《ＢＬ》デカパン博士のふしぎな薬の被験アルバイト《ＣＰ指定／特殊設定》

〉おそ松兄さん

なっ、う、む、無理をしている…津守は……た、ただ俺は弟達は安心させてやりたいだけで………俺にはおそ松が居るから良いんだ……兄さんにも俺が居るぜ。(自分から無理をしようとは思っていないながらも相手にそう言われては兄である自分が頼りなかったら弟達が不安がるという考えがあるため狼狽えつつも自分には頼り処はあると照れ臭さから目線反らしながらも弟ではあるがひとつだけ下なだけなのだし自分も相手の頼り処になれたらと願ってか気恥ずかしくもはにかみながらそう溢すと惚れ薬については「……そ……それが兄貴が誰か可愛い女の子と恋をするきっかけになるかもしれないじゃないか」とそうなるのが嫌で仕方無いのに必死で笑顔作りながらそう絞り出すと廊下見つめる相手に兄貴？なんて首傾げて)



〉一松

い、いやそのチョコパイが俺に食べられたいとだな……えっ？えっえっ、じゃっじゃあ一松は俺に嫌悪感が湧くとか…？(引いている相手の様子見つつそれでもチョコパイは惜しいらしくひやひやとテーブルに放られたそれを見つめるも続く相手の台詞に普段の言動や行動に他の兄弟達に比べて強い扱いを受けてはいるがそれが本当の意での嫌悪ではないだろうと信頼しており本当なのかと目を瞬かせながら)

一松

ばかばか放っとくと悪化する……ほーらみろ大丈夫じゃねぇじゃん…。どうすっかな…取り敢えず横になるか？
（顔を隠されてしまっては様子を伺う事も出来ず困ったように後頭部を掻くとその後途切れ途切れに大丈夫じゃないと言う相手にため息を吐いて暫く唸ると少し楽になればと相手の背中を摩りながら提案し。）


カラ松

お前は優し過ぎるんだよ、くそ……え、カラ松、今なんて？
（狼狽える相手から目を逸らし小声で呟くと自分にとって幸せな言葉が聞こえた気がしゆっくりと目を相手に戻すとじっと相手の目を見据え、首を傾ける相手になんでもないと慌てて目線を前に戻し、相手の発言を頭の中で繰り返し再生すると段々表情を暗くさせ「……カラ松は、やっぱ、…俺に彼女作って欲しいって思うの？…いや、当たり前か。一番上が彼女無しって笑えないよな。……けど今は作る気ねぇからな！俺！」と自問自答を繰り返し一瞬だけ自嘲の笑みを浮かべ、しかし直ぐ元の表情に戻ると相手の背中を数回ほど軽く叩き。）

>> カラ松
何言ってんの、俺がクソ松を嫌いなのは前からだから。
(むしろ薬を飲む前は嫌われていないとでも思ったのか、とばかりに呆れた溜め息を吐き「そうじゃなくて、例えばの話だろ」と渋々丁寧に説明をしてやる気になり。指折り数えながら嫌いになる、の他にも考えられる例を挙げ始めて)
逆に好きになるとか、好感度が入れ替わるとか……そういう精神的な影響のある薬じゃないかって言いたかったんだよ、分かったか頭カラ松。

>> おそ松兄さん
いや、これ多分体調不良じゃない……。
(背中に触れられたことにびくりと体を跳ねさせて、逃げ出したくなるのをどうにかこらえながらもう一度自身の胸に手を当てて。どくどくと早いままの鼓動には僅かだが覚えがあり、その対象が長兄であることに違和感を覚えつつ推測から横になる必要はないはずだと述べて)

〉おそ松兄さん


ふふ、兄さんにだけは言われたくないな………っ。む、…無理はしないでくれ…って、だ、…だけだ…ッ、から……っ……た、…ただ……そ、…それ、だけだ…。(至極小さな声で呟かれた台詞に優しいのなんて相手こそそうじゃないかと純粋に可笑しそうに笑うと訊ね返された言葉にかっと顔が熱くなりそうなのを必死に堪えながら好意をなんとか悟られないように気を付けながらぽそぽそと言葉紡ぎ出してみせれば廊下から目線を戻す相手に不思議そうにまたひとつ首をひねると彼女なんか作って欲しくない。俺が一番兄さんの事好きなのに。と胸が締め付けられるもそんなの勝手過ぎると否定してはもう声が震えそうなの堪えて「兄貴が幸せになってくれたら弟として幸せだからな、……その時になったら応援するぜ」なんて兄の幸せを願おうと自分圧し殺してくっくと笑い)



