どうやら俺は不思議系男子…のようです（募集）

…はい…頑張りました。…奢って頂いた人を待たずして先に食事をしてはいけない…祖父からの教えです。あ…お茶…ありがとうございます…喉に詰まらせたら死亡フラグ確定でした…。

（トレイを持ち相手が向かい側に腰を下ろして助かったと言って貰えれば嬉しそうに頷いて頑張ったと告げて。彼に先に食べていてよかったのにと言葉にされるも祖父からの教えがあるためそれに従ったのだと伝え、自分のトレイの手前に置かれたお茶にお礼を口にしつつ、このお茶がなければ下手をやらかした場合は天に召されていたと染々話して。自分を犬っぽくも猫っぽくもあると告げられそして日向ぼっこの注意点まで教えてもらえれば「……犬猫に似てると言われたのは初めてです…可愛いので…何だか嬉しいです…よくハムスターに似てると言われるのですが…実は獰猛な奴だと思われているのでしょうか…。…はい…日向ぼっこは寒い時は諦めます…」犬猫に似ていると彼に言って貰えてはどちらも可愛くて好きなため嬉しいですとはにかんで。しかし人からはよくハムスターに似ていると言われる事が多く、ハムスターは共食いをする生き物なため実は自分は獰猛だと思われてるのではと何とも言えない表情をして。目の前で手を合わせ箸を取った彼の姿に此方も手を合わせて「いただきます…ん…天ぷら…美味しいです…」箸を持ち、挟んだ天ぷらをつゆにつけて口に運ぶ。大葉だろうか…爽やかな香りが鼻に広がり幸せそうに美味しいと漏らして）

斎藤のじいさんはしっかりした人だったんだな。お前はじいさんこだったりしたのか？…天ぷらで喉を詰まらせたやつの話は聞いたことがないが…まあよく噛んでゆっくり食べろよ。（　相手の祖父の教えは一般常識ではあるものの意外とその常識を守れていない人は多い。相手が高校生にしてそれが備わっているのもきっとその祖父のおかげなのだろうと思い微笑ましげにやや目を細め、おじいちゃん子だったのか尋ね。お茶の礼を些かオーバーに言う相手は冗談なのか本気なのかイマイチ読めず、とりあえずよく噛むようにすすめておき。相手はやはり何処か不思議な感性を持っているらしく、ハムスターに似ていると言われて獰猛と捉える感受性に箸を止めて相手を見る。何と言えば良いのか言い淀んだあと「…ハムスターは確かに獰猛な一面もあるが、多分ソイツはそういう意味じゃなく単にお前のことを可愛いと言いたかったんだと思うぞ。その似てるってのはお菓子食べてるところか見て言ったんじゃないのか？」まだ相手と会って半日足らずの自分が分かったようなことを言うのは間違っているかもしれないが、第一印象から相手がとても獰猛な一面を持っているとは思えずに。もしかしたらハムスターに似てると言った人は相手がお菓子を頬張る姿を見て言ったのではないかと考えて。「…嗚呼、鯖もおいしい。…そう言えば斎藤は学校から家は近いのか？」天ぷらを頬張る相手の表情に一瞬目を奪われてスッと目を反らせば鯖を一口口にして美味しいと零し。ふと相手を引き留めて食事に誘ったが、遅くなって帰りは大丈夫なのかという心配生まれ家は近いのか尋ねて　）

はい…祖父は優しくて色々なことを教えてくれるので祖父の家にはよく遊びに行っていました…おじいちゃん子…そうですね…尊敬するに値する人です…俺は大好きです…今も…。…わかりました…よく噛んで食べます…。

