学生な俺×社会人な貴方【 ML 】

学生な俺×社会人な貴方【 ML 】

ヌシ  2013-10-31 00:02:56 
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閲覧有り難う御座います。
このトピは男性限定ML創作で
主が考案したストーリー設定で進めていくことを前提としています。



■設定
 某専門学生(主)が、電車登校中に男→男の痴漢を目撃し、被害者男性(貴方)を助ける。成人済みであるのにどこか抜けていて危なっかしい彼(貴方)に電車で乗り合わせる度に徐々に親しくなり、やがて…という、何処かで聞いたことが有るような設定。

■募集要項
 成人済みの社会人(電車通勤)
 …出来れば天然さんで三十路前後
 ※プロフ、ロルテ提出必須

■規約
 MLにて男性限定
 ロル中~
 頻繁に遣り取り出来る方(5日でリセット)
 裏行為禁止(Dキス、押し倒しがライン)
 参加希望多数だった場合は選定式

■備考
 >1主プロフ
 >2ロルテ用絡み文
 3からレス解禁




以上


 

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  • No.1 by ヌシ  2013-10-31 00:29:19 




 ムラタ タカヒロ
 村田 貴博 (19) 専門学生

 容姿:身長182cmと長身で体格は程良く筋肉がついている。ビジネス、商業系の専門学校に通っているため髪は黒く、適度な長さに切りそろえて微量のワックスで整えてある。奥二重で垂れ目。服装はシャツにカーディガンにパンツで冷える日はコートを羽織る。稀に講習などでリクルートスーツを着ている。

 性格:物腰柔らかく、困っている人をほっておけないお節介なタイプ。また、細かい作業が得意で起用。恋愛面では束縛系溺愛型と少々難有り。好意が分かりやすくストレート。

 属性:バイで専ら攻め

 備考:自宅は最寄り駅近くのアパートで一人暮らし。

  • No.2 by ヌシ  2013-10-31 00:54:23 




 ロルテ用絡み文:

 ( ──外部講師講習の帰り。リクルートスーツを纏い、いつも通り駅に着いて改札を通り、電車に乗り帰路につく。…今日はいつもより混んでるな、中日だからか。と、週の中日に差し掛かっている今日この頃。週末は何しようか、アルバイトの給料が入ったから買い物にでも出掛けるか。なんて、1人休日の予定を立てる。その日も電車は車両満員に混んでいて釣り革に掴まっているだけでも息苦しい。勿論電車が揺れる度、前後左右から人に押されるが、長身のお陰でなんとか揉みくちゃにされずに済んでい……、ん?隣の男性に必要以上に寄りかかられてる。ふと、彼を見てみれば頬を真っ赤に染めて俯いている様子。具合でも悪いのだろうか。声を掛けようとした時、彼の背後にいる中年男の手が…あらぬ場所に伸びているのが隙間から見えた。…痴漢、か?初めて出会した。否、本来ならば出会してはならないものだが。…一瞬思い悩み、彼にこそこそと話掛ける。「─あの、大丈夫ですか?こっち来ます?」と頭上から手を差し出して。)



(/この続きからお願いします。
遣りづらかったら申し訳ないですが募集開始します。

  • No.3 by 参加希望  2013-10-31 07:48:29 

(/ 参加希望です. 素敵トピ発見←、

籠内 満 カゴウチ ミツル (29)

容姿/ 黒髪の短髪にたまにかける黒縁のメガネ.タレ目タレ眉から朗らかな印象をうける事がある.178cmとそこそこの身長.通勤時はネクタイをきっちりしめて白のシャツの上から黒の羽織りもの.ほぼ全身真っ黒である.持っているカバンは凄く重く毎日引きずるか引きずらないかのところで持っている.

性格/ 三十路近くになるもオドオドしていてかよわい印象.極度の天然であり何事にも鈍感.マイナス思考であり常に自身に自信をなくしている.ため息をつくことが日課になっており一日に50はこすとみられる.恋愛に関しては今まで相手側からされる方であり、また恋愛は日常の倍の鈍感さなので好意をもたれていることがわからない

属性/  受け

備考/ 自宅は繁華街をぬけた所近くの12階建てマンションの9階

ロルテスト/
う...うわぁあっ...(先程、現在の駅のひとつ前の駅から後をつけている男をチラチラと横目でみていて.怪しいな、なんて思っいながらも電車に乗ればショックな事にすぐ隣を陣取られ.これからなん駅も越さなくてはいけないのに怪しい男と最後まで一緒だったら...なんてマイナス思考を働かせたその時,ふと腰周りがウズウズしているような気がして.そこからよからぬ方向へと段々ウズウズ感が近づいてくれば後ろで隣の男がニヤニヤしていることに気がつき.ハッと思って見てみればよからぬ方向へと伸ばした手の持ち主はその男で.赤面になるもここは耐えなければなんて思っていれば一人の優しそうな男が声をかけてきてくれて.心配そうにこちらを見ながら大丈夫ですか、なんて聞いてきて.このお方は神だ、なんて涙目でそう思えば「...あ、はい、ありがとうございます...!」なんて女声みたいな感じで礼を良いペコペコ頭をさげれば差し出された手を強く握り





(/ なにか不備はありませんでしょうか? 指摘あればどこでも直します

  • No.4 by 参加希望で-す!!  2013-10-31 12:04:55 


 今岡 正也 イマオカ マサヤ 29y


容姿/茶色がかった黒髪で、癖っ毛。ところどころ跳ねているが本人はまた気にしていない。瞳は黒色に見えるがよくみると藍色。通勤時の服装は黒や紺色のスーツを着ている。ネクタイは軽く緩めている。私服はゆったりとしたのもを好んで着ている。身長176㎝。

性格/基本誰にでも優しく、穏和。困っている人は放っておけず、つい世話を焼いてしまうが、自分のことになるとなにもできない。結構天然で、ずれた発言をすることが少々。意外とドジなところがあり、よく忘れ物をしてしまう。恋愛については相談に乗ることはあるが自分が、ということがなかったため少々鈍感。

属性/受けよりリバ?←

備考/自宅は一軒家で結構駅に近い。

ロルテスト

-----....っ...あ、ありがとう...ございます。
(何時ものように仕事が終わり。やっと帰れるな、なんて考えつつ乗った電車で何故か己のことを先ほどからチラチラ見ている人に気づき。己の格好がなにか可笑しいのかな?、と首傾げれば特に気にせずに目を離し。暫くするといつの間にか己の後ろまで移動していることに気づき眉を寄せれば、チラリとその人を見て。特に何も言われないのでホッと一息つけば、突然腰のあたりにゾワゾワッとした感覚があり。...え、これって..痴漢...?、なんて思うも、己にはどうすることもできずに俯いて。どうすればいいのか己が考えている時、その人の手がよからぬところまで伸びてきているのが分かり。吃驚したのかバッと身体を逸らせば、俺は男なんだけどな...。、と内心思い。己が何も言わないことをいいことによからぬところへと手を伸ばしてくるその人に己はどうすることもできず、ギュッと目を瞑っていると、頭上から見知らぬ男性に声を掛けられ。ゆっくり顔を上げれば、相手から差し出された手をギュゥッと握り。喜びからか笑み零せば小さい声で上記述べ。)


(/参加希望です!不備などございましたら御指摘下さい!

