黒の軌跡〆

いえ、トレーナーさんが元気になったならそれが何よりですよ！でも、無茶なことはしちゃダメですよ？あたしに出来ることならなんでもするんで、無理する前に頼ってくださいね
(相手が元気になってくれたならどんなことも瑣末な問題であり責めたり咎めることなく純粋にそう笑顔浮かべては、もしも自分に出来ることがあるなら相手のためにどんなことでもしてあげたいと改めて意気込んでみせると、鼻歌混じりに焼けるハンバーグを眺めていて)

うん、もう遠慮なんかしないでめっちゃ頼るから。嫌だって言っても聞かないからね。
(キタちゃんと出会った当初は年下に頼るのは少し恥ずかしかったが、絆が深まった今なら遠慮なんかなくむしろ自分よりも頼りになるキタちゃんに助けられるのは当たり前だと認識しているので少し子供っぽくなりながら頼らせてもらうも伝え)

はい！ドーンとあたしに任せちゃってください！…あっ、トレーナーさん、ハンバーグいい感じに焼けてきましたよ！焼き色も綺麗でいい匂いがして来ました、お腹空いて来ちゃいますね
(胸をドンと叩いて改めて自信満々にそう言い放ち、それからフライパンの上のハンバーグがいい塩梅になってきたのが素人目にもわかれば相手にそう報告をしては、余計におなかが減ってきてしまうなとお腹をさすりながら満面の笑顔浮かべていて)

食欲そそられる匂いだね、よく焼けました。それじゃこっちのお皿に移して人参入れるためにこれで十字に切れ込み入れて
(初めてにしては焦がさず焼けて素晴らしい出来だったのでまた頭を撫でて褒めてあげれば、お皿を2つ用意して現在茹でてる人参を入れるために真ん中に切り込みを入れて欲しいと小さなナイフを渡して)

トレーナーさんのお陰ですよ！あたし一人だったらここまではとてもじゃないけど無理でしたから。……こんな感じで大丈夫ですか？
(ここまで上手くいったのは間違いなく相手の教え方が良かったお陰だと感じていて、満面の笑みを浮かべて。にんじんを刺すための切り込みを作るということでここは気を抜けないなと考えては慎重に言われた通りの切り込みを作り、小首傾げて)

大丈夫だよ、それじゃ……よいしょっと、やばい、ふふ…豪快すぎてほんとに面白いね
(キチンと切れてるねと確認すれば茹で上がった人参を冷まして1本手に取ればそのままキタちゃんの分のハンバーグにぶっ刺し、あまりにシュールかつ豪快な絵面がツボにハマったのか笑いこらえている様子で)

あはは、ですね！あたしたちにとっては見慣れたものですけど、普通のお店ではまずこんなハンバーグはメニューには滅多にないですもんね
(自分にとっては決して珍しいものではないカフェテリアの定番料理の一つだが、たまに外食するとウマ娘がよく通う店ならまだしも人間用の店でこんな風ににんじんの刺さったハンバーグなんてないと笑顔で語り、そう考えると確かにシュールかもしれないとビジュアルを改めて見て感じれば、共感示してい明るく笑って)

一般人はまず口にする事ないからね。それじゃキタちゃん、俺の分も人参お願いします！
(ウマ娘なら当たり前の料理でも我々人間からしたら謎の料理だよねと苦笑いすれば気を取り直して、キタちゃんが作ってくれた自分のハンバーグが乗った皿を手にすればキタちゃんの前に出して人参を刺して欲しいとお願いして)

お任せあれ！いきますよ…えいっ！…凄いですね、本当にカフェテリアでいつも食べるような感じのニンジンハンバーグが出来ちゃいました、トレーナーさんの手助けがあったとはいえこれを自分が作ったなんてちょっと信じられないです
(言われた通りにニンジンを刺せば、仕上がりがカフェテリアででてくるものとさほど変わらないことに改めて気づけば、これを料理経験のあまりない自分か作ったというのはにわかには信じられないなと、やや興奮気味に語り)

そもそも家で作る人もあんまりいないんじゃないかな？まぁどうあれ、キタちゃんはこんなすごい料理作ったんだから胸張っていいよ
(ほとんど創作料理に近いにんじんハンバーグを家で作る人はそうそういないだろうと苦笑いするも、自分も手伝ったがキタちゃんはこんな立派な料理を作れるのだから自信を持っていいと伝えて「