（相手の言葉は何だか祖父を褒められた気がして嬉しそうにこくりと頷いて色々教えてくれた優しい祖父が今でも尊敬していて大好きなのだと告げて。おじいちゃん子と問われれば自他ともに認めるおじいちゃん大好きっ子で間違いはなくよく遊びに行っていたと伝えて。自分を気にしてくれる彼は祖父よりは遥かに若いが何だか少し似たような空気を持つ相手に早くも心を許していて。こう見えて意外に警戒心もある。人は人を騙すもの信用しすぎてはいけない─これも祖父からの教え。今まで忠実に守ってきているが真正面で鯖を食べている相手には当てはまらないのだと直感が告げていて。自分はハムスターに似ていると言う話を茶化すでもなく真面目に聞いて答えてくれる彼に「……ん…お菓子を貰って食べてました…そう言えば…俺は深読みし過ぎていましたね…。美味しく感じるものは体が欲しているものだと祖父は言っていましたよ…宮本先生の体は鯖が食べたかったんですね…」そう言えばお菓子を食べていたなと思っては自分が深読みし過ぎていたのだと悟って。鯖を美味しいと言っている様子にふわりと笑み浮かべてそう伝えてはパクリとまた天ぷらを食べてご飯も口へと運んで。もぐもぐしっかり咀嚼して飲み込めば続いての問いかけに「家から学校まで歩いて20分ぐらいなので近いです…」と答えてはまた定食を突っついて口に入れて）

へぇ…そこまでいうならちょっと会ってみたかったな。それに深読みは悪いことじゃない。それだけ相手側の立場に立って物事を考えられてるとも言えるしな。にしてもハムスターが獰猛なんて良く知ってたな。飼ってたりするのか？（　相手が尊敬するという祖父はきっと聡明な人だったのだろうと思えば存命なら会ってみたかったと目を細め。深読みしすぎたと悟った様子の相手には決してそれが悪いことではなく、必要なことでもあるためそれを告げればふとハムスターが獰猛なんて発想をするのは飼ってたり好きだったりするからだろうと疑問に思い、定食の味噌汁に手を伸ばしつつ尋ねて。「体が鯖を欲して…なるほな。でもそれは一理あるかもしれない。青魚は脳の働きに良いって言うだろ。生き物の大半は寒くなるにつれて脳の活動が鈍くなるからそれで鯖が欲しく食べたくなったのかもな。」己の体は鯖が食べたかったと言われれば目を瞬かせたあと鯖の定食に視線を落とす。暫し考えを巡らせたあと相手に視線を向け、理系の教師っぽく少しうんちくを並べ立てては相手の言うことが正解だと頷きまた一口鯖を箸で切り分けて口にして。「…20分か。もう外も暗くて寒いしお前が良ければ食事付き合って貰って礼に送らせてくれないか？」相手の家は学校から徒歩で20分。近くもなく遠くもない微妙な距離。だが今の季節朝晩は冷えるし己が食事に誘わなければ相手はもっと早くに帰宅出来ていたかもしれないので、責任を取るためにも送らせて欲しいと頼み　）

……宮本先生は…俺を否定しないんですね…祖父と何だか少し似ている気がします…だから…もし祖父が生きていたら先生と仲良しになれたかもです…。ありがとうございます…嬉しいです…そう言って貰えて。…あ、ハムスターは実家で飼っていました…もう彼とは会えませんが…。幸せな時間を過ごさせて貰いました…。