  • No.5 by 参加希望さん。  2013-10-31 17:19:25 




廣瀬 蛍(ヒロセ ケイ)
29歳の三十路。←
容姿は172cmと学生時代に成長が止まってしまい、平均身長よりやや低め。
染めた事のない黒髪は毛先が跳ねている。
朝起きた時の寝癖が酷いらしい。←
滅多に肌を出さ無いため肌は白い。
仕事の時は基本黒スーツ。休日はシンプルな格好を好み周りからよく駄目出しされる。

性格は馬鹿正直で、他人第一。
人見知りが激しく、他人に中々言い返せない。
家事等は一人暮らしが長い為ある程度は出来る。
恋愛経験なし人間。
良く年下と間違えられるのが悩み。

属性は受けより。←
家は最寄り駅の近くのアパートで一人暮らし。


ロルテスト、/

………っ。(何時も通り定時に会社を退社して毎日乗っている電車に乗り込んでやはり電車の中は帰宅ラッシュで吊革に捕まっているのがやっとな状況でドアが閉まり電車が発車して暫くして後ろから変な違和感を感じがするも始めは気にしなかったが次第に痴漢行為は酷くなりやっと自分が置かれている状況を理解し、誰かに助けを求めようにも自分は小心者。周りからの視線が集まる事は避けたい、けど後ろからの痴漢行為は止めてくれそうにない。自分は三十路近い男なのになんて思いながらもどうにかならないかと考えながら瞼を閉じ早く相手が飽きる事を願いながら吊革を握り締めるも隣りからの助けの言葉に「あ、有難うございます。」と差し出された手を握り窮地から助けられた事に自然と笑みを浮かべて。)


(/ 参加希望です!、ご検討お願いします/土下座。←


  • No.6 by とくめ*  2013-10-31 18:31:36 

(/参加を希望したいのですが少々pf制作に時間が掛かってしまいそうで…;;今晩中には出せるかと思いますので今日いっぱい選定をお待ちいただけると有り難いです!)

  • No.7 by ヌシ  2013-10-31 20:54:47 




(/お、おお。帰宅したらこんなに沢山の応募が!有り難う御座います。

応募は今日いっぱいで締め切りたいと思います。そして、明日にはお相手決定という形で進めたいと思いますので、もう暫くお待ちください。

>6様、プロフとロルテお待ちしてますね。



  • No.8 by とくめ*  2013-10-31 20:57:42 

(/すみません、思ったよりも私用が長引きそうでとても今日中には無理そうです。ですので参加希望は辞退させて頂きます、お時間を取らせてしまい申し訳ありませんでした。)

  • No.9 by 参加希望  2013-10-31 21:22:47 

名前:湊 翔太郎(ミナト ショウタロウ)
年齢:31歳
容姿:頭髪は染めたことがないためか艶やかな黒髪で長い前髪を分けて斜めに流している他、襟足が軽く覗く程度の後ろ髪を適度にワックス等で軽く跳ねさせている。仄かにグレー掛かった瞳は少々つり目気味で二重のきりっとした印象。身長は173cmと平均的だがインドア派のためか筋肉はあまりなくすらりとしている。普段はスーツ着用。
性格:世話好きな兄貴肌といったタイプで快活な笑みが印象的だが他人を気にかけるくせに自分のことになると大分疎く、そんなところが天然とも抜けているとも称される。恋愛に関しては人並みにこなしてきたが外交的な性格のせいか所謂"優しすぎるから"などといった振られ方ばかりで長続きせず、30を過ぎた今もフリーの状態。
備考:自宅は都心より少々離れているものの交通に便利な立地となるそれなりに良いワンルームを借りている。普段は裸眼だが仕事中は眼鏡を着用。酒にあまり強くはなく、そのため最近は飲み会で飲ませてもらったレモネードに嵌まっている様子。
ロルテスト:
ッ、あ…ありがとなー少年、ちょーっと俺も困ってるところだったから、さ…。
(職場に戻らず仕事の交渉が終わった後に同僚と別れて直帰したのが悪かったのかも知れない、何時もと違う駅から電車に乗ったせいでか普段乗る駅からならばある程度席なり角なり安定した位置を獲得出来たはずが思わぬ人混みの多さに中央付近の所謂押し潰されやすい位置に立たされることとなり。それだけならまだしも今回は混雑に乗じた痴漢に女性か、もしくは若い男性か誰かと間違われてしまった様子で。今までも何度かは味わったことがあっても決して慣れることなど出来ない気持ち悪い感触に身を縮こまらせていたところに救いの手というべきか、傍に立っていた相手に声を掛けられ。困ったように眉を下げながらも軽く笑って見せながらその手をそっと取ると、世間話でも振るような軽い口調で声を掛けてくれた礼とちょっとした愚痴とも何とも取れない言葉を漏らして。)

(/参加希望です。属性に関してはあまり拘るつもりもなく場合に応じてリバ気味にやらせて頂ければ、と思い省かせて頂きました。選定の方どうぞよろしくお願いいたします。)

  • No.10 by ヌシ  2013-10-31 22:45:35 



 >8

 了解しました。またご縁がありましたら宜しくお願いします。



 >9

 素敵プロフ、ロルテ有り難う御座います。明日には選定致しますのでもう暫くお待ちください。




(/

 10-31.0:00 応募締め切り
 11-01.日中 お相手選定発表

 上記とさせて頂きます。
  

  • No.11 by ヌシ  2013-11-01 17:26:51 



 応募終了につきまして、選定発表をさせていただきます。



 沢山の素敵なプロフ、ロルテを拝見させて頂きました。有り難う御座いました。
 
 長々検討した末、応募の中から今回は「 >9様 」をお相手としてお願いしたい所存でございます。

 その他の参加希望者の方々、申し訳ありません。今回は不採用とさせて頂きます。また機会がありましたら、宜しくお願いします。


 >9

 お相手として選定させて頂きました。これから宜しくお願いします。不備などありましたら、遠慮なく教えてください。
 また、始め方にご提案が特にありませんでしたら、ロルテの続きを主が返すところをスタートとして始めたいと思います。


  • No.12 by 湊 翔太郎  2013-11-01 18:53:17 

(/沢山の希望者の方々の中から選んで頂けるだなんて光栄です、こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
始め方は特に考えていませんので主様のやり易い方向で進めて頂いて構いませんよ。)

  • No.13 by 村田 貴博  2013-11-01 20:06:11 



(/他にも進展要望や、願望シチュありましたら、お気軽に主に提案してください。
では、ロル返させて頂きますね!



