吸血鬼な彼女と俺の日常。{NL/吸血鬼役募集}

「ん…(寝てた)」
軋む体を起こし、周りを見渡し
「あ…」
椅子に座ってカクッと寝ている彼女を見つけ、
「ありがと」
ぼそっと呟き毛布をかける

「…ううん…」
一度、声を漏らすも、毛布の温かさに笑みをこぼして

「ふっ…w変な顔…ww」
クスクスと笑いながら

「…んん！」
と、故意か無意識か、香槻に軽く蹴りを入れまた眠り始めて

「ぎゃｯ！？…ってぇ～～！！」
おでこをさすりながらジトォ～…と彼女を見つめ、
「もっかい寝よ…」
ベッドに上がり眠りにつく

「…ふぁあ…」
起きて、ベッドに行き、香槻の顔を見てみる
「…むかつく顔してるわね…」
香槻の顔をまじまじみて、悪態をつき、めくれてるシーツをかけなおす

「スー…zZ」
寝息をたてながら深い眠りにつきつつ。
「んへへぇ～//」
ニコニコしたり笑ったりしている

「…まったく、変な人なんだから」
言葉とは裏腹に穏やかな笑みを浮かべ

「ん……あ…//」
目が覚めて伊万里の笑顔を見てしまい、目をぱちくりさせながら頬を染める。

「…！起きたのね。熱とかどう？」
香槻の顔を覗き込んで、具合はよくなったか聞いてみて

「‥あ～っちょっと頭いてぇけど、熱は多分ない？と思う…あとさ、近いよ…」
もぉ～…と言いながら、今度はぐいぐい伊万里を押す。

「なっ…たまたまよ！とにかくもう大丈夫そうね」
近い、と言われてむすっとして、やっつけ感のある声で、もう大丈夫でしょと聞いて

「まぁな。」
じとぉ～っと伊万里を見やり、
「…ありがとな」
少し照れくさそうにはにかむ

(※返信遅れてごめんね！
塾行ってたの！)

「…別に暇だったから」
プイッと横を向くも、照れているのか目を合わせようとしないで

(全然ダイジョブです！塾お疲れ様です)

「ふーん…それで？あんたはもう帰るんだろ？」
俺はまだ帰らないから。と言って伊万里を見つめて
(※ありがとう！)

「えっ？ああ、そうね」
じゃあ戻ろうか、としたとき今から戻っても大して授業に入れないと気づき、ピタ、と歩みを止める
(いえいえ、全然！)

「ん？ど、どした？」
様子が変な彼女を不思議そうに見つめる。
(※^▽^/)

「いや、今から戻ってもあと十分しか授業受けられないと思って」
どうしようか、と悩んだ時、熱がないならお昼の分を食べてしまおうか、と考えて
「…もう具合はいいのね？」
と再確認して

「あ、確かにw」
そうだな。と相槌を打って、
「え、ああ。おかげさまで。」
どうしたのか…と伊万里を見つめ

「…じゃ、することは一つね」
にやり、と笑ってから人差し指を口に当てて