（自分を否定しないで受け止めてくれる彼に、はにかんだように口元を緩める。祖父と少し似ていると口にして。自分の祖父に会ってみたかったと言ってくれることも嬉しくて、きっとおじいちゃんが生きていたら彼とは仲良くなれたかもと伝えて。自分の深読みしてしまう所も良いところだとさっきから褒め殺しにあっているような気持ちになりつつ何だか少し気恥ずかしい。淡く頬を色づかせながらお礼を告げ、ハムスターは実家で飼っていたことを話して。彼も自分が家を出る少し前に亡くなってしまったが悲しいばかりではない。楽しいことも全部覚えているから幸せな時間を過ごせたからこそ自分の心は悲しみだけに囚われることなく穏やかであって。美味しく感じるものは体が欲しているもの…祖父の教えをそれも一理あると言ってくれる相手から語られる見解もきちんと口を挟むことなく聞いていて。「…なるほど…寒さで鈍くなる脳の働きを活性化させるために青魚を美味しいと感じさせる…ということですね…素晴らしいです…」一人納得したように呟き、こくこく頷いて。そんな彼から送らせてくれないかとのお誘いにきょとんとして「…食事を一緒に食べてくれて…奢ってまでくれて…お礼まで貰ったら俺…罰が当たってしまいそうです…でも…貴方がそう言って下さるなら…罰でも何でも受けます…一人で帰るのは寂しいですから…一緒に帰って下さい…」でも直ぐにその表情は柔らかくなり一緒に帰って下さいと頭を軽く下げて）

まあな。物事の考え方やら捉え方なんかは人それぞれ違って当たり前だし、自分とは違うとは思ってもその考え方事態を否定するのは俺の性に合わないんでな。お前のじいさんと…？それは光栄だな。…お前のハムスターさんはオスだったのか。（　口元を緩める相手の言葉で微妙な言い回しだが、宮本先生“は”と聞いて、己以外は相手を否定したのだろうかと考えつつ持論を肩を竦めて述べ。そして相手の尊敬するとまで言っていた祖父に少し似ていると言われ烏滸がましく感じながら光栄だと頷き、残り少しとなった焼き鯖を白米と一緒に咀嚼して。ハムスターをまるで敬う言葉の言い回しに本当に大事だったのだと思えば嫌味ではなく敬意の意味を込めてハムスターにさん付けをして微かに笑いを零して。「…いやまあ。…罰って…ふッ、やっぱお前面白いやつだな。じゃあ罰として一緒に帰って貰う代わりにその間俺の話相手にでもなって貰うかな。」青魚のうんちくを真剣に聞いてくれる相手に少々照れくさくなり視線を逸らすも、続く罰が当たってしまうとの言葉に目を瞬かせて。やっぱりどこかずれていると思うが柔らかな表情を見れば嫌がっていないことは分かり、自分が受け入れられているような気分になれば胸がじわりと熱くなる感覚を覚え。今日会ったばかりなのに不思議な気持ちになれば滅多に笑うことなどないが小さく吹き出せば口元に手を当てて微笑みを浮かべて。それからはあまり遅くなってもいけないと思い残りの焼き鯖定食を食べ進め　）

そういう所も祖父と似ています…違うものも違うものだと受け止めてあげなさい。否定は悲しみしか生まないって…祖父が…。はい…立派なオスでした…。

（彼のくれる言葉はやはり祖父の言葉と似ている。ここまで似た考え方を持つ人物を自分はきっと知らない。この先出会えるかも分からない。彼と出会えたことも奇跡─奇跡は幸せの象徴であり、小さな幸せは案外目を凝らしてよく見ていれば不思議と近くにあったりする。それを汲み取る力があるかないか…幸せだと感じるか感じないか…。彼と出会えたことは偶然。ただ彼が赴任してきたそれだけのこと─でも自分はそうは思わない。この縁を偶然を…奇跡を…大切にしたいと思って。彼の言葉に頷いて、やっぱり祖父と似ていると笑っては祖父が教えてくれたことを彼に伝えて。ハムスターさんと継承をつけてくれることは嬉しくてこくこく頷き、“立派なオスでした”返答として正しいからは分からないが、しみじみ告げて。そんな彼は吹き出す。ぱちくりと瞳を瞬きさせてきょとんとするも「……それ…罰じゃないですよ…？もちろんお話しながら帰ります」不思議そうな表情を浮かべるも最後はふんわりと笑って言葉紡いで）


　

