ツイステでなりちゃ（１対１）

カリム:へ？　女の子！？
麗奈:……

マレウス）気を失っているのか？医務室へ運ぶか。
マレウスは、麗奈を抱き抱えると医務室に向かった。
キルティ）カリム、学園長に話してきてくれ。頼んだ。
キルティは、マレウスの後を追った。

カリム:わかった！(学園長のところへ走り)
麗奈:……(うっすらと目を開けて。髪の間から殴られたようなアザがいくつもあって)

マレウス）傷が随分とあるな。回復魔法は性に合わんが...いや、魔力の持たない人の子に負担がかかると大変だ。医務室で治療もしてもらうか。
キルティ）マレウス様！
キルティは、マレウスに追い付いた。
キルティ）カリムに頼んで、学園長に話してもらうよう頼みました。
マレウス）そうか、分かった。

学園長:ドラコニアくん、フォルンくん！(しばらくして医務室に来て)
麗奈:……(ボーッと宙を見ていたら鼻血まで出始めてしまい)

キルティ）あ、来た。
マレウス）遅かったな。
キルティとマレウスは暇だったため、トランプをしていた。
マレウス）一応ベッドに横にはさせたんだが、どういうわけか、反応がない。
キルティ）鼻血まで出してますね。悪化してるんでしょうか？

学園長:…ふむ、侵入者ではなさそうですね。しかしどうやって…？
カリム:植物園を歩いてたら倒れてたんだ
麗奈:…(ゆっくり回りを見て)

マレウス）ようやく動いたか。話は出来るだろうか？
キルティ）聞いてみましょう。人の子、これが何か分かるか？
キルティは先程していたトランプを見せた。

麗奈:……トランプ

キルティ）意識ははっきりしているな。
マレウス）だが、傷はある。回復魔法は性に合わんが、人の子に負担がかかるとまずい。どうするか。

学園長:やれやれ、私がやりますよ(麗奈に回復魔法をかけて)
麗奈:……？

キルティ）流石は学園長だな。
マレウス）傷も消えたな。どこも痛まないか？

麗奈:……(ゆっくりうなずいて)
学園長:あなた、名前は？
麗奈:れ、麗奈と言います…

マレウス）ほう、麗奈か。
キルティ）どうやってここに来た。
セベク）若様、ご無事ですか！

麗奈：どうやって…？？（わからないと言うように首を振って）
リリア：マレウス、キルティ、こんなところにいたのか？

セベク）若様、起き上がって大丈夫なのですか？
マレウス）僕は大丈夫だ。なんともない。
キルティ）セベク、ここにいるのは、見知らぬ人の子が倒れていたから、マレウス様が運んだんだ。だが、何故ここにいると分かった？リリア、探していたの？
シルバー）道中カリムに会いました。

カリム：オレがシルバーに会って、ついでにリリアとセベクも呼んだんだ
麗奈：……（いろいろと思い返しているうちに記憶が鮮明になっていき）

キルティ）カリム、もしやマレウス様が医務室にいるとだけ言ったのか？
マレウス）何か覚えていることはないか？
セベク）若様、ご無事で何よりです。
シルバー）セベク、ここは医務室だもう少し音量を...すぅー
セベク）寝るな、シルバー！

カリム：ああ、それだけ言ったらついて行くっていうから…
麗奈：……あぁ、そっか…私お母さんにも捨てられたんだ…（母親によってどこかに捨てられたような供述をしていて）
リリア：ふむ、あまり言いたくはないが虐待を受けていたのか

キルティ）(説明が足りない・・・)
キルティは心の中でため息をついた。
マレウス）捨てられた？
セベク）シルバー、起きろ！
シルバー）すぅー