 ──少年て…、というか、それどころじゃないですよ。(彼に思い切って話し掛けたものの返ってきた応えがなんともマイペース。これは犯罪なんだけど…、分かってるのかな。取り敢えず自分の差し出した手と重なった彼の手を握って此方に引き寄せて、例の男から距離をとる。「…今ここでだと目立ちますから次の駅に停車したら捕まえましょう。」と学生らしい少々スリルがある提案を。近くなった距離にまじまじと彼の顔を見ると整った顔立ちに、個人的に好感を得る。この人は…、サラリーマンだな。仕事帰りかな。…少年って、俺スーツ着てるけどやっぱ学生に見えるのか、等と先程の台詞が頭に残る。否、今はそれどころじゃない。痴漢男をなんとかしなければと、本題を思案する。)

  • No.14 by 湊 翔太郎  2013-11-01 20:37:51 

ッい、やいやいや…行動力があるのは大変結構だけど、ほら…あっちだってまさかおっさんの尻だとは思わなかったんだよ。疲れてうっかり、みたいのだったんだろ。
(自分に助けの手を差しのべてくれた相手に引かれ移動することで漸く尻の辺りをさわさわとまさぐるような感触が遠退きほっと一息、しかしそれもつかの間に相手の何とも行動力のある発言に思わず苦笑気味の表情で驚いてしまって。この混雑に週末というシチュエーション、更には痴漢の被害者が30を越えたおっさんならそんなの加害者の相手が余程疲れていたかうっかり間違えたか位にしか自分には考えられず。額辺りに軽く手を当てながら直ぐ様目の前の相手の提案を取り下げさせるべく何故だか加害者男性を庇うような言葉を口にし。「だから、な?助けてくれたのは有り難いんだけど、ここは見逃してやろうや。あっちも今頃誰の尻触ってたのか気付いて後悔してるだろうしさ。」などという言葉で締めればここで漸く握られたままになっていた手を相手の手の中からそっと引き抜いて。)
(/お気遣いありがとうございます、何かありましたら発言させて頂きますね。
では一先ず本体はこれにて失礼しまね^^)

  • No.15 by 村田 貴博  2013-11-01 21:49:59 



 行動力?お兄さん尻触られてたのに、なんでそんなに冷静で怒ってないんですか。(この人、鈍感にも程がある。喜怒哀楽の怒哀あたりが欠落してる。ついついどうしてそんなに平気で…、もしや、これが初めてではないのか。それか内心凄く恥ずかしかったり怖かったり。それでも彼の心境が分からない。だが、頑なに加害者を庇うので大事にしたくないのかもしれない。確かに、周りの目もあるだろうし、同僚に見られたりしてたら彼が困ってしまうかもしれない。此処は引き下がるか、と少々眉尻垂らして自分より身長が低い彼の顔を覗き込みつつ「…そんなに言うなら、大事にしませんけど。」と。言った後でも彼のことが不安になる。そっと自分の手の中から離れていく彼の手を見つめながらそう思った。)



(/了解です。此方もどろんしますね。

  • No.16 by 湊 翔太郎  2013-11-01 22:16:24 

うーん…冷静って訳じゃないんだけど、多分慣れなんだろうな…。
(別に自分だって動揺がないわけではないし先程まではすごく恥ずかしかったのだから彼の言う冷静とは違うだろう、しかしあえて言うならば今まで頻繁ではないものの定期的に数回、といった具合に学生時代から味わった経験から慣れてしまっているのだろうと思案すればたいして意識しないままぽろっと言葉を漏らし。電車の揺れにより未だ助けてくれた彼に寄りかかる形となっていることで身長差的に軽く見上げるような体勢になりながら、一先ず自分さえ主張すれば無理に大事にするつもりはない様子の相手にほっとし、それから「…ん、ありがと。なんか変なことに巻き込んじまってごめんな?」と話すと困ったような笑みを浮かべたまま顔の前で謝るように手のひらを立てて見せて。)

  • No.17 by 村田 貴博  2013-11-01 23:10:00 



 ──慣れ?まさか…。(どうやら悪い予感は的中していたようだ。彼の言葉を最後まで聞き逃さなかった。今回が初めてではなく前にも同じ事があったような物言い。どんな確率なんだ…、でも、この容姿なら彼はモテるのだろう。男女共々…と思考はパニック状態だが、車両がカーブで大きく揺れたので我に返る。あまりにもマイペースな彼はこれが素なのだろう。では、無意識に此方を見上げるのもそうなのだろうか。少なからず自分はバイだから…、と徐々に気になるつつある彼から目が離せずに居たら今度は礼と一緒に笑みを向けられて内心焦りつつも「いえ…、俺こそなんかすいません。でも、我慢出来なかったらちゃんと抵抗してくださいよ。」と念を押す。)

  • No.18 by 湊 翔太郎  2013-11-02 16:40:44 

分かってるって、何時も君みたいな正義感のある子が助けてくれる訳じゃないしな。
(大事にしないとは言ってくれたがきっとまだ自分のことを心配しているのだろう、念を押すように言い聞かせてくる彼に思わず苦笑しながら了解とばかりに頷き。まあ前提としてこれからも間違われるということもそれほどないだろうに、なんて考えをぼんやりと浮かべていれば痴漢云々の話がすんだ今相手との会話が尽きたことに気付き少々気まずくなり。別に無理に話す程ではないだろうがまだ暫く電車に揺られることを考えると何となく辛いように感じ「…ところで君は就活生ってところかな?君こそ痴漢なんかに遭わないよう気を付けた方がいい、若いってだけで物好きは男にだって手を伸ばすみたいだからね。」などと若干無理矢理ながらも話を続けてみれば中々体もしっかりした彼の肩を感心するようにぽんぽんと叩いてからどこか悪戯っぽい笑みでちらりと一瞬先程の痴漢がいた辺りの人混みに目を向けてみて。)

  • No.19 by 村田 貴博  2013-11-03 00:09:53 



 ──それなら、いんですけど。(…否、心配だ。今初めて会った人にそこまで干渉することは無いだろうけど、どうにも心残りで彼が気になってしまう。自分はこんなにお節介だっただろうか。少々話のネタが尽きてしまった時、彼から不意に言葉を掛けられ「俺ですか?就活はまだ先なんですけど、今日は強制でスーツなんです。 ─いや、俺男ですし、結構大柄なんで大丈夫ですよ。」と悪戯に先程の痴漢男をちらりと見る彼に茶化すように告げる。早々無いだろうに、男性が男性に痴漢されるだなんてと思いつつ気さくな印象を受けた。「貴方は、サラリーマンですか?」と此方も世間話でも振ってみるとするか。見た感じはサラリーマンでも自分より小柄なのに目元がきりっとしている所とか襟足が跳ねている所とか年齢を想定すると自分よりも4、5歳上くらいか。ついつい気になって彼の容姿をじとりと見てしまっていた。)



(/すいません!遅れました。

  • No.20 by 湊 翔太郎  2013-11-03 01:23:29 

へぇ…じゃあまだ予備校生とか専門学生?何となく二十歳いったかいってないか位に見えるけど。
(大体二十歳そこらの歳に見える彼だったが就活生でないとなると大学ではなく他の何処かに通う学生となるのだろう、そんな予測から考える間僅かに視線を逸らしてから顎に手を当てながら再び相手に視線を戻し言葉を続けて。何にせよ一先ず気まずい空気にならなくて良かっただなんて内心安堵しながら話に乗ってきてくれた相手に「そ。三十越えたおっさんだけど、一応割と良いとこ勤めのサラリーマンなんだぜー?」と徐々に何時もの顔見知りと絡むときのような軽い調子を取り戻しつつそう答えて。ここでちらりと相手の顔を覗けばばちりと音がなりそうなレベルにかち合う視線、視線があう可能性があるのは分かっていたがこうまで見られてるとは思わず柄じゃないものの少し照れ臭くなり始め「…その、俺今なんか変なこと言っちまったか?」と然り気無く視線の意味を尋ねてみて。)
(/大丈夫ですよ、それほど待ってもいませんし^^今のうちに言っておくんですが私も時々日にち単位で暫しお返事が出来なくなることがあるかもしれませんのでご了承下さい。
勿論その際もキャラリセにならないようには気を付けますし出来うる限り事前にお話ししますが、万が一無言で返せなくなった間なんかに主様が不安になられてしまうかも、などと思いましたので一応ご報告させて頂きます!)