〉一松


う、えっ、えぇ……？……あ、頭カラ松……？……あ、ああそういうことか……つまり元々自分が好意を抱いていない相手に好意を抱いたりその反対が起きたり……。(相手から本当に嫌われていたのか、そして頭カラ松って何だ、と思わず話に集中できなくなりかけ混乱のあまり軽く俯きながら表情ひきつらせるものの相手の解説になるほどと考え込むように頷くと「……だが、それって自覚有るか解りにくそうだな…普段と違う様子を飲んでない皆で見ていれば解るか…」と呟いて)

カラ松兄さん

そもそもさ、この仕事受けるべきじゃなかったんじゃないの…？
(最初から乗り気ではなかったためか冷静になるまで然程時間はかからず、効果も知らされていない薬の被験体になるなど正気の沙汰じゃないとぼやき。しかし飲んでしまったものは仕方がないかと半ば無理矢理に自己完結させると「あ、あぁ…うん、ここにいたら風邪引く」と靴を脱ぐと相手についていくようにすたすたと廊下を歩き)


おそ松兄さん

それは飴じゃない！…デカパン博士の薬
(相手はバイトの話などすっかり忘れているようで、盛大にツッコみつつ食してしまったそれの正体を告げ。即効性があるのか、体調の悪そうな相手が心配になり「大丈夫？すぐ持ってくるから安静にしてなよ」と求人誌を適当に放ると台所へ行き、コップに水を汲んで戻ってくると机の上に静かに置き)

((「自称」常識人ですからね…！？現実見たらニート！！クズ！！似非だなんて…めっちゃ長男様じゃないですか！


一松

…本当に？大丈夫なんだね？
(今の戸を開けて兄弟の顔を見るまでは気が気ではなく、焦ってはいけないと頭では理解しつつも自らの目で無事を確認せずにはいられなくて。既に空になった小瓶をじっと見つめ、相手の話から一歩遅かったと自分を責め。変化がないと言ってはいるがあの博士が作った薬のことだ、このまま何も起こらないはずがない。「…体調の変化はすぐに伝えること、いいね？」といつもより低いトーンで)

((イッチ…！！絡みありがとうございます！似非ですがこちらこそよろしくお願いします！！

＞チョロ松兄さん
へぇー……そんなに心配してくれてたんだ…
(自分に何も起きていないと分かるや否や座り込んでしまった相手。本当ならば反省して謝らなければいけないのだろうが、相手が自分の事を思ってくれていたと思うとどうしても反省の気持ちよりもうれしいという気持ちの方が勝ってしまい。相手に歩み寄ると服を軽く引っ張り「まぁ、なにか変わったら教えるからさ、とりあえず部屋に入ろうよ」このまま此処に居たならば体調を崩してしまうだろう。口元に少し笑みを浮かべると首をかしげて

(/ご挨拶が遅れました、トド松の本体です！
直ぐに毒を吐くし機嫌が良いと思ったら直ぐに悪くなる、割と気分屋な末弟ですが宜しくお願いいたします…)

＞カラ松兄さん
で……でもそれじゃあ、僕も飲んじゃったし…！僕…今まで気を引く為に色々やってきたのに…！
(博士がそれを作るという可能性があるというのは勿論分かっているし。しかしそれでも認めたくないのは自分も飲んでしまったから。長い年月をかけて必死に積み上げてきたものが薬ごときで崩れてしまうのは嫌。しかも自分の好意が意図せずに三男以外の別の兄弟にもしも向いてしまったら…と考えるとふと何かに気づいたようで。「あのさぁ…僕らって六つ子じゃん？そして薬が三錠……僕らに仕事をくれるんだったらフツー全員分渡さない？なのになんでわざわざ三錠なわけ？」なんて単純に気になったことを尋ねてみて

＞おそ松兄さん
(出会い頭に暴言を吐かれ不満そうな相手をスルーしつつテーブルの前に座り。ようやく仕事の事を思い出した相手に呆れたように軽く溜息をついて。しかし、長男の相手ならば薬の効き目を知っていると思ったがそういうことではなさそうで。首をかしげると「だーれも知らないみたいだよ？ラベルも貼ってないしー…おそ松兄さんだったら知ってると思ったんだけどなぁ…」もしかしたらデカパン博士は何かを言っていたのかもしれないが、誰もまともに話を聞いている人は居る筈もない。ますます薬の効果が分からなくなり、んん…と唸って