俺はお前のじいさんほど出来た人間じゃないと思うけどそれなりに年取ったってことかもなぁ。…今住んでるところでは飼えないのか？（　似ていると言われて、普通他人の祖父に似ていると言われても反応に困るところだが何故か相手から言われると不思議と嬉しさに似た感情を覚える。己は10代のころから考え方が爺臭いと言われていたからその所為もあるのかと思えばそれなりに年を取ったのかもと肩を竦めて。ハムスターについてしみじみと告げてくれる相手を見遣ればアパートなんかでもペットOKのところはあるため今は飼えないのかと尋ねて。「教師との会話なんて生徒からしたら罰なようなもんだろ？まあそれは置いておいてそろそろ行くか。」それは罰ではないと不思議そうな表情を浮かべる相手にそこはツッコむんだなと少しおかしな気持ちになりながら、このあと相手と帰るのを楽しみにしている自分にはまだ気付かずにいて。定食を食べ終えて手を合わせてはそろそろ行くかと自分の腕時計に視線を落としてから尋ね　）

…俺は…宮本先生の事…素敵だと思いますけど…はい、最初はペットは飼って良いとなっていたんですが…大家さんが途中で変わられて…ペット不可になってしまって…。　


（自分の祖父と似ているなんて本来なら微妙な褒め言葉なのにその表情はどこか嬉しそうに見えて。それが嬉しいから余計に彼の謙遜の言葉が気になっては、先生は素敵だと思うと自分が思ったままを口にして。染々ハムスターについて話していれば飼えないのか？と疑問に感じたのか彼は尋ねてきて。実は部屋を探す際にペット可となっていたこともあり入居したのだが、途中で大家さんが変わってしまい、その大家さんが動物嫌いの人のようでペット不可になってしまったのだと告げて。たまたまペットを飼っている住人もおらず揉め事にもならない代わりにすんなり決定になってしまって。「でも…実家で仔猫と仔犬を飼い始めたみたいです…母親が送ってくれるんですけど、俺の携帯に写真がたくさんあります…すごく可愛いです…だから寂しくはありません…今度宮本先生にも見て貰いたいです…。…他の人は分かりませんが、俺にとっては罰ではありません…あ、はい…ごちそうさまでした…行きましょう」でも寂しくはないのだと相手に話す。実家で仔猫と仔犬を飼うことになったらしく母親が写真を送ってくれることを付け加えてはそろそろ行くかと口にした相手にちょうど天ぷら定食を食べ終えて手を合わせては頷いて鞄を背負って空になった食器の乗るトレイを持ち返却と書かれた棚へと運んでいき。食堂を利用したことなく右往左往していたのに返却だけは他の生徒が返したりしているのをパンを買った際に見ていたようでそこだけは問題ないようで）


　

俺はそうやって人のこと褒められるお前のが素敵って言葉が似合いだと思うよ。じいさんの意志ちゃんと引き継いでんだろうな。…大家がか…。まあ寂しくないってなら良かった。写真はまた今度ゆっくり見させて貰うよ。（　自分なんかを素敵だと言ってくれる人間はそうそういない。相手は高校生だがその言葉は社交辞令とも思えなくてほんの少し擽ったい気持ちになれば相手のが人としても出来ていると思い上記を述べて。大家が変わりペットが買えなくなって代わりに実家から子犬や子猫の写真が送られてくるという微笑ましい話を聞けばやや目を細めるも、まだ相手は未成年の高校生。寂しくないとは言っても学生の一人暮らしはきっと心細くなることもるのだろうなと思えば自分が相手の話に付き合うことで寂しさを紛らわせてやりたいと思い、写真をみたいと小さく頷いて。それからトレイを返却口に返す相手に続いて自分も鞄を肩にかけてトレイを手にして立ち上がり返却すると彼と共に食堂を出て。「じゃあ、俺はこっちだから。裏門に車つけるから待っててくれるか？」昇降口まで来れば生徒用と職員用では下駄箱が離れているため職員用の下駄箱があるほうを後手に指差せば裏門で待っててくれるよう頼み。「じゃ、あとでな。…迷うなよ？」ちょっと変わっている相手なので実は方向音痴だったりもするのかと思えば少し冗談を言い答えはまたずに手をひらつかせて職員用の下駄箱へと向かって　）

