを入れようとポニーテールにしてみたのですが･･に､似合ってますか？ありがとうございます･･｡早速ですがこれから、どこへ向かいましょう？( 胸元をぎゅっと握り､深呼吸をし落ち着かせていると名前を呼ばれ何やら慌てて｡普段とは違う髪型にしている事に気付いてくれた貴方に嬉しく思い､顔を綻ばせて｡触れられた毛先を少し揺らして見せて､瞳を見つめると微笑み｡次へと向かうべく先ほど宿主より貰った地図を広げて見せて )

サンキュ、マユ。へぇ…オレが持ってる地図よりわかりやすいな。この辺の地方について詳しく載ってるし。( 早くも旅のサポートをしてくれる頼もしい彼女に礼を述べると、どれどれと横から地図を覗き込み。地図は元々持ってはいたが、此方の方が分かりやすいと頷き ) 次はこの町に行こうと思ってる。ただ、夜までに着く距離じゃないな。野宿になる可能性もあるが…大丈夫か？( 次の目的地を絞るも、距離がある為問題が出て来て。自分一人なら何とでもなるが、相手は年頃の女の子。野宿に抵抗があるのではと少し心配そうに見つめ )

さっき､宿主さんに地図はありませんかと聞いたら､コレを貰いました｡私には地図を見てもさっぱり分からないのですが､お役に立てたのなら良かったです｡ここ･･ですね｡はい､野宿なら大丈夫ですが･･夜は少し怖いです(地図を広げたまま見やすいように方向を変えて､貴方から指された場所を見ると確かに距離は遠く､野宿と聞けば抵抗は無いが魔物がいる世界で暗闇の中で過ごすのは初めてで､正直な気持ちを告げて不安な顔をし見つめ )

…だよな。実は世界のあちこちに女神像が立ってるんだけど、その女神像には神聖な力が宿っていて魔物を寄せ付けないんだ。その近くで野宿すれば魔物に襲われる心配はない。…とはいっても女の子だもんな。( 大丈夫だと言ってくれてはいるが、やはり不安の色が見えて。そりゃ無理もないよなと納得し、彼女の不安を少しでも軽減しようと安全性を述べ。他にも出来る事はないかと少し思案後、明るく提案を ) 野宿に備えてテントや毛布、それから食料も準備しようぜ。荷物は馬に乗せりゃいいしな。大丈夫だって、お前は必ずオレが守るから。

女神の像に･･神聖な場所･･魔物を寄せ付けない･･何だか凄い場所ですね･･｡カミュさんも安全なら私は安心して野宿できます(想像より遥かに越えている､この世界の事に双眸見開き驚く｡唯一魔物の事で不安になり貴方の身も心配になっていたが､そのような場所があり安堵して胸を撫で下ろし)･･はい！用意するもの沢山ありますね！私も荷物持ちや馬のお世話など､お手伝いをさせて下さい！あの･･でも､馬にそんなに荷物を持たせて大丈夫なのですか？私の世界では乗馬くらいしか見たことが無いので･･(貴方からの提案に頷き､自ら手伝いたいと志願して｡馬に荷物を乗せる事が自分の世界にはあまり無い光景だったので､首を傾け聞いて )

荷物といっても何でもかんでもは乗せないさ。多少手伝って貰うだけでも助かるだろ？そうと決まれば買い出しだな。行こうぜ、マユ。( 不安そうな表情に安堵の色が灯ったのを確認すればこちらもほっとし。早速買い物をしようと相手の肩を軽く叩くと宿屋を後にして ) さて、まずはテントと毛布か。こっちだ。

･･そうだったのですね｡少し勘違いをしていました｡買い出しですね！カミュさんと買い物は初めてですね･･ちょっと､楽しみです｡はい！買いに行きましょう( 馬の利用方法も他にもあるんだなと思い納得すれば｡今から準備の為､貴方と町へ買い物に行くと聞き旅の目的なのにどこか心の中で嬉しい自分もいて言っては｡肩を叩かれ元気よく返事をし立ち上がり貴方に連いて行き )

テントはこれで良し、と。毛布は…、( 町の中を歩き目的の店に入ると、持ち運びしやすい軽量でコンパクトなテントを手にし。穏やかな気候故に夜もそれほど寒くはなく、野宿を繰り返してきた自分は正直毛布等の拘りはなかったが、彼女には少しでも快適に過ごしてほしいと思い。毛布の触り心地を確かめながら隣の彼女の意見を聞いてみて ) なぁマユ、これなんかどうだ？軽いし肌触りもなかなかだぜ。ん？こっちもいいな。昨日の宿屋のと質感が似てるよな。