(/ご挨拶が遅れて申し訳ありません！
思っていることをズバズバ言って行こうと思ってますｗチョロ松に色々仕掛けてくれるのを楽しみに待ってます←ではこれから宜しくお願いしますね！)

＞一松兄さん
んー……そもそも怒る所が無いしねぇー…
(怒らないのか、と尋ねられると暫し考える様に腕を組み。DT臭溢れる私服、パーカーの中にシャツを着る。自分でもお世辞にもかっこいいとは言い難いと思うしそれを周りから指摘されても同意せざるを得ない。「…そもそもクッソダサいのがチョロ松兄さんじゃん」ふとお洒落な格好をした三男を思い浮かべるが、直ぐにそれは無いなぁなんて即座に否定するが、ふと“自分は三男の嫌な部分も含めて好きなんだなぁ”なんて今更ながら気づくと「やっぱりチョロ松兄さんはあのクソダサい服がお似合いだよ」なんて口元を緩め。

>> カラ松
俺達人付き合いの輪狭いからすぐ分かりそうなものだけどね……。
(混乱しながら自分の言葉を理解していく相手に読み込み遅いパソコンかよとじとりとした視線を注いで。ようやく把握しての言葉にこくりと頷くと早速頭の中で自身と付き合いのある人、まずは兄弟を順々に浮かべてみて)
まずクソ松は今も昔も変わらず嫌いだから問題なし。おそ松兄さんは……、……あれ？

>> チョロ松兄さん
ハイハイ、俺みたいなゴミはいいからトッティの心配してやれば？
(心配そうに様子を窺い体調を懸念する相手にそっぽを向いてみせ、自分など放っておけと言い切り。薬を飲んだ二人の方を心配しろと言おうかとは思ったが、相手がことさら気になっているのは末弟だろうと名を挙げて)

あー……ケッ、ご馳走様。
(相手から溢れるピンク色のふわふわしたオーラに大体何を考えているかは察せて、街中でリア充を見たときばりに舌打ちでもしそうな勢いで応じ。ただ自分にも似た感情はある為息を一つ吐くと、とりあえず「お前本当チョロ松兄さん大好きだな」といっそ気持ちいいまでに分かりやすい好意にコメントして)

(/ >>68はトド松宛です、無駄なレス消費失礼致しました)

＞一松兄さん
ふふっ……まぁね～…周りにもアピールしとかないと。
(相手の言葉を否定することもなく、むしろ口元に笑みを浮かべ満足そうにして。恋をすれば絶対といって良いほど不安は付き物。勿論自分にもいつからか不安が生まれてしまっていた。しかし周りにアピールをしておけばよっぽどの強者でなければ盗ろうとはしない。相手をみやると「……一松兄さんもこれくらいやらないと盗られちゃうんじゃない？」なんて冗談めかしたように言ってみて

〉チョロ松


デカパン博士の腕と人格を過信しすぎたのもだが仕事に飛び付きすぎた気はしている……。(博士はこちらへの申し訳なさも取り払えるし自分達は楽にニート生活も終わると言う早合点どころでは済まない了承ではあったものの結局自分等の負担は大きく博士が得してるんじゃないかとうっすら思えてくるもさすがにそこまで計算ずくではないだろうがと眉潜め。効果が知らされていないのはなんとも用意が悪い気もあるがふと他の兄弟との会話思い返すと「……心に作用する可能性もあり得るみたいだな」なんて続けながら居間へと入り)



〉トド松

……っ、そうだよな……飲んだ側だって好きな相手が居るなら、…辛いに決まっているよな……。(相手の台詞にはっとなるとそうだ、相手にも好きな人がいるんだ。なにも飲まなかった側だけが飲んだ人物が誰にどうなってしまうか、と言う不安感に駆られたりそれをきっかけに離れてしまうのではといった恐れがあるわけではないのだと気付かされれば申し訳なさそうにうつ向いたままぽつりぽつりと続けるもどうにかして相手の不安をとりさってやりたくともその術が見付からずに苦虫を噛み潰したような複雑げな表情露にしては訊ねられた台詞に「……さあ……材料が貴重で量産が利かないのか、それとも本当に心に影響するなら結果を見定める相手が必要だから…か？」と結局は推測になってしまうも首をかしげながら続けて)