……恐縮です…はい…ちゃんと携帯持ってきます…その時は是非見て下さい。　

（何だか今日はいっぱい彼から褒めて貰える日だな…嬉し恥ずかしの心境で照れ臭そうに“恐縮です…”そう返しては彼が写真を見てくれると答えて貰えたことが嬉しくて。ちゃんと携帯を持って来ますと…その時は写真を見て下さいと笑って告げて。相手とは靴箱のある位置が違う。その認識はきちんとあったのでどこで合流するのだろうと思っていれば彼は車通勤だと判明。裏門で待つように言われれば「分かりました…宮本先生をずっと待ってます…拾いに来て下さい…」少々重いことを言いつつ歩いて行く背中を見送って。自分は真っ直ぐ下駄箱に向かい靴を上履きからスニーカーに履き替えて上履きを片付けては裏門へは流石に迷子にならずに向かって。ボーッとしながら待っていて）　　　　　

…素直で面白いやつ…拾いに来て下さいって…やっぱ犬みたいだな。（　相手と別れてから教員用の下駄箱へ向かう途中、一人呟いては微かに笑いを零す。今日会ったばかりというのに本当に不思議なやつ。時計が壊れていたのも何かの巡り合わせと思えるほどに。と言うが流れで相手に実家のペットと写真を見せて貰うことになったがそれは必然的に相手とまた話すということ。楽しみ…と淡い感情が胸中を渦巻くも小さく首を横に降って靴を履き駐車場へ向かって車に乗り込むと裏門へと車を走らせる。と、相手は当然だが其処に居て、寒空の下佇む姿を見ては本当にずっと待っていそうな姿に静かに息を飲み。ふぅと息を吐くと相手の前にゆっくりと車をつけ助手席側の窓を開けて「おまたせ。乗ってくれるか？」流石に初対面の男子生徒に降りて態々ドアを開けることもないかと思い、ロックを解除して乗るように相手を見て目配せして　）

……宮本先生…はい…乗ります…ここ…引っ張れば良いんです…よね…？…ん…開かない…もっと力入れて良いのかな…壊れませんか…？…んん…っ…あ…開きました…失礼します…。　

（車が近づく際に鳴るタイヤの音と窓が開いて聞こえた彼の声にピクリと反応してそちらに視線を向けて。彼の姿を捉えるとそれまで無表情だった表情をぱぁっと明るくさせて歩み寄り。彼の言葉に助手席に乗って良いと言うことなのだなと理解しては“乗ります”と頷くも実は車に乗るのは随分久しぶり。母親が車の免許を持っていないこともあり車に乗る機会も早々無くて。祖父は車の免許を持っていてたまに乗せて貰っていた日のことを思い出しつつ彼に確認を取りながら車のドアに触れて開けようと引っ張るも力加減が分からずに開けられず眉を下げる。でもそれで諦めることはなく再トライ。壊れないかな…と心配から漏らしながらも一回目より力を入れて引っ張ればガチャっとドアは開いて。嬉しそうに表情を緩めてはにかんでは開いたドアから“失礼します”と車内へ入って座席に腰を下ろしてドアを丁寧に且つ半ドアにならないように閉めてはシートベルトを掴んで引っ張り出して此方もカチリと音が鳴るまで差し込んで「…お待たせしました…運転…お願いします…」ふうと一仕事終えたように息を吐きつつお待たせしましたと告げ運転をお願いしますとぺこっと頭を下げて）