  • No.21 by 村田 貴博  2013-11-03 02:16:56 




 まあ、そんなところです。専門学生で19ですよ。(中々のご名答である彼と世間話を進めていく。何やら顎に手を添えて考える素振りが可愛らし……、あれ、可愛らしい…。自分がバイなのは知ってる。だが、こんな所構わず見惚れて居てはこの先が思いやられる。彼にこのことを悟られないように平然を装い二言目の言葉を返す。「え、見えないです。てっきり俺より4、5歳上くらいかな、と。いいとこって気になりますね。俺もあと半年もしないうちに就活なので。」三十路だったのか。見えなかった。それに職場が結構いいとこってどこだろうか。ダメだ、この人と話を続けていたらあらゆる面から気になることが増えてしまう。取り敢えず彼のことを一方的に尋ねたい。職場のことも含めて。そんなこんなしてるうちに彼が此方を見上げたためばっちり目が合ってしまった。しまった、と思ったときにはもう遅くて、またも気まずい雰囲気になってしまったため「あ、いえ、違います。俺凄い見てましたよね。癖?みたいなものなんで、気にしないでください。」と誤魔化しては眉尻垂らして苦笑を。)


(/了解です。わざわざご報告有り難う御座います。

此方も日に一回ペースになってしまう時がありますが出来るだけ返せるようにしますね。前もって連絡くださればキャラリセにはしませんのでご安心ください。

  • No.22 by 湊 翔太郎  2013-11-03 10:31:29 

だぁめ、教えない。就活が近いんだから、教えて下手に微妙な関係になってもお互い困るだろ?ほら、今の時代就職難でやっちゃう子はやっちゃうらしいからさ。
(人を見つめるのが癖とは、最近の子はコミュニケーション能力に秀でているとは聞いていたがこれもその一端なのだろうか。何にせよ彼にも悪気があったり、はたまた自分が可笑しなことをしたわけではないと分かり安堵しながら僅かに困ったような笑みで"はは…"なんて笑い声を相槌代わりに漏らして。しかしさすがは就活が近い学生と言うべきか自分の言った"良いとこ勤め"が何処なのか気になっている様子を見受けるものの口許に立てた人差し指を添えながら駄目との一言を返すと、彼に限ってないだろうが謂わばコネ入社を狙う輩と疑われることを危惧してのことと説明を続け。その時ここに来てまだ人が乗り込むのか、停車駅にて停まったらしい電車にさらに人が詰め込まれてきて思わず僅かにバランスを崩すと「ッ、と…すまん、ちょっと掴まらせてな。」と一声掛けてから彼と向かい合う形で押し詰められた体勢から手を伸ばし左手で相手の右肩に軽く掴まって。)

(/了解です、ではなるべくご報告を欠かさぬよう努めさせて頂きますね!)

  • No.23 by 村田 貴博  2013-11-03 22:08:41 



 ─…人事じゃないなら大丈夫ですよ。まあ強要はしませんけど。(“だぁめ”って、おいおい。やはり先程の自分の感情は誰彼ではなく、この人だからこそ生まれたものであって中々真剣な世間話をそっち退けている。ますます気になる彼の職種にやはり干渉は出来ないかと諦めの二言目。「…おっと。大丈夫ですか?」ちょうど良い間で電車が揺れる。それと同時に自分の右肩に添えられる彼の手。なんともベタなシチュエーションに彼を直視出来ずわざとらしい返しになってしまった。自分の肩を掴まる行為そのものがツボだったらしく思わず吊革を握る手に力が入ってしまう。彼は毎日このように電車に乗っているのだろうか。いつもこの満員電車に揺られいるのだろうか。これは聞いてもいいのかと迷いつつも「あの、いつも電車で通勤してるんですか?」と直球な質問を。)




(/帰宅が遅れてレスが返せませんでした!すみません。

  • No.24 by 湊 翔太郎  2013-11-04 13:22:30 

ん、大丈夫。…そうだなぁ、大体このくらいの時間に帰るようにしてるよ。あ、飲み会の時は勿論別だけどな。
(この混雑でも此方に気を遣ってくれるとは中々良くできた青年だと思う、普通ならこのくらいの年頃と言えばおっさんが触れるのも正直嫌がられるものと認識していたため余計に彼の気の良さに目が向けられ大丈夫との返事と共におのずと笑みが零れていて。例外はあるとはいえ基本的にこの時間帯の電車に乗ることが多いため質問に軽く頷くと、同時にこの質問が出るということは恐らく彼も自身と同じなのだろうと察して。再び動き出した電車に揺られ周りの人混み同様自身も時折体を揺れに合わせて揺らしていれば不意に腰辺りに何やら感触を感じ。人と人とが密着しあった中何とか自分自身の上体を見れば手の感じから恐らく自身と同じくらいの男性が己の体に腕を回している様子が。まあ男同士でこの混雑、恐らく掴まる場所がなくてした行為なのだろうと一人納得すると特にどうすることもせず視線を相手に戻すと「…まあ、普段は別の駅からなんだけど…ーー」などと話を再開し。)

  • No.25 by 村田 貴博  2013-11-04 16:29:44 



 ──ふぅん…、じゃあまた会えるかもしれないですね。飲み会が無い日は。(と、思ったことをそのまま口に出してしまった。確かに今日はいつもと同じ電車に乗っていて、特別なのは服装だけなのだから。基本は私服だが、こうやって外部から講師を招いてセミナーが開かれる時はリクルートスーツを纏っている。月に二度程のこの講習は自分は嫌いではない。将来や進路のことは兎も角、身が引き締まるし、スーツ慣れしておくのも悪くはないと思っているからだ。私情はそこまでにして、何処の駅から通勤しているのかくらい教えてくれるだろうか。そういえば名前も知らない。痴漢に遭った彼にナンパ紛いなことはしたく無いのだが聞いてみたいというのが本能。本当に自分はどうしようもなく子どもだな、と内心思いつつ溜息を吐くのと同時に彼を見下ろす。と、身長差で彼の腰付近に何処からか伸びている腕が見えた。…またかよ。「…へーえ、そうなんですかー。」鞄を自分の脚と脚の間に下ろして抑揚の無い棒読みの返答を漏らす。空いた両手を分断に使い片方は、右肩に添えられた彼の左手首を捕まえて、もう片方は彼の背後に回して此方に抱き寄せ。この人はもう…、鋭い視線を浴びせるように彼を見下ろす。)

  • No.26 by 湊 翔太郎  2013-11-04 17:14:41 

ッ、うお…え、っと…な、何かな…?
(年下は元々苦手ではなくむしろ好きな方だし、何よりこういった和やかな会話は聞いていて楽しい。満員電車というシチュエーションでもやっぱり誰かと話していると心が和むな、なんてことを呑気に考えていれば不意に体を引き寄せられ思わず驚きの声を漏らして。背後に彼の腕が回ったと感じてから然程しないうちに腰辺りに回されていた腕はするすると引っ込んでいき、こちらとしては掴まっていただけだと認識していたためにその後の腕の持ち主の行方に少しだけ心配を寄せて。そちらはそれでもいいとして、何より目の前の彼の行動が分からない。後ろを誰かが通ろうとした気配はしなかったし混雑から引き上げてくれたのだとしたら今更すぎる、10cmばかりの身長差のせいで目の前にあるのは彼のスーツを纏った肩とそれ越しに見える犇めく人混みだけで。暫く考えたがこの行動の意味が全く分からず、答えを求めるようにどこか情けない声で戸惑いがちに尋ねると僅かに首を捻って相手の方、といっても耳やら頬やらまでしか見えないのだがそちらをそっと見つめて。)