〉一松


まあ…確かに毎日まで顔を合わせるのは大半の皆が他の兄弟くらいとマミーとダディくらいだろうな……。…も、問題ないのか…か…変わらずならい、いい…んだが…。……？おそ松がどうかしたのか？(ふむ、と頷きながら自分達に多く関与するだろう人物らを思い浮かべてはやはり兄弟たちが真っ先に思い浮かびあっても両親くらいだと思い返していくと嫌われてはいるにせよ以前と変わらないならばまあ…良くはないが今現在薬の件としては良しとしておこうと納得し続いて他の兄弟への感情を聞こうとするも長男について言葉止める相手に不思議そうに目丸くさせ)

>> トド松
は？ な、んで俺の話になるわけ。
(幸せそうな相手に、何だかんだ弟のことは嫌いではない立場からすれば幸せならいいかと簡単に苛立ちも引っ込んでしまい。雰囲気にあてられてこちらも本当に僅かながら微笑が浮かびかけたところで、予想外に自分へ話が回ってきて、挙げ句「盗られるかも」などと既に想い人が居るのがバレているような話の振り方。声が裏返りかけるのを努めて抑え、平静を装い)

>> カラ松
……なあ、俺っておそ松兄さんとそんなに仲良かったっけ？
(頭に長兄を浮かべた途端、自然と湧き上がった好意に自分の感情ながら戸惑い、おかしな問いを目の前の兄にしてしまい。自分が兄弟の中で一等好きなのは十四松だ、それは疑いようもなく己の本心。だがその十四松を想う気持ちと、突然に湧いた長男への好意が酷似しているのに気付いてしまいさっと表情に驚愕が走り呆然と)
俺、おそ松兄さんのことこんなに、好きだっけ……？

〉一松


えっ？……仲は…良いんじゃないか？一緒にふざけ合いなんかもするだろう……え、……え……？(突然相手が予想もしないような質問を自分に投げ掛けてきたことにきょとんと目を瞬かせまあ兄弟内でさして仲が悪いことも二人には無いだろうし普通の兄弟としては良い方だろうと判断し頷いてやろうとするも続く言葉に兄弟としての、を超す意味にも聞こえる台詞に思わず思考回路をすべて停止させてしまえば表情から色をさっと無くし愛情の好意なんてまさかそんなわけ、相手がおそ松だからと過剰に反応した自分の誤解だと否定したくてひきつりかける頬で何とか笑顔のようなものを作ろうとしながら「い……一松がそんなに兄貴のことを大切に思ってたとはな、きょ…兄弟が大切なのは知ってたがき、きっと兄さんに伝えたら喜ぶな」なんて続けてみて)

一松

はあ…？本当かよ……なんか飲む？
（これだけ様子が可笑しいのに体調不良じゃないと言う相手に顔顰め無理をしているのではと相手を見つめるが流石にその心情まで読み取ることは出来ず、これ以上追求しても相手は言わないだろうと踏んで立ち上がると台所の方に向かおうと方向転換し。）


カラ松

なんだよ聞こえてたのかよ…つかそのセリフ弟達に聞かれたら病院行って来いって言われるぞ。……か、ら、ま、つー！俺やっぱお前の事…んんん、お前が弟で良かったぁーっ！
（聞かれないよう小声で呟いたつもりだったのだがはっきりと相手の耳に届いてしまっており目線泳がせると、日頃弟に迷惑を掛けているという自覚は一応あるようでため息を一つ吐き。そわそわと何かを堪えるように相手の話を聞いていたが結局我慢は出来なかったようで勢い良く相手の腰に抱きつくとやはりどこまでも優しい相手にやっぱ好きだと思わず口走りそうになり、既の所で止めると咳払いをし誤魔化して。応援すると言う相手に複雑な気持ちになると「そ、っか……そうだよなぁ…じゃあそん時になったら手伝ってもらおうかな。お前そういう系得意だろ？」弟の幸せと言われてしまえばもうそれ以上言い返せずぎゅっと拳を握れば片方の手で相手の頬を軽く撫で。）