ありがとうございます、これも全部トレーナーさんのおかげですよ！…あたし、もう待ち切れないです！早くいただきましょう
(改めて相手への感謝を口にしては、ワクワクしながら完成したソレを見て、食欲をそそる見た目と匂いに早く食べたいと急かすように口にすれば、キラキラした目で相手とにんじんハンバーグとを見比べていて)

確かにお腹空くね、早速食べよっか……あ、ごめんユキ。心配かけたね、もう大丈夫だから。キタちゃん、ユキにもご飯お願いできるかな？
(2人で作ったからかもだけどこの見た目と匂いは食欲そそられるなと共感すれば、いつの間にかユキが足元にいてどうやら料理が終わるまでどこかにいたんだなと察すれば、キタちゃんにユキのご飯お願いして)

あっ、そうですよね、あたしたちだけじゃなくて、ユキちゃんもお腹空いちゃいますよね！…それにしても、ちゃんとあたしたちの料理の終わりをわかって待っていたみたいですよね、猫ってすごく賢い動物なんだなぁ…
(相手に言われてハッとして、これまでずっと静かだったためユキがいる事を忘れそうになっていたが、当然相手と一緒に暮らしている以上家にいるのは当たり前のことであり、だとすればきっと自分たちの作業を邪魔しないようにと待っていたのだろうということごわかり、猫とはこんなにも賢い生き物なんだなと感心しつつ、ユキの分のご飯も専用のお皿に入れてやって)

この子本当に頭いいよ、基本俺が何かしてる時はどこかに隠れて邪魔しないようにしてるし。それじゃ早速食べよっか、お米沢山食べる？
(猫の中でも本当に頭が良いんだろうなと日々の暮らしから察しており、キタちゃんとユキの様子見ながら炊飯ジャーを開けて自分のご飯を盛れば、キタちゃんはもっと食べるかなと大きめの器探して)

そうなんですね、良い子にしてて偉い偉い……あ、はい！是非大盛りでお願いしたいです！
(成り行きとはいえユキの世話を押し付けるような形になってしまいはしたが、それでも物分かりのいい子なら少しはトレーナーの負担も軽いかなと考えては、ユキの頭を撫でつつ、相手の質問に元気よくそう返事をして)

はいよー……これぐらいでいいかな。お米沢山炊いといて本当に良かったよ。たんと食べな
(キタちゃんの声に軽く返せばどんぶり器にジャーに入ったお米全部盛ってキタちゃんの席の前に置いて、自分も対面の席に着いて食べる準備をし)

わあ…本当に大盛りですね！これなら流石のあたしでも大満足できちゃいそうです
(どんぶり満タンまで盛り付けられたそれを受け取れば、ウマ娘だけあって沢山食べる方ではあるが、それでもこれだけ量があれば、余程の大食いでなければ十分な量であるといえて、嬉しげに感嘆の声を漏らすと瞳輝かせて)

キタちゃんがおなかいっぱいになったら俺も嬉しいからね。それじゃ冷めないうちに食べよっか、いただきます
(目を輝かせるキタちゃんにニコニコと微笑み返し、とても嬉しくなるなと思いながら手を合わせて、いただきますと声を発して箸を手に持ち)

いただきます！…美味しい、美味しいですよ！カフェテリアで食べるにんじんハンバーグより美味しくできてる気がします！…やっぱり自分で作ると一味も二味も違いますね！
(自身もまた両手を合わせてから、まずは早速にんじんハンバーグを一口。誇張抜きにこれまで食べた中でも一番かもしれないと、そんな風に口にしては次々とハンバーグを口へと運び、マカロンの時もそうだったが自分で作るとやはり美味しく感じるものなんだなと満足げな表情でもぐもぐ食べ進めて)

うん、本当に美味しいよ。キタちゃんと作ったからかな。始めて作ったにしては満点超えてるレベルでよくできてると思う。また一緒に料理しようね
(自分もハンバーグを口に入れれば美味しさのあまり目を見開いて少し驚き、一緒に作ったのもあるが始めてでこんなに完成度の高いものを作れるなんてすごいなと褒めて、またこういう事をしたいなと思い一緒に料理しようねと誘って)