  • No.27 by 村田 貴博  2013-11-04 18:59:56 



 ──今掴まれてませんでした?(“何かな?”あぁ?いやいや、また触られてただろうに、腰を。腰だぞ腰。痴漢じゃないにしろもっと嫌がったりしないのかこの人は。と、まるで自分のモノにちょっかいを出された感覚だ。…て、嗚呼、あの人からしたら急に自分に掴まれて引き寄せられても対して痴漢に触れてるのと変わらないのか。そう考えると自分の行動は間違っていたな、と思い直し彼の手首を解放し背中からそっと手を離せば「すいません。急に。」と述べる。後々後悔が残る以上の行動に反省はしているものの少々混乱気味で彼と目を合わせることが出来ずに、そのまま何事もなかったかのように話を振る。「えーっと、最寄り何処ですか?俺は、□□、ですけど。」と、やはり下手な話し口調になってしまった。気付いてからじゃもう遅い。多分動揺している。彼という存在にこの短時間で随分御執心してしまっているのにそれが自分からの一方通行で、彼からしたら痴漢から助けて貰った只の学生ってだけ。それだけならともかく、その学生にまで痴漢紛いなことをされていてはもうトラウマだな、自分なら。とマイナス思考が巡る。)

  • No.28 by 湊 翔太郎  2013-11-04 19:24:35 

ああ、うん。確かに掴まられてたけど…?
(確かに彼のいう通り先程まで背後より誰かに掴まられていたが、それで何をどうしたら彼がこのような行動に至ったのか痴漢という認識をしていないせいで結局相手の心理にはたどり着けず。背中に手を添えて抱き寄せられたおかげか少々辛い体勢だった体を解放されほっと一息、それからこちらに謝る彼に特に気にしていないようなあっけらかんとした笑顔にて顔の前で手を軽く振りながら「あ、大丈夫大丈夫。ちょーっとおっさんの足がキただけだから。」などと冗談まじりに返して。それから何故か目を合わせようとしてくれない彼を少々不思議に思うものの尋ねられた問いに「え、マジか。俺も最寄りは□□だよ。いやー、こんな偶然あるもんなんだな。」と答えると思わぬ偶然か、まさかの最寄り駅が同じという事実に大層驚いたのか楽しげに目を輝かせながら少々興奮した様子で彼の肩を叩いて。)

  • No.29 by 村田 貴博  2013-11-04 20:47:22 



 ──本当にそれだけだと思いますか?気付いてないようなので教えてあげます。…また痴漢されてたんですよ。普通腰なんて掴まないでしょ。現に、貴方俺の肩、掴んだでしょ。(と、天然さんな彼にも納得のいく説明を小声で長々としてみる。伝わったのかは…分からないが、もう少しそういう意識をして欲しい。これは切実だ。彼自身が気付かない間に何度も何度も触りたい放題だな痴漢野郎。続いて彼の発言に「足が痛いんですか?」と冗談にも敏感に反応してしまう。瞬時に彼に視線を向ければぱちりと目が合ってしまう。「──偶然ですね。」まさかの最寄り駅が一緒だったという事実。彼はなんだか嬉しそうに見えるのだが気のせいか、それとも自分の都合のいい解釈か。そんな顔されるとどう返していいのか分からなくなる。目を輝かせて此方を見てくる姿に戸惑ってしまった。自分でも吃驚しているというのに。嗚呼、なんてことだ。)

  • No.30 by 湊 翔太郎  2013-11-04 21:20:57 

ッいや、いやいやいや。流石にそれは極論過ぎんだろ。女の人ならまだしも男なんだぞ?掴まる場所だって偶々掴みやすい場所だったのかもしれないし…何より、わざわざ三十越えたおっさんに痴漢するような物好きがそんなにたくさんいると思うか?
(自分の冗談に律儀に反応する相手にも、また続いている途中の話に返事をするのも忘れ先の相手の衝撃的な説明に苦笑いにも似た困ったような表情を浮かべたまま何を言い出すとばかりに首を何度も振って。一回り以上の歳の差のせいできっと彼は彼と同じくらいの歳の仲間に寄せるような心配をうっかりじぶんのようなおっさんにまで向けてくれているのだろうと、ひとり頭の中で納得のいくような解釈を立てれば相手の言っていることを誤解だとばかりに反論にて返して。ジェネレーションギャップなるものをこんなところで味わうこととなるとは思わず少々戸惑った様子で気を紛れさせるようにがりがりと襟足を掻くと何やら決心したように溜め息をつき、それから右手に持っていた鞄を足と足の間に置くと「…ほれ、俺だって正直肩よりこっちの方が掴まりやすいんだぞ?だから一概には言えねぇの、分かったか?」とのどこか言い聞かせるようなニュアンスの言葉を切っ掛けに先程の痴漢同様相手の胴体に腕を回し抱き着いて。)

  • No.31 by 村田 貴博  2013-11-04 22:01:04 



 物好きなら居ますよ。…俺もですけどね。(やはり伝わっていなかったのか。三十越え?おっさん?否、見えないんだけども。と言い返せない自分が歯痒い。…見た限りノン気だからそんなに鈍いのか。自分の世界の話しだが、くたびれたオッサンが好きな人も超筋肉質なマッチョが好きな人も居ると聞いたことがある。その手の人では無い彼が知るはずが無いと思うが…。と、思わず呟くように小さくこぼしてしまった二言目。聞こえてないことを願うが事実だからな。と、正当化してまたもや心の中で葛藤。そうこうしているうちに彼が実践を交えて論じてきた。もそもそと鞄を置いたかと思うと自分に抱き付き、“こっちの方が掴まり易い”だと…。─もう拷問だ、これは。自分はバイであり男女共々好きになれる類の人間で、両方と付き合ってみたことはある。そんな自分にバイだと知らずにこの満員電車のぎゅうぎゅうな車内で何をしてくれてるのか、この人の行動パターンは本当に読めない。「─貴方の言いたいことは分かりました。でも、まさか抱き着かれるなんて吃驚です。俺得ってやつですね。」と彼の耳元で紡いでみせる。)

  • No.32 by 湊 翔太郎  2013-11-04 22:57:57 

ッ、!…お、俺得…?そ、そっか…?
(流石におっさんに抱きつかれれば相手でもこの行為の空しさに気付いてくれるだろうと、そんな気持ちで行動に移してみたはずが耳元で囁かれた声は少なくとも落胆だとか嫌悪だとか、マイナスの感情は全く感じられず。それより何より普段されることのないような近距離からの囁きが背筋を通って小さな電気でも流れたかのような奇妙な感覚を与え、びくりと肩を跳ねさせた後満員電車の中での可能な限り俊敏な動作で相手から腕を離し未だ余韻のようにぞわぞわとする耳を手で押さえ。囁かれた俺得との言葉、本人の中で折れとく?"俺、特に何とも"で俺特?等々色々な言葉を巡り。その末に何がどう得なのかは分からずとも"俺が得した"の俺得に何とかたどり着くとその言葉で重要な何を得したのか、をきちんと考えないまま混乱気味の頭でぽつりと呟き。よく分かっていません、というような?マークが頭の上に浮かんでいそうなきょとんとした表情で首を傾げれば「…で、得って何を得したんだ?」なんて端から見れば何とも馬鹿っぽい質問を素直にぶつけて。)