わぁ･･色んな物がある･･ここのテントは機能性が良いのですね( 店内へ入るなり様々な品物が揃う中で､まるで初めて見るかのような瞳で眺めていれば､テントを取る貴方を見つめて述べて｡気になった物を手に取り見ていれば貴方から声を掛けられ､毛布の触り心地好さを確認したり見たりして )･･こちらは良質な毛布でぐっすり眠れそうですね･･確かに！こちらの毛布は似てます！私は触り心地の良いこっちがいいですが･･あっ､カミュさん！こっちは大きめの毛布で２人で一緒に眠れますよ？( 視線の先に他のより大きい毛布を手に取り広げて見せては首を傾げて無邪気に笑って見せて )

あぁ、確かにその大きさなら二人で──…って、まてまて。オレはいいんだ、毛布がなくても眠れるから。テントも小さめだし、マユさえ入れればさ。それに…一緒には何かとマズいだろ。( 相手が手にした毛布を見て考えなしに頷くも、直ぐ様ハッとして自身に突っ込み。彼女の無邪気な笑顔に釣られてしまったが、年頃の男女が一緒の毛布で寝るというのはどうなのか。彼女の為に準備しようと考えたテントや毛布である事を強調しつつ、頭を掻きながら困ったように告げ )

マズイ･･？えっ･･と･･こ､これは！そう言った意味では無く野宿なので､ひとつの毛布で一緒に寝た方が温かいし２枚買うよりもいいかなって思っただけで･･ごごごめんなさい！私の言い方が悪かったですね｡返します！その､肌触りの良い毛布にします！( 毛布を持ち笑って返答を待っていると貴方からの言葉に一瞬止まりよく考え理解すれば､みるみると顔を紅くさせて釈明して､慌てて直ぐに毛布をたたみ棚へと戻し貴方が持っている毛布を指差し､うんうんと頷いて )


( / すみません､背後から失礼します！今後も天然とまではいきませんが､優しさ故の無自覚なマユを出していこうかと思っているのですが､大丈夫でしょうか？お嫌いな性格もあるかと思いましたので確認の為にお聞きしました！ )

わかってるって。…ほんと面白いな、マユは。( その可愛らしい顔がみるみるうちに真っ赤に染まっていき、動揺からか慌てた様子が伝われば、思わず小さく吹き出して。彼女にそんなつもりが無かった事くらい承知だが、真っ直ぐな彼女をからかいたくなる事があるから困ってしまう ) …まぁマユが気にしないならオレは一緒でもいいぜ？( そんな欲に勝てなかったのか、素直な彼女の反応見たさにそんな冗談を口にしじっと見つめて )



(/いやもう天然入った無自覚マユちゃんバッチリ可愛いです！マユちゃんの優しさや心遣いにカミュ共々ほっこりしてます。カミュはカミュで恥ずかしがったり慌てたりするマユちゃんが可愛いくて、ついからかってしまう場面も出てくるかと思います(笑)カミュもそろそろ「何だよこれ…マジか」的な気持ちの変化を出していきたいなと。
この後の予定としては、野宿の後にやって来た町では部屋が一部屋しか取れない…！という事で色々と葛藤するカミュがしてみたいです(笑)その頃にはまた距離も随分近付いてるかなと思うので。その間にも色々やりたい事を自由に組み込んでいきましょう！なので、そちらも先輩の事やその他、何でもお好きな事を臨機応変に展開してくださって構いませんので…！)

からかわないで下さい･･！い､いいです･･私は１人で眠れますから｡でも！カミュさんが体調を悪くしたら大変なので､テントも大きめ物と毛布も２枚買って下さい！馬にのせられないのなら､私が持ちますから！( 冗談めいた言葉を言われ顔を紅くしたまま､ふるふると首を振り俯き言って｡しかし､野宿とは言え夜は寒い筈で自分だけ暖かな場所で眠るのは納得いかず､瞳を見つめて力説して )


( / 嬉しいお言葉を有難う御座います！今はからかわれても､もじもじとはぐらかす感じですがその内に頷いて甘えたりしようと思ってます！背後はカミュさんにときめきしっぱなしです！宿屋の件も了解です､葛藤するカミュさん！そこは､優しく見守ろうと思います(笑)はい！先輩の件もロルとか拙いですが､楽しんでもらえるように話を考えてますので！此方は蹴りで大丈夫です！ )