お前…乗るのは手間取ってたのにそこはしっかりしてるんだな。（ 車に乗り込むのに手間取る様子にやはり降りて手伝ってやればよかったかと反省するも無事に乗り込み助手席座るのを見れば安堵して。それから半ドアにならないようにドアを締めてシートベルトをする様子を見れば普通の人が緊張していると失敗したり忘れたりしそうなところはしっかりやっていて、馬鹿にするのではなく少し可笑しそうに笑い。「握力が弱かったりするのか？」ドアを開けるのを手間取ったのを握力が弱かったか手が悴んでいたのかと結論に達すればそう問いかけつつ「だいたいでいいから家どの辺か教えてくれ。」と自宅の場所を問い　）

……？そうですか？祖父にシートベルトと半ドアは気を付けるように言われていましたので…。

（彼が可笑しそうに吹き出す様子にこてんと首を傾げて。まあ自分は祖父にシートベルトと半ドア…その二つは気を付けるように言われていたのだと告げて。握力が弱いのかと気遣ってくれる彼にふるふる首を横に振る。体育で握力を測定した時に出た数値は年齢相応の平均握力であったので弱いと言うほどでもない。「いえ、握力は弱くないです…ただ…久しぶりなので力加減が分からなくて…何かの弾みででも壊してしまったらと思ったら…」彼に弱くないことを伝えつつ、久しぶりだから勝手がわからなかった旨を告げて。一番嫌なのは自分の物ではないものを壊してしまうことだ。だから最初は敢えての控えめな力でドアを開けようとしてしまっていて。意外と力を入れても壊れたりしないのを改めて確認出来て。そんな彼から住所を聞かれ「えっと…商店街方面です…レンタルショップの裏側のアパートに住んでいます」商店街方面であること、そして目印となる建物を伝えてその裏のアパートが住まいなのだと口にして）　

何かの弾みって…車のドアが人の力で壊れたとしたら俺の車が不良品かオンボロってことになるだろうな…。それにお前のじいさんの教えはやっぱりちゃんとしてる。（　首を傾げるのを横目に何かの弾みで車が壊れたらと気にする相手に目を瞬かせる。車のドアが壊れるなんてのは相当な力…事故にあったり上から鉄骨でも落ちてこない限りまずあり得ない。冗談にしては本気な面持ちに人に気遣いが出来る良いやつなんだなと納得しつつ上記を肩を竦めて答えて。「レンタルショップの裏側…ちょっと待ってな。あー此処か。…斎藤はバイトしてたりするのか？」相手からだいたいの場所とわかりやすい目印を聞くとスマホを取り出してレンタルショップの場所を検索する。なにぶん今日赴任して来たばかり。土地勘はまだないので地図アプリに頼って大凡の場所を頭の中にいれると無音では気まずいかと思いラジオをつけてから車を発進させて。しばらく走らせて赤信号で停まったところで相手に視線を遣りバイトはしてるのか尋ね　）


（／背後から失礼します。斎藤くん、お菓子をみんなから貰っていたりおじいちゃんっこなところがとても可愛らしいです。
今回はこの後の展開の相談をしに馳せ参じました。このあとですがやりたい展開はありますか？ いまのところ此方の候補と致しましては、①学校の化学室にて宮本のお手伝いをしてもらい、その時にどちらかが薬品（塩酸など）が誤って掛かり偶々保険医不在の保健室へ…。②学校の屋上で斎藤くんが理不尽な先輩に絡まれるところ宮本が遭遇　③学校以外の場所で偶然合う。など考えてみましたがもし背後さまがやりたいお話があれｂそちらを優先したく思います！　）

…人間の体は予期せぬ時に膨大な力を発揮する事があると言います…超能力もそれの一種だと言われています…。残念ながら俺に超能力はありませんが、いつ何時この現象が起こるかわかりません…その人の大切な物を壊したくはないですから…。