  • No.33 by 村田 貴博  2013-11-04 23:47:07 



 ──はい。有り難う御座います。(耳元で言葉を返した後、そわそわと耳に手を添えだした彼を見て口角を上げる。意味は…、多分分かって無いよな、と淋しさも残るが彼にはまだ言う訳にはいかない。天然で年上のくせにどこか危なっかしい所が目が離せなくて、ついついお節介を焼きたくなる。なんというか、母性本能か。あ、否、自分は男だけど。まあ、それが擽られる感じがする。やはり此処は、マイペースではなく相手のペースに合わせて物事を進めるのが良いだろう。思案しているうちにまた別の駅に停車して人の出入りが激しくなる。より車内が混雑する中、彼と鞄共々座席の仕切り壁の方に押されると、今度は吊革ではなく網棚に手を掛ける。もう少しで着いてしまう等名残惜しそうに思っていると彼から“何を得したか”と聞かれた。やはりそうきたかと言わんばかりに溜息を吐く。自分に此処まで言わせる人はそう居ないだろうな。「──何を得したか、って。俺が貴方に抱きつかれてラッキーってことですよ。あとは自分で考えて下さい。」と彼の発想力を試すような言い方をする。これで分からなかったら色んな事を諦めた方がいいだろう。名前や勤務先を知るのも、自分と密接な関係に成りうる人であるかもしれないということも。)

  • No.34 by 湊 翔太郎  2013-11-05 00:29:13 

ら、ラッキーって…ーーいや、何考えて…あ、はは…は…。
(人の流れに巻き込まれ着いた先は先程までいた車内中心部よりかはまだ安全な壁際、自身は座席仕切りと扉とで出来た丁度角の部分に身を置くこととなり。はてさて、此処で彼から質問の答えが返ってはきたが自身の頭が固すぎるのかそれはどうにも理解し辛い答えで。もし自分が女子高生やOLといった立場ならば確かに年頃の青年にしてみればラッキーだろうが自分は三十を越えたサラリーマンのおっさん、嫌がられることはあってもラッキーだなんて思う要素があるだろうか。一度頭を真っ白にして考え直してみようと緩く首を捻りながら再び思考に耽った結果、ぽっとひとつの可能性が頭に浮かび。"もしも彼が女子高生やOLに抱き付かれるのと同じくらい良いと感じるほどの好意を自分に抱いていたら"?そんなことを考えた途端自分自身の自惚れ加減への恥ずかしさと、それ以上に込み上げてくる何とも言いにくい感情に無性に恥ずかしくなり困ったように眉を下げたままかああっとらしくもなく頬を染め上げるとそんな情けない表情を隠そうとするように両手を顔の前に掲げ誤魔化すような乾いた笑い声を漏らして。)

  • No.35 by 村田 貴博  2013-11-05 20:05:25 



 ──嗚呼、…これは、ちゃんと伝わったみたいですね。(座席仕切りと扉の角に追いやられた彼の頭上からぽつりと呟く。じーっと観察していると、どうやら今度は伝わってしまったようだ。少し嬉しいような、恥ずかしいような、残念なような…。これは、もう聞くしかないよな。自分の言動にこんなに頬を染めて、しかもそれを隠すように手で覆っている姿を見てしまったらもう決まっている。「えーっと、いいとこ勤めのサラリーマンのお兄さん。良かったら、名前教えてください。」と抑揚をつけて出来るだけ穏やかな口調でお願いしてみる。こういうのを下心って言うんだろうな。これじゃ本当に痴漢と一緒だな。初めてこんな出会い方をした。ちょっと気になる年上の男の人。たまに電車で会って話しぐらいはしてくれるかな。なんて浮ついた考えをしているあたりが何とも学生らしい。そんな自分は彼の目にはどのように映るのだろうか。それも聞いてみたい。だが、考えただけでも怖いな。)

  • No.36 by 湊 翔太郎  2013-11-05 21:07:48 

ッ、まじ…か…じゃあ…。
(頭上から聞こえた呟きにびくりと震えそっとそちらに目を向けると何だか色々と思案している様子の複雑な表情が目に入り、ぱちりと目が合った瞬間反射的に再び目を逸らすと先程の呟きによりほぼ確定した目の前の少年がゲイだとかホモだとか言われる性癖の持ち主であるという事実に思わず小さな声で独り言を漏らして。それらに対し差別的な感情は全くないもののそれでも流石に驚きが多く、何と言ったらいいのか分からないため空いた沈黙により頬の赤みもある程度引いてきた頃、穏やかな口調ながらも何処と無く彼が緊張しているような様が感じられる言葉が投げ掛けられ。正直まだ目を合わせるのは何となく気まずいような気持ちがあるがそれ以上にこんな彼に何故だか興味が湧いてきてしまい、口許を手で軽く覆ったまま「…湊 翔太郎、です…。少年の方も、名前聞かせてもらってもいい、かな…?」と、ちらちらと視線を合わせては逸らし、また合わせといった大分戸惑いが顕になった様子で応えて。)

  • No.37 by 村田 貴博  2013-11-05 21:54:24 



 ──じゃあ、って。…まあ、吃驚しますよね。すみません。(やはり友人にも、恋人にも告げた後は皆この反応。時には差別意識の高い人からぶつぶつと言われてしまうが、もう慣れてしまった。だが、相手に罪悪感を覚える。今回に至っては痴漢から助けた自分もその類の者という、複雑な状況。一定時間目を合わせてくれない彼を見ていたら分かってしまうが、驚くか、引くか、信用ならないか、まあ三択であるのは確かだ。先程強引に引き寄せて肩を抱いたことも疚しいと思われてもまあ仕方ないだろう。「─俺は、村田貴博。」と素直に答える。名前を教えたら“少年”て代名詞ではなくちゃんと呼んでくれるのかな、とまたもや願望を抱きつつ先程のように平常心を装う。「…あ、でも、俺女の子も普通に好きですよ。」変わらぬ声音、表情で付け足してみる。これで少しは安堵するだろうか。気になって仕方ないが窓の外に視線を移し彼の返答を待ってみることにした。)

