ヌシ 2013-10-31 00:02:56 |
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ら、ラッキーって…ーーいや、何考えて…あ、はは…は…。
(人の流れに巻き込まれ着いた先は先程までいた車内中心部よりかはまだ安全な壁際、自身は座席仕切りと扉とで出来た丁度角の部分に身を置くこととなり。はてさて、此処で彼から質問の答えが返ってはきたが自身の頭が固すぎるのかそれはどうにも理解し辛い答えで。もし自分が女子高生やOLといった立場ならば確かに年頃の青年にしてみればラッキーだろうが自分は三十を越えたサラリーマンのおっさん、嫌がられることはあってもラッキーだなんて思う要素があるだろうか。一度頭を真っ白にして考え直してみようと緩く首を捻りながら再び思考に耽った結果、ぽっとひとつの可能性が頭に浮かび。"もしも彼が女子高生やOLに抱き付かれるのと同じくらい良いと感じるほどの好意を自分に抱いていたら"?そんなことを考えた途端自分自身の自惚れ加減への恥ずかしさと、それ以上に込み上げてくる何とも言いにくい感情に無性に恥ずかしくなり困ったように眉を下げたままかああっとらしくもなく頬を染め上げるとそんな情けない表情を隠そうとするように両手を顔の前に掲げ誤魔化すような乾いた笑い声を漏らして。)
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