チョロ松

薬…薬？……おー、ありが…え？
（先程飲んだ物体の正体を告げられ記憶を掘り起こすように繰り返し単語を口にしていると相手が戻って来た為礼を述べようと顔を上げると相手と目が合った途端一瞬息が止まりコップに伸ばしかけた手を引っ込めると何故か急に動悸がし。酒の飲み過ぎだろうかと胸に手を当て笑みを引き攣らせると引っ込めた手をコップに戻して水を一気に飲み干して。）

（／真面目系クズ…良いじゃないですか…。いやいやまたまだ修行不足ですよこんなの…！そして薬の所為で長男が色々迷惑かけてしまうかもですがこれは嫌って思いましたら遠慮なく仰ってくださいね！）


トド松

だろうな…。いや俺全く聞いてねぇし…つか知ってたら飲まねぇよ。ま、取り敢えず身体に変化は無いからそんな問題視しなくても良いのかも。…トド松は身体大丈夫？
（期待をしていたわけでは無いがいざ正面から言われてしまうと脱力し机に項垂れると近くにあったカラ松の鏡を手に取り姿に変化が無い事を確認すると鏡越しに相手の姿を見て。）

（／ご挨拶有難う御座います…！どうぞどうぞ！それがトッティ…。チョロ松には結構べたべたしちゃうかもですのでもう遠慮無しに蹴飛ばしてやってください！此方こそ宜しくお願い致します。）

〉おそ松兄さん


残念ながらばっちりだ、……病院？どうしてだ、別におかしなことを言ったつもりは……っ…！！な、っあ、なっ、ちょ…お、おそま…っ！！とっ…、ととと突然なにを…っ。(目線泳がせる相手にしてやったりとくすくす可笑しそうに笑いながら優しすぎるのなんて相手の方がそうだと病院になんて聞けばそんなことはないと否定しようとするも相手が自分の腰元に抱きついてきたことにあまりに突然すぎたのか状況すら読めず段々と顔が熱くなってしまいそうなのを感じ堪えられなくなるも無理に引き剥がすような乱暴もできずに一度聞こえかけた台詞を相手が引っ込めたのに気づくも尋ね返す暇も余裕も無く真っ赤にした顔だけは見られて堪るかと言うのもあってか仕返しついでに両手でくしゃくしゃと相手の髪をいじり回してやり。恋愛ごとに関して得意だろうと言われては相手が居たこともないし全くそんなこともないために一瞬目を丸くするもいつものふざけ合いを演じなくては辛いのが気づかれてしまうかもしれないと格好つければ「ふ、カラ松girls向けの指南が兄貴の魅力に合うかは解らないが、………っ。……そ、そのときに、な。」なんて頬を撫でられてはドクンと熱く心臓が跳ねるのを感じずにはいられなくて悟られてはだめだと目線はずして)

>> カラ松
いや、伝えねーよ。だってこれ兄弟へのってより、さ。
(相手の動揺にも気付けないほど自身も混乱しており、その中でも伝えたら喜ぶ、との言葉には首を横に振り。兄弟としてのものとは明らかに性質の異なる好意なのだと気まずげな顔で遠回しに告げ、言葉を途中で切っても言いたいことは分かるだろとばかりに相手をじっと見返し。不安に揺れた声音で、「……これ、薬の効果だと思う？」と意見を求めてみて)

>> おそ松兄さん
水。冷たいやつで。
(とりあえず頭を冷やそうと冷たい飲み物を要求して。台所へ向かい離れる相手に騒がしかった心臓が少し落ち着き、ほっとすると同時離れたことへの微かな寂しさを覚えて。今までに長男相手にそんな複雑な感情を抱いたことは無く、体を縮める形で小さく小さく体育座りをして混乱をやり過ごそうと努めて)

〉一松


――……兄弟の、ではない、好き…？(言葉の続きを言わない相手にこれでだけはあってほしくない、ちげーよクソ松アホか。と何時ものように否定してほしいと。そしてその反対にもしその気持ちが本当だとして否定してほしいなんて自分は大事な弟になんてことをと恋と弟とに板挟みになるのが怖くてバクン、バクン、と頭にまで響いてくるほどに嫌な感じの鼓動や動機が増していくのさえ気のせいではもうやり過ごせなくて言葉拾うように紡げば不自然なのは分かるが抑えきれずに目線泳がせながらそんなの本心か薬かなんて自分が聞きたいと「…お…、…俺に…は…どうだろうな、わ……解らないが……」とうまく回らない頭で口にして)