顔に似合わず割と頑固だな、お前。…わかったよ、毛布は二人分な。でも女の子に荷物持ちはさせられないって。( おっとりした可愛らしい顔立ちからは想像が出来ない程の頑固さにやれやれと頭を掻き。とはいえ彼女の優しさは嬉しく思え素直に受け取り、肌触りのいい毛布を二人分手にすると会計を済ませ ) 次は食料と…、そういえば武器はどうする？

カミュさんだって人間なのですから､風邪や怪我だってするんです！カミュさんは､その辺が自覚が無いと言いますか･･だから､今後も私がちゃんと言いますからね？毛布ありがとうございます･･( 私の為に色々と買ったり安全な道を進んでくれたりと嬉しい気持ちもあり半面､貴方自身も大切にして欲しいと思い少し説教ぽく言っては )･･武器と言うのは､どんな物がありますか？私にでも扱えそうな武器があれば､それがいいです( 武器と聞かれ今まで見た事も扱った事も無いが､少しでも戦えるように持とうと思い経験も豊富な貴方に聞いて )

わ、わかったよ。…まさかマユに説教食らうとはな。( 普段は控えめな調子の彼女の説教混じりの口調にたじろぎ、決まり悪そうに苦笑いを浮かべ ) マユの武器か…。オレの場合は短剣やブーメランが使いやすいが、マユはもう少し簡単に扱える武器がいいな。取り敢えず武器屋に行ってみようぜ。( 彼女でも扱えそうな武器について腕を組んで思案するも、取り敢えず武器屋に向かうことに )

ごめんなさい｡ただ･･カミュさんが心配なだけです｡短剣はカミュさんの持っている物ですよね？ブーメランを扱えるなんて･･凄すぎです！私が使うと戻ってきた時の掴むタイミングがわからなくて･･｡はい！行ってみましょう･･( 貴方の身を心配しての事で言ったつもりが､説教じみた話になり申し訳なさそうにし｡貴方の腰についている短剣を見つめれば訊ね､ブーメランも扱える事に驚けば感心して｡武器屋へ向かうべく貴方に連いて行き )

ん？ああ、これが短剣だ。こいつは割と重宝してる。ブーメランも経験を積めば二刀流が出来るようになるんだぜ。( 質問に対し少し得意気に笑みながら答え。訪れた武器屋はなかなか品揃えが豊富で目移りしてしまい ) やっぱりなるべく軽い武器がいいよな。弱い敵ならこの辺で十分か。いや、でもこれは扱いに慣れるまで時間がかかるしな…。( 何やら独り言を呟きながら、相手にあれこれ持たせてみてはあれでもないこれでもないと悩み )

二刀流なんて使えるのですね･･凄い･･(短剣とブーメランを使いこなす姿を想像しては格好いいなと思い述べて笑み返し｡武器屋に入ると､昨日も情報収集の為に入ったが隅々まで見なかったので改めて色んな武器がある事に驚き､自分の武器を探してくれる貴方の後ろから覗き込むように手持ちを見ながら )･･どれも､扱うのは難しそうですか？あっ､この小さな剣はどうですか？カミュさんのより小振りですけど持ちやすいです( 自分の近くにあった､いかにも普通のナイフを手に取り振って見せたりして )

確かに軽いし持ちやすそうだな。ただ接近戦になるからな…。( 彼女が手にするナイフを見やり、これなら彼女でも扱えそうだと頷き。しかしそれだけ敵に近付かなければならない事になり、戦闘の経験がない彼女にもし怪我でもさせたらと心配になり ) ん？こいつはもしかして…。なぁ親父さん、 ( ふと目についたのは赤い宝玉がはめ込まれた杖。もしやと手にして眺めていたが、武器屋の主人に声をかけ説明を求め。武器について説明された後、納得したように頷き ) …やっぱりな。なぁ、マユ。この杖はメラっていう火属性の魔法と同じ効果を持つ杖なんだ。こいつを振ると小さな火球を飛ばす事が出来る。スライム程度なら一撃だ。これなら敵にそこまで近付かなくて済むぜ。まぁ今のナイフに比べたら軽くはないけどな。( 自分も役に立ちたい、彼女のそんな一生懸命な気持ちは承知だ。しかしやはり彼女の身の安全は最優先、極力彼女を敵に近付けたくない。そんな思いから提案し、これはどうかと杖を持たせてみて )