異能世界でぼくらは生きるｰせかいトリニティｰ（物語シリーズといのぼくのキャラのなりきりストーリー）

火澄｢そうそう……未来は人生における絶対的な線路じゃない。俺ちゃんたちで決めるものだからね…………俺ちゃん名言じゃない！？｣
ディア｢そういう所だぞMr.バカ狐｣
火澄｢酷くない！？……まぁ、俺ちゃんも君たちの未来を作る裏方を演じさせてもらうよ。演者は君達ね……そして俺ちゃん達は君達の明るい未来を邪魔する有害因子や絶対悪を掃除するよ……例えば『背教王』とか｣

祐介「…ふざけるな、そんな確証どこにあるって言うんだ…！言ったはずだ、もう俺達も限界なんだと！！(懐からタブレットの入ったケースを出し、口に一つ放り込む)魔人化！！！(魔人化状態になった瞬間、周りを風圧で吹き飛ばしながらその場から消える)」

リミテッドクラインの内部分裂も、時間の問題か・・・・・羽川さん。すみません、お見苦しい所を見せてしまいました。
・・・・・今更、とは思いますが、ここから先は余り関わらない方が────by舞奈香

羽川「ううん、私の事は気にしなくて…いたっ(右腕を抑えると、そこから血が出ていた)あれ？いつのまに…」

ディア｢やれやれ……『慈愛の奏楽』（ヴァイオリンを奏でて羽川の傷を治す)｣

・・・・・・羽川さん。今日、時間ありますか？by舞奈香

羽川「ごめん、今日はこの後塾があって…って、もうこんな時間！早く行かないと！また学校でね！喜瀬さん！(そこから走り去っていく)」

・・・・・・・まぁ、それもそうか・・・・。


ディアさん、この状況を、どうみますか？by舞奈香

ディア｢私から言えるのは、我々にとっての不利な状況が立て続けに発生しすぎている。故に今一つでも判断を誤ればそこから崩れさるだろう……紫炎殿も不在の今、背教王の『例の手先』が殺戮をしてもおかしくない、だがその対処をしている内に暁光が動き取り返しがつかなくなるかもしれん…確実に言えることは『今が踏ん張り時、今倒れれば終わりは確かになっていく』｣

・・・・・・そう、ですか。by舞奈香

ディア｢だが焦れという訳では無い……焦っていればつけ込まれる。肩の力を抜いて前を見なさい、私が言ってやれることはそれだけだ(ヴァイオリンを消すと歩いていき一度背を向けたまま止まる)助けがいるならば頼りなさい、手を貸そう｣

【その頃___】

刹「ｽﾔｧ……(立ったまま寝てる)」
悪羅『起きろ!!さすがに寝すぎだぞお前!!』
荊棘『寝かせておいて差しあげたら……とも言えませんわね』
悪羅『起きろっつってんだよオイ刹！…………ダメだなこりゃ』

ノラ「(黒い半袖パーカーを着た少年が何かを探している)うーん…どこにも居ないだぜ…」
スズ「(白のワンピースを着た三つ編みの少女がノラと歩いている)祐介、何かあったのかにゃー…ゲームセンターにもいなかったし…」
ノラ「祐介がなんの理由も無く居なくなる筈がないんだぜ！最近、みんな暗い顔しかしないから、多分それで…」
スズ「…それなら、ノラの方こそ大丈夫なのにゃ？1番大和の近くに居たのは、ノラでしょ？」
ノラ「それは、そうだけど…」

刹｢ｽﾔｧ……(何故か寝ながら歩き始め)｣
悪羅『寝るのか歩くのかどっちかにしろ!?危ねぇよ!!!ぶつかっても…(ノラ達の気配を察知し)おいそのまま歩くな！誰かにぶつかるぞ!?おい！』

スズ「無理は禁物って、菜乃花も言ってたのにゃ。大和の悪魔化の苦しみを感じたノラなら、もう察してるはずにゃ。スズ達の正体が、何なのか」
ノラ「スズ…もしかして、スズは───(すると、刹とぶつかりその場に倒れ込む)うわっ！」
スズ「ノラ！大丈夫にゃ！？」

刹「ｽﾔｽﾔ……」
悪魔『悪ぃな坊主!!!悪気はねぇ！おい、刹!!起きろ!!ぶつかっても寝てるたァどういうこった!!!おい!!!』

ノラ「っ…！なんなんだぜお前ら…！(キッと刹を睨むが、頭痛が走り頭を抑える)ぐっ…」
スズ「ノラ、無理しない方がいいにゃ。言ったはずにゃ、スズ達は…」
ノラ「心配しなくてもこのぐらい大丈夫だぜ、スズ」

刹「ん…………んぅ…？(起き上がってノラ達を見る)……どちら様、ですか……？」
悪羅『刹、お前はコイツらにぶつかって転ばせたんだよ、謝れや』
刹「え……ごめん…なさい」

ノラ「…わかればいいんだぜ(と言いながらもそっぽを向く)」

刹「私……また寝ながら、歩いてたんだね……(着物をパッパッと払ってから、ノラに手を差し出す)……立てる…？」