カラ松

……うひひ。動揺し過ぎィ〜。久々にカラ松ちゃんとスキンシップ？
（したり顔の相手に全くと肩を竦めていると突然髪を乱されポカンとした後相手に触れられた嬉しさから破顔し相手の腰辺りに顔を押し付けるとくぐもった声で相手の問いに冗談っぽく答え。少し前ならまだ耐えれたのだろうが今となっては相手が自分から目を逸らしただけでズキズキと胸が痛くなり、「ふぅん……ねえ、なんでこっち見ないのカラ松。」と相手の両頬に手を当て強制的に此方に向かせると不機嫌な表情浮かべ。）


一松

冷たいやつ冷たいやつ…。
（相手の要求を口にしつつ台所へ足を運ぶと彼の体調不良っぽいものは薬の副作用か何かだろうかと髪をくしゃりと乱し、どうしたものかと思考巡らしながらコップに氷と水道水を入れ相手の元へ戻って来ると「ほら一松、……我慢だけはすんなよな。」とコップを差し出し釘を刺すように付け足すと相手の隣に腰を下ろして。）

＞カラ松兄さん
…まぁ、まだ僕なんともないし大丈夫だよ？
(なぜか申し訳なさそうな表情をする相手。あーめんどくさ。なんて一瞬ジト目を向けるも、これも自分のせいで挙げ句自分のために色々と考えてくれていると思うと適当にあしらう事はさすがの自分にも出来ず、首を傾げるとそう言い。しかし続いて聞こえた自分の問いの答え。それを踏まえもう一度考え、「…丁度僕ら六人で偶然だし…試すには丁度良いと思わない？たとえ同性だろうと兄弟だろうと途端に恋に落ちちゃう程強力な惚れ薬をさ。」まるで探偵ドラマの主人公のように、口元ににやりと笑みを浮かべると淡々とした口調でそう述べて

＞一松兄さん
……！
(自分の言葉に僅かに反応した相手。それを二十数年も共に過ごしてきた自分が見逃す筈もなく、少し前のめりになるとにやにやと笑みを浮かべ「へぇ……一松兄さんにも好きな人なんて居たんだね～」なんて言ってみて。普段は自分が弱みを握られている事が殆どで、そのおかげで今まで散々な目に合ってきた。しかし相手が今のように自分に弱みを見せるなんて滅多に無いこと。チャンスと言わんばかりにそんな事を言うと首を傾げて

＞おそ松兄さん
ん、僕は何ともないよ？
(鏡で変化はないか調べている相手を見て、一応自分も先ほどと何か変化している所は無いかと頭や足を触り、何も変化が無い事を再確認すると首を横に振って。相手の外見こそは何も変わっていないが、ふと次男とのやり取りで、心の変化…なんて話題があった事を思いだし、何故か心の何処かになんともいえない不安を感じてしまうと「外見だけじゃなくて、中身の変化…なんてのも十分にあり得るみたいだよ」と念のため、と相手に伝え。

>> カラ松
クソ松、お前何動揺してんの？
(しどろもどろな返答におかしいとようやく気付き、じろじろと相手の表情を観察して。薬も飲んでいないのに下手をすれば自分以上に顔色が酷そうな様子に、普段厳しく当たっていても不安になり「男とか兄弟とか相手に好きとか引きました？」といつもの自虐と同じノリで尋ね。しかし直後すっと視線を鋭くさせてそれとも、と)
俺がおそ松兄さん好きになったら何か都合悪いことでもある？

>> おそ松兄さん
ん……ありがと。
(受け取ったコップをまずは頬に当てて熱いままのそこを冷まそうと試みて。隣に腰を下ろした相手にまた心音がうるさくなるのを感じつつ、未だ頭はこの感情を何かの間違いで済ます術を探していて。いつもは気にならない沈黙も辛く、何か話をと開いた口からは「おそ松兄さんってさ、恋したことある？」などと普段の自分なら死んでも言わぬような話が飛び出して)

>> トド松
っ！ てっめ、カマかけやがったな!?
(ワンテンポ遅れて気付けば動揺を悟られたのも含めて恥ずかしさに穴に入りたい心地になり。膝に顔を埋めて、何でよりによって兄でなく末弟に弱みを晒してしまったのかと後悔しつつ悪いか、とだけ言い)