  • No.38 by 湊 翔太郎  2013-11-05 22:36:38 

え、女の子も普通に好きなんだ…へえ…。
(生まれてこのかたまともな男性らしい人生を歩んできた自身が同性愛なんてものに詳しい訳もなく、まずオカマとゲイ・ホモの存在の違いすら分かっていない中"男が好きでも女の子も普通に好き"などという新たな事実に思わず復唱を重ねれば驚きというよりは半ば感心に近いような感嘆を漏らして。目の前の彼は内心気に病んでいる痴漢と程近い行為とした先程のそれを本人としては本物の痴漢すら大体の場合気にしていないため彼についても例外ではなく、むしろ助けてくれたという意識の方が大きいためか相手を軽蔑なんてするつもりは毛頭なく。それよりも自分の全く見知らぬ世界の話に惹かれている訳ではないが怖いもの見たさに近いような不思議な高揚感を覚えており、ここまで来て漸く気持ちの整理がついたのか不意に窓の外に視線を投げ掛ける彼の肩を軽く叩いて呼ぶと「…じゃあ村田君、もし良ければ同じ電車になった時くらい俺の話し相手になってくれないか?…ほら、誰かといる方が変なのも寄ってこないだろうし。どうかな?」と緩く首を捻りながら話を持ち掛けて。彼と話をしてみたいがために建前じみた言葉を使ってしまったが、これで乗ってきてくれるかは彼次第であるため少々緊張しており朗らかな笑みの中にも何処か固さが現れたような複雑な表情をしていて。)

  • No.39 by 村田 貴博  2013-11-05 22:58:18 



 ──んと、両性愛って聞いたこと無いですか?…それっぽいんですよね、俺。(やはり極々一般人相手にこの手の会話はキツかったかと、反省しつつも取り敢えずは、彼は異常な差別人では無いことに安堵した。否、これはもう先程までの会話からして分かっていることだが、小さなことでも嬉しく感じてしまう。鼓動を抑えつつもやはり彼の前では平常心で振る舞っていたいためかポーカーフェイスを気取る。いつまで続くかは勿論不明だ。そんな思案をしていると肩をゆるく叩かれて彼に話し掛けられる。どうやら電車で会ったら話し相手をして欲しいそうな…。これは大人としての社交辞令か、または自分のことが気になりつつある…と自分にとって都合のいいことを考えてしまう。期待ははなからして無いが折角なので「はい。俺もちょっと湊さんが心配なんで。」と痴漢されていた彼のことを気遣うようなわざとらしい台詞を吐く。上っ面だけは悪くは無いのが特徴なので友人や先輩後輩には慕われる方だ。彼に通じるのかは謎であるが。)

  • No.40 by 湊 翔太郎  2013-11-06 20:15:07 

…年上相手に心配なんて生意気だぞー、そんなこと言ったら君の方こそ心配だよ?色んな意味で。
(此方から痴漢に遭わない予防線という名目で誘いはしたもののかといって年下、しかもまだ社会に出てすらいない学生の彼の口から心配などという言葉が出るのは何だか複雑ならしく、不満げに唇を尖らせると相手の額に中々強打のデコピンを仕掛けるなどという八つ当たりじみた報復と共に先程よりも僅かに低い声で呟いて。というか、正直自身からしてみれば彼の方こそ心配なのだ。先程教えられた両性愛なる己の性癖に翻弄されうっかり道を誤ってはしまわぬか、未来ある若者である彼のいく末を塞ぐような事態が起きてしまわないか、三十越えたおっさんの自分が痴漢に遭うよりも余程心配で。そんな話をしていれば漸く目的の駅に着いたのか車内アナウンスに反応してもそもそと足元に置いていた鞄を抱え直せば開く扉のあるま反対側の扉をちらりと一瞥しながら「…ちゃんと降りれるかな…。」などと少々困ったような声色で独り言を口にし。)

  • No.41 by 村田 貴博  2013-11-06 21:05:07 



 ──ははっ、色んな意味で心配? なんですかそれ。(“色んな意味”とは、両性愛者の自分を心配だ、ということなのだろうか。今日初めて会った人にカミングアウトして、普通に受け入れられて、今に至っている。きっとこれも彼だからだろう。突っ込むことはせず、くすくすと笑い流す。年上相手に“心配”は少し生意気だっただろうか。若干不機嫌めいた彼の表情、それはそれで悦いと思ってしまう自分はやはり可笑しい、かな。そんな彼が突然自分の額にデコピンをしてきた。…なんとも彼らしい。と、小さな遣り取りでも楽しいと思える自分に気付き、そうこうしているうちに□□駅に着いてしまったようだ。だが、電車は次第に停車するがこの混雑故に降り口付近は大渋滞。そして人口密度が非常に高い。「──繋ぎます?」自身の右手を揺らりと顔前にちらつかせて、そんな冗談を真顔で言ってみた。彼がどんな反応するのかが、ただ、みたいだけに。…でも、このまま改札を出てしまったらそれっきりかもしれない、この浅い関係を変えるには自分から踏み出すことしか思いつかなかった。)

  • No.42 by 湊 翔太郎  2013-11-07 20:20:55 

まるで迷子みたいに…まあ、助かるけどさ。
(人混みに紛れないように手を繋ぐ、と言えばどうしても彼氏彼女よりも迷子の子供相手に話すようなイメージが強いらしく、先程生意気だとたしなめたばかりなのにと不服そうに相手をじろりと軽く睨み。不満げに唇を尖らせたままぶつぶつと声を漏らしはしたものの、平均的な身長である自分からしてみれば何だかんだと言うものの自分よりかは人波に流されにくいであろう長身の彼に掴まっていられるのは有り難いもので。少しだけまだむすっとしているものの差し出された手にそっと手を差し出し、そのままなるべく離れにくいようにと指と指の間に交互に指を絡めていくようなしっかりとした握り方で対応すると片手で鞄を抱え直し。駅に到着すると共にざわつきだした人々に僅かに身を固くすると「…君、うっかり足踏まれないように気を付けろよ?」との言葉を残しながら少しだけ強張り気味なものの和ませるのが目的なのかにいっと笑って見せて。)

  • No.43 by 村田 貴博  2013-11-07 22:34:50 



 ──迷子だったら俺が湊さんの保護者ですか?(彼の例えに突っ込んで冗談を言う。こんな事しか言えないから背格好のわりに子どもっぽいのだろうか。それでも、此方を睨んだり、唇を尖らせたりする彼を見てしまえば…生殺しだ。もじもじと躊躇しつつも自分の手を取ってくれたことが嬉しかった。ついでに、指と指を絡めてきた彼はどういうつもりなのか分からず思考が止まる。これは良いように解釈していいのか。否、この人のことだ。どうせ、“こっちの方が離れないだろ”とか“なんとなく”とか言うに決まってる。もう、後者に至っては本当に生殺しだ。自分も鞄を空いた手で持てば彼と目を合わせて「──俺は大丈夫ですよ。あの、湊さん。これ、恋人繋ぎって知ってます?」あえてのこの質問。自分と繋がれた相手の手を掬い上げて彼の手をきゅっと握る。口元に笑みを含ませて、いかにも、余裕ですと言わんばかりに尋ねた。内心浮ついているのを悟られないように。)

  • No.44 by 湊 翔太郎  2013-11-07 22:59:01 

…なに、村田君こんなので意識しちゃってんの?
(此方の例えに冗談っぽく返事をする彼をたしなめるように軽く肘で腹の辺りを小突いてやれば、そのすぐ後相手の力で不意に握った手を持ち上げられ。"恋人繋ぎ"とやらは知らなかったが、成る程カップルが離れないようにするには確かにぴったりな握り方だと少し納得してしまい。相手がバイだということは先程聞いたため知っているが、この発言や出会ってからの行動諸々を考える限り恐らく自分も対象範囲に該当してしまっている様子が窺え。だからといって先程のようにただ顔を赤らめ恥ずかしがっているなど年上としての威厳に関わると考え、一瞬考えてから手をぎゅっと握り直すと余裕ぶった相手の顔を見つめ。ふっと気を抜いたように出来るだけ自然な笑みを浮かべながら悪戯っぽい言葉で挑発じみたチョッカイを出してやれば、開いた電車の扉から出ようとする人混みの中に相手の腕を引きながら入っていき。)