（　彼にもし車が壊れるようなことがあればそれはオンボロか不良品だという彼にポツリポツリと語り始めて。最終的な結論はその人の大切な物を壊したくないであって。自分には超能力は備わってはいないがその現象が起こる確率がゼロではないなら注意して然るべき事であると言える。自分にとってそれは苦ではなく当然のこと。気にしすぎだと言われても自分が慣れるまではきっと気にしてしまうだろう。しかしそれで誰かを不快にさせたり傷付けたりする確率を減らせるならその方がいい。そんな風に思っていれば車はちょうど赤信号で停止する。ふと彼がスマホを操作しながら此方の家の場所を把握しようとしてくれている姿にこくっと頷き「はい、そこが現在の俺の生息地です…アルバイトはしています。お母さんの知り合いの人が部屋にあるパソコンにたまにデータを送ってきてくれるのでそれ元に表やグラフを作成したり…所謂雑務をやらせて貰ってお金を貰ってます」生息地なんて妙な言い回しをしつつ、次の質問には知り合いの人からの厚意で様々な雑務を仕事としてやらせて貰い、お金を貰っているため賃金が発生しているためこれもアルバイトと言えるかなと彼に話して　）



（/ありがとうございますっ。仁先生もクールな感じででもきちんとお話を聞いて下さる優しくてかっこよくて素敵なお人だなと染々思っております…。

はいっこの後の展開決めていきましょう。あなた様が挙げて下さった内容全て良いですね…どれか一つを決めるのではなく全部盛り込みたいです。例を挙げるなら①をやってから③やって②をやる…のような感じで。私がやりたい展開としましてはこの後ではなく今後なのですが、仁先生と司がある程度打ち解けて来た辺りから…司が風邪を引いてしまい部屋で倒れてしまって連絡もなく欠席している司を仁先生が心配して部屋を訪れて下さる…とかやってみたいなと思いました…！後は放課後、他の教員に備品の買い出しを司が頼まれ…一人じゃ心配だからと司に買い出しを頼んだ教員に司を見てやって欲しいと頼まれて一緒に二人で買い出し…とか楽しそうだなと思いましたっ　）

火事場の馬鹿力みたいなものか？……なんか斎藤なら目覚めそうだよ、超能力。（　相手の語り始めた話に若干心配しすぎではと思うも、確かに可能性が0だとは決して言い切れないため神妙な顔をして頷き、火事場の馬鹿力のようなものかと。超能力がないことを残念ながらと言う相手に、超能力が欲しいのだろうかと思えば皮肉でも嫌味でもなくて本当に目覚めそう…何なら今でも目覚めてるのはないかと思いながら上記を述べて。「…生息地ってお前がハムスターかなんかみたいな言い方だな…。まあいいけど。…データ入力か。在宅ワークみたいなもんか？俺もデータ入力なら論文書く時くさるほどやったよ、まあ…今でもやってるけどな。でもその歳で一人暮らしにアルバイトは大変だろ。…よくやってると思うよ。」また不思議な言い回しをする相手にアパートで“生息する”相手を思い浮かべては微かに笑いを零し、アルバイトについて聞けば器用なことをしてるんだなと感心しつつ質問して。暫くして彼のアパートのすぐ近くのレンタルショップにつけばその路肩に車を停車させ、細い体で頑張る相手に労いの言葉を向けて　）


(／お褒めの言葉有難う御座います…！
全部盛り込みたいとのお言葉…こんなあやふやな提案に恐縮です。背後さまが上げられたお話を是非全てやっていきたいです。王道の風邪は外せませんよね。備品の買い出しも一緒にご飯を食べに行ったり何か出来そうなので楽しみです。では、
①化学室でのお手伝いからの怪我して保健室
②備品の買い出し
③風邪
④屋上か街で偶然、その他
のような流れにしましょうか。だいたいなので勿論その時々で臨機応変に変更していけたらと考えております。）