  • No.45 by 村田 貴博  2013-11-08 23:18:28 



 ──そうですよ、意識してますよ。湊さんは余裕みたいですけどね。(相手に問われた質問には素直な気持ちを伝えた。どこか挑発めいた発言と、脇腹を小突く動作に彼の印象は一転した。天然でどこか悪戯っこのような、何とも興味深い。それともわざとこんな態度を取られたのだろうか。あまりに驚きで暫く思案しつつ、彼に手を引かれて導かれ、車両を降りる。人混みに飲まれながらも改札を目指して彼とホームをつき進む。エスカレーターわきに差し掛かるとき彼の手を引いて人混みから避け、ふらりと壁に寄りかかれば「──やっぱ、凄い人ですね。あの、このまま帰っちゃいます? 俺は改札の東口の方なんですけど。」遠回しに家の方面を尋ねる。何でも良い。次いつ会えるか不明な彼を引き止めたかったのと、ただ単に聞きたかったのと半々くらいだろうか。未だに彼の手は握ったままで、小首を傾げて視線を向ける。…にしても変な学生だな。彼の中でそんなイメージだけでもついていて欲しい。簡単に忘れないようなイメージを。)

  • No.46 by 湊 翔太郎  2013-11-09 12:21:40 

え、あ…そ、うなんだ…へぇ…。
(ちょっとした悪戯心からきたチョッカイだったためちょっと向きになって否定でもしてくれればそれで満足だったのに、予想に反して大分すんなりと肯定の言葉を発してきた相手に思わず戸惑ってしまい人混みで表情が読めないのを良いことに曖昧な相槌と共に困ったような表情を晒して。人混みから抜けホームの開けた場所に出るとふらつきながら壁に寄りかかった相手に思わず手を差しのべるべきか、と迷うように手をさ迷わせながら心配そうに眉を下げて。「え、ああ…うん、俺も東口。〇丁目の公園の辺りに住んでるんだ。…それより、村田君大丈夫か?結構人混み辛かったみたいだけど…。」彼の質問に応えぼんやりとした家の付近の説明をし。それよりも少し疲れた様子の相手が気になるらしく、やはり社会にまだ出ていない学生にはこういった混雑は相当疲労するものなのだろうか、なんて考えながら気遣うような様子で相手の顔をそっと覗き込んで。)

  • No.47 by 村田 貴博  2013-11-09 21:42:29 



 ──なーんて、言われたら流石に困っちゃいますよね。(相手からの曖昧な返答に戸惑いつつもこんな軽はずみな言葉を掛ける。少し困りがちなその返答と、場の空気と調和されてしまったという虚しさに眉尻を下げつつも、変わらぬ声音で発した。壁際にてふわりと手を離せば咳払いをひとつ。どうやら彼は自分が人混みに酔ったと思っているようだ。気を遣ってくれる優しさが今は自分にとっては辛さにも感じてしまう。顔を覗き込まれては「──大丈夫ですよ。 あ、俺のアパートはその公園突き進んで、コンビニの向かいですね…。」と、返す。自宅も近かったのか。なのに何故今まで見たことも無かったのだろう。これだけの距離なら絶対何処かで見たことがあると思うが…と、不思議がっているとふと浮かんだ言葉は「良かったら、そこまで、一緒に行きませんか?今日だけでも。」とポケットの中から定期券が入ったパスケースを取り出して顔横で軽く揺すって見せ。)

  • No.48 by 湊 翔太郎  2013-11-09 22:52:45 

…そっか、じゃあ途中まで。おじさんが送っていってあげよーう。
(戸惑ってしまった自分を気にかけるようにしながらも何処かしおらしさの感じられる相手の表情に、迂闊な行動を取ってしまったと罪悪感を覚え。それでも一先ず彼の気分が悪いわけではないと分かっただけ救いだと覗き込むような姿勢を戻しながらまだ少しだけ戸惑いが後を引いたような微妙な表情で微笑んで。罪滅ぼしだなんて語るつもりはないが帰り道を共にすることを提案する彼に軽く頷いてやりながら場の雰囲気を何とか先程までの和やかな調子に戻そうとおどけた様子で言葉を返して。そのまま相手についてくるように促す意味で視線を一度向けてから先導するべく先に歩きだすとパスケースを鞄から取り出しながら改札口へと向かって。)

  • No.49 by 村田 貴博  2013-11-10 21:56:19 



 ──送るだけ? 寄ってってもいんですよ。(どうやら彼に気を使わせてしまったらしく、雰囲気を変えようと“送っていく”と言った彼に笑みを含ませて冗談を言ってみた。それと同時に彼の上着の裾を摘んでくいっと引っ張ってどこか悪戯めいた子どものように舌をぺろりと出してみる。…これで何事にも気にすることなく過ごせるだろう。彼も何も気にしなくなってくれればいいのだが。きっと優しい人なんだろう。天然で良心ときたら、最早その手の類の者からしたら……、やめよう、彼に少なからず失礼になってしまう。自分の前を歩きだした彼に続いて付いて行き、定期券をかざして改札を抜ける。他にどんな話をしようかと、考えながら歩くもののこういうときに限って中々思いつかない。やっとの事で下記の質問を思いついた。「あの、湊さん。朝早いんですか? …何時の電車乗ってるのかなって思って。」と、久し振りに付けた腕時計を眺めながら。)



(/時間空いてしまってすみません!

  • No.50 by 湊 翔太郎  2013-11-12 17:03:53 

流石にそれは迷惑だろうし遠慮しておくよ。…というか村田君、もうちょっと警戒した方がいいんじゃないかな?出会ったばっかりのおっさんなんて部屋に引き込もうとするなんて、痛い目あっても知らないよ?
(服を引く軽い力を感じ緩く首を傾げれば舌を出しながら悪戯っぽくこちらを誘う相手、まるで仲良くなった友人を部屋に呼ぶような軽い調子に少しだけ困り顔で首を振ると誘いを断り。同年代ならこの程度のこともアリなのかもしれないが此方は所謂おっさんで、自分はやましい思いなどないが他の人間なら彼のような瑞々しい若者にやましいことを仕出かそうと悪意を抱いている者が居ても可笑しくないのだ。忠告の意も込めて少しだけ怒ったような調子で応えると言い聞かせるように立てた指を相手に向け差して。改札を抜けてから思い出したようにこちらに語りかけ始めた彼を見て、もしや話し相手に、と頼んだことに責任感を感じてしまっているのではと危惧してしまう。「そんなに早くもないよ。大体いつも7:30とか、そのくらい。…話し相手頼んだからって、俺に合わせるこたないんだよ?」と少しだけ申し訳なさげに眉を下げながら応えると夜の冷えた風に当たったせいか、ふるりと身を震わせると小さくくしゃみをして。)

  • No.51 by 湊 翔太郎  2013-11-25 23:36:54 

(/いらっしゃらないようですからもう覗きに来るのも止めますね。素敵な時間をどうもありがとうございました、これからも主様のなりきりが充実することを心より願っております。
それでは、さようなら。)

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