…そうです…火事場の馬鹿力です…侮ってはいけませ…そうですか…？嬉しいです…。

（　神妙な表情をした彼からの問いにこくりと頷く。可能性が０ではないため侮ってはいけないと言葉を紡ぐも“斎藤なら超能力が目覚めそう”と述べた彼にそちらに意識が持っていかれ嬉しそうにはにかんで嬉しいですと告げて。続けられた二つ目の問いかけに「俺…変なこと言っちゃいましたか…？はい、その分類に入るかと…いえ、俺より大変な人はいると思います…宮本先生とか、大人の方が色々と大変で苦労が多そうです…でも…そう言って貰えてすごく嬉しいです…」不思議そうな表情をしているも在宅ワークかと言われその分類に入るかとと答えつつも自分より大変な人はいるとその筆頭が彼も含めた大人だと付け加えて。ふと彼が見覚えのあるレンタルショップの路肩に車を停めてくれたのに気づきそして自分を労ってくれる彼に満面の笑顔を見せて「…宮本先生…今日はありがとうございます…すごく楽しかったです…嬉しかったです…このご恩は決して忘れません…気を付けて帰って下さいね、おやすみなさい…また明日学校でお会いしましょう」流石に家とは目と鼻の先。彼に態々車から降りて部屋まで送ってくれなんて烏滸がましい事は言わない、迷惑はかけたくない。少し寂しいがまた明日彼と会えるのだと思えば辛くはなくて。ぺこりと頭を下げて今日のお礼諸々を告げてシートベルトを外し、ドアに手をかけて車から降りると再び彼に頭を下げると顔を上げ、手を軽く振ってはパタパタと裏へと駆けていって　）



（　/あやふやなんて、とても素敵な提案でしたので全部やりたくなってしまったのです…。ありがとうございます…ですね、王道は外せません。言われてみればそうですね！またもや素敵な追加要素ありがとうございます！是非ご飯も食べに行かせましょうっ。わかりやすく纏めて下さって感謝しかありません。はい大体そのような流れてやって参りましょう！臨機応変は大事ですよね、了解致しましたっ　）

…変なやつ…。（　相手が車から降りてパタパタと去っていく背中を見ながらポツリと呟く。変な奴ではあるが相手の話や声、表情にはなぜか惹かれるものがある。そして相手の本質、人間性は下手な大人よりもずっとずっとしっかりしていて思いやりの深い青年なのが窺い知れて。今日会ったばかりの生徒、相手のことなんて殆ど知らない。「…おのご恩って大袈裟なんだよな…。鶴にでもなって恩返しにくるつもりか？」ラジオの掛かる車内ポツリと一人呟いてはこの学校生活、楽しくなりそうだなと小さく微笑み溢してアクセルを静かに踏み込んで　）


…まあ…居るわけないよな。（　赴任してから数週間後の６限目の化学の授業。この日は化学室で実験をしたのだが、片付けを含め準備室の整理をするのに人手が欲しく。本来なら生徒の中で事前に決められている各教科に振り分けられた係、自分の教科の場合は化学係がいてその生徒に頼むのだが係の２人ともインフルエンザで欠席で。その為、“ 飯をおごるから手伝って欲しい ”と授業終わりに生徒たちに呼びかけるも当然誰一人いなく。みんなの前では名乗り出にくい生徒もいるかもしれないと思い、“その気があったら残ってくれなー”と呼びかけはしたものの、生徒たちも部活やらで忙しい身。面倒な片付けなどしたくはないだろう。授業終わり残る生徒はいなくて上記を呟いては、仕方ないから一人でやるかと化学室内にある化学準備室の扉に手をかけて　）



（／此方こそ素敵なご提案感謝しております。一緒にご飯も賛同して頂き嬉しいです。流れの把握についても有難うございます。早速ですが①の化学室のお話に転換させて頂きましたが、怪我するのどちらにしましょうか？たまたま棚が古くなっていて司くんに誤って掛かってしまうか…それを庇って宮本に掛かるかなど考えましたが…どちらでも良いですし怪我の仕方は思いつきなのでロルの流れで決